以前より期待されていたワクチンなのですが、認可されるようです。
性感染症(性病)のワクチンはこれまで、B型肝炎(広い意味での性感染症)しかありませんでしたが、今回のパピローマウイルスに関してはまさに性感染症ですから期待大です。気になるのは、なぜ筋肉注射なのでしょうか?当然粘膜ワクチンの可能性も検討中であるとは思いますが。

クラミジアをはじめ梅毒、淋病、HIVと性感染症は未だワクチンの無い状態です。特にクラミジアは無症状期間が長く女性の場合、不妊症になるケースが多々あるので検査が必要です。もちろん良い薬も既にあります。

以下記事

子宮頚がんワクチンで予防 米が認可9−26歳女性に

 【ワシントン8日共同】米食品医薬品局(FDA)は8日、米医薬品大手メルクが開発した初の子宮頸(けい)がん予防ワクチン「ガーダシル」の販売を認可した。対象は9歳から26歳の女性。米内外の臨床試験で高い効果が確認されたのを受け、約半年の審査でスピード承認した。
 子宮頸がんは発展途上国を中心に、世界で毎年約47万人が新たに発病、約23万人が死亡している。これをワクチンで減らせれば画期的な成果で、多くの専門家が承認を歓迎している。
 ガーダシルは遺伝子組み換え技術で製造された。性交渉を通じて広がり、約70%の子宮頸がんの原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)16、18型をはじめ、計4種類のHPVによる病変を予防する。半年間に3回、筋肉注射で接種する。