なんかホットゾーンのカバーの様な作品でしょうか。
昨年の新型インフルエンザのパンデミックにちょうど時期が重なり
製作者側をしては良かったのかもしれませんが。

かなり話の流れに無理があり、出血熱を思わせる症状がありながら
その病原体同定まで長時間を要する。さらには飛沫感染する出血熱の
ようだ。
さらには廃墟と化す都会の中で病院周辺だけは機能している。

アカデミックも行政はもっと声を大きくして現実の情報を透明化して
風評被害が起こらないようにすべきなんでしょうね。
メディという装置は常に面白おかしく記事を書きがちです。

血清療法が効果を示し(女医さんは亡くなりますが)、6ヶ月後には
ワクチンが出来た(これ治療ワクチンなんですかね?予防ワクチン
なんですかね)事でパンデミックは収まった。
まあ、かなり無理やりな展開ですね。

いずれにしても、あまり出来の良くない作り話というところでしょうか。

要するに感染者との接触を断つ、これが最も効果的な対処法ですよね。
すでに鈴木 牧之の「秋山紀行」の中の天然痘を村に入れない智恵として当たり前の事なんですけど。

評価すべき点としは、利他的に働く医療関係者の姿だろうか。
他者のために働く医師、看護師、医療従事者の姿はある意味間違いないだろう。

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