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邦題:戦場のピアニスト 

邦題に違和感があるが、興行だからしかたないとしましょう。

内容は多くのところで書かれていますので感想だけ。

戦争と言う無意味さ、人が人を支配すると言う無意味さ、民俗浄化という人間の行為の無意味さ、ありとあらゆる不条理を戦争に見ることが出来ます。音楽や芸術には国境がないと言われています。国境と言う人間が自然に反して引いた記号の中や外で殺し合いが行なわれています。それを映像として画面で見せてくれます。しかし、血液の匂い、死臭、魂の叫び声はスクリーンからは得られません。今もイラクやパレスチナで同じ光景が繰り返されていることを映像の鏡像としてしっかり認識しなければいけないと思いました。そしてこの作品が、戦争と言う無意味な行為を未来へも伝えてくれることを信じたいと思います。


戦場のピアニスト