金木犀の花が地面を橙色(オレンジ色ではない)に染める。

松山千春の歌詞に、確か 季節の中で という唄があった。

めぐるめぐる季節の中で
あなたは何を見つけるだろう

池田晶子が季節の回帰性と人生の一回性を綴っていた様に思う。
内山節さんは直線な時間と循環する時間の違いを説明してくれた。
そして蓄積する時間と循環する1回性でない人生のことを。

もしかすると今、俺は、蓄積されながら循環する人生という季節の中を爺ちゃんやあるいは親父の魂と共に生かされているのかもしれないな。
自由気ままに歩き続けたい。

死ぬ者があれば生まれる者もある。そして死んでいく。
始まりがあれば終わりもある。そしてまた始まるのだろう。

そんな取り留めもないことを10月15日の夜に妄想してみた。