プールサイドで朝食をとりながらこの文章を書いている。
若い頃はガーナでよく、ガーナ人仲間に「ガーニアンタイムだと物事が
進まないよ」文句を言っていた。
しかしである、46歳の今、なぜか、そのガーナ時間が心地よい。
ガーナ人が怠けモノのわけではない、
そんなに急いでどこにいく?って感じなのだろう。

親族間のつながりが非常に強い、また、キリスト教の影響か、富めるものは
貧しきものを助けるのはある種当たり前だと考えている。
もちろん、日本でも同じだとは思うが、市民社会の繋がりはかなり
薄れてきているのは確かである。

西アフリカの中で、あるいは、アフリカ大陸の中でもっとも安定している
ガーナで居られる理由がそんな所にあるのかもしれない。

そんなガーナで養老先生の「唯脳論」を読み始めた。