宮さんが逝った。一月8日午後。
そして10日の夜通夜。皆が集まった。
宮さんは高校卒業後研究所の技官として採用され60歳まで勤め、その後10年非常勤職員として、さらに実験や研究を助けてくれた。
享年76才。
一人っ子ではあるが男のお子さんを育てあげた。残念ながらお孫さんは見ること事が出来なかったが、今夜、孫の様な皆が宮さんの所に集まったんだよ。
学歴も無い、資格も無い、でも宮さんは、皆が慕っていた。だから多くの人が集まった。
宮さんが、皆を呼んでくれたんだね。
そして、また集まろうと皆で決めた。
ボクがベルギーに行っている間もガーナに行っている間も手紙や振込みを全てしてくれたよね。何か子供の行事の時は自分の子供のようにお祝いをしてくれたよね。

12月にお見舞いに行った時はまだ話を交わす事が出来たじゃない。C型肝炎だと知りながら治療しながら、美味しいお酒と食事を食べたよね。
ご主人を亡くした後は、羽が生えたように自由に飲み歩いたよね。
そんな宮さんを皆が好きだった。

有難う宮さん、宮さんが一番楽しかった時代の仲間を今晩また集めてくれたんだよね。本当に有難う。俺は泣かないよ。。。。