おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2021年02月

焼けあとのちかい  半藤 一利 (著), 塚本 やすし (著, イラスト) 大月書店 2019

図書館本 良書 半藤さんの遺言

東京大空襲を経験した半藤さん。
歴史探偵と評価された半藤さん。


二度と戦争をしていけないという半藤さんの遺言である。

すべての人に読んで欲しい、戦争を知らない人たちが増え続ける今こそ。

そして是非とも種々な言語で訳されて出版して欲しい。

焼けあとのちかい
塚本 やすし
大月書店
2019-07-15




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身の回りの事

自粛モードで庭仕事や片付け でもほぼ毎日出勤はしていますが。

自分で植菌したシイタケは結構豊作の様相

家の建て替え時に植替えと挿し木にした沈丁花は良い香りをプレゼントしてくれている。

もうすぐ春ですね〜〜♪

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日軽金の巨大水利権 山梨の事案 静岡新聞さんありがとうございます。

山梨2町、水返還求め意見書提出 日軽金発電所の水利権更新問題|静岡新聞アットエス


山梨の問題を山梨のメディアが報じないので静岡新聞が報じてくれる件

以下記事

アルミ製錬を前提に富士川水系の水利権を許可された日本軽金属波木井発電所(山梨県身延町)が国の水利権許可更新が認められないまま稼働を続け、間もなく1年経過する問題で、同県早川、南部の両町が、富士川水系早川や富士川本流の流量増を求める意見書を同県に提出していたことが25日までに明らかになった。静岡県内の人々からも同様の声が上がり始め、今後県内でも日軽金の巨大水利権に対する反発が“水返せ運動”として表面化する可能性もある。
 静岡新聞社は今月、山梨県に対し、同県が国からの意見聴取を受けて2020年11月30日付で身延、早川、南部の3町に実施した意見照会の回答を情報公開請求した。開示された意見書によると、山梨県内の富士川最下流に当たる南部町の佐野和広町長は「かつては水量が多く釣り人にとっては有数な川であったが、近年はその面影もない。流量の増加を望む」と表明。アルミ製錬から発電に事業をシフトしたと聞いているとして「“売電そのものを目的とした発電”は河川法に抵触しないのか」と指摘した。
 早川町の辻一幸町長は波木井発電所に導水する早川の榑坪(くれつぼ)えん堤の取水を減らし、おおむね毎秒1トン追加放流するよう求めた。身延町の望月幹也町長は「(申請通りで)支障はない」と回答した。
 河川法では国交省は都道府県知事の意見を踏まえ水利権の許可更新を判断する。ただ、同省は「取水口などが設置される土地の知事に聴取するのが原則」とし、下流の静岡県に意見を聞いていない。
 富士川水系の環境問題に取り組む富士宮市議の近藤千鶴氏(64)は「日本三大急流か疑いたくなる水量の少なさ。リニア中央新幹線の大井川問題と並び静岡県が対応すべき“もう一つの水問題”。問題意識を共有し、地方議会でしっかり声を上げたい」と述べた。
 ■波木井発電所の水利権更新問題 
 アルミ製錬事業から撤退した日本軽金属の波木井発電所(山梨県身延町)が20年3月末に水利権更新期限を迎え、国の許可更新が得られないまま1年近く稼働を続けている問題。日軽金が同年2月28日付で国土交通省関東地方整備局に提出した同発電所の水利権許可申請書では、19年4月に適用を受けた国の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を利用した売電を前提に従来通り最大毎秒30トンの取水を求めている。国はガイドラインで地域への説明を求めているが、静岡新聞社が昨秋富士川流域11自治体にアンケートしたところ、日軽金から説明が「あった」と答えた自治体はなかった。



いぬとふるさと 鈴木邦弘 旬報社 2021


人間が管理出来る、そして絶対安全だと言っていた原発。
植物、動物が、そして人間が暮らしていた自然。
明らかに人災でしょう。
双葉町に通い続けている鈴木氏が見た、そして愛犬が見た現実。
復興五輪? 福島は復興したのだろうか?
子供も大人も見て、読んで、知って欲しい、そして考えて欲しい。
そんな素晴らしい絵本です。

いぬとふるさと
鈴木邦弘
旬報社
2021-02-18

読書 購入と図書館本

積読が増えてきてこまりますが、なるべく早く読まねばです。

こちら購入
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こちら図書館
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晩白柚・ばんぺいゆ

昨年の熊本水害のお手伝いと思って知り合いが参加するNPOに寄付をさせていただいた。

お礼という事で、こんなのが届きました。

生まれて初めて食べる事になりました。

感謝感謝

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玉縄桜 5分咲き?

近所の桜が咲いてきました。

玉縄城に由来するらしい玉縄桜

もうすぐ満開でしょうか。

玉縄桜 清泉

富士山登山鉄道構想 静岡の民度の高さ

富士山登山鉄道 静岡、山梨で温度差 技術、安全性…課題多く|静岡新聞アットエス


銭ばかり要求する山梨県ですね。

富士山は泣いている。


以下記事

富士山登山鉄道 静岡、山梨で温度差 技術、安全性…課題多く
(2021/2/22 09:10)


 富士山の山梨県側の麓と吉田口5合目を結ぶ「富士山登山鉄道構想」が2月中旬、山梨県の有識者検討会によってまとめられた。山梨県はこれをたたき台に国や自治体、関係者と議論を重ねる方針だが、静岡県側の関心は低調だ。世界遺産としての「顕著な普遍的価値」の継承に鉄道開発が適すのか疑問も根強い。両県の温度差に加え、技術面や安全性など課題は多く、実現の行方は見通せない。
 「富士五湖や周辺までを含め、これからの時代の富士山観光を考える契機にしたい」
 今月8日、国会内で開かれた検討会の総会。2年前の知事選で自らの公約に鉄道構想検討を掲げた長崎幸太郎山梨県知事は、委員らを前に熱弁した。
 ■前のめり
 構想は「富士山の保存と適切な利用を高次元で調和させる」との観点を前提に、既存の有料道路「富士スバルライン」上に架線を使わない次世代型路面電車(LRT)を敷設するとした。富士山へのアクセス方法を自動車から転換させ、環境負荷の抜本的な改善や来訪者数の調整を図る。
 長崎知事は、まず地元などの理解を得るとしたが、「一日も早い開業を目指す」「世界から祝福されるように進めたい」と前のめりな発言も目立った。

 ■冷ややか
 これに対し、静岡県側には静観の雰囲気が漂う。静岡県富士山世界遺産課の担当者は「開発行為となれば慎重な検討が必要。世界に認められた価値が損なわれることがあってはならない」と指摘する。御殿場ルート7合4勺(しゃく)の山小屋「わらじ館」のオーナー橋都彰夫さんは「山梨県の話なので反対する理由はないが、環境に配慮するのなら電気バスなどでもいいのでは」と話す。
 御殿場、須走、富士宮の各登山ルートの来訪者数がどう変化するかなど、静岡県側への影響は十分考慮されておらず、県東部の国会議員は「地元で(鉄道構想が)話題になることはほとんどない」と冷ややかに見る。

 ■23日説明
 両県は共に富士山の世界遺産登録実現を成し遂げ、連携して保全管理に取り組む。こうした点を踏まえ、検討会では理事の松浦晃一郎・元国連教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長が「富士山を全体として捉え、静岡県側を巻き込む必要がある」と注文を付けた。
 長崎知事は「富士山の日」の23日に御殿場市で行われるイベントで、川勝平太静岡県知事に構想を直接説明する意向。「なぜこの登山鉄道を目指すのかという問題意識を共有したい」とする長崎知事に対し、川勝知事の出方が注目される。

 ■事業成立の可能性「高い」
 山梨県の富士山登山鉄道構想は、敷設区間を山麓から5合目までの約25〜28キロと位置付け、所要時間は上り約52分、下り約74分を見込む。往復運賃1万円で年間約300万人が利用すると試算し、「事業成立の可能性は高い」と評価した。整備費は約1400億円、事業主体は民間を想定する。
 ただ、世界遺産ゆえのハードルは少なくない。富士山世界文化遺産学術委員会は山梨県の検討会に対し、開発による遺産の影響評価(HIA)を事業段階だけでなく、その前の計画段階でも実施するよう提言した。HIAは政府によるユネスコへの提出を想定して行う評価で、構想ではこの考え方が全面的に盛り込まれた。
 このほかにも、法律に基づく事業認可の取得▽文化財保護法、自然公園法、森林法といった土地利用に係る各種法制度への対応▽厳冬期も含めた車両の登坂、制動性能の検証▽噴火時の危機管理―など課題は山積する。
 長崎知事主導で進む構想に地元首長から不満の声が上がるなど、山梨県側も“一枚岩”とは言えない状況だ。




本棚整理 リニア

本棚も限界を超えてまいりました。
山梨と鎌倉にそれなりの数の本があるわけですが、2度読みしないであろう本を整理して。
必要な方に差し上げる事にしました。

不要なリニアのために頑張っている方が過去のトンデモ本を参考にしていただき
しっかりした論考の書籍と比べて頂ければ嬉しいですね。

リニア本




原発関連などもおまけ

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アロハで猟師、はじめました 近藤康太郎 河出書房新社 2020

図書館本 期待外れ

新聞記者、ライターの方が農業もどきと猟師もどきをやってみましたというエッセイ。
頭脳明晰なのでしょう、哲学者、文豪などの言葉を多数引用して農業や狩猟を語ります。

結論から書けば、筆者の主張は、人間の繋がりが最も重要で、それは贈与なのであると。
決して見返りを求めるものでなく、ブツブツ交換などではないと。
ある意味、ポスト資本主義なのでしょう。

1963年生まれの筆者が蘊蓄(ウンチク)を披露しながら、いかに自分の行為が正しいのかと
いうスタンスに私には思えて仕方ない。面白おかしく書くためなのか、周りの人間を茶化している様にも思える。

猟師、職猟師、マタギなどの本を読んで来ての感想として、売文家猟師(遊びや趣味で猟をする人々、サバイバル云々という連中)と筆者に同じ匂いを感じるのである。
ちなみに、本書に登場する師匠と称される方々は非常に全うなお百姓さんであり、猟師であると
認識している。

まあ、相性の問題でしょうが、名前をだして恐縮ですが、千松 信也さん、北尾トロさん、牧 浩之さん、繁延 あづささん、志田 忠儀さんなどの本の方が、人と動物、人と自然との関わりとして理解しやすかった。
またマタギを取材した多くの書籍でも、まさに自然と動物との関わりとしての生と死、尊厳などを
理解出来た(根深誠さん、工藤 詫困気鵝田口 洋美さん、甲斐崎圭さん、千葉克介さん、田中 康弘さんなど)

備忘録
動物は、「死」を知らない。人間だけが、「死」を獲得した。「死」を発見した。
お気楽な「農本主義」は、自分にとってはお笑い草なのだ。頭ではない。肉体で分かるのだ。

アロハで猟師、はじめました
近藤康太郎
河出書房新社
2020-09-11



ニッポンの違和感 松尾貴史 毎日新聞出版 2020

図書館本 面白い

毎日新聞「日曜くらぶ」連載の松尾貴史のちょっと違和感 に加筆修正とのこと。

主に時事ネタを多くの庶民が感じる違和感を代表して活字にしていただいている感じ。

当たり前の常識だと思っていた民主主義が実は密室や非公開で決まっていく現状。

何が本当で何がフェイクなのか?
公文書が平気で遺棄され、改竄される行政。

本書を読んで、そうだ、そうだと首を縦に振るだけでなく、
しっかりと主権者としての権利を選挙を通して行使するべきなのだろう。
もちろん国民としての義務は最低限果たしながら。

ニッポンの違和感
松尾 貴史
毎日新聞出版
2020-08-31

リニアと早川町(山梨) 

隣の山麓で 山梨、長野の現場から(上) 山梨県早川町「ダンプ街道」:中日新聞しずおかWeb


最近気が付いた記事 2020年12月

町長は11期連続という町(規模は村以下)

こんな所に補助金やら莫大に投入する意味があるのでしょうか?
廃村の方が安上がりという議論もあるようです。

ちなみに、雨畑ダムの違法投棄で富士川汚染をしているのも早川町です。
行政も住民も知っているのに。

以下記事

リニア中央新幹線南アルプストンネルを巡り、着工のめどが立っていない静岡県に対し、トンネルが続く隣の山梨県と長野県では、すでに本体工事が進む。そこでは何が起きているのか。住民の思いは。現地の今を伝える。
◆脱「過疎」へ期待乗せ 
 巻き起こる砂ぼこり。土砂を積んだダンプカーが片側一車線の道を行き交う。
 通称、「ダンプ街道」。南アルプスの麓にある山梨県早川町を南北に走る唯一の幹線道だが、いつからかそう呼ばれるようになった。ダンプカーが運ぶのは、リニアのトンネルを掘ったときに出る残土や町内にあるダムの堆積土だ。
 JR静岡駅から車で一時間半。東名高速と中部横断自動車道を乗り継ぐと、早川町にたどり着く。かつて金山と林業で栄えたが、今では約千人と全国で人口が最も少ない町として知られ、温泉を中心とした観光業や、河川敷の良好な砂利業が主要産業になっている。
 町は、南アルプス(七・七キロ)と第四南巨摩(二・六キロ)の両トンネル工区を抱える。二〇一五年十二月に起工し、南アトンネルはすでに本坑に到達。十月末時点で二割の掘削を終えた。
◆1日400台が通行
 残土は両工区で三百三十万トンが発生。町の南北二十キロ間に、最終処分場を含めて九カ所の置き場がある。JRや町によると、この残土を運ぶために今年上半期で一日百五十〜百六十台が走行。砂利製造業の運搬などを加えると、最大一日四百台に達する。
 町で生まれ育った斎藤浜子さん(79)は「散歩をしていたら車の風圧で転びそうになった。家の窓を開けていると、中が砂ぼこりだらけ」。町内のカフェで働く串田祐梨さん(32)は「中央線をはみ出して走るダンプもあって、怖いと話す人は多い」と話す。町によると、「観光客がダンプを怖がって迷惑」などといった苦情も多く寄せられている。
 だが、町はリニア開業を待ち望む。十月に全国最多の十一選を果たした辻一幸町長は、「地域を守るため」と強調する。
 町は、年々過疎化。少子高齢化に加え、仕事を求めた転出者が後を立たない。高齢化率は47・1%に上る。
 リニアが通れば、東京までの移動が半分の二時間に短縮される。辻町長は「東京までが経済圏となり、町に暮らしながら通勤通学できる。観光にもリニアが走る町としてPRでき、絶対に必要」と語気を強める。
◆JR、宿泊ツアー
 町観光協会も期待は大きい。昨年二月、JR東海に町への観光ツアーづくりなどの要望書を提出した。JR側は、駅がないのに、町をPRする一日観光列車を走らせ、今年九月には宿泊ツアーの販売を始めた。当初リニアに反対していた川野健治郎協会長は「誠意を感じる」と語った。
 さらに、町にとってリニア最大の恩恵と言われているのが、町最北部で建設が進む「早川芦安連絡道路」。二〇二六年度完成予定で、甲府市へのアクセス向上が期待でき、災害時の孤立防止にもつながる。観光面でも南アルプスを周遊できるようになる。道路の盛り土にリニアの残土百二十万トンを活用するほか、JRは総事業費の三分の一を超える六十七億円を負担する。
 JRは取材に「早川町および山梨県と調整の上、必要な改善や対策に取り組んでいく」とコメントした。
 川野協会長はリニアの工事を、「町の改装だと考えるようにした。町の未来のための準備期間」と語る。だが、二七年の開業が絶望視される中、工事がいつ終わるのかは見えない。 (広田和也)



ちなみに、続編(大鹿村)編がこちら

「原発ムラ」と闘った元官僚 バイオジェットで描くエコな未来とは

「原発ムラ」と闘った元官僚 バイオジェットで描くエコな未来とは - 毎日新聞


官僚が潰される時代

原発ムラに楯突いた正義の人。 たしか古賀茂明さんも誉めていたと記憶

以下備忘録として 毎日もこういう記事を書き続けて欲しいものです。

冬晴れの青空が広がった2021年2月4日。日本航空(JAL)のジェット機が羽田空港を飛び立ち、ぐんぐん高度を上げていった。機体は普段と同じだが、実は燃料には、古着を利用した国産初のバイオ燃料が混入されていた。燃料製造に協力したベンチャー企業を経営するのは伊原智人さん(52)。かつて国家公務員として脱原発政策を進め、「原発ムラ」から繰り返し反発を買った人物だ。日本のエネルギー政策の変革は、今もあきらめておらず、再生エネルギーを利用した新たな挑戦に乗り出した。【岡大介/統合デジタル取材センター】

 「大きな一歩になると思います」。2月4日午後1時前、羽田空港の福岡行きの定期便搭乗口で、伊原さんは笑顔を見せた。

 国産バイオ燃料を利用した初の飛行は、伊原さんが社長を務めるバイオベンチャー「グリーンアースインスティテュート(GEI)」(東京都)など複数社がJALに協力して実現した。全国から不要になった古着25万着を回収し、その綿から作ったバイオ燃料を製造。既存のジェット燃料と混合した。新型コロナウイルス感染拡大で航空業界が大打撃を受ける中、フライトの日程はなかなか決まらなかったが、ついに定期便に使われた。
国産バイオジェット燃料の旅客機への給油作業を見守るグリーンアースインスティテュートの伊原智人社長(右から2人目)=羽田空港で2021年2月4日午後0時25分、丸山博撮影

 現在はベンチャー企業を営む伊原さんだが、かつてはキャリア官僚だった。それも異例の2度にわたり……。
若手官僚時代、原発ムラに突きつけた「怪文書」

 伊原さんは、父親が転勤族だったため香川、宮城、愛知県を転々とした後、東京大に入学。中高大とハンドボールに打ち込んだ。

 バブル真っ盛りの1990年春、大手都銀と通産省(現在の経済産業省)の内定を得たが、「幅広い行政課題にかかわれそう」と官僚の道を選んだ。

 主に情報関連の部署を歩み、同じく情報・通信行政を担った旧郵政省との間で折衝や権限の奪い合いに追われた。比較的順調に官僚街道を歩んでいたが、「性に合わない」と当時始まったばかりの官民の人事交流に手を挙げ、01年にリクルートへ出向した。

 2年後の03年6月経産省に戻り、エネルギー関連の部署に就き、そこで運命が大きく変わった。業界について勉強する中、「核燃料サイクル政策」に疑問がわいた。原発での発電に用いた使用済み核燃料を「再処理」してウランやプルトニウムを回収し、再び核燃料として利用する計画のことだ。56年に「原子力長期開発計画」の中で位置づけられ、エネルギー資源の乏しい日本にとっては切り札になると期待されたが、着手から数十年過ぎても実現のめどが全く付いていなかった。

 核燃料サイクルは、技術やコスト面の問題から欧米の多くの国が90年代には見切りを付けていた。国内の大手電力会社も経産省も、実は止めたがっているのではないか、と伊原さんは感じていた。事実上、政策は破綻しているのに、「どちら側も責任を取るのがいやで言い出せない状態だった」

 日本の原子力行政は、国がレールを敷く一方で、表向きには大手電力会社が自主的に取り組む形の「国策民営」で進められてきた。責任の所在があいまいになり、後ろ向きの決定が取りにくい構造になっていた。それでも、青森県六ケ所村にある再処理工場の建設に巨費がつぎ込まれていた。

 「これでは後世につけが回るだけだ」。意見を同じくする経産省の若手官僚6人で、夜な夜なファミリーレストランに集まり、議論を重ねた。2カ月がかりで、A4で25ページにわたる文書を作成。タイトルは「19兆円の請求書」とした。再処理工場の建設を続ければ、関連経費が膨らみ、19兆円もの国民負担が将来生じる、と試算したものだった。03年秋ごろから、伊原さんら有志は、この文書をもとに、理解を示してくれそうな与野党の政治家、メディアの記者を一人ずつ訪ね、考えを訴えた。
返り討ちに遭うも、原発事故を機に2度目の国家公務員に
核燃料サイクルを継続すれば19兆円もの費用が無駄にかかると指摘する全25ページの「19兆円の請求書」=東京都内で2021年2月4日午後11時43分、岡大介撮影

 伊原さんら有志の訴えは当初、あまり注目されることはなかったが、やがて電力業界の怒りを買うことになる。04年春、大手経済紙の論説委員などが集まる場で「19兆円の請求書」を配って解説したところ、これがすぐに業界の知るところになった。

 電力業界団体「電気事業連合会」の職員が「請求書」を手に経産省に乗り込んだ。「おたくの若いのがこんな紙を配って『核燃料サイクルは不要』と言っている。どうなっているんだ」

 有志6人の活動が省内で批判の的となり、この年の夏、伊原さんは電力担当を外された。2〜3年での異動が多いキャリア官僚では異例の人事だった。伊原さんは「もともと人事交流で民間のスピード感にひかれていた」こともあり、翌05年、経産省を退職して出向先だったリクルートに転職。大学の特許技術を企業とのライセンス契約に結びつける仕事に就いた。

 いったんエネルギー政策の仕事から離れたが、再び転機が訪れる。11年3月11日、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故だ。

 当時、経産省と電力業界は「原子力ルネサンス」と称し、温室効果ガスを出さないクリーンな電源だと評価し、民主党政権下も含めて原発推進路線をひた走っていた。「事故が起きる前に、頑張って原発ムラを止めていれば……」。悔やしさがあふれた。

 そんな時、伊原さんの過去を知る民主党(当時)の国会議員から、エネルギー政策の見直しを担う政府の国家戦略室への任用を打診された。
警戒区域に設定されるのを前に、福島第1原発の20キロ圏内を出入りする車(一部画像を処理しています)=福島県南相馬市で2011年4月21日午後1時42分、須賀川理撮影

 エネルギー業界を変える難しさは身にしみている。しかし、「原発事故をきっかけに、皆がエネルギー政策について考える今こそ、見直しのチャンスだ」と考え、2度目の国家公務員となった。

 伊原さんが手がけた大きな仕事の一つが、各電源のコスト計算方法の見直しだ。当時は「原発は圧倒的に安価」というのが常識だったが、原発を受け入れた自治体に支払う国からの交付金や、福島で起きたような事故発生時の賠償金も「コスト」に参入するよう改めた。すると、原発の発電コストは1キロワット時あたり8・9円になり、04年に経産省が試算した値(同5・9円)の1・5倍に膨らみ、石炭火力(同9・5円)との差が縮まった。
原発巡る「国民的議論」へのこだわり

 伊原さんは当時、原発不要論に傾いてはいたが、「国民的な議論を経た上で、ぶれないエネルギー政策を定めることがより重要だ」と考えていた。

 そこで試行したのが「討論型世論調査」だ。不作為に電話をかけて原発への賛否を問うまでは通常の世論調査と同じだが、同意を得られれば資料を送り、1泊2日で原発を含めた国内エネルギー事情について勉強し、グループ討論する「合宿」も実施した。討論の前後での意見の変化も分析した。

 調査での選択肢には、30年の原発の電源構成比が「ゼロ」「15%」「20〜25%」の三つを用意した。資源に乏しい経済大国の日本で、コストや安定供給、温室効果ガス抑制など、さまざまな要因が絡むエネルギー政策を考えることは難しい。伊原さんは、国民が学ぶうちに中間の「15%」に支持が集まるのではないかと予想していたが、意外にも「ゼロ」が増えていった。

 他にもパブリックコメントを募ったり全国各地で意見聴取会を開いたりし、その結果をもとに12年9月に「革新的エネルギー・環境戦略」をまとめ、「2030年代原発ゼロ」と踏み込んだ。

 ただ、そのころすでに民主党政権は下り坂に入っていた。解散・総選挙をすれば政権が自民党に戻ることが確実視され、今後の実効性も不安視された。

 伊原さんは、古川元久・国家戦略担当相の指示を受け、宿願である核燃料サイクル撤退についても検討していた。しかし、六ケ所村議会が12年9月、核燃料サイクルから撤退するなら、すべての核のごみの受け入れを拒否するとの意見書を提出した。撤退を強行すれば、英国に再処理を委託し、返還される予定の高レベル放射性廃棄物が搬入できなくなり、国際問題になりかねない。
国産バイオジェット燃料を使った国内初飛行に臨む旅客機。燃料全体に占める割合はわずかだが、ドラム缶2缶分の400リットルのバイオ燃料が混合された=羽田空港で2021年2月4日午前11時45分、丸山博撮影

 結局、核燃料サイクル打ち切りには踏み込めなかった。「民主党政権が長続きしそうだったら、英国と腰を据えて保管の延期を交渉できたかもしれない。時間が足りなかった」。伊原さんは悔やんだ。
2回目の敗北、ベンチャーで再起

 12年12月の衆院選で、予想通り、民主党政権は終止符を打たれた。発足した安倍晋三政権は、早々と「原発ゼロ」目標を見直す方針を示した。活躍の場を失った伊原さんは13年1月、国家戦略室をひっそりと退職。役所から出向していた同僚が次々と古巣に戻っていった。

 伊原さんはさらなる転身を図る。ベンチャーファンド「東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)」社長で経産省出身の郷治友孝社長に声をかけられ、GEIに就職した。

 植物の茎や葉などを使ったバイオ燃料の研究開発をする会社で、「国際ビジネスに育て、やがては経営者として関わりたい」と夢を持っていたが、来てみれば、現実は社員7、8人。すぐに売り上げにつながる技術はまだ無く、資金は、成長を見込んでくれるファンド頼みだった。

 経営は厳しい時期が続いたが、軸足をコスト面でまだ化石燃料に対抗できないバイオ燃料から、植物の茎などを利用したバイオ由来の化学品の製造技術の開発に移した。18年にバイオ由来のアミノ酸の製造について中国企業との大口のライセンス契約が決まり、事業が好転。売り上げも数億円規模に伸びた。

 一方、JALなどと協力し、18年には古着を活用したバイオ燃料を開発し、航空機を飛ばすプロジェクトも始めた。

 新型コロナによる混乱、JALの経営悪化もあり、20年内という当初の予定からは遅れたが、なんとか実現にこぎつけた。「ベンチャーでも、業界初の純国産バイオ燃料を作れるということを示せた。意義はある」
今も官民もたれ合い、エネルギー政策は停滞

 伊原さんが霞が関を離れた後、日本のエネルギー政策は、再び官民とも軸が定まらず、漂流しているように見える。

 安倍晋三政権は再稼働や老朽原発の稼働延長を容認したが、新増設の可否など、より踏み込んだ議論は封印してきた。一方で再生可能エネルギーの利用も他の先進国ほど進まない。依存度を高めていた石炭火力は、温室効果ガスの排出が多いため、近年国際社会から批判されるようになった。
国産バイオジェット燃料を使った国内初飛行に臨む旅客機=羽田空港で2021年2月4日午前11時49分、丸山博撮影

 核燃料サイクル政策も迷走が続く。再処理した燃料を消費する高速増殖炉「もんじゅ」は94年の初臨界から、ほとんど稼働することなく、16年に廃炉が決まった。一方、六ケ所村の再処理工場は20年に原子力規制委の安全審査に合格し、今も稼働を目指している。

 難局にあるにもかかわらず、数年おきに見直される政府の「エネルギー基本計画」は、経産省が開く有識者会議で決められ、民意は十分に反映されているとは言いがたい。

 伊原さんは語る。「原発事故以来、国民の間には、原子力を含むエネルギー政策について、不信が残っている。今のままでは、国が上から長期的な方針を示そうとしても、国民は信用して受け入れてくれない。もっと幅広く意見を聞き、議論を徹底すべきだ」
グリーンアースインスティテュートの伊原智人社長=羽田空港で2021年2月4日、丸山博撮影

 伊原さんは希望も持っている。経産省で情報通信業界を担当していた90年代、NTT分割・再編を目の当たりにした。政財界で賛否が割れた分割で、調整に相当な労力を払ったが、結局、当時傍流扱いだったNTTドコモが手がける携帯電話が普及し、固定電話そのものを圧倒した。「既存の勢力が抵抗しても、一つの新しい技術によって、変わっていくことがある。行政や政治が強制的に変えるのではなく、技術革新による競争によって良いものが生まれ変化していくのがあるべき姿だ」と熱っぽく語る。

 政府は昨秋、2050年に温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指すと掲げたが、実現に向けてカギを握るのは、エネルギー業界を筆頭にした各企業や個人だ。

 伊原さんは、この目標実現にも、バイオ燃料が大きく寄与する可能性があると考える。「コストや品質面で自然と選ばれる存在になれば、きっと社会を変えられる」。経営者の立場から変革への挑戦が続く。




2020年第20回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」静岡新聞おめでとうございます!

第20回ジャーナリズム大賞作品決定 – 早稲田大学


大賞は素晴らしいし、特に『証言 沖縄スパイ戦史』なんかは凄い書籍です。

特に嬉しいのは奨励賞の静岡新聞
山梨の報道機関はほぼ無視の早川町の雨畑ダム(企業ダム)に絡む違法な環境汚染問題を
しっかり調査報道したこと。山梨県も早川町も早川町の住民も知っているのに。
あまりの民度の低い地域だとバレてしまいました。そしてこんな所に沢山の補助金が注ぎ込まれ
公共事業などで潤っている。そして誰も責任を取らない。


公共奉仕部門 大賞
かんぽ生命不正販売問題を巡るキャンペーン報道 (西日本新聞)

公共奉仕部門 大賞
「桜を見る会」追及報道と『汚れた桜「桜を見る会」疑惑に迫った49日』の出版 ネットを主舞台に多様な手法で読者とつながる新時代の試み (毎日新聞ニュースサイト、毎日新聞出版)

草の根民主主義部門 大賞
『証言 沖縄スパイ戦史』 書籍(集英社新書)

文化貢献部門 奨励賞: サクラエビ異変

受賞者氏名

静岡新聞社「サクラエビ異変」取材班代表 坂本 昌信(静岡新聞社)

発表媒体名
静岡新聞、静岡新聞HP

授賞理由
-ワクワクしながら読んだ。サクラエビは駿河湾の名産である。次第に特産物になった地元食材が、壊滅的な不漁を続けている。進行中のこの連載では、その原因を社会環境的に解こうとしている。湾に流れる河川の濁りにまず目をつけた記者は上流に遡り、ダムの影響、採石場からの不法投棄、縦割り行政の不連絡、川をめぐる産業利権を見出す。さらに外国産エビによる偽装、変更を余儀なくされる漁業、のみならず地域漁業に内在する問題にも触れる。誰もが主体であり、責任者だ。ワクワクする理由はまず記者の「自由すぎる」躍動ぶり、そして紹介される解決に向けて手探りで活動する地元の人々の姿である。カントの格言まで登場し、この現象の主役は地域全体なのだと主張する。啓蒙的論調がうまく避けられているのは、取材結果がさらに発見と問題を見出させる予定調和なしのリアルタイムさが読者に伝わってくるからだ。教育的価値も高い。地域の新聞ならではの力を感じた。(中谷礼仁)

受賞者コメント

-静岡が誇るサクラエビはまさにオンリーワンの存在。取材班の記者たちはこの「駿河湾の宝石」に誇りを持っています。不漁が依然続きますが、皆の知恵で復活する日を信じます。「海の問題はすなわち川の問題であり、森の問題であり、そして人の問題」。このたびの大きな賞の受賞を契機に一層自然とヒトの関わりについて考える読者が増えることを確信します。

本当に素晴らしいジャーナリズムの矜持を感じます。





Netflix 韓ドラ SKYキャッスル〜上流階級の妻たち

SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜 - BSフジ


すでにBSフジで放映されていたんですね(笑)

かなりドロドロ系な富裕層のお受験問題から始まりました。
まだ数話しか見ていません。

韓ドラには貧富の差を背景にした作品がかなり多い印象(おいらだけか?)

今後の展開に期待。




スクスク 椎茸

自粛モードで
録画鑑賞や庭仕事

椎茸は絶好調?

案外いい加減でも育つんですね。
収穫までに2年位かかるんですね。

ほったらかしモードでこれだけ出てくれば良いかと。

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日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす 青山透子 河出書房新社 2020

図書館本 歴史に残したい

青山さんの日航123便墜落 に関する書籍は読んでいます。
今回も地道な情報公開による資料収集により得られた事実を積み上げてきます。

521人の生命を奪った事件(事故ではなく)として、何が真実なのか
歴史の闇に埋もれさせてはいけないと思います。

相模湾に沈む機体の回収を何故しないのか?

真相解明が待たれます。

日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす
青山透子
河出書房新社
2020-07-21

日航123便墜落 遺物は真相を語る
青山透子
河出書房新社
2018-07-21

日航123便 墜落の波紋: そして法廷へ
青山透子
河出書房新社
2019-07-12


毒親と絶縁する 古谷経衡 集英社新書 2020

図書館本

古谷さんの本は色々と読んでおりますが、これは自叙伝的エッセイでしょうか。
色々と知らなかった事が沢山出て来て面白い(失礼しました)です。村上龍さんの
文章の美しさに魅了されたとか。4歳の息子さんがいるとか。経衡は改名したものだとか。

ご自身が書かれていますが、加害者と被害者の関係は日本と韓国の様な感じで
被害者は決して過去の屈辱や痛みを忘れる事はないと。

子供に対する教育熱は種々あるのでしょうが、良く内田樹さんが書きますが
教育は贈与であって投資ではないと。
古谷さんのご家庭は、どうも投資だと考えていたんでしょうね。

まあ、教育虐待のある意味、おかげで種々な文学や歴史に親しむ過程で現在の評論活動の
礎が出来たのも事実かもしれません。

これからも古谷さんの本は楽しみにしております。

毒親と絶縁する (集英社新書)
古谷経衡
集英社
2020-11-20


炎上する焚き火案件 


ソロキャンプや焚き火が流行っていて、芸人さんやら、アウトドア雑誌でも盛んに画像や動画が
アップされています。

日産の車のプロモーション(委託でしょうね)で炎上した案件
絶対NGな焚き火でした、すでにwebでの画像と動画は削除されています。

関連webはこちら







ちなみに、スバルも同じ感じでしょうか?




ちなみに、山火事の原因第一位は焚き火



【 日産 キックス X ツートーン インテリアエディション 】page_photo_14

山と獣と肉と皮 繁延あづさ 亜紀書房 2020年10月

図書館本 今年読んだ本ベスト10に入ってくると思う良書

読みだす前、そして少し読みだした時には長崎に家族で移住された方が
近所の猟師さんの活動をエッセイにした程度なのかと思っていた。

しかしである、非常に洞察が深く、自然と人間とのかかわり、人間と動物との係わりに
言及が及び、さらには民俗学・社会人類学的な書からの引用なども駆使して話が進む。

ワナ猟の近所のおじさんとの付き合いから、次にサル使いでもある本格的猟師さんと続く。
そして最後に皮革業の白鞣し職人さんが登場する。

もちろん、鹿や猪を美味しく食べるレシピもある(塩麹を使うと良いらしい)
しかし、そこから食文化へ話を昇華させ、水俣病へと話が進むのも凄いのである。

特に勉強になったのは、皮から革への話である。中世、清めとしての職業の
皮革業、そこに存在した「穢れ」という概念・文化。人間の死体、あるいは動物を屠るという
行為が差別という歴史を創り出し、脈々と続いてきたこと。
ここで筆者はしっかりと網野善彦氏や赤坂憲雄氏を文献として使う。

著者は体験を通して(もちろん、それまでの人生での学びや知識)、生きる事としての死を
見つめ、人と動物の輪廻転生、あるいは循環する時間とでもいうのが正しいだろうか、そんな
哲学をご家族5人で(お子さん3人)身をもって吸収してしまったのだと感じる。

環境学でもあり、食育でもあり、死生学でもあるように感じた書でありました。

山と獣と肉と皮
繁延あづさ
亜紀書房
2020-12-04




あんべのジンギスカン 

週末も自宅で庭仕事

薪をつくったり、色々と

そして七輪とスリット(穴あき)ジンギスカン鍋であんべのラム

幸福でございます。

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リニアと名古屋 捕らぬ狸の皮算用

オフィス・ホテルの稼働率低下 名古屋 再開発熱に冷や水: 日本経済新聞


今だけ、金だけ、自分だけの経済のゴールでしょうか?


備忘録

「千年先まで残し、世界的な文化財にする」。2020年9月、1954年の開業以来初となる大規模リニューアル工事を終えた名古屋テレビ塔の展望台で、運営会社の大沢和宏社長は力を込めた。

新生テレビ塔は2つの展望施設が入り、ホテルや飲食店など9店舗が入居する。同月、飲食や衣料品など35店舗が並ぶ商業施設「ヒサヤオオドオリパーク」も開業。11月には栄の地下街「セントラルパーク」も改装オープンした。

かつて名古屋市内で地価が最も高かった栄地区は、2000年代後半に名古屋駅前に抜かれている。15〜17年にかけ大名古屋ビルヂングやJPタワー名古屋が次々立った名駅周辺と比べ、その後の再開発も遅れていた。テレビ塔のリニューアルは栄の復権をかけた再開発第1弾ともいえる。

一方、名古屋駅周辺も東側の開発は一巡したが、市は西口に官民で交通ターミナル機能を備えた高層ビル2棟を建設する構想を抱く。市は「世界に冠たるNAGOYA」をキャッチフレーズに再開発の後押しに動いてきた。名駅や栄周辺で、土地の敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合(容積率)を緩和し、より高い建物が建てられるようにした。インバウンド(訪日外国人)取り込みへ、県と連携して高級ホテルの誘致に補助金を出す優遇策も講じてきた。

こうした動きに水を差したのが、新型コロナウイルスの感染拡大だ。

「アフターコロナの需要変化を見極める」。名古屋鉄道の安藤隆司社長は11月、名駅周辺で予定していた高層ビルの建設計画を見直すと発表した。名鉄百貨店など6棟のビルを取り壊し地上30階の高層ビルを建てる予定だったが、計画を当面凍結する。栄では丸栄跡地の再開発も、新たな商業施設の開業が21年11月から22年春にずれ込む見通しとなっている。

人や企業の動きも止まってきた。オフィス仲介大手の三鬼商事(東京)によると、12月の名古屋市ビジネス街のオフィス空室率は3.80%で前月比0.13ポイント上がった。8カ月連続の上昇で、18年3月(3.72%)並の高水準だ。市内のビジネスホテルで組織する「名古屋ホテルズ会」の船橋誠会長によると、11月の名駅周辺のビジネスホテルの平均稼働率は前年同月から30ポイントほど減って6割になった。伏見・丸の内、大須周辺のホテルも稼働率は4割にとどまる。

「テレワークをはじめ新たな働き方が定着している。オフィスなどの需要はすぐ戻らないだろう」。名古屋学院大の江口忍教授はこうみる。コロナ禍で人の動きが止まる中、大規模施設や再開発の必要性が揺らぎ、過剰感が生まれている。

愛知県の人口動向調査によると、10月時点の人口は754万1123人で前年比1万1750人減った。コロナ禍の影響で外国人の流入が減った影響はあるものの、年間合計の減少は56年の調査開始以来初めてだ。

再開発を控える名駅西口の地権者からは「コロナの影響を考慮し、都市計画を見直すべきではないか」との声も漏れる。起爆剤として期待されたリニア中央新幹線も大井川の流量減少問題で静岡県とJR東海が対立し、27年の開業延期が不可避の情勢となったこともそんな声に拍車をかける。

コロナ前に描いた青写真にほころびが見える一方、再開発の遅れを逆手に取るべきだとの声もある。中京大の内田俊宏客員教授は「再開発が進んでいる東京、大阪より、愛知はアフターコロナに対応した都市開発を進めやすい」と指摘する。「デジタル化やソーシャルディスタンスなど新たな生活様式に対応する、愛知独自のまちづくりを模索すべきだ」と訴える。

新常態をチャンスととらえ、東京や大阪に対抗してさらに飛躍することができるのか。行政も事業者も知恵の絞りどころだ。

(小野沢健一)



自家製椎茸

ダメモトで2年前くらいに植菌していたシイタケが最近よく出てきます(笑)
原木は家で切断したシイや桜など。
案外それなりに出来るもんですね。

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庭仕事

週末は外出せずに
ひたすら庭仕事
そして溜まった録画を鑑賞

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ガラガラな成田空港 20210204

弊社職員の国際共同研究渡航のサポートに成田空港第二ターミナル

ここまで閑散とした出国ロビーを見た事がない(以前、深夜便搭乗での大阪国際空港では経験あるが)

コロナ禍での世界規模での人の交流の激減

これも感染症対策としては間違ってはいないのだけれど、
早くワクチン接種あるいは薬剤が開発される事が最優先でしょう。


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記事タイトル「一所懸命に漕(こ)いできた〜“歴史探偵”半藤一利の遺言〜」

「一所懸命に漕(こ)いできた〜“歴史探偵”半藤一利の遺言〜」 - ETV特集 - NHK


素晴らしい番組でした。
特に司馬さんとの対話からの指摘は備忘録に残したいと思い画像を撮りました。









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そして半藤さんの願い、もちろん私の願いでもあります。
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資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 対談 マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン 斎藤浩平 集英社新書 2019

図書館本 良書

斎藤氏の人新世の「資本論」 (集英社新書) 新書 – 2020/9/が未読です。
また、まったくの経済学や哲学に対して不得意ですが、今後の世界の流れには興味をもっています。

ポスト資本主義と呼ばれる、資本主義社会の終焉から次の未来の姿をどのように
構築していくべきかという論考なのかな。
その背景には格差の拡大、貧困、地球環境問題そして民主主義の分断という現象があるのでしょう。

気が付いたポイントだけメモしておきます。
議会制民主主義の機能不全と過去へのノスタルジーに依拠した政治主導体制が、国難レベルの危機と合致した場合に、愛国主義的で、強権的な独裁体制に変貌してしまう危険性をもっと深刻なものとして、私たちは認識しなくてはなりません。(斎藤)
<コモン>を民主的に管理するという経験こそが、本当の意味での政治がどのようなものなのか、具体的な輪郭を与えてくれる。
新しい時代のコミュニズムを考えるならば、まず<コモン>から出発しなければなりません。(ガブリエル)
スー族のパイプライン建設反対:所有権の主張だけでなく、地球との新たな関係 まさに<コモン>
略奪的な経済を越えて人間と自然との関係を修復することに繋がる
ベイシックインカム(BI)の負の消費税(ミルトン・フリードマン 新自由主義)としての形
UBIに対してユニバーサル・ベイシック・サービス(教育、福祉、医療の無料化)

ポストキャピタリズムへと導く4つの要因(メイソン)
限界費用ゼロ、高度なオートメーション化と労働の定義の変化、正のネットワーク効果、情報の民主化
人々が強制的・義務的な仕事から解放され、無償の機械を利用して必要なものを生産する社会
上記4つの要因に抵抗する資本の動き
 市場の独占ー限界費用ゼロに対する抵抗、ブルシット・ジョブーオートメーション化に対する抵抗、プラットフォーム資本主義ー正のネットワーク効果への抵抗、情報の非対称性をつくり出すー情報の民主化への抵抗

サイバー独裁に抗うヒューマニズム
アルゴリズムを用いた社会の管理、シンギュラリティ、トランスヒューマンの可能性といった問題
環境危機がポストキャピタリズムへの契機となる
エコロジカル社会主義
グリーンニューディール支持者とMMT信者の共通性?

自由、平等、連帯、そして民主主義の価値




第1部 マイケル・ハート(資本主義の危機と処方箋   WEBより転載
政治主義の罠
“コモン”から始まる、新たな民主主義
情報テクノロジーは敵か、味方か
貨幣の力とベーシック・インカム)
第2部 マルクス・ガブリエル(「ポスト真実」の時代を生んだ真犯人
「人間の終焉」と相対主義
新実在論で民主主義を取り戻す
未来への大分岐―環境危機とサイバー独裁
危機の時代の哲学)
第3部 ポール・メイソン(情報テクノロジーの時代に資本主義が死んでゆく
資本の抵抗―GAFAの独占はなぜ起きた?
ポストキャピタリズムと労働
シンギュラリティが脅かす人間の条件
資本主義では環境危機を乗り越えられない
生き延びるためのポストキャピタリズム)



静岡新聞の調査報道 ジャーナリズムの矜持

水利調整「互譲の精神」 限りある資源、今も苦心【大井川とリニア 第5章 渇水から考える …砲瀏爾ξ域】|静岡新聞アットエス


この記事を一面で報道する静岡新聞の凄さを感じますね。

県民の命に直結する問題をしっかり調査報道する姿勢。

それにひきかえ隣の山梨県はスポンサーと行政に忖度しておめでたい記事しか流しませんね。


以下記事 下部に2021年1月31日朝刊

記録的な少雨が続き、1月15日から取水制限が始まった大井川。幾度も渇水に見舞われてきた流域住民は雨の少ない時期こそ大井川の水を必要としてきた。その水源を貫くリニア中央新幹線のトンネル工事で懸念される流量減少が深刻な少雨と重なった時、水利用にどれだけ大きな影響が及ぶのか。水問題に厳しい視線を注ぐ流域の思いを聴くとともに、渇水時に工事が何をもたらすのかを探った。

 大井川の水を農業用水として水路に取り込む赤松分水工(島田市)。15日午前9時の取水制限開始を前に、管理する大井川土地改良区の担当者が改良区事務所の監視制御室と連絡を取りながら水門を数センチ閉め、取水量を減らした。他の土地改良区も各地にある水門を調整し、農家に取水制限開始を知らせた。農業・工業用水の節水率は現段階で10%。
 中部電力は下流での水の使用に合わせて水力発電量を抑え、特種東海製紙も赤松発電所(島田市)での発電を停止した。発電の絞り込みは企業にとって損失だが、痛みを分け合いながら限りある水資源を使っている。中電の担当者は「利水者は運命共同体だ」と企業姿勢を説明する。
 「渇水時には利水者が互譲の精神で協力し合っている」。大井川土地改良区の安原正明事務局長も強調する。
 大井川では近年、取水制限が繰り返され、利水者同士の調整や工夫で渇水の影響を最小限にとどめている。ただ、水利の調整には限界もある。
 施設栽培、露地栽培が盛んな右岸の掛川市南部では、冬の渇水期でも一定量の水が必要だ。畑でニンジンを栽培する福田剛広さん(42)は畝に設置した配水管から1、2時間に1回、水やりをしている。海岸に近い砂地で保水力が乏しく、「成長期の冬は水が欠かせない」という。
 「取水制限をしなければならない状況はすでに緊急事態」と神経をとがらせるのは、イチゴ農家の水野薫さん(76)。調整池の水で一時的にしのぐのは可能だが、渇水が長期化すれば「生産規模を縮小せざるを得ない農家も出てくる」と嘆く。
 東遠地域の工場では工業用水を高価な水道水に一部切り替え、経済的負担が増す企業が出ている。節水率が引き上げられれば、上水道は左岸で地下水の割合を増やし、地下水が乏しい右岸に表流水を優先供給する。人々は互いに身を削り、知恵と工夫で渇水を乗り切ってきた。
 こうした現状を知ってか知らずか、水問題を議論する国土交通省専門家会議の福岡捷二座長(中央大教授)は昨年7月、「利水関係者が譲り合い、水を利用するルールがある」ことを理由に、工事による下流への影響は軽微だと発言。流域の猛反発を招いた。
 大井川右岸土地改良区の浅羽睦巳事務局長は「現状の調整でも苦労しているのに(工事で水が減れば)さらに調整が大変になる。(座長の)発言は筋違い」と困惑する。流域でなく東京で議論が進む国交省専門家会議。節水に苦心する利水者の実情はどれだけ伝わっているだろうか。

 <メモ>取水制限 利水者が節水率を決めて取水量を減らす。今回は、昨年11月からの少雨の影響により、上流のダムの貯水率が平年より低いため、15日から上水道5%、農工業用水10%の第1段階の取水制限を始めた。近年では、2018年12月から19年5月にかけて制限の期間が147日間にも及んだ。1994年度や2005年度に、節水率が40%を超えたこともある。







リニア静岡新聞1面210131

霧島市 ふるさと納税返礼品


赤身需要にお応え! A5鹿児島県産黒毛和牛赤身ステーキ&焼肉セット


ちなみに我が家の猫殿は生エサ食べません。
固形エサ大好きです(笑)






赤身需要にお応え! A5鹿児島県産黒毛和牛赤身ステーキ&焼肉セット

週末ルーティン?

レトルトカレーを混ぜてみた(笑)


結構いけます。

キャンプの時にもやったけど、このシリーズは種類が多いので
今回はこの3種。


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Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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