先日ハヤシエリカさんの親指ピアノの演奏を聴いて、思わず彼女の絵本を購入してしまった。
ジンバブエノショナ族に伝わる親指ピアノ(ムビラ)。
音楽は単に踊ったり歌ったりするだけの文化ではない。
悲しい時、苦しい時、もちろん楽しい時にも音楽がある。
そしてショナ族では先祖との交信の手段でもあるのだ。
先祖と言う神に見守れながら生きる現世、日本の山岳信仰にも似た循環する時間概念がそこにある。
親指ピアノの音が先祖に届き、そして先祖が霊媒師を通し部族に語りかける。
何か素敵な楽器と魂のお話を素朴で暖かい絵で癒してくれる。

現在アマゾンでは手に入らない様ですが、ハヤシさんご自身のところで手に入ります。ハヤシエリカで検索すると分かります。
もちろんハヤシエリカさんご自身の演奏CDもあります。

神とつながる音―アフリカ・ジンバブエのムビラ
神とつながる音―アフリカ・ジンバブエのムビラ