図書館本(これも購入せねばだろうな)

いったい佐藤さんはどれだけの本を読み、どれだけの外交上のVIPに会いこの様な現状分析が出来てしまうのだろうか。47歳。その内の一年以上は拘置所の中に居た(もちろん拘置所内での読書量の凄さは既に書籍に書かれているわけであるが)。
今回の本は何回に分けて行われた講義(研究会?)での内容だということですが、一度読んだだけで小生に理解出来る様な内容ではない。もちろん資本論を読んだ事もなければ聖書も読んだ事がないのだからあたり前なのだろうが。しかし、現代の日本のおかれている外交上あるいは地政学上の立場が小市民的にも危機感を持って理解できる。小泉以降の新自由主義と言われるアメリカ的資本主義の問題点も実にクリアーに文面に表れている。
そして、佐藤さんの目指す日本と言う「国家」は実は非常に解りやすいのである。それは地球愛なのである。ドンキホーテでも良いのである。貧困を無くしたいとか、戦争をなくしたいとか言う「夢」を持つ人間育成なのだ。
備忘録的にキーワードをメモっておきたい。
資本論、原初主義と道具主義、暴力装置として国家と官僚、宇野三段階論、労働と貨幣、アーネスト・ゲルナー、ナショナリズムの本質、再分配と互酬的交換、マルチチュードの限界、国家と神(バルト神学、歴史の複数真実性)、講座派と労農派 etc

国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス 1100)