養老先生は人間の脳化する危険を提示した。すなわち全てのもの物質と捉え、理路整然と宇宙が動くのがあたり前の世界だと人間が認識する危険性。そこには心や精神の問題は極力排除する方向性がある。

茂木さんは、やはり養老先生同様に心脳問題として、物質である脳がなぜ心を作り出すのかを深く考えている。

宮本常一さんは、「いったい進歩とは何か、発展とは何か」との問いを日本中を歩いて自問し答えを探そうとした。

内山節さんは、自然とのかかわりを持たなくなった人間の将来を憂い、自然と労働の係りの文脈の中で人間の未来を模索している。

柳澤桂子さんは、般若信教に触れ、生きて死ぬ人間の生き方を探求した。

無教養のおいらですら、池田さんの本の中に最近読ませてもらった5人の方の知識(考える重要性)が含まれていることが分かった。

なぜ精神があるのか?なぜ生きるのか?なぜ働くのか?
一生考えねばならない。