伊豆の自然を守る会 「イノシシの猟期延長」の反対理由

基本的にはこの方の考え方に同意します。
獣害というのは人から見た現象でしかないですよね。

勝手に人工林を作って、手入れをしてこなかった。当然彼らの餌は減る訳です。
下記の内、狩猟がスポーツというのは同意できませんがね。
文化としての伝承は必要だと思います。

1.イノシシによる農作物に対して被害が増大するようになったのは
  単にイノシシの生息数が増えたからということではない。
2.山の奥には餌がないのでイノシシは生息できない。
  それはシカにおいても同様である。
  したがって、里に下りて人が栽培している物を食べざるをえない状況にある。
3.特定猟具禁止区域(人家近くに指定されている場所等)など
  狩猟者が狩猟を行えない場所が生息場所となっている場合が多い。
4.生息数の多い地域は狩猟者が極端に少なくなっている(狩猟者の高齢化)。
5.狩猟者の激減をすぐ前に控え、狩猟に期待をかけるのも間違いである。
6.多くなりすぎている地域の、野生鳥獣の個体数調整は
  「植物の管理」と「動物の管理」が必要であり
  「専門的知識と技術」を持った「プロ」組織をもって対応すべきである。
7.鳥獣保護区など山奥を野生鳥獣が住める環境に整備するべきである。
  そうすることにより、あらゆる山の働きが健全化する。
8.このまま、捕獲主義を進めると野生鳥獣は絶滅する。
  そして、「山は荒れ」人の住めない環境と変わるはずだ。
9.狩猟文化の継承を図るべきである。
  狩猟文化とは「鳥獣の命をいただいて、それを食物として頂く」
  その行為により鳥獣の間引きができ、増えすぎ防止となり保護となる。
  「現代は狩猟をスポーツとして人の健康増進」にも役立ている。