c3b4f712.jpg自分は日本が世界の中でトップクラスの暮らし易い国だと思っています。
それは、数少ない海外経験からですが。

アメリカにはハワイすら行った事がありませんが、私の周りの多くはアメリカに
留学経験を持っています。アメリカ型の経済ルールを取り入れるのが本当に良い
事がどうか私には全く分かりませんが、日本の現状よりは透明度が高いシステム
の様に見えます。
猪瀬さんの論点は非常にクリアーで誰が見ても平等でない経済の仕組みを数字と
実態を挙げて説明しています。
さらに、本来指導あるいは監督するべき行政の怠慢あるいは不正をも指摘しています。
特に会計検査院の現状には呆れてしまいます。(勿論職員数が少ないのも問題ですが)。
天下り、特殊法人、補助金、特別会計と言ったキーワードがニュースや新聞を読むのに非常に役立ちます。

良いポイントだと思ったのは、地方のローカル新聞への指摘です。
多くのローカル新聞は行政一体で無駄な公共事業の指摘などは全く行わない、
あるいは、行政の中の不正も告発しないと言う事です。(いくつかのローカル新聞は
しっかり見回りをしていますが)。

少なくとも猪瀬さんの関連書で多くの無駄がオープンになり、役所も情報公開を
せざるを得なくなったようです。逆により巧みに不正を隠蔽する動きもありそう
ですが。



内容(「BOOK」データベースより)
税の無駄遣い、政・官の腐敗、そして金融破綻―社会を蝕み、改革を阻む
ものの正体は何か。この国には、国民に寄生して生きる、視えない
「もう一つの国」があった。永田町、霞が関、そして虎ノ門―魔のトライアングル
の謎を解く。

目次

1 「税」の行方
2 迷走する「霞が関」
3 「虎ノ門」の闇
4 主なき迷宮「永田町」
5 「金融」危機の構造