サラダボウル化した日本 若林亜紀 光文社 2007
図書館本

内部告発や公務員批判とは違う一面を見せてくれた一冊

日本国内に居る外国人。
いわゆる3K職種で働く人、違法就労する人、留学生、IT技術者、外資系サラリーパースン等々 そしてその家族。200万人以上が在留届けを提出している。
外国人労働者無しでは既に成り立たない日本経済を外国人労働者が働く現場から詳細にルポしている。そして外国人の子供が通う学校やその周辺からのレポートもある。

ヨーロッパで見られる移民排斥運動は日本においても対岸の火事では既にない。国という枠組み自体がEUに見られるような通貨統合等でゆるい関係性の中で存在するようになるのだろうか。
労働と賃金、そこに人種問題や差別問題が存在するときナショナリズムという魔物が蠢くように思う。日本国内のおいても外国人居住者の割合が地域により異なる、その様な状況の中でいかに共同体として共生していくのかが実は日本の将来を左右する大きな課題なのであると言う事が本書から理解出来る。


サラダボウル化した日本   Welcome or Reject (光文社ペーパーバックス)
サラダボウル化した日本 Welcome or Reject (光文社ペーパーバックス)
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