原題 Grace is gone.

戦争という仕事が存在する国が多くある。
アメリカという国もその内の大きな国である。
戦争をTVやパソコンでしか体験出来ない国でもある。
いつも争いは外部なのである。
自国の兵士が死ぬ、それは想定された死である。
そして敵という相手の兵士も死んでいくのである。

平和というお題目のために戦いがあるらしい。
幸せのために戦いはあるらしい。
そのために死は存在するらしい。

敵も見方も死以上のモノを得ると確信しているのだろう。

そして殺し合いは続く。
映画の中にアメリカの病理がある。
消費だけの世界、欲望のままに、走り続けなければ存在しない国。
どうして、いったん休憩して考えてみようとしないのだろうか。

魔法の庭は、いつまでの経っても魔法の庭であるのに。




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