鎌倉に居る時は図書館の本をネット予約出来るので
新刊なんかも結構すぐに読めるし、高価な本は希望すれば購入して
蔵書にしてくれることも多い。

さすがに西アフリカに居る現在は図書館予約もできず(出来るけど、
家からの送料を考えるとね)(笑)
もっぱら、昔買い込んだけど読んでない本を持ちこんでシコシコと
読んでいます。

特に感じるのは森関係の本。
森の荒廃(天然林や原生林の伐採、国有林の無策の植林、皆伐、人工林の放置)を何十年も前から指摘している。それにもかかわらずである。
これは都市化し、脳化社会になってしまった日本社会なのであろう。
ちなみに、脳化とは、こうすれば、ああなる的に頭で考えた通りに物事が運ぶという机上の空論的で、自然との対話等はまったく考慮しない事だと、自分では理解している。

脳化といえば養老さんであるけど、養老先生の昔の本はやはり面白いというか凄い。
バカの壁は、優秀な編集者の作品であり、タイトルの妙もあり大ベストセラーであるが。それ以前の作品、すなわちご自身で書かれた文章がよい。
養老さんは文化資本者であると同時に虫という切り口から自然資本者でもあるのだ。だから東大教授を定年前に自主定年したのだろう。まさに脳化してしまった東大を。

一時帰国すると沢山の古本やら新刊が届いているはずである。
楽しみでならない。

アマゾンのマーケットプレイスの1円の古本は嬉しいのだが、配送料と手数料で340円というのはなんとかならないかな。
過剰包装は最近変えつつあると書かれていたが、どうなったことだろう。

そんな事を考えて日曜日の朝である。