図書館本

姜さんの本を始めてちゃんと読んだ。
かなり平易な文章ですらすら読めるように書かれていると思う。
お金、自由、仕事、友人関係、メディア、知性、反日、紛争、平和そして幸せをテーマにした10章からなる。
姜さんの生きて来た道を自ら辿りながら、今の日本人、いやヒトとして求められていることを冷静に考えるヒントを与えてくれている。
備忘録的メモ
筑紫哲也さんの本から I am a part of all that I have met. 「自分はこれまで出会ってきたもの全ての(一)部分」p68
なぜ勉強する動機がないのかといえば、結局、今の若い人たちは、身体的な記憶が乏しいからではないかと思います。中略 勉強するということは、考えることですから、非常に抽象的な作業です。ところが、この抽象性を伴う作業は、実はリアルな体験に裏付けらていないと、とてももろいものになってしまうのです。 p126


ニッポン・サバイバル―不確かな時代を生き抜く10のヒント (集英社新書 379B)