おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2014年09月

東海道新幹線30年 須田寛 大正出版 1994

JR東海社長(出版当時、その後会長、相談役)
1989年に同じ出版社から東海道新幹線―その足どりとリニアへの展望を出しています。

そして今年は東海道新幹線50年 (KOTSUライブラリ) を出していますね。

新幹線に関しては高度成長期と優良の労働力という背景、人口減少などまったく考慮しなくても経済成長するという流れであった。

本書は多くの内容が前著等の重なっている。
ご自分で書いたのか編集者が書いたのかは分からないが、、、、

なぜか同じ釜の飯を食ったであろう角本良平氏の著作等にはまったく言及してません。
都合の悪いことには目を瞑る交通政策に見えます。
是非、常識の交通学などをお読みいただければと思う。


1994年、すでに日本の将来における人口ピラミッドは人口減少になることによる歪な形になることは想定されていただろう。しかし、多くのばら撒きインフラが作られ、国債発行も増えていく。
そんな中で国鉄時代から始まっているリニア新幹線という「夢」の技術の名のもとで進んでいくプロジェクト。
そして1996年から宮崎実験線のあとを受けて山梨でリニア実験線が開始する。

本書ではリニアの目的は東海道新幹線のバイパス。前著ではリニア単独では採算が取れないので東海道新幹線との共同経営が必要と書いている。

また前著でもそうであるが、リニアの電力大量消費に関して、将来的には常温超電導技術の開発と書いているが2014年現在、まったく技術開発は報告されていない。

中央新幹線沿線学者会議(代表 天野光三 京大名誉教授)や沿線の期成同盟会の話も出てきます。

東海道新幹線30年
須田 寛
大正出版
1994-11

世界の鉄道経営「今後の選択」―わが体験的(21世紀)鉄道論 角本良平 流通経済大学出版会 2007

【著者紹介】
角本良平 : 1920年金沢市に生まれる。1941年東京大学法学部卒業。経済学博士。鉄道省入省。運輸省都市交通課長、国鉄新幹線総局営業部長、国鉄監査委員、運輸経済研究センター理事長、早稲田大学客員教授、帝都高速度交通営団管理委員などを歴任。現在、交通評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

日本の鉄道網、あるいは交通政策の未来はどうあるべきか。
世界の鉄道等に関する詳細なデータを基に議論しています。


備忘録的メモ
EU 輸送の経営と線路の経営の分離 しかし将来未定 上下分離(青函トンネル)方式
鉄道事業の安定成熟の段階
鉄道の将来を決定するのは利用者(直接の当事者ではない)
東京駅への過集中
新幹線投資による利用者負担増
鉄道への郷愁、工事そのものへの固執
21世紀への処方箋 高速化などという競争意識を改め、自国の経費負担能力の限度内に支出を抑える。
海峡連絡鉄道の破綻(イギリス)
コンコルドに見られる失敗(航空交通における)
ドイツのリニア(トランスビット)撤退
新幹線技術改良による高速化(既存技術の改良)
鉄道建設の着眼点 7つ。どのような意思、目的と国民支持、技術力、自立経営、必要な空間確保、環境(地形、地質)、時代変化への適応力
鉄道の今後 昨日の夢を捨てる 需要の粉飾をなくす

目次
21世紀の日本と世界
各国の状況(西ヨーロッパ16国7大国の特色)
「限界の時代」に到達(現段階の問題点
鉄道網は広がるか)
日欧旅客鉄道の成果(“高速化”競争の半世紀
中央駅の設定―東京とベルリン
都市鉄道に限界―東京・ロンドン・パリ・ローマ)
今後の選択(交通の広域化と「鉄道離れ」進行
昨日の夢を捨てよう21世紀の選択)


常識の交通学 角本良平 流通経済大学出版会 1999

角本氏(1920年生まれ、東大法、鉄道省、国鉄等々)

以前下記の書籍を読み興味を持ちました。
新幹線開発物語 角本良平 中公文庫2001
その時の読書メモが下記
1964年の「東海道新幹線」に加筆訂正とのこと

技術論は省きます。
角本氏は「世界の鉄道経営、今後の選択(2007)」「常識の交通学(1999)」でも指摘していますが、21世紀の高速鉄道には非常に懐疑的である。

用地買収:沿線104の市町村に委員会設置。集団交渉方式 名古屋駅西地区 1700戸(台湾、中国、韓国人)強制立ち除き
土地収用法への疑問 新幹線の様な工期を急ぐ事業に不向き(私有財産権の制限?)
全線で数十億の道路経費(補修、新設)
工事費の大幅超過 1900億から3800億
新幹線の評価は現在においてもなお一致していない。

新幹線その後
東海道新幹線 開業3年目から黒字 政治は運賃引き上げ 結果 停滞 さらに東北、上越新幹線推進 経営破たんへ 上下分離方式へ?
輸送量 1990年代をピークに停滞 人口の停滞減少 将来予想は下り ローカル線のバス転換
リニア新幹線の将来性:技術自体の成否よりも、その実用化の可能性である。

問題点は3つ。
1.全く新しい技術をいきなり長距離区間に使用して安全か? 
2.建設費が巨大、国民が負担できるか? 
3.投資に見合う需要があるのか?
読書メモ ここまで

さて、本書です。
世界の鉄道データを使い日本の鉄道政策の異常?を指摘していく

いかに鉄道政策が作られ、現状を生んでしまったか。
国鉄の誤りはいつ、どこで発生したか。
敗退の現実(鉄道市場の変化、経営悪化を加速した労使と政治の無策等々
そこに見えるのは日本特異的思考方法と政策決定プロセスだろうか。

備忘録的メモ

十河信二が開いたパンドラの箱 十河(1884-1981)(1955-1963国鉄総裁)
都市と地方の人口増減の影響調査の必要性を指摘 しかし国鉄も政府も東海道地域の人口増加は永続と信じていた。都市ですら停滞の事実を見逃す
ドイツが撤退したリニアを日本で継続開発する疑問。実験線での騒音を聞いた新聞記者は何を感じたか。
東海道の建設費、予定の2倍 リニアは?

費用・効果分析の有効性 (政府は2000年度の公共事業から費用対効果を全面公表)
学会の常識
研究による浪費と現実遊離


目次
第1編 わが国の政策・学問を貫く日本型思考と打破の試み
第2編 国家を上位とする思想の克服
第3編 常識の交通学(交通と経済
欠損増大のプロジェクト群
提言―「常識の交通学」)


嘘と絶望の生命科学 榎木英介 文藝新書 2014年7月

図書館本

STAP細胞論文からも見えて来た研究不正に関しての論考。
著者(1971-)は小保方氏の母校、早稲田(1年間だけ?)、東大理学部、博士課程中退、神戸大学医学部学士入学、病理医との経歴。

本書では書かれていないが、大学によっては博士号を取るのに主査に100万、副査に50万という話が普通に聞かれる。さらに論文の質の問題は今回の早稲田のコピペ問題だけにとどまらないのだろう。
そしてこれは、決して本書がバイオ研究だけの現実として映し出しているものではないであろう。


ご自身が博士論文を諦め医学部に転学し、その後医学部での経験をもとに大学や研究所の研究不正、製薬会社と大学との癒着等に言及している。

備忘録メモ
ピペド(ピペット、ピペットマン奴隷)という大学院生の存在 ピペットマンはバイオの業界では必ず使うマイクロピペット
増えすぎた大学院生とポジションの少なさ
無料の労働力としての大学院生、ブラック研究室とブラック教授
絶対支配者としての教授(就職斡旋、博士号)
科学技術政策の公平性は?政治の圧力は?
論文数:日本は停滞(4位、中国急激な上昇5位)
事業仕分けにおける蓮舫議員の「2位」発言の不理解、巨艦巨砲主義の問題。
カネが歪めるバイオ研究 研究者側も応用的活用を申請しながら実は基礎研究のみの例
研究者同士の「ムラ化」
研究不正:捏造、改ざん、盗用
ギフトオーサーシップ:著者権利をプレゼントされる。今回のSTAP問題
無くならない不正(研究費不正使用、早稲田 松本和子教授、その他)
日本版研究公正局の必要性


目次
第1章 「奴隷」が行うバイオ研究
第2章 ブラック企業化する大学院
第3章 カネが歪めるバイオ研究
第4章 研究不正〜底なしの泥沼
第5章 バイオを取り戻せ


修羅場の極意 佐藤優 中公新書 2014

図書館本

中央公論 2013−2014に掲載された「修羅場の作法」の再構成とのこと。


歴史上の人物から読み取る、覚悟と修羅場。
安藤美冬氏の修羅場がどうかは良く分からないが、他の登場人物には共通点が多いように思う。
それは最後の西原さんとの対談でも同じ。
最悪のシミュレーションを想定しておく覚悟。
その覚悟により事前に対応策をある程度準備出来る。
嘘をつく、ズルをするのはもちろん良く無い、しかし、窮鼠猫を噛む的な準備としての嘘やズルは良いかな(笑)

読んでいて、某国の首領様など、立派にカムバックしてやりたい放題なのは、綿密な最悪シナリオを事前に用意していて、上手く立ち回っているのだとある意味納得。


○目次
はじめに――東京拘置所での谷底生活から

I 偉人たちのサバイバル術
1章 助言者は絞り込め【マキアベリ】
2章 逆説的発想で事態を打開せよ【イエス・キリスト】
3章 「偽装」というテクニック【ドストエフスキー】

II 反面教師たちの失敗学
4章 破壊的影響力の秘密【ヒトラー】
5章 悪知恵にだまされるな【オットー・ケルロイター】
6章 “正義漢"の勘違い【スノーデン】

III 「獄中」の教訓は役に立つ
7章 独房で筆者の精神を救ってくれた教え【内村剛介】
8章 経済学と小説の力【宇野弘蔵】

IV ヴァーチャルな修羅場、リアルな修羅場
9章 人間関係に役立つ神学者の言葉【ディートリヒ・ボンヘッファー】
10章 ノマド的狃萓そ儉瓠攬惰H冬】
11章 不作為は悪【小説『インフェルノ』のラングドン】

対談 「最悪」のシミュレーションだけすればいい【西原理恵子】

おわりに――「時」を見極めるということ

修羅場の極意 (中公新書ラクレ)
佐藤 優
中央公論新社
2014-06-09


原発事故と放射線のリスク学 中西準子 日本評論社 2014

図書館本

リスク学の大家との事です。初めて読む方です。
3.11以降、科学者の社会的責任が大きな問題となったと感じる。それは明らかに原発問題で
科学者の発言により安全、安心の前に存在するであろう信頼が失われた事である。

いくら正しい情報だと科学者(権威)が主張しても、それは本当なのか?という不信感が蔓延している。
そして安全神話創造に科学者自身も関与していた事実。
生きている限り、ゼロリスクは存在しないという真実を考えながら読んでみた。

対談やら学術情報やらテンコ盛り。ただ、最後の上野千鶴子との対談の必要性は分かりませんでした。

論点は低線量被ばくの捉え方、それと住民帰還と移住の問題。

低線量被ばくに関しては、閾値無しモデルを評価、基準値の不統一性を指摘
除染の放射線基準に関しては、除染したから全員帰還でなく、移住する補償も選択も保障されるべきと。

小出先生のR50,R60というような年齢による摂食リスク管理なんて話にも言及して欲しかったかな。
子供や若者は可能な限りゼロリスクな食品を、高齢者はガンのリスクを受け入れて。

備忘録メモ
周辺線量当量と実効線量が同じと誤解
生活習慣を変えると放射線のリスクが変わる
内部被曝の問題はまったくないと考えて良い(市場に出ていない食品の摂取を考えないと)
甲状腺がんの発病率(罹患率)と検診の数値の差異の理解
除染基準の1ミリシーベルトと20ミリシーベルトの問題(筆者は新しい基準(5ミリ)が必要と)
次の世代が住まなくなる可能性のある地域の除染の意味 by 飯田泰之
除染・帰還モデル、集団移転モデル、個別補償モデル、あるいはその組み合わせ
リスクトレードオフ あるリスクを取り除くために最初のリスク削減の効果を食いつぶす
リスク管理の3原則 リスクフリー(ゼロリスク)、リスクベース、、リスク/ベネフィット
損失余命という尺度
原発のリスクより温暖化のリスクを取る(中西)



目次
第1章 放射線のリスク
1.1 外部被ばくと内部被ばく
1.2 しきい値ありとしきい値なし
1.3 放射線がん組織幹細胞の役割 丹羽太貴さんにきく

第2章 原発事故のリスク
2.1 原発事故のリスク
2.2 除染と帰還
2.3 除染目標値とリスク
2.4 除染の現場から 半澤隆宏さんにきく

第3章 福島の「帰還か移住か」を考える----経済学の視点から
【対談】 飯田泰之 vs. 中西準子

第4章 化学物質のとリスク管理から学ぶこと

第5章 リスクを選んで生きる
【対談】 上野千鶴子 vs. 中西準子(『婦人公論』より転載)

原発事故と放射線のリスク学
中西準子
日本評論社
2014-03-14

社説:リニア建設 本当に進めて大丈夫か - 毎日新聞

社説:リニア建設 本当に進めて大丈夫か - 毎日新聞



社説:リニア建設 本当に進めて大丈夫か

毎日新聞 2014年09月06日 02時30分

 JR東海が国土交通相に着工の認可を申請したことで、リニア中央新幹線がいよいよ現実味を帯びてきた。認可が下りれば、国による基本計画決定から41年を経て、巨大プロジェクトが動き出すことになる。


 だが、本当にこのまま突き進んでよいのか、と改めて問いたい。

 2027年の品川−名古屋開業、45年の品川−新大阪開業を目指すリニア中央新幹線計画は、総事業費が約9兆円に上る異例のスケールだ。JR東海が全費用をまかなうというが、採算面で大きな不安を抱えたまま、踏み出そうとしている。

 万一、経営を揺るがす事態になれば、JR東海だけの問題ではすまなくなるだろう。日本の大動脈を独占的に担う、極めて公共性の高い企業であり、税金を使った救済にも発展しかねない。

 それなのに、国会で包括的な審議がなされることも、国民的議論が盛り上がることもなかった。ここが一番問題だ。国交省は、計画ありき、でゴーサインを出すべきではない。

 リニア中央新幹線には、限界に近付いた東海道新幹線の輸送能力を補うことや移動時間の短縮に加え、東海地震に備えた代替ルートの確保、東海道新幹線の老朽化対応という狙いがある。だが、経済性、環境面、安全性の観点などから、多くの疑問や懸念が指摘されている。

 南アルプスを貫くトンネルの工事は特に難航が予想され、大幅な長期化もあり得る。JR東海は名古屋までの工事について、5年前に発表した事業費を935億円上方修正した。しかし、工期、資材価格や人件費、借金の金利など不確実性は多く、大幅な追加もないとはいえない。

 想定外の費用増がなくてもこの事業に採算性がないことをJR東海自身が認めている。昨年9月、山田佳臣社長(当時)は、「リニアだけでは絶対にペイしない(帳尻が合わない)」と記者会見で明言した。

 東海道新幹線のもうけで穴埋めする考えのようだが、人口減少と高齢化が進む中、需要の増加どころか現状維持さえ確かとは言い難い。新大阪までの工事が完了するとされる31年後の日本の姿を予測することは極めて難しいのである。

 巨大プロジェクトの事業費が、当初の想定よりはるかに膨らんだという事例は少なくない。例えば本州四国連絡道路では3.8倍に跳ね上がった。甘い需要見通しで突っ走った過去の失敗に学ぶべきではないか。

 東海地震の際の代替ルートというのであれば、リニアでなくてもよいし、北陸新幹線の活用もあろう。まさに国全体に関わる話として検討すべきテーマである。今から本気で議論をしても、遅すぎない。

夢の××には気をつけろ。リニア 

地下1400メートルにトンネル リニア、技術未確立のまま着工へ 2014年9月6日 - gooニュース - ニュース - 環境goo


以下転載
地下1400メートルにトンネル リニア、技術未確立のまま着工へ

2014年9月6日14時16分

神奈川新聞

地下1400メートルにトンネル リニア、技術未確立のまま着工へ
(神奈川新聞)
 最高時速505キロ、品川−名古屋間をわずか40分でつなぐ“夢の超特急”リニア中央新幹線が10月にも着工される。事業主体のJR東海は環境影響評価(アセス)書と工事実施計画書を8月下旬に国土交通省へ提出した。完成予定は2027年。歓迎の声がある一方で環境への影響やコスト、エネルギー効率について疑問視する意見も根強い。過去に例のない深さの地下を超高速で走り抜けるこのプロジェクトの全容は−。■大深度まっしぐら
 地下を突き進むその特異な軌道が克明に示されていた。
 JR東海が8月26日に公開した「中央新幹線品川・名古屋駅間の工事実施計画書」。品川−名古屋間286キロ、そのルートの地上からの深さと地表面の海抜が1キロごとに記載されていた。これまでもアセス書などで地下構造の概略図は示されていたが、詳細な断面図が公表されたのは今回が初めてだ。
 県内の延長約40キロのうち地上に出るのはわずか1・3キロ。それも相模川橋梁(263メートル)や道志川橋梁(167メートル)など、橋が架かる部分に限られる。
 川崎市内はすべて深さ50〜80メートルほどの地下を走り、県内唯一の駅となる「神奈川県駅」(仮称、相模原市緑区橋本)のホームは地下約30メートルに造られる計画。13年3月開業の東急東横線渋谷駅とほぼ同じ深さとなる。
 駅の5キロほど手前の地点(地下約50メートル)から徐々に地上へ近づき、駅からまた深く潜っていく軌道だ。ホームの深度を浅くするために軌道を引き上げているのだと、JR東海の広報担当者は説明する。
 リニア中央新幹線の地下構造は、2001年に施行された「大深度法」が適用される数少ないプロジェクトの一つだ。
 地下40メートル以下を大深度と定め、都市部では地上の地権者の権利が一部制限され、公共使用の場合は原則的に補償の必要がなくなる。これまで同法が適用されたプロジェクトは、東京外郭環状道路(外環道、関越自動車道−東名高速道路間)と神戸市の大容量送水管整備事業の2件で、リニア新幹線が3例目となる。■山間部の地下貫く
 断面図をつぶさに追っていくと、県内の最深部は相模原市緑区寸沢嵐付近と分かる。品川駅から51キロ地点付近、海抜500メートル超の山間部の地下307メートルを貫く。
 さらに西へ進むと静岡、長野、山梨の3県境、3千メートル級の山々が連なる南アルプスもその地下をひたすら直進する。
 工事実施計画書に記載された断面図によると、起点の品川駅から約153キロ地点、小河内岳(標高2802メートル)付近で最深部となる。山頂、つまり地表からの深さは約1410メートル。過去に例のない“超”大深度にトンネルが掘られる計画だ。
 アセス書によると、建設中も開業後の走行時も、振動や騒音の基準を下回る見通しで、水源や水質への影響も小さいと予測。地盤沈下の可能性も少ないとし、地上に住宅がある区間では事後調査するとしている。
 掘り出される残土は県内分だけで横浜スタジアム約46杯分の1400万立方メートルに上り、うち7割の使い道は現時点では決まっていない。■約50ヘクタールの車両基地
 品川−名古屋間に二つだけ設けられる車両基地のうち、一つは豊かな自然が広がる相模原市緑区鳥屋の約50ヘクタールに建設される。
 道志川橋梁近くで本線から南側へ支線が引かれ、その先に車両を止められるようにする。
 日産スタジアムのフィールド約65個分に相当する用地の買収交渉はこれから始める。大規模に山地を開発することで緑地が失われることから、JR東海は近隣に約2ヘクタールの広大な人工の自然環境「ビオトープ」を整備する方針をアセス書に盛り込んだ。現状の湿地や草地に類似した空間をつくるという。
 10月とされるリニア新幹線の着工。用地買収が必要ない品川、名古屋両駅の施工を先行させる計画という。並行して、新駅や車両基地の用地買収交渉を進め、手続きが整った順に着工していく方針という。8月26日に横浜市内で開かれたJR東海の会見では、県内でいつ工事が始まるかについては明言を避けた。
 世界最高速度で、過去に例のない大深度地下を世界初の超電導磁気浮上式リニア技術で走る未知の乗り物。その前代未聞の工事が間もなく始動する。◇エネルギー効率に疑問
 産総研・阿部修治さん
 最終的に大阪までを結ぶリニア計画は総工費9兆円という巨大プロジェクトだが、膨大なコスト、消費エネルギーに疑問を寄せる声もある。
 「メリットはスピードぐらい。エネルギー効率は東海道新幹線と比べ3分の1から4分の1だ」。そう指摘するのは独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)で、エネルギー消費やリニア技術などを専門に研究している阿部修治首席評価役(60)。
 試算によると、乗客1人当たりに使用するエネルギーは東海道新幹線の4〜5倍。消費電力で比べても時速300キロで走行した場合で新幹線の2倍になるという。
 乗客定員が1編成千人と少ないのとエネルギー効率の悪さが理由で、阿部さんは「東海道新幹線に磨きをかけた方がよほど効率的」と指摘する。減速しなければならないカーブを極力直線化し、老朽化した橋梁を架け替え地震に強い構造にする。そうした再整備で総コストは圧倒的に安く済むという。
 さらに8月の工事実施計画の認可申請の際、総工費が935億円増額されたことを例に「具体化していない部分が多く、コストが膨れる可能性は否定できない」と話す。
 JR東海は増額の理由について、車両内に電力を供給するシステムを従来のガスタービンから非接触で電力供給できる誘導集電技術に変更したためだとしているが、今後も新たな技術導入や人件費の上昇がないとは限らない。
 そもそもJR東海は「営業運転が何両編成になるかは決まっていない」と説明する。山梨の実験線では、今年6月に7両から12両編成に増やしたが、現在は7両に戻して走行試験を実施している。阿部さんは「営業運転までに開発しなければならない技術はまだまだたくさんある」と、技術自体が未確立のまま走りだしたプロジェクトの推移に注目している。

蓮子の生き様 花子とアン

「花子とアン」第135回〜訣別の時。生きる道が違ってしまった花子と蓮子|日々のダダ漏れ


花子の中の山梨県民性(あるいみ日本国民性?)を強く感じる会話
長いモノには巻かれろ、寄らば大樹の影的な生き方?

ブログより

花子) こんなに思ってくれる奥様がいるのに…。
    (小声で) どうして龍一さん、そんな危険な活
    動に加わってしまったのかしら?
蓮子) でも、龍一さんは、間違った事はしていない
    わ。あの人は、誰よりも子供たちの将来の事
    を考えているわ。だから今の国策に我慢でき
    ないのよ。はなちゃんも、この間ラジオで言っ
    てたわよね。「戦地の兵隊さんが、誉の凱旋
    ができるよう、おうちのお手伝いをして、しっか
    り、お勉強致しましょう」って。まるで、「みんな
    頑張って強い兵隊になれ」と言っているように
    聞こえたわ。

花子) あのニュース原稿は…。
蓮子) はなちゃんも…誰かに読まされているんでし
    ょう? そうやって、戦争をしたくてたまらない
    人たちが、国民を扇動しているのよ。

花子) 蓮様、声が…。
蓮子) 私は、戦地へやるために、
    純平を産んで育ててきたんじゃないわ。

客) ごちそうさん。
かよ) ありがとうございました。
(店を出ていく客たち)
かよ) はい。おいしいコーヒーを入れましたよ。
    お姉やんにはサイダー。
花子) ありがとう。お客さん、帰っちゃったわね。
蓮子) ごめんなさい。かよさん…。
かよ) いいえ。どうぞごゆっくり。誰もいなくなったか
    ら、大きな声で話しても大丈夫ですよ。
花子) 蓮様。さっきのような考えを口にするのは、
    今は慎んだ方がいいと思うわ。

    蓮様まで捕まったらどうするの?
蓮子) はなちゃんは、本当は、どう思っているの?
花子) えっ…。
蓮子) ラジオのマイクの前で、日本軍がどこを攻撃
    したとか、占領したとか、そんなニュースばか
    り読んで…。ああいうニュースを、毎日毎日聞
    かされたら、純粋な子供たちはたちまち感化さ
    れてしまうわ。お国のために命を捧げるのが、
    立派だと思ってしまう。

花子) 私だって戦争のニュースばかり、伝えたくない
    わ。でも…こういう時だからこそ、子供たちの心
    を少しでも明るくしたいの。私の「ごきげんよう」
    の挨拶を待ってくれる子供たちがいる限り、私
    は、語り手を続けるわ。
蓮子) そんなのは偽善よ。
    優しい言葉で語りかけて、子供たちを恐ろしい
    ところへ導いているかもしれないのよ。

花子) そんな…。私一人が抵抗したところで、世の
    中の流れを止める事なんかできないわ。
大き
    な波が迫ってきているの。その波にのまれる
    か、乗り越えられるかは、誰も分からない。
    私たちの想像をはるかに超えた大きい波なん
    ですもの。私もすごく恐ろしい…。でも…その
    波に逆らったら、今の暮らしも、何もかも失っ
    てしまう。大切な家族さえ守れなくなるのよ。
蓮子) やっぱりもう、うちの家族とは関わらないほう
    がいいわ。こんなこと頼んだ私が間違ってた。
    忘れてちょうだい。お勘定。
かよ) 蓮子さん。
花子) 待って。私は、蓮様が心配なの。
    真っ直ぐで危なっかしくて…。
蓮子) はなちゃん…。心配ご無用よ。
    私を誰だと思っているの?
    華族の身分も、何もかも捨てて駆け落ちした、
    宮本蓮子よ。
    私は、時代の波に平伏したりしない。
    世の中がどこへ向かおうと、
    言いたい事を言う。書きたい事を書くわ。
    あなたの様に、卑怯な生き方はしたくないの。

花子) そう…。分かったわ。
    私たち…生きる道が違ってしまったわね。
    これまでの友情には感謝します。
蓮子) ええ。さようなら。
花子) お元気で。


日本自然保護大賞

日本自然保護協会「日本自然保護大賞」


個人的にはこの会のサポーターですので、素晴らしい団体や個人に賞を取って欲しいです。

ですが、おやじのぼやき的には

日本・世界自然大破壊大賞もやって欲しい!

東京電力様

JR東海様

その他多くの自然環境破壊企業様。





P9022453

リニアと水資源、その他 

リニア中央新幹線が水を奪う|地域の水循環のはなし


簡潔にまとめられています。


市川宏雄氏の講演会

リニアに悪いことはない、こんないいことはない ― 市川宏雄講演会



講演会の聴講録でしょうか。

自分はこの市川氏の本を読んでのけ反った一人です。
都市一極集中万歳な方であります。
当初リニア推進していた御用学者の方々ですら、地方分権、東京一極集中を回避と言っておりました。

こんな方が都市工学とか言って、謝礼を貰って馬鹿な講演会をしている訳です。
ブログ主さんも指摘していますが、橋山先生の論理的な話を聞く方が地方の子供達の未来に有用だと思います。

嘘だと思ったら、市川氏と橋山氏の本を読み比べれば直ぐに分かります。
最近またトンデモ本「東京五輪で日本はどこまで復活するのか」を書いているようです。






おやじにピッタリなピクニック?

いつかは欲しかったバスケット

森の達人が譲ってくれました。

食器は使う人を選ぶと言いますよね。

まさに、ピッタリ。

今度のキャンプで使います。

ちなみにポットがサーモスだったのには驚き。

敷布は昔インドネシアのスマトラ島で買った腰巻というのは秘密です。

opitima2optima


図説 じんぺい式自然と遊ぶ手作りクラフト 荒川じんぺい 講談社 2004

2004年 今から10年前の書籍である。

もちろん電動工具等は進歩改良されている。
しかしである、森も自然も、工作の技術も大きくは変わっていない(もちろん残念な人的自然破壊は行われているが)。

DIYの基本的な技術で、身の回りの森からの恵みを利用してオリジナルな家具や道具を創ってしまう。
そんな作業から自然の大切さも知る事が出来る。
荒川さんのマルチタレントが羨ましい。

流木アート、森や自然への造詣の深さと博学、焚き火の達人、そしてもちろん装丁家としての才能も。
いつも本棚の手に取りやすい場所に置いておきたい一冊である。


ご利用は計画的に!ヤマアジサイ

本年のアジサイ挿し穂

生着率95%以上?

無計画に挿し穂(笑)

自然って凄いですね。

また来年、無理やり貰っていただく事になります。

皆様よろしく(笑)


18世紀後半のフランスの経済学者ケネーは、農業だけは富を増加させていると主張した。それは農業には自然の生産力が加わっている。彼は社会の富の総量は自然の生産力によってもたらされた以上にはふえないと考えた。
内山節さんの著作より

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「お金に換算できない価値が眠るところ」 とリニアの関係性 里山資本主義

藻谷浩介さん「お金に換算できない価値が眠るところ」 | あの人に聞く“里山のチカラ” | NHKエコチャンネル


何度も書いて恐縮ですが、藻谷氏のダブルスタンダード。
国策には逆らいません、言われた課題で講演します(もちろんタダではないでしょう)。
そんな感じでしょうか。

里山壊して、村落壊して、リニアの駅をうまく利用しよう?

旨い話には気をつけよう。


山梨県での講演会

藻谷浩介氏により、次のとおり行われた講演会の講演録を掲載します。

今後の社会経済状況を見通し、山梨県の歴史・特徴を踏まえた上で、リニア新駅の活用による本県の発展可能性等について、鋭い視点からの講演を頂きました。


演日:平成22年5月24日(月曜日)

場所:「アピオ甲府」

演題:『リニア新駅と地域づくり』

☆講演の内容については、以下のファイルをご参照下さい。

藻谷浩介氏講演録(PDF:329KB)

藻谷浩介氏講演資料(PDF:516KB)



Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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