この基金は世界エイズ・結核・マラリア対策基金と言い3大感染症対策に資金提供するものです。
今回、日本語の素晴らしい総論が出ましたので紹介します。

2004年−2005年に基盤支援企画部長として世界基金(グローバルファンド)に勤務された関英一氏(現厚生労働省)がエイズ学会誌にグローバルファンドに関する総論を執筆され、このほどエイズ学会員以外にもアクセスフリー(pdfです)となりましたのでお知らせいたします。
非常に詳細に書かれており感染症分野の方以外も必読だと思います。特に途上国等での活動をされている団体等にはファンディングドナーとして重要かと思います。
個人的には99-01年のガーナ滞在時にはこのファンドには残念ながらまだアクセス出来ませんでした。かなりしっかりした活動計画が要求されるようですが、逆にファンディングが決定され継続されうるプログラムであれば高い評価と感染症に苦しむ人々への大きなサポートになると思います。

もちろん、エイズ、結核およびマラリアに対するサポートはグローバルファンドからだけではなく、種々なファンディングドナーが活動や研究支援を行っています。ちなみに手前味噌になりますが、ガーナ滞在時はUNAIDSとEUへアプリケーションを書き両方から母子感染介入プログラムへの支援を得ました。(日本大使館の草の根無償援助(VCT活動)も得ました)

関先生の論文は下記からアクセス出来ます。
エイズ学会誌からのリンク
http://jaids.umin.ac.jp/journal/journal_vol08_no02_j.html
世界基金支援日本委員会(Friends of the Global Fund, Japan)のウェブサイトからのリンクhttp://www.jcie.or.jp/fgfj/02.html#02_02

その他
UNAIDS(パワーポイント等の資料が豊富)
http://www.unaids.org/en/
ゲイツ財団(資金提供、資料等)
http://www.gatesfoundation.org/default.htm
International AIDS Vaccine Initiative (HIV ワクチン開発の現状)
http://www.iavi.org/
マイクロビサイドに関するウエッブサイト
http://www.microbicide.org/

ちなみに関先生は山梨県の健康増進課長を以前しておりました。

超たまに真面目ネタでございました(笑)