正月だというのに暗い話題で申し訳ありません。
世の中の動きを見ていると、どうしても戦争をしたいという文脈に
流されているように思えてなりません。
宗教はなんのためにあるのか?
原油は幸福への地球の贈りモノではないのか?
貨幣はコミュニケーション手段の役割を終えてしまったのか?

共同体の中の協働という言葉はすでに意味をなさないのか。
ワークシェアリングなどと横文字を使わないと助け合いが出来ないのか。

物質である脳が心を創り出すのであれば、もう一度、あるいは、
何度でも歴史を振り返り、学び直さねばならないのだろう。

宮本常一が生涯考えていたであろう「忘れられた日本人」の世界を。
「進歩とは何なんだろうか、これまで自分は発展と言ってきたけれども、発展とは何なのだろうか、進歩という名のもとにわれわれはじつにたくさんのものを切り捨ててきたのではないか」「切り落とされてきたものの中に非常に大事なものがある」