サクラマス。
川から海に下り、また生まれ故郷の渓に戻る。
そして産卵し子孫に歴史を繋げる。
海と里と森を繋ぐ川、自然の滝もある。
魚止めの滝と呼ばれることがある。しかし職漁師やマタギが滝上に滝壺の魚を運んで生息している魚もいる。
しかし、ヒトという動物が作り出したダムや堰堤と言う決して大水が出ても魚が昇る事が出来ない構造物を作り出した。
ピンクとパールの2匹が生まれ故郷の上流を目指す。
桜舞う渓、川の釣り人、カワセミ、森の動物達。
産卵できるのだろうか?
表見返し、最終ページにいたる数ページ、そして裏見返しは目頭を熱くします。
ダム下に小さく描かれるフライフィッシャーがなざか寂しい。
村上さんは20年前にすでに渓の崩壊を涙していたのであろう。
ピンク!パール!