自然科学の研究職にあるので、人事とは思えないので、ちょっとだけ。
今回の阪大の事件は、発表論文が評価の高い雑誌であった事。
主執筆者が医学部生であり、すでにいくつかの論文を発表しており
また大学教授と共著の書籍まで出しているスーパー医学部生だったことも
あり大きな取り上げ方をされているのかもしれない。
私自身の関係でこれまで捏造と言う話は聞いた事がなかったのは
仲間も含めてストレスをそれほど感じないで大らかに実験してきた
からかもしれません。(もっと仕事しろとのお叱りはごもっとも)
でも、結構捏造ってあるみたいですね。だから再現性の無い実験結果も
かなりあるようです。嘘をついてまで論文を作る人の気持ちはまったく
理解出来ない訳です。論文と言うのは一度出してしまうと取り下げをしない
限り雑誌として残っていくわけですよね。(取り下げしても残るけど)
そこまでして、この業界にしがみ付く事が必要なのか。。。。
嘘つきは泥棒のはじまり。って今は教えられていないのかな。。。
偏差値だけがよければ良いわけではないでしょうに。
大学が独法化して、さらに研究費獲得に論文数や質が求められると
捏造も増えていくんでしょうか?
一番良い研究システムとは一体どんな感じなんでしょうね?

次回は研究者のモラルについて書いてみようかな。。