最近盛んに食育と言う言葉が流れている。
2005年には食育基本法も出来ているらしい。(知らなかった。。)

食料自給率を上げたりすることはもちろんだが、あまり命の教育としての文脈が見当たらない。

子供も大人も「切り身」「パック入り」としての魚や肉を食べていて、本来どのように殺して(屠殺)、処理され、家庭や食堂に届くのか知らない。

そこに死を隠蔽する都市化社会がある。(養老先生の受け売り)
理科の実験で解剖が無くなったり、家で鶏をさばく事が無くなったり、まったく自ら手を下す事なく、肉や魚を食べている。

食料を輸入してまで食べ残す日本国民の食育はどうあるべきか?
鶏をつぶす授業や屠場見学を行うべきだと思う。
自分が食べるものの出来る現場を知るべきであろう。
そしてそこで働いている人たちの真摯な姿を見るべきだろう。

かなりインパクトのある被差別関連の本を読んで食育を考えてみた。
この本に関しては後日、ゆっくり。今は朝日新聞のお偉いさんが
駆け出しに頃に書いた熱い本です。

そうそう、
動物好きで獣医になって、保健所勤務で野犬(捨て犬)や不要犬を安楽殺せざるを得ない人もいることも知って欲しいです。(右上の本にも書かれていますが)
一応動物好きの獣医師資格だけ持っているオヤジとして。