いのちの食べかた 森達也 理論社 2004
図書館本

読んだ本は2006年7刷
非常に上手に構成されていると思いました。本書は若い方に向けて書かれています。
おそらく小学生くらいから読めるでしょう。

これまで何冊かの食肉業界関連の書籍に触れてきました。そして差別問題にも興味を持って書籍を元に知る努力をしてきました。本書は簡単にいえば、これまで読んできた書籍のすべての情報が織り込まれています。それも非常に分かりやすく。
大人も含めて、牛や豚、鶏の姿は知っていて、スーパーマーケットで肉になった牛肉、豚肉、鶏肉は知っている。ではどのような過程で肉片になっていくのか?なぜその過程を見せたがらないのか。そんな単純な疑問の答えを探す旅が本書の始まりである。そして壮大な歴史の中に読者は導かれていく。
歴史というものは支配者側から作られた歴史を表の歴史として伝えられているが、実は被支配者側あるいは常民からの裏の歴史も現実にあった出来事を伝える歴史である。そこに差別という事象を解決する糸口があるように思えてならない。
ヒトがヒトを差別するという現実がどれほど無意味であるか、それは「知る」事への努力により解決することを森さんは語っていく。
「知る」こと、そして「考える」ことを子供だけでなく大人も求められているのです。



いのちの食べかた (よりみちパン!セ)
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