デモクラシーのコスト (内田樹の研究室)
ブログリーダーに溜まっていた内田さんの文章を斜め読みしていて、なるほどと思った。
「官僚の判断が仮に99%ただしくても、1%の誤りを犯すことがある。だが、そのとき彼らは「勝率99%」を理由にして、その1%の誤りを決して認めない。
民衆の判断は多くの場合誤るが、彼らは「何だかこの政策はうまく行っていない」と感じたら、100%の確率で意見を変える。
ビューロクラシーとデモクラシーの差はこの1%の差にしかない。そして、その1%が国家存亡の分岐点になることがあるという経験知が私たちをデモクラシーに導いたのである。」引用ここまで。

利他的であるべき官僚と利己的である民衆の違いはまさに1%なのだろう。

でも、デモクラシーのコストは日々上昇していっているのではと思ってしまうのである。