おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2015年04月

リニア中央新幹線開通前後の到達所要時間マップ

リニアは日本をどれだけ狭くするのか? 〜到達所要時間ビジュアライゼーションマップに挑戦〜 - ビッグデータレポート - ヤフー株式会社
(動画2)リニア中央新幹線開通前後の到達所要時間マップ

貴重な動植物を殺し、山を壊し大深度トンネル。そして、この程度の時間的距離の短縮。
皆さん、本当に必要だと思いますか??



でいごの花 島唄

THE BOOMの名曲『島唄』の歌詞の持つ本当の意味に涙が止まらない・・・


先日、デイゴの花を石垣で見ました。

フライフィッシャーでもある宮沢さん、そして甲府市出身。

僕達は犠牲のシステムとしての沖縄をいつまで続けるのだろうか?
 犠牲のシステムとは
「犠牲のシステムでは、或る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されない。この犠牲は、通常、隠されているか、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとっての「尊い犠牲」として美化され、正当化されている」


一部引用
(宮沢和史の旅する音楽:その1)たった一人のために

「島唄(しまうた)」は、本当はたった一人のおばあさんに聴いてもらいたくて作った歌だ。

91年冬、沖縄音楽にのめり込んでいたぼくは、沖縄の「ひめゆり平和祈念資料館」を初めて訪れた。そこで「ひめゆり学徒隊」の生き残りのおばあさんに出会い、本土決戦を引き延ばすための「捨て石」とされた激しい沖縄地上戦で大勢の住民が犠牲になったことを知った。

捕虜になることを恐れた肉親同士が互いに殺し合う。極限状況の話を聞くうちにぼくは、そんな事実も知らずに生きてきた無知な自分に怒りさえ覚えた。

資料館は自分があたかもガマ(自然洞窟<どうくつ>)の中にいるような造りになっている。このような場所で集団自決した人々のことを思うと涙が止まらなかった。

だが、その資料館から一歩外に出ると、ウージ(さとうきび)が静かに風に揺れている。この対比を曲にしておばあさんに聴いてもらいたいと思った。

歌詞の中に、ガマの中で自決した2人を歌った部分がある。「ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら」という下りだ。「島唄」はレとラがない沖縄音階で作ったが、この部分は本土で使われている音階に戻した。2人は本土の犠牲になったのだから。

(みやざわ・かずふみ。66年生まれ。歌手)

2005年8月22日 朝日新聞(朝刊)



葬儀につきお休み

28日通夜、29日葬儀
石井敏江さんを天国へお送りしてまいります。

PORTRAIT OF FUKUSHIMA: 2011-2015: LIFE AFTER MELTDOWN


プライム会員ですので、無料で購読させていただきました。

ジャーナリストの烏賀陽 弘道さんの写真集
最近ではスリーマイル島を取材して原発事故のその後をしっかりと報道しています。







烏賀陽 弘道さんの著作


報道の脳死 (新潮新書)
烏賀陽 弘道
新潮社
2012-04-17



サプリの話

『「健康食品」のウソ、ホント―目からウロコのサプリの真実―』
左巻さんの講演





ヤマアジサイの季節

ヤマアジサイが花芽を大きくしています。
西洋アジサイ(額アジサイはこれから)

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3−5年株 花芽が大きい




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嫁ぎ先を探しているヤマアジサイ達



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花芽が付いた挿し木で増えたヤマアジサイ

アジサイの季節

ヒメウツギ

科名:アジサイ科
属名:ウツギ属
学名:Deutzia gracilis
別名:姫空木

我が家で一番先に咲きます。

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後ろに写るのは嫁入り前のヤマアジサイ等々(笑)

なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか? 中島恵 中公新書クラレ 2015

購入しました。

中島さんのコラム等をweb等で拝見していて、非常にその観察眼の鋭さ、目線の中立性を感じていました。
本書はリアルな中国市民(貧乏な方も裕福な方も)とのお付き合いの中で中島さんが感じた想いを素直に
記述しているのだと思う。
中国人という名前の中国人は居ないわけで、国というシステムの中にいる個人としての人間に対する愛情が強く感じられるルポでもある。

嫌韓反中本あるいはヘイト本と呼ばれるジャンルが受け入れられる日本というシステムもおかしいと思う。
そして、比較したり区別することがいかに無意味か良く分かるのではないだろうか。日本礼賛本や礼賛番組ブームに対する危機感が語られる健全性があることに若干の安心を感じるのは私だけであろうか?

日本財団の笹川陽平会長が確かこんな事を書いていた、「親日家よりも知日派の養成が必要と考える」と。
沢山の観光客や留学生が日本を訪れる現在、多くの中国の方が知日派になってきているのではないだろうか。

備忘録的メモ

本当の日本を知りたい中国人(イメージと実像のギャップ)
暮らし「GDP」日本は世界一だと思う
日本人の中国に対する無知
中国の平均値を取ることは不可能
中国は昭和30年と平成40年が一緒になったような国
スマホ依存症が多い中国
戸籍問題(農村、都市部、教育分野)
青春の感動が存在しない中国の教育現場(クラブ活動等がない、勉強一色の学校)
日本の本が平積みな書店
女性が男性と対等に働く中国流
システムの欠陥=中国人の質の低さではない 不備なシステムの中でも助けあって生きる
経済の量では敵わない、生活、文化の質では圧倒的優位な日本
中国人は縁を非常に大事にするが、縁とは国境を超え、人種を超えつながっていく。
広い地球の中では、日本人も中国人も関係ない。



喪に服します

大学時代からお世話になった母親の様な存在の方が2015年4月21日に69歳で亡くなりました。
肺がんが見つかってから2年、最後は苦しむ事も無く逝ったとのことです。

沢山のお友達が天国で待っていることでしょう。

思う存分たばこも吸えるでしょう。
思う存分歌えるでしょう。

沢山の事をバイトで給料を貰いながら教えて貰った学生時代、そして銀座でまた店を始めて
色んな方を紹介してくれましたね。

ありがとうございました。

今年は森ドクターの7回忌でもありました。
http://dream4ever.livedoor.biz/archives/51892225.html

日本のジャーナリズム?


囲み記者の愚かさ(日本のメディアはこんなんなんだ)

自主規制なメディア。

調査報道、発表報道、広報報道 この違いを理解してニュースや記事を読んだ方が良いですよ。



南の島

時間がゆっくり流れる
羽田から2時間半ほど
2泊3日全食事込み 65000円 (空港ーホテル交通費を除く)
島料理が少なかったのが残念
ほんの数分のシュノーケリング(絶対溺れない浅瀬)ですら沢山の熱帯魚が見ることが出来ました。

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土曜日 竹の子

蒸し焼きが美味しいです。

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ニュースをネットで読むと「バカ」になる 上杉隆 2015

図書館本

デマ野郎というデマに負けない上杉さん(1968-)
何冊か上杉さんの本は読んで来ているが、なぜ福岡出身なのに都留文科大学なのかが僕には謎。

さて、今回の著作は、これまで書かれて来た事(記者クラブ問題等)に加えて、そもそも、ジャーナリストとは
何?という庶民の疑問に答えつつ、日本のメディア、そしてそれに関連する職業人の問題点を上手く指摘している。
そして、情報は疑え!と。
さらに、情報の判断基準は
1.情報を伝えている人が実名か匿名か
2.情報を伝える人・集団の属性(偏っていないか)
3.情報を伝える人の容姿によるバイアスはかかっていないか。


備忘録メモ
ジャーナリストと評論家の違い
専門家でもないのにコメンテーター
キャスターの誤解 アナウンサーとの違いは?

ソース(情報源)
クレジット(引用、参照元)
バイライン(署名)
の欠落

広報ジャーナリズム(発表報道)と調査報道の違い
マスメディアとスポンサー、広告代理店の関係性、そこから生まれる自主規制 (本間龍さんの「原発広告」が詳しい、または広瀬隆一氏)
既得権益としての記者クラブ制度
ツイッターでの匿名性、一次情報の怪しさが大きな情報リテラシーの可能性を壊した
本来想定された「集合知」が達せられない
匿名文化、違いを認めない文化 が炎上の燃料
人物の印象報道(小沢一郎氏、小保方氏)
スポンサーへの電凸・電突(電話突撃)手法によるアンフェア
陰謀論の蔓延しやすさ(クレジット、ソースの欠如)
ジャーナリズムを学ぶ機会の欠如
意見が合わない人をフォローしろ




官邸崩壊 (幻冬舎文庫)
上杉 隆
幻冬舎
2011-11-10





リニアは鉄道じゃない、だから時速が世界一じゃないよ!

2015/04/13 マスコミ最大のタブー「リニア中央新幹線」問題に迫る! 「陰の財界総理」こと葛西敬之・JR東海名誉会長の正体とは?〜岩上安身によるジャーナリスト・樫田秀樹氏インタビュー | IWJ Independent Web Journal


樫田さんとの対談
IWJサポーターの方は全部見る事が出来ます。
僕はもちろんサポーター(笑)




もう国家はいらない 田原総一朗、堀江貴文 ポプラ新書 2014

図書館本

個人的には緩やかな国境の消去が夢なので読んでみた。
田原さんの本も堀江さんの本も何冊か読んではいる。

対談本をまとめたものなので、深く考察されている訳ではない様に思う。
両者の基本思想は「おもしろい」事にたいする飽くなき興味だろうか?
田原さんは、面白いと思う事を徹底的にジャーナリストして追及する。
職をかけて「原子力戦争」を上梓した歴史もある。
逆に堀江さんは面白いと思う分野へ積極的に投資や自身がのめり込んでいく。

両者の違う所は、科学や技術の限界をどうとらえるかだろう。
堀江さんは技術や科学の万能性を信じているので原発容認。
田原さんはご自身の取材の経験もあり原子力(核力)に懐疑的ではないだろうか。

堀江さんの未来はシェアの社会だと語り、労働は楽しくなければならないと主張する。
またビットコインによる国境を越えるおカネの流れや社会の仕組みの変更(パラダイムシフト)に言及。

ふと思ったけど、堀江さんの考え方の中には自然という概念が無い様に思う。すなわち身体性の無い都市化(脳化社会)での生き方の様に感じた。


「消費を」をやめる 平川克美 ミシマ社 2014

図書館本

平川さん(1950-)の本は何冊か読んで、いつもなるほど、そうだよな〜と気づかせてくれる。
ご自身の起業経験、成功、失敗を通して、また豊富な読書や交友関係から導きだされた人生経済論かな。

金(貨幣)に絡み取られる人生を変えてみるのも良いと思った一冊。
そこには、基本的な労働、時間、貨幣の哲学が織り込まれているように思う。
そして、養老先生の脳化(都市化、身体性の逆)やエマニュエル・トッドの歴史人口学的な日本の立ち位置にも言及している。
読んでみて、内山節さんの思想との多くの共通性があるように思う。(たとえば、市場経済を組み替える、1999)

良く生きる事はどういうことなのか?

反知性主義な生き方をどう改めるのか?
そして、脱消費者をめざすのだ!
さらに小商い


備忘録メモ
株主資本主義で考えると日産もオリックスもすでに日本企業ではない
50年後に歴史を振り返れば、アメリカは失敗した国
空っぽの豪華さ、アメリカで成功した日本人の一部
他人の欲望を欲望する(人が持っているものを欲しがる)、人が持っていないものを欲しがる
経済成長しない社会設計
冷たい社会から暖かい社会(内山節さん的には冷たいお金と暖かいお金)



ヤマアジサイを守るために

毎年この時期になるとこいつがやってくる。
アジサイはあまり虫がつかないといわれていますが。。。。

たぶんクワゴマダラヒトリbyイモムシハンドブック

去年は5月の下旬に書いてました(笑)

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音楽って良いですね。言葉でなくても伝わる愛情

一人で見てください。

福島の原発事故をめぐって 山本義隆 みすず書房 2011年8月

図書館本 再読 前回のメモはこちら
違う時代を生きていれば湯川さん、朝永さんを越えていたかもしれないと言われたヒトですよね。

山本氏(1941-)が原発ファシズムの歴史を物理学者として科学史と併せて分かりやすく説明している。

備忘録メモ
近代科学は、おのれの力を過信するとともに、自然にたいする畏怖の念を忘れさっていった。
科学技術には「人間に許された限界」があること
国家主導科学

最後に氏は書く
「日本人は、ヒロシマ、ナガサキで被曝しただけではない。今後日本は、フクシマの事故でもってアメリカとフランスについで太平洋を放射性物質で汚染した3番目の国として、世界から語られることになるであろう。この国はまた、大気圏で原爆実験をやったアメリカやかってのソ連とならんで、大気中に放射性物質を大量に放出した国の仲間入りしてしまったのである。こうなった以上は、世界中がフクシマの教訓を共有するべく、事故の経過と責任を包み隠さず明らかにし、そのうえで、率先して脱原発社会、脱原爆社会を宣言し、そのモデルを世界に示すべきであろう。




目次
はじめに

1 日本における原発開発の深層底流
1・1 原子力平和利用の虚妄
1・2 学者サイドの反応
1・3 その後のこと

2 技術と労働の面から見て
2・1 原子力発電の未熟について
2・2 原子力発電の隘路
2・3 原発稼働の実態
2・4 原発の事故について
2・5 基本的な問題

3 科学技術幻想とその破綻
3・1 一六世紀文化革命
3・2 科学技術の出現
3・3 科学技術幻想の肥大化とその行く末
3・4 国家主導科学の誕生
3・5 原発ファシズム


あとがき


BE-PAL 2015年5月号 

ついつい買ってしまいます(笑)

アウトドア用の道具の進化の早さを感じます。
そして物欲をそそる!

記事としてはスモールカーでのキャンプなんてのが楽しい。

ただ、今回残念なところが一点。
尊敬する野田知佑さんのエッセイ。
記事の中にTさんという女性(ガーナで海外青年協力隊2009-2011)の話が出てくるが
「アフリカの最貧国で、現在は内戦が激しくなっている」と話したと。

明らかに間違いである。野田さんの様に海外に詳しい人なら、ちょっと調べれば分かるはずだ。
アフリカのネガティブイメージはつまらないテレビ番組やこうした記事で蔓延するのは非常に残念である。




経済特区自由村 黒野伸一 徳間書店 2013

図書館本

限界集落株式会社が面白かった。
その後のテレビ放映もそれなりに良かった。

ではやはり本の方が面白い。
実在する○○会なんかを参考にしたのかもしれない。

ネタばれになるから詳しくは書かないけれど、黒野さんは理想家、あるいは夢想家なのだと思う。
だから主人公や登場人物が生き生きと自然との係りの中で存在する。

世の中の矛盾や無情と向き合いながらヒトとして生きるために食う(食うために生きるのではなく)という
本質を文章に織り込んでいく。

自然、労働、貨幣、時間といった生きる哲学が本書の中にふんだんに注ぎ込まれていると書いても
オーバーではないと思う。

経済特区自由村 (文芸書)
黒野 伸一
徳間書店
2013-07-10

タープの張り方火の熾し方 高桑信一 山と渓谷社 2014

図書館本

高桑さん良いです。
高桑さんの本は大体読んでいると思います。
「山と渓に遊んで」2013が高桑さんの自叙伝だとすると、本書は高桑さんの山人生実践哲学かな。

前半部分は高桑さんが使ってきた野遊び道具の画像や思い入れ、使用感等々。
そして実践的効率的な野営方法。
もちろん失敗談も沢山書かれている。(熊と闘ったことも(笑)
ご自身は書いていないけど、高桑さんは自身と山との一体感を非常に大切にしていると思う。
それは景観を大切にすると言っても良いかもしれない。
多くの野営写真の中に高桑さん自身は決してブルーシートをタープに使っていないと思う。
自然色に近いタープを使用して森に同調しているように思える。

さらに、こんな風に書く
「焚き火があればバーナーは要らない、とは思っていない。私はサバイバル登山をしているつもりもないし、なにより焚き火だけに頼るほど自身家ではない」
まさに自然に遊ばせて貰っているという人間の態度だろう。

おちゃめの高桑さん企画として
行きつけの店、ジョイフル本田へ、3000円でお買い物なんていう野営道具購入ページも写真入りである。

そして釣りに対するスタイルも餌釣りも2号通し(かなり太い糸)で釣れた魚だけを食する、現在はテンカラ(和式毛鉤釣り)が多いというが、やはり食べる分だけを釣り、釣れなければ持ち込んだ食材で過ごす。

ちなみにこんな書き込みがある。
「テンカラ釣りの帝王といえば、瀬畑雄三と相場が決まっている。かのスーパー爺さんも歳と病には勝てず、近年はいささか停滞気味で、なんとも寂しいかぎりだ。と言いながら、実は私も他人事ではないのだが」
まだまだ、お二人には頑張って頂きたいのである。


そして最後に
「道具は使うものであり、使われるものではない」と。

そうそう、PETボトルを燃やしてもダイオキシンは出ませんので高桑さん、ご心配なく。


オオカミの護符 小倉美惠子 新潮社 2011

図書館本 文庫も昨年出ました。

映画より後にまとめられた本。
川崎市宮前区土橋 50世帯から7000世帯への変貌
50世帯時代の流域の思想から見えてくる生きる力
自然との関係性の中でこそ成立する人間の生活

進歩、発展という文脈の中で変貌し、忘れられていく民衆の風俗、歴史、技術、講、等々。
そんな風景を地道にトレースする旅から見えて来たモノとは?
そこにオオカミという信仰が繋がっていく。

備忘録メモ
大口真神(おおくちまがみ)と黒い獣 オオカミ
武蔵御岳山=月の御嶽 甲州御岳山=花の御嶽 木曽御嶽山=雪の御嶽
海の漁師は「山ほめ」 ほめ唄
オオカミ信仰と修験道
オオカミ信仰の神社が密集する秩父
お炊き上げとオオカミ信仰
御産立(おぼたて)行事 オオカミのお産の泣き声 柳田の「山の人生」ではオオカミの産見舞い
オオカミとヤマトタケル伝説
焼畑とオオカミの護符 火難除け、害獣除け、盗難よけ
「お山」 命の根源
仕事と稼ぎ(内山節)と山
神仏分離令と日本の侵略 内地に神社合祀令


映画
うつし世の静寂に 2010
オオカミの護符  2008



オオカミの護符
小倉 美惠子
新潮社
2011-12-15

外国人だけが知っている美しい日本 ステファン・シュエッカー 大和書房 2014

図書館本

スイス人が自ら歩いて見て体験した日本。
著者が作ったweb「ジャパンガイド」は月間1000万PVを越えると言う。
外国人が日本の訪問したいのは何処か、何を見たい、何を食べたい、何を体験したいのか。
ここが変だよ日本などなど。
そして、3.11後の日本、東北復興にも頑張る。

備忘録メモ
「ロンリープラネット」の説明とも少し違う温泉の入り方
リニア新幹線に早く乗りたい(速いだけでも興味があるそうですが、、、、、自然破壊を知らないのでしょう)
外国人が撮りたくないもの(アレックス・カー氏の日本景観論と同じだね)
 工事現場などの赤いコーン
 電信柱と電線
 看板
鉄道と連動しないバスの不思議(駅で降りてもバスに乗れない)
京都のバスの大渋滞
海外から予約出来ない英語サイト

ジャパンガイドのweb http://www.japan-guide.com/
facebook https://www.facebook.com/japanguidecom


いのちの初夜 北條民雄 kindle 青空文庫 『文學界』(1936年2月号)

医学、医療に係る人は読んでおいた方が良い作品。
もっと早く読んでおくべきでした。

ハンセン病と判明し、療養所(隔離処置)に入る主人公の想いが文字に込められている。
差別、偏見を生んで来たハンセン病。

あまりに惨い生活を強いられた人々が沢山居た事を決して忘れてはいけない。

北條さん(1914年9月22日 - 1937年12月5日)の本名は、2014年、ハンセン病に対する偏見、差別により本名は公表されていなかったが、出身地の阿南市が親族に20年間に渡って本名を公開するように説得、6月親族の了承を得て、没後77年経ってようやく本名が公開された。

北條さんの評伝も読まねばと思う。
高山文彦『火花 北条民雄の生涯』(1999年、飛鳥新社→角川文庫→七つ森書館)

いのちの初夜
北条 民雄
2012-10-01

自然にふれて取りもどす 人間の基本 スノーピーク監修 マガジンハウス 2015

日本を代表するアウトドアショップになったスノーピーク
キャンプ道具としては知らない人はいないのではないだろうか。
モンベルにしてもスノーピークにしても会社を運営するリーダーの哲学が商品に反映している。
本書はスノーピークの商品販売促進とは全く違う、スノーピークの思想哲学をわかりやす説明していると思う。

自然との係わり無しには生きられない人間。
しかし、脳化(都市化)する現在においては益々自然との距離が広がっていく。
そこでまずは「野遊び」を通じて自然との関係性を体感してみてはどうかと提案するのが本旨だと感じる。
都会に住んでいても、必ず近くに自然はある。
芝生の上を裸足で歩いてみる、雑草を真剣に眺めてみる。
ちょっと公園で自分でコーヒーを挽いてみる。

そんな事から始める野遊び。
まずは部屋の中でテントを張って寝てみる。
次は外でデイキャンプ、そしてキャンプ場で泊まってみる。
さらには、森の中で野営してみる。

色んなキャンプがあるけど、豪華な食材で料理を楽しむのも良いし、出来合いの食材で
ゆっくり星を眺めながら語らうのも良い。色んなキャンプの野遊びの方法がある。
そこから自然に触れ、自然に生かされている自分を感じる。

歩く、自転車、カヌー、色んな移動方法で自然に近づくのも良い。

野遊びは防災にも役立つのはこれまでの自然災害の教訓でもある。キャンプ用品があれば照明、熱源、防水などの対応は可能だ。

野遊びに釣りが出てこなかったのは社長の山井さんがフライフィッシャーであり、語りだすときりがないからだと想像した(笑)

一点だけ、本書の不満なところ、池田清彦氏が「野遊びは頭が良くなる」とコメントしているが、野遊び大好きな池田氏は自著の中で平気で淡水魚研究者を侮辱するテキストを残している。僕はそんな人は決して頭の良い人だとは思わないのである。


EM団子は河川環境浄化に効果無し 当たり前だけど。

2015-04-03 - samakitaの今日もガハハ 左巻健男/SAMA企画


名桜大学国際学群の田代豊教授が、EMに河川環境浄化の効果が認められないとする報告書を書いています。

http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/okinawa/12384/1/No19p189.pdf

*名桜大学は、EM開発者の比嘉照夫氏が勤務していた大学


問題山積みのリニア中央新幹線計画について、ジャーナリスト・樫田秀樹氏が講演

川の水枯れ、大量の残土、電磁波、そして原発との関係…問題山積みのリニア中央新幹線計画について、ジャーナリスト・樫田秀樹氏が講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/241467

 2027年にJR東海によって開通が目指されている、リニア中央新幹線。大手メディアでは「夢の超特急」として喧伝され続けてきたこのリニア新幹線だが、環境への悪影響や電磁波など、様々な問題が指摘されている。

 JR東海はこれまで、リニアが通る地元住民に対して説明会を開催してきたが、いずれの場合でも合理的な説明がなされることはなく、住民の理解を得られているとは到底言えないのが現状だ。

 2015年4月4日に開かれた学習会では、『”悪夢の超特急”リニア中央新幹線』(2014年9月、旬報社)の著者でジャーナリストの樫田秀樹氏が講演。川の水枯れや工事により出される残土、さらには原発との関係などについて説明した。


★ 樫田秀樹氏には、4月13日(月)19時から、岩上安身が単独インタビューを行います。
 配信はCh1( http://bit.ly/1biXzMu )で行います。どうぞ、ご注目ください。


【記事目次】
・山梨県、静岡県で深刻化する河川の水枯れ
・リニア中央新幹線の構図は原発と同じ
・リニアがもしウラン鉱床にぶち当たったら…
・リニアの問題を日本のメディアはほとんど報じない


【続きは記事ページにてご覧下さい!】


【関連記事】
・2015/02/03 地下水の汚染、水源の枯渇、地盤沈下、地価の下落、建築制限――問題が山積するリニア計画、大深度法が適用された外環道の問題に市民・議員らが警鐘
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/230042

・2015/03/18 リニアが新幹線より優れているのは「高速性」のみ!? 多くの懸念を残し、責任の所在もなく、議論も満足にされないまま進むリニア建設問題
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/239535

備忘録 ニセ科学 EM

EM菌:微生物資材投入イベントの河川水質への影響(名桜大学紀要論文)2014年3月 - Zutto_3のブログ - Yahoo!ブログ


これまで知らなかったブログですが、沢山の情報が書かれています。



日本自然破壊協会

僕は日本自然保護協会の2020年会員(2020年までの会費払い込み済み)なのですが。
突如協会が代わってしまった(笑) 4月1日のプレスリリース。

おそらく、あまりの自然環境悪化に協会幹部が狂人化(強靭化ともいう)してしまい、この様な愚行に
走ったものと思われます。

そして今年は日本自然破壊大賞を創設し、リニア新幹線構想で日本の自然を我がもの顔で破壊する
JR東海に授与する予定。


20150401
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