3f387615.jpgケニアでの野生アフリカミドリザル親子です。
このサルが二種類の人に病気を起こすレトロウイルスに非常に似ているウイルスを
自然感染している事が判ったのが、おいらの居た研究室の大トピックスの一つで
あった事に間違いはない。
特にエイズウイルスに近いウイルスを持って居ることをウイルスの発見、分離、解析と成し得た事はその後の世界の評価で明らかだと思う。
しかし、その最初の一歩を確実に踏み出した同僚の誰もが認めるOさんの存在は
あまり知られていないのが残念でならない。
彼が居なければ(こういう仮定もおかしいのかもしれないが)、日本のこの業界も
かなり停滞したと思う。
当然、色んな業界に縁の下の力持ち的優秀な人材はいるのだと思うが、日本においては評価が十分でないのが残念だ。

捏造を部下のせいにする奴、隠して平気で居るやつ、部下の結果をあたかも自分だけでやったように宣伝する奴。ボスと言うのも色々である。
もちろん、人生の師と仰ぐボスも居るし、追いつきたくても追いつけないような優秀な上司も居ることが幸運である。その様なボスに出会えない悲劇をなんとか
若い人には味あわせたくないと思う今日この頃である。

そんな事を書いているおいらはボスには成れないし、成りたくもないと言う
へそ曲がりである。