目がさめたら沢の音  つり人社 2008 2000円

15名の執筆者による別冊つり人「渓流」1996−2006にかけて掲載されたエッセイ等。
瀬畑雄三さんと高桑信一さんは複数の文章を書かれている。
瀬畑さんで始まり高桑さんで締めている。
最初の瀬畑さんの遭難記録でもあるし、本書の読みだしとしては読者に緊張感を与えてくれるし、源流釣行の厳しさを教えてくれる。

それぞれの沢登り、自然謳歌、渓流釣り、自分自身への対峙、葛藤だろうか。
軽いおちゃらけの文章もあるが、それはそれで楽しめるし、奥行の広い人生論にも近い文章もある。
単なる沢釣りと言ってしまえばそれまでかもしれないが、技術論だけでない自然からの恵みに裏打ちされた品のある文章に触れると幸せになる。


目がさめたら沢の音
目がさめたら沢の音
クチコミを見る