縦割りの弊害を排除して誰のための研究所かを考える良いチャンスですね。大村先生には是非頑張って欲しいものです。

出来れば韮崎の温泉はもっと安く住民に使わせてください(笑)

以下記事

県研究機関一元化を 科学技術会議が中間報告

 県科学技術会議(会長=大村智・北里研究所長)は23日、県立の試験研究機関の機能強化について、中間報告書の形で山本知事に答申した。縦割りの弊害をなくすため、各機関を各行政部から切り離し「組織の一元化」を図ることや大学・産業界との交流、業務の合理化検討などの必要性を指摘している。

 試験研究機関は、工業技術センターや総合農業技術センター、総合理工学研究機構など11機関。設置目的に応じて、商工労働、農政、森林環境、福祉保健、企画の5部のいずれかに所属している。

 中間報告書は、現状の枠組みが県民のニーズや分野をまたぐ研究課題に対し、柔軟な対応が困難だと分析。1つの組織・機構に集約して「流動的かつ戦略的」な体制を作ることを求めている。組織一元化にあたっては、企画立案や予算配分、行政部門との連携などで調整を担当する部門の設置が必要としている。

 人材の資質向上や活性化策としては、研修・交流を効果的に進めるプログラムの策定や、大学などと共同研究を進める重要性を指摘。将来の独立行政法人化も視野に入れ、長短所の精査などを検討するよう求めている。

 科学技術会議は、今年度中に策定される「やまなし科学技術基本計画(仮称)」のため、主要課題である研究機関の機能強化と重点投資分野の設定を中心に協議を進めている。投資分野は最終報告で触れる。山本知事は「報告書を尊重し、庁内で検討委員会を立ち上げて方向性を見いだしていきたい」などと述べた。
(2006年10月24日 読売新聞)