図書館本

著者は名古屋大学の教授を歴任された方である。以前からHPなどは知っていてたまに見ていたのであるが、それなりに過激な発言をされている。図表などは出典が書かれているものも多数あるが、無いものもあり、果たして本当なのか?という感じもする。言い換えれば筆者に都合の良い結論あり気ではないかと。リサイクル問題、温暖化問題、発ガン物質、環境ホルモン等に実は多くのウソがあるのだが、メディア等ではそれを取り上げないと指摘する。ダイオキシンは猛毒ではない。なるほどと思う。しかし猛毒でなくとも毒性はあるのではないかと誰もが心配する。その点の答えは無い。DTTも同じ論じ方である。ペットボトルは分別するだけ無駄であり、燃やした方が良いような記述しているが、果たして本当にそうなのだろうか?
もう少し感情的に成らずにデータの蓄積による説得力のある文書構成でも良いと思う。
根本的な環境問題の解決は市場経済活動を控える事であり消費を少なくすることであることは間違いない事は良く分かった。車を使わず、自給自足的な生活をする事がもっとも正しいウソの無い答えだろう。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks (024))