監督です - ポレポレタイムスのぽれーっとした日常

僕はこのブログに書かれている山里にダムが来るを読んで、上流域の皆さんのご苦労やつつましい生活を知ることが出来ました。
水になった村の映画試写会の折に大西さんと文章を担当した菅聖子にサインをいただいたのを昨日の様に覚えています。
そして表紙の写真のおばちゃんが既にお亡くなりになっていることをブログで知りました。合掌

大西さんの仕事がこれからも上手くいくことを願ってやまない。

本を読んだ時の感想はこんなものであった。

北海道から九州までの9箇所のダム建設の現場でルポ。
本当に必要なダムや堰堤ってどのくらいあるのだろう。代替案はないのだろうか?
自然の恵みで生かされている人間がその母なる大地の森林を切り刻み、人間で言えば消化管のはずの川を一方的に堰き止める。
是非本書の写真だけでも見て欲しい、建築計画のある地域の爺ちゃん婆ちゃんの顔を。
都会の人の顔と違うよ。凄くいい顔している。それに眼がねをかけている人は殆どいない。
自然は人間の心も作り出す、そしてそれが顔に現れる。



山里にダムがくる
山里にダムがくる
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