現在2冊を読み終わり、最後の本(日本魚類学会自然保護委員会編)を読もうとしている。
2冊を読み終えた段階で感じた事は、秋月さんの主張は正しいと思うのだが、過激であり一般ナチュラリストの同意を得られるかが不安である。個人攻撃は程々にして科学的根拠を全面に出した方がよいのではと思う。また開高健さんは「オーパ」の中でブラックバスを擁護する記載をしていて、また天野礼子さんもバス擁護派との指摘は不勉強で知らなかった。天野さんの本心が何らかの文章になっていれば読んでみたい。

清水さんの本は、バスありきが前提なので、その前提からすると納得できる展開もあり、またリリース禁止反対裁判への流れも分からないではない。しかしながらあまりにも科学的根拠となる数字が少なすぎる(もちろん琵琶湖の在来魚減少がバスだけでなく、公共事業や漁業の影響と言うのもうなずけるところではあるが)。また釣り人2000万人、バス釣り300万人だそうだが、釣り人全員があたかも本裁判の原告のような記載が多い。釣り人イコールバッサー(300万人?)である事をもっと正直に訴えてもよいと思う。ちなみに本裁判は地裁で敗訴し、その後清水氏は原告から降りている。またリリ禁ネットというHPも閉じられているようである。

在来種、外来種、移入種等の問題はバスに限った事でなく、放流魚を釣っている釣り人自身の問題でもある。もちろん在来種や放流魚を根こそぎ持ち帰る釣り人をなんとかしないといけないのである。


2003年9月発売の警告!ますます広がるブラックバス汚染


2003年2月発売の
釣戦記―ブラックバス琵琶湖リリース禁止裁判


2002年6月発売の
川と湖沼の侵略者ブラックバス―その生物学と生態系への影響