冬の伽藍 小池真理子 講談社文庫 2002

講談社 1999単行本 
3章からなる恋愛小説。夫を事故で失った薬剤師、妻を自殺で失った医師、その二人を取り巻く日常と非日常的出来事。いつもの様に事件、事故的な死があり、そこに人々の関係性が描かれているけれども、その展開が絶妙。1章を読み終えた時にはそれほどに物語の中に飲み込まれる事はなかったのだが、2章から3章そしてエンディングに向かう言葉の流れには知らない内に完全にその物語の中に入り込んでしまい、本を閉じる事が出来なくなった。
そんなオヤジをも泣かせる一冊だった。


冬の伽藍 (講談社文庫)
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