図書館本

大成氏(1969−)が大学卒業後2年間の森林組合職員としての経験そしてその後の大学院生および大学助手、フリーランスという人生の中で知見から種々な森に関連する仕事を紹介している。
誤解を恐れずに書けば、やはり林業関連の公務員が一番お徳で楽な感じですね。それに比べて炭焼きであったり、森林組合職員等として現場で実際働く人達が貨幣という物質での劣勢だけでなく、安全という文脈においても非常に不利であるということだ。
森林の目的が林業より環境という指標に国民の目が向いている現在、多くの若者が森やそれに関連する現場で働きたいと考えている。多くの場合、儲けようとは考えてはいないであろう。森という自然とともに生かされる自分を思い描いているのではないだろうか。養老孟司さんが言う脳化し都市化した社会から身体性に基づいた生き方をしたいという人々が確実に増えているのであろう。
内山節さんの「仕事と稼ぎ」という文脈から言えば、共同体を包含する森を仕事場として、市場経済という社会の中で生活するために貨幣を得るという生き方がありそうだ。


森林で働く (なるにはBooks)
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