瑠璃の森に棲む鳥について 山尾三省 立松和平 対談集I文芸社 2001

立松さんが圧倒的に喋りまくっている感じ。山尾さんの話を聞きたい者としては残念な感じがする。
あとがきの山尾さんの言葉を備忘録として残しておきたい。
日本の知識人と呼ばれる人たちや文化人と呼ばれる古い人たちの多くは、自分の立場をいとも簡単に、共同幻想的に無宗教と規定することによって、宗教性を追求することを放棄しつづけてきたのであるが、放棄しても放棄しても、人間が意識の善き追求としての宗教性を探らずにはおれない生物であるという事実から逃れることはできない。


瑠璃の森に棲む鳥について―宗教性の恢復 対談集(1) (対談集 (1))
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