副題:嘘ばかり教えられてきた!

明治時代から天皇は象徴であったし、明治時代に民主主義があって国民は言いたい事を言えたのだ。二大政党制が出来ないのは天皇制のせいである。そして最後に明治、大正、昭和に「武士道」なぞなかったと。
沢山の知った名前も出てくるのですが、なんせ、日本史は取ってない、政経も取ってない殆ど歴史も政治の流れも知らないで読むと、へ〜そうなんだ。と思う事しきり。もちろん1冊の単行本の中に明治から現在までの史実を詰め込む事は無理であるが、学者としての坂野さんの論点は非常に明快なように思える。天皇、軍、政治家、国民誰もが戦争などしたくなかったはずなのに、戦争が始まると、反戦と言う流れは自然と停滞してしまう。これも、あいまいな日本人の姿なのである。もう一度読み返さないといけないと思うが図書館の本なのでまた今度だな。。。
大日本帝国の民主主義―嘘ばかり教えられてきた!