アフリカ 苦悩する大陸 ロバート・ゲスト 東洋経済新聞社 2008
図書館本

経済という立ち位置からのアフリカ観察。
歴史と市場経済という流れの中で翻弄されるアフリカ大陸がある、勝手に国境線を引かれて、部族対立や民族紛争に導かれていく。レアメタル、ダイヤと言った資源のために進出する所謂先進国。
市場経済という文脈の中では貨幣が最大の力なのは間違いないのだろう。そして、その貨幣という麻薬にも似た物質のために血が流され不正が行われていく。GDPでは計算出来ない幸福度は常に度外視されて発展開発という流れに身をゆだねざるを得ないのはアフリカも他の諸国も同じなのであろう。
果たして本当に先進国と言われる国々の人々ははアフリカの貧困や紛争を解決して同じ人間として地球上で存在したいと考えているのだろうか?
そんな疑問を抱いた書であった。

第1章 吸血国家―エリートによる、エリートのための独裁主義
第2章 ダイヤを掘る、墓穴を掘る
第3章 「眠れる資産」が繁栄へ道を拓く
第 4章 セックスは死と隣り合わせ
第5章 宿怨の三つの温床―部族主義、派閥主義、人種主義
第6章 どうする?援助と自由貿易
第7 章 でこぼこ道と盗人警官
第8章 ハイテク技術は「貧困」を救えるか?
第9章 南アフリカは「希望の星」になれるか?
結論 一歩ずつ確実に―「豊かな」未来へ向けて


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