おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2014年04月

環境影響評価業務 リニア 日本交通技術株式会社 ODA不正

措置の実施について | 2014年度 | お知らせ | ニュース - JICA


ふと目にとまった記事
ODA事業でワイロ

日本交通技術株式会社

どこかで見た名前だ、、、、
そう、JR東海のリニア構想で環境影響評価業務を行っている。

環境影響評価業務は、ジェイアール東海コンサルタンツ、アジア航測、パシフィックコンサルタンツ、国際航業、トーニチコンサルタント、日本気象協会、日本交通技術、復建エンジニヤリングの8者が担当した。 とある。

こんな会社の調査を信じて良いのでしょうか?
JR東海さん。

河は、川は、湖は、誰のものか考えれば良いだけの問題

ニジマス放流禁止? 道「指定外来種」選定の可能性|WEB TOKACHI−十勝毎日新聞


釣り愛好者や養殖業者が河川を自由にして良い訳がないという基本的な事をお忘れ?
もちろんゾーニングや管理釣り場は否定しませんが。

放流禁止と駆除は不可能という文脈は違う事がわかっているのかな?
釣り人(業界人)が勝手に発がん卵放流や稚魚放流している現実があるわけですよ。

子どもたちの楽しみが減る? 雨鱒やオショロコマの釣りを楽しんで貰えば良いのでは?
単に大人がニジマス釣りたいだけじゃない?

ブラックバスのブラック業界と同じ構図が見えてくる。


以下記事
ニジマス放流禁止? 道「指定外来種」選定の可能性

2014年4月30日 14時16分


 【十勝】ニジマスは放流できなくなる? 道が今年度から選定作業に入る「指定外来種」に、十勝でも釣りの対象として人気が高いニジマスが入る可能性があるとして、議論が起きている。釣り愛好者や養殖業者らからは「すでに生態系に組み込まれている」「ニジマス釣りは北海道の文化」などと指定に反対する意見が出るが、国が今年度まとめる「侵略的外来種リスト」に入る可能性も高く、道が専門家を交えて始める議論の行方が注目されている。


 「指定外来種」は、道が昨年3月に制定した「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」で規定。「生物多様性に著しい影響のある種」として指定されると、本来の生息地や生息地以外に放つことが禁止され、中止命令に違反すると罰則も定められている。

■導入100年前
 道は今年3月に同条例に基づく「外来種対策基本方針」を発表し、「原則として明治時代以降に導入」など指定外来種候補の条件を示した。具体的な候補選びは、近く検討委員会を設置して作業に入る予定。道生物多様性保全課は「年度内に最初の指定を目指す。優先度、緊急性の高いものから取り組む」としている。

 ここでニジマスが指定されるかどうか注目される。ニジマスは北米原産の「外来種」だが、道内への導入は約100年前の1917(大正6)年と古い。十勝を含む道内各地で放流され、自然繁殖もしている。

 しかし、イトウやオショロコマなど在来種と産卵場所が競合することなどから、国は外来生物法で「生態系に悪影響を及ぼしうる」と「要注意」に分類。道も2010年作成の外来種リスト(ブルーリスト)で「A2(生態系に大きな影響を及ぼし、防除対策の必要性を検討)」と分類した。さらに道によると、国が現在作成中の「侵略的外来種リスト」に入る可能性も高いという。同課は指定外来種の選考は「ブルーリストと国のリストの両方を参考にする」としている。

■養殖業者も懸念
 こうした状況に、釣り人らを中心に指定に反対する動きが起きている。道の基本方針に対するパブリックコメントでは、「100年前に導入されて市民権を得ている」「指定は社会的、経済的損失が大」「駆除は不可能」などの反対意見が多数寄せられた。

 このほか反対の署名約2万5000人分や請願書も道に届いた。一方、同コメントには「在来種が深刻な影響を受けており、一刻も早く無制限の放流を制限すべき」などと、指定に賛成する意見も届いている。

 約40年間、親水公園(札内川)と十勝川にニジマスを放流してきた釣り愛好団体「帯広ルアーアングラーズ」(会員38人)の加藤孝夫会長は「放流事業が禁止されれば大人だけでなく子供たちの楽しみまで減ってしまう」と指定に反対する。

 管内の養殖業者も影響を懸念する。約10万匹を飼養し、ニジマス料理も提供する山女魚園(清水)の太田博樹代表は「100%(ニジマスが養殖場から外に)逃げなくするのは難しい。指定されると(養殖)事業は難しい」と心配する。

■「エリア限定で」
 一方、指定に反対しながらも地域や流域ごとの対応を求める意見もある。糠平湖でニジマスを放流するNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの河田充代表は「豊かな自然、もともとの生態系を取り戻す大目標が現実的に達成できるなら、オショロコマと競合するエリアに限定しては賛成。ただそれだけで生態系が戻るわけでなく、丁寧な議論が必要」と指摘する。

 道は指定に当たっては、社会的・経済的影響や防除の実施可能性なども考慮するとする。十勝総合振興局環境生活課は「具体的な話はこれから。現段階では全く白紙」としている。



リニア工事 自己資金? の疑義

リニア中央新幹線 自己資金で - NHK山梨県のニュース


リンクが直ぐに切れると思いますが、
額面通りに受け取らない方が良い事例

用地取得に関しては免税措置が取られ、用地取得に地方公務員が参加し、ゼネコンー下請けの構図は変わらず。そこに政治家が関わらない?
北陸新幹線では官民談合が摘発されていますよね。

JR東海はこれ以上、カネに群がらる輩を排除したいだけでしょう。
安倍黒ミクスとお友達関係があるだけで他の議員なんか全く必要ないし、仮に政界再編がまた起こると、さらなる余分な対応費用がかかるわけですから。

ま!代表権のある名誉会長というポジションのある世界非常識が未だに地球上に存在する不思議でもあります。

以下記事
リニア中央新幹線 自己資金で

「リニア中央新幹線」の東京から大阪までの開業を前倒しするため、国が財政的な支援をすべきだという意見が自民党内から出ていることに関して、JR東海の葛西敬之名誉会長は、報道各社のインタビューで、当初の計画どおり自己資金で大阪までの建設を進めたいという考えを示しました。
JR東海が東京・名古屋間で13年後の開業を目指すリニア中央新幹線を巡っては、自民党内から、「国が財政的な支援をすることで大阪まで全線での同時開業を目指すべきだ」という意見が出ています。
これに関してJR東海の葛西敬之名誉会長は「私たちは民間企業なので、株主への安定的な配当を維持ししつつ、自己資金で建設するという計画を作った。その約束を途中で変えることはなく、あくまで自分のお金で造っていくと言い続けることになる」と述べ、当初の計画どおり自己資金で大阪までの建設を進めたいという考えを示しました。
また、先日の日米首脳会談で安倍総理大臣がオバマ大統領にリニアのアメリカへの輸出を提案したことについて、葛西名誉会長は、「日本と関係の密接な所でリニアを展開することで関連産業の裾野が広くなり、調達する資材などのコストが下がる。アメリカで展開することがリニアそのものの発展の土台になる」と述べ、アメリカでの展開がリニアに関係する産業全体の発展につながるという考えを示しました。

04月29日 06時45分

拝啓、父上様

GW大人見(笑)

倉本さんの思想を再確認したく。

神楽坂、石畳、人間模様

やっと5話まで見ました。

優しい時間の二宮君がさらに凄い?

追記
結局29日に全11話を見たのだけれど、倉本作品には珍しく自然が出てこないのですね。
だからある意味、人間だけの社会のドラマ。
家族、都会、労働、時間、貨幣 そして都会が作りだす病
脳化社会が作り出す都会の中で生きざるを得ない人々。
家族制度、社会制度の中で差別や偏見が見え隠れするシーンを上手く倉本さんが映像にしていました。
八千草薫さんと森光子さんの1対1での会話のシーン(愛人対正妻)が凄く深く感じました。
二宮君と黒木メイサの鎌倉のシーンも良く出来ていました。


拝啓、父上様 DVD-BOX
二宮和也
ポニーキャニオン
2007-08-01

アーサー・ビナードさん 東京新聞より

2014年4月26日夕刊、4月27日朝刊より

ブレない素晴らしい詩人

アーサーさん




釣り上げては
アーサー ビナード
思潮社
2000-07

亜米利加ニモ負ケズ (新潮文庫)
アーサー ビナード
新潮社
2014-03-28

ひとのあかし
若松 丈太郎
清流出版
2012-01-17

リニアという魔物に対して

国立公園制度の改良|日本自然保護協会〜NACS-J - THE NATURE CONSERVATION SOCIETY OF JAPAN


自然保護協会からの意見書

以下意見書

リニア中央新幹線環境影響評価書に対する
環境保全の立場からの意見


日本自然保護協会は2013年11月に提出したリニア中央新幹線準備書に対する意見で、5つの大きな問題点を指摘し、本事業の一旦凍結と路線決定段階からの議論のやり直しを求めた。
これら5つの問題点に対する事業者の見解は、「活断層は横切らざるを得ない」、「南アルプスの隆起量はトンネルの妨げにならない」、「土捨て場は今後関係自治体と協議し進める」、「希少猛禽類については専門家の意見を踏まえ進める」、「地下水への影響は破砕帯部分で多少の減少が予測されるが対策を十分取るから問題ない」というものであった。しかし、この見解の根拠となるデータの追加もなく、対応の具体性も追加されておらず、準備書の記載と何ら変わっていない評価書が発表されたことは、重大な問題である。

準備書に対して、都県の知事は2014年3月に、東京都101項目、神奈川県51項目、山梨県280項目、静岡県118項目、長野県59項目、岐阜県67項目、愛知県55項目に及ぶ意見を提出した。これらの意見に対しては、データの追加や具体的対応などの修正はわずかであり、実質的にはゼロ回答に近いものである。
たとえば、工事用車両の通行時間帯等の協定締結を求める意見に対しては、協定を締結するか否か明言しない曖昧な表現で終始している。
また、工事用車両の台数の調整のためとして、今回新たに、ストックヤードを設置する計画が出されたが、ストックヤードは本事業においては本来必要なものであり、当初から計画が示されるべきものであった。広面積が必要で環境への影響が大きいこうした計画が環境影響評価手続きの最終段階で、後出し的に出されたことは非常に大きな問題である。
さらに、非常口の個数削減計画では十分な検討がなされず具体性に欠く記述になっている。発生残土の処理に至っては、他事業での有効利用を進めるので、その事業者の環境保全に協力するという記述に留まっている。発生残土は、この事業で処理計画を立案して影響を評価するべきものであり、この内容では事業者として責任放棄である。

全国から注目をされている本事業において、わずか1ヶ月という短い期間で準備書を修正して、今回の評価書が提出された。準備書への多くの意見に対し一部の修正だけで済ませるのは、自らが侵そうとしている環境破壊への自覚がなく、環境影響評価法を単なる手続きとしか考えていないことの現れであり、本法の考え方を踏みにじる行為として看過できない。
日本自然保護協会は、事業者が準備書、評価書に対しての関係都県、市民からの意見を真摯に受け止め、評価書の根本的な修正が行われることを求める。

以上



 衆議院予算委員会 派遣委員の山梨県における意見聴取に関する記録

山梨の大雪の後に行われた公聴会

舩木さんの発言があまりにも正論なので備忘録としてメモしておきます。
新聞報道されない事実がここにもあるわけです。僕は舩木さんに会議録のハードコピーを頂き知った次第。

それ比べ、知事、学者の発言の軽いこと(笑)

派遣委員の山梨県における意見聴取に関する記録

一、期日

   平成二十六年二月二十一日(金)

二、場所

   甲府富士屋ホテル

三、意見を聴取した問題

   平成二十六年度一般会計予算、平成二十六年度特別会計予算及び平成二十六年度政府関係機関予算について

四、出席者

 (1) 派遣委員

    座長 二階 俊博君

       あかま二郎君   大岡 敏孝君

       金田 勝年君   菅家 一郎君

       中谷 真一君   林  幹雄君

       湯川 一行君   長妻  昭君

       古川 元久君   坂本祐之輔君

       山田  宏君   石田 祝稔君

       中島 克仁君   柿沢 未途君

 (2) 現地参加議員

       長崎幸太郎君

 (3) 意見陳述者

    山梨県知事       横内 正明君

    公立大学法人山梨県立大学理事         波木井 昇君

    山梨学院大学法学部教授 中井 道夫君

    萌木の村株式会社代表取締役社長        舩木 上次君

 (4) その他の出席者

    予算委員会専門員    石崎 貴俊君

    財務省主計局主計官   有泉  秀君


webで読めます。かなり下の方になります。
また、こちらの 216/418からも会議録が見ることが出来ます。

その1
○舩木上次君 きょうは、このような機会を下さいまして、ありがとうございます。
 議員の先生には質問をしてはいけないというふうに言われましたけれども、自問自答してください。皆さんは政治家ですか、政治屋ですか。
 私は、最近いろいろ考えます。弱者ですか、怠け者ですか。あるいは、病気を治す医者でしょうか、病気を食い物にする医者なんでしょうか。そのどちらも、今言ったそれ以外にもたくさんあります。たくさんありますけれども、本質でない人たちの方が力を持ってしまって、そこが決定権を持っているのではないかというふうに非常に思います。
 例えば、私は、東北の震災が起きた後、何回か東北に行っております。皆さんも御存じのとおりに、いわきに行きますと一万軒の仮設住宅がございます。人口は三万人ふえたと聞いております。しかし、その三万人の人たちが仕事をしておりません。中には弱者の方もいます。そこは手を差し伸べなければいけないと思いますけれども、仕事をしてしまいますと補償が出なくなる。そのために、毎日パチンコ屋に行かなければならない。そして、そのパチンコ屋からどこへ資金が流れるんでしょうか。
 もちろん、弱者の方々がいますから、そういう人たちを私はないがしろにしろというふうに言っているわけではございませんけれども、その辺の区別ができない。その辺の区別をしっかりしなければならないのが、私は、リーダーではないかというふうに思っております。
 それから、都会と田舎、ここに問題がたくさんあるというふうに思っています。なぜ都会のルールを田舎に押しつけるのでしょうか。建築基準法、食品衛生法、消防法等々々。なぜ東京のルールを、あるいは大都市のルールを田舎に持ってくるんでしょうか。
 あるいは、今回、早川町が非常に、雪で覆われ、大変なことになりました。私のおやじのふるさとは丹波山でございます、奥多摩湖の上の方でございます。しかし、あそこの道路は見事なくらい整備されています。二車線の弾丸道路が走っております。早川町にも私は行きます。二車線の道路が走っております。人口は千数百人ですけれども、常駐しているのは千人を切っております。そこになぜ二車線の道路が必要なんでしょうか。
 二車線の道路をつくるということは、一車線の道路をつくる二・五倍から三倍の経費がかかります。一車線が二車線になったから、二倍になるということではございません。山梨のような中山間では、崖を切り開かなければなりません。土の移動量は、二車線にした場合、四倍になってしまいます。そこに交通量が頻繁にあるわけではございません。それならば、一車線でもいいのではないでしょうか。待避所があればいいのではないでしょうか。しかし、どういうわけか、国のルールの中で道路整備をすると、地方で必要ないといっても、それだけのものが必要になってしまいます。
 私の隣の長野県の南牧村は、今回の雪害のとき、あっという間に、一家に一台トラクターがありますから、雪の除雪は一日で済んでしまいました。しかし、南牧の人たちが、今、私の清里まで来て、そして雪の除雪を手伝ってくれていますが、その人ときのう私は話しました。
 南牧というところは、今、畑の中に農道整備をいっぱいしております。U字溝を入れて舗装をかけております。なぜ畑の中の農道に、トラクターが走るところに、U字溝をつけて舗装道路が必要なんでしょうか。あなた方は本当に必要なのかと言うと、必要ないに決まっている、トラクターで十分だ、こう言う。それならば、早川町でも、小菅村でもそうなんですけれども、私は、道路を整備するならば、ウニモグという、ドイツにある、十輪の、どんなところでも入っていく車がございます、そういうものを置いておく方がはるかに効率はいいのではないでしょうか。
 私は、人間それぞれの、先生方も私たちも、持っている発想というものは、親からいただいたDNAで真っ白のハードのコンピューターを手に入れているというふうに思います。そして、出会った人、出会った時代、出会った場所というものがソフトに入ってまいります。そして、そのソフトから発想が生まれてまいります。
 私は、国のリーダーになる人たちは、未来を予測する、そういうものを今までに蓄えて、そして創造性と感性を持った、そこで決定していくというふうな能力が求められているのではないかというふうに思うんです。ところが、今そういう人がいない。現場の、目先の対応能力はあるかもしれないけれども、私は、現場の、目先の対応能力は地方に任せてくれればいいと思っている。我々の方がはるかにノウハウを持っている。
 例えば、山梨県のような中山間の道路を見てください。今回、雪が降って、私どものところでは、小海線も、あるいは市道も、それから県道も、大きな木が倒れました。
 なぜ倒れたかというと、平らのところと、私たちの中山間では、斜面があるところでは、道路をとったときに必ずのり面というのができてしまいます。のり面は、最初は、道路をつくって芝をふきつけて、そして土の流れを抑えます。芝が生えてきますと、木が種をそこにまき散らします。そうすると、木が育ち始めます。
 普通のところでは、腐葉層と表土というのがあって、ゴボウ根というのが生えていますから、木はしっかり定着しております。
 しかし、山梨県の山の道路はほとんど、斜面とそれから埋め立てたところでございます。そこのところの木は、小さいうちはいいんですけれども、道路をつくって何年かたちますと、そこに木が生え、そして大きな木になってきます。そうすると、雪が降ったときに耐えられなくなります。それが倒れてきます。そんなことはお構いなしだ。今、我々のところでは、そういう危険が山のようにあります。
 それから、東北へ行っても私は非常に感じます。なぜ東北で、多分、同じような地震は、百年かからないとエネルギーがたまらないのではないですか。しかし、セメントの工事は、百年でセメントは劣化いたします。そこに、百年後の津波のために、百年後に劣化して耐久力のない防波堤をなぜつくらなければいけないんですか。
 私は、雲仙・普賢岳に昔行ったことがございます。あそこのところには、土石流を防ぐためのダムがずうっとつくられておりました。そして、土石流をこれで防げるんだという話を聞きました。普賢岳が爆発した後、行きました。それは全て消えてなくなっておりました。
 よく考えてみれば、富士山だって同じです。駿河湾にあった富士山が今あそこまで押し寄せられているわけです。
 人間が自然をコントロールするなどということは、私はおこがましいというふうに思っています。それならば、自然とどう共生するかということだと思います。
 私が東北へ行ったときに、東北の人たちはみんな言いました。百年前、江戸時代、明治、津波が来たら逃げろ、逃げる道だけ確保しておけば、そうすれば救われると。
 しかし、巨大な公共工事で、そして災害を防げると。災害を防げるのは、小さな災害だけでございます。想定外というのは、皆さん、私たちも、今までは想定外というふうなことで逃げてまいりましたけれども、災害は、想定外などというものはございません。それならば、やはりもう少し人間は謙虚になるべきではないかというふうに思います。
 それから、先ほど言いましたように、私は、建築基準法や食品衛生法やそれから消防法や、いろいろそういうふうなもので、地元で新しい発想をしようと思っても、その壁に、いつも法律の壁に私たちは打ちのめされてしまいます。
 この間、隣の村に行きました。耐震工事をやりました。そこのところで、新しくするために、非常口の看板がいっぱいついておりました。そこの村会議員の人に言いました。おまえたちと役場の職員と村の人しかここは利用しないじゃないか、そこになぜああいうふうな非常口の看板をつけなきゃいけないんだ、そして、それをつけて、一年に一回はチェックして、こんなことは東京で不特定多数の人たちが利用するところに必要なのであって、こういうところには要らないだろうと。
 あるいは、私の隣には牧場がございます。なぜ朝搾ったおいしい牛乳を我々は飲んではいけないんでしょうか。世界もそうなんでしょうか。
 食品衛生法という法律があって、牧場で、隣のうちですよ、搾った牛乳を私たちは飲むことができません。それは、東京に持っていって安全、安心ということは必要なのかもしれませんけれども、私たちが田舎で生まれ、田舎で育っている、田舎で最大にメリットがあることは、新鮮なものを飲んだり食べたり、そしてそれをお客様にもてなしとして使うというふうなことではないのかと思うんです。
 そういうふうな意味では、私は、都会のルールと田舎のルールを変えてもらいたい、そしてそれをすることによって田舎の魅力を高めてもらいたいんです。
 それから、山梨県の場合には、地場産業は、宝飾、ワイン、そして甲斐絹というふうに言われています。ワイン一つとっても、フランスには絶対勝てません。それ以外の国にも勝てないかもしれません。それはなぜかというと、二十過ぎてからでなければワインを飲むことができないからです。フランスのワインをつくっている方々は、小学校、中学校から飲んでいますよ。
 基本的に、もう我々は、まるでエレファントシンドロームかゆでガエルのように、常識というものに縛られております。そして、国民は、そんなものに縛られて、みずからが新しい創造をしようとしておりません。そして、このような会議をすると、多くの人たちは国に何かを求めるだけです。
 私は、何かを求めている人たちに与えても無駄だというふうに思っています。私は、自立した人たちに援助する、自立した人たちに力を差し伸べるということが必要なのではないかというふうに思っております。
 この山梨県は、全国で全く異質な場所でございます。海抜が百メートルぐらいから富士の頂上までの高低差を持っております。水は、八ケ岳、南アルプス、富士山、秩父と、それぞれ違う水質の水を持っています。そういうふうなものから、私たちは、新しい価値を生み出すということをこれからしていきたいというふうに思っております。そのためには、今までの私たちが持っている価値観を根本から変えて、新しい創造をするということだというふうに思っております。
 そして、経済的な発展を求めることがいいのか。
 私の町は清里というところです。開拓で入って、苦しい中で観光地になり、そして豊かになりました。その後、衰退の一途をたどりました。私の仲間はほとんど失いました。
 経済的に豊かになっていく場合、経済的な豊かさと文化度の豊かさが求められております。中国の方々を見てください。経済的には私たち以上に豊かになってきたというふうに思います。しかし、あの生き方がすてきなのでしょうか。私は、そうは思いません。
 やはり、経済的な豊かさとともに人間的な豊かさを求める、そういうふるさとをつくりたい。そういうふるさとをつくるために、皆さんに、皆さんが何ができるかということを考えていただきたいというふうに思います。
 それから、きょうここに、この会をやるために一体幾らの経費をかけているんでしょうか。私は、十分のために何百万もの予算を使うことが本当に正しいのか正しくないのか、もう一度考えてもらいたいというふうに思います。
 それから、このようなセレモニーで、繰り返し繰り返し、本音の、深い、奥深い議論がされないことがとてももったいないというふうに思います。もし時間があるならば、私のところへ来てください。そして、夜を徹して、皆さんとともに地方のことを、あるいは地方の悩みを聞いていただきたいというふうに思います。
 以上です。

その2
○舩木上次君 先ほど、その前に林先生の御質問がありまして、鹿がふえているというふうな話がございましたけれども、今回の大雪が二度続いたために、八ケ岳の鹿は大分減りそうでございます。そういう意味では、本当に、自然と我々のかかわり方というのはそのときそのときで変わるのではないかというふうに思っております。
 それから、地方に住むお年寄りはどういうふうにしたら元気でというふうなことだと思います。それから、お年寄りが元気な町だったらば子供も育つと思うんですけれども、基本的に、人間は欲望なんですね。皆さんみたいなのは権利欲、権力欲が強い人たちですね。若い人たちは性欲が強かったり、こういうことですね、食欲が強かったり。この欲望が生きる力でございますから、お年寄りにどういう欲望を持たせるかということだと思います。それは、普通に食って、息してでは欲望にはならぬのですよ。強い感動とか、あるいは出会いとか、そういうものが必要だというふうに思うんです。
 私は、二十四年前から野外でバレエの公演をやっております。最近、車椅子に乗るような、本当に腰が曲がったおじいちゃんやおばあちゃんたちが来ます。その人たちが何と言うかというと、来年は何やるで、こういうふうに質問するわけですね。来年まで俺は頑張るからね、こう言うわけですよ。そういうものが地方にあれば、それは生きる力になるのではないかというふうに思います。
 それから、住んでいるところに誇りを持たせなきゃだめなんですね。残念ながら、山梨県でどんなにいいワインだといっても、二万五千円が最高の値段でございます。なぜフランスの五大シャトーのワインは数十万とか数百万するんでしょうか。技術が同じであっても、同じものをつくれても、残念ながら、まだ私たちの、この山梨県でつくったものにはそこまでの付加価値がつきません。
 私は、やはり、若い人たちが地方でというのは、付加価値がついて、自分がやっていることに誇りが持てるような政策が大事だというふうに思います。そのためには、環境が美しく、文化度が高く、人間性が高いというふうなものを。
 偶然、山梨県は大都会の中の唯一の田舎です。四千万近い東京を中心とした人口の中に、たった八十万弱の、八十万前後ですね、そのくらいの、これからちょっとずつ減っていきますけれども、それだけしか人が住んでいないんです。都会の中の小さなオアシスです。
 そして、なおかつ、今回の災害では大変な不便があったかもしれませんけれども、動線は、東京は、丹波山線と奥多摩線と二十号線しかありません。静岡は、五十二号と御殿場線しかございません。長野県は、二十号線と百四十一しかありません。これだけ閉鎖すれば、我々はザ・山梨というブランドをつくれるんですよ。
 この小さいこと、そして個々特殊な能力を生かして、そして若い人たちが夢が持てる産業を育成するということが私は大事ではないか、そういうものに支援していただく皆さんがいてほしいというふうに思います。

その3
○舩木上次君 私は、他と違うということがそこの最大の武器だというふうに思っております。他と違うものに劣等感を持つのではなくて、そこに、私たちはローカルの他と違うものをグローバルにするという能力が求められていると思っております。
 地球というのは、十九のプレートの上に乗っているんですね。ところが、この山梨だけは四つのプレートがクロスしているんです。これは世界でこの地だけでございます。四つのプレートがクロスしているために、富士山、南アルプス、八ケ岳、秩父と、水を掘りますと、温泉を掘りますと、全部泉質が違います。別府や草津のように湯量が多いわけではございません。ただし、小さな山に囲まれたこの地は、泉質が違う四つの種類の温泉とか水があるということです。
 そのことによって、水がとてもきれいなんですね。そのために、サントリーの白州の蒸留所のようなものがございます。あの白州の蒸留所は、今、世界一になりました。質、規模、環境。そして、ワインも水です、日本酒もあります、ビールもあります。そういう意味では、他と違うこの環境を我々がもう一回共通認識するというようなことが大事だと思います。
 それから、今、山梨県の課題は、遠景は最高に美しい、近景が汚い、それは山梨県の民度の問題です。そして、汚いことになれてしまいました。私は、中央線を通っても、あるいは高速道路を通っても、その周辺から見える景色が美しくなければ、幾ら頑張っても付加価値は上がらないというふうに思っています。
 そういうところを、私は、何かをやる、何かをやる、何かをやるではなくて、ある意味では、凡事を徹底するということが大事だと思います。それは、美しい近景をつくる。そして、美しい近景をつくれば、神がつくった景色があるわけでございますから。人間ができることは人間がきれいにすればいい、そして自然と共生していくということが大事だというふうに思っています。

その4
○舩木上次君 私は、昭和二十四年の生まれで、開拓時代を知っています。その時代、開拓しているおやじや先輩たちの後ろ姿を見ていて、今、私はたまたまオルゴールの博物館をやっているんですね。オルゴール、自動演奏楽器なんですけれども、多分、日本のコレクターでは、日本で一番多いコレクションです。世界じゅうのお金持ちとつき合いました。アメリカだと、ギネスとか、ニューヨークにいるゼネラル・モーターズのデュポンとかそれからヨーロッパの貴族とか、貧乏人から金持ちまで会っている人間ではないかと思います。
 だけれども、金持ちの人たちを見ていて、誰が一番幸せだ、最近こういうふうに思うんですよ。開拓者が一番幸せでした、開拓者が。ライバルであり、仲間なんですよ。お互いにみんな真っ裸なんですよ。相手がどのぐらい金持っているか金持っていないか、どのぐらい頑張っているか、みんな見えるわけですね。地域というのは、信頼できるライバルですね、そういう関係で結ばれるのが非常にいいと思います。
 そして、人間は楽な生き方というのは、多分、隠し事がないということでございます。だから、皆さんは、小さな隠し事でやたらと悩んで自殺する国会議員まで出てしまうわけですよ。オープンにすればいいわけですよ。そうすれば、そんなに大したことない。
 基本的に地域というのは、それぞれがみんな透明感があって、そして、お互いにライバルでありながら時々助け合って、開拓のときには、大きな巨木が、あるいは大きな石が出てくれば、みんなで取り除かなければ畑はできません。そして、その作業が終わった後、汗をかいた後、みんなで酒を飲んでいる先輩たちを見ていて、私は、地域が、一番、そういうふうな発展をしていく中で、自分が汗がかけて未来に何かを残せるというものがあったとしたならば、最高におもしろいというふうに思っています。そんなことが、やっと六十五になってわかってきました。だけれども、もう時間がないのが、これが一番の悩みですね。

その5
○坂本(祐)委員 ありがとうございます。
 まさに、地域力を高めていく、ですから舩木さんのようなエネルギーがある方が代々続いていけばいい、それが持続可能な町おこしにつながっていくのかなと思います。
 全国でそういった町おこしをしていきたい、あるいは商店会の活性化をしていきたいと思うのは常でありまして、しかし、なかなか、商店会で行うイベントやお祭りや、今の時代にふさわしい新しいイベントを考案しても、それが単発的に終わってしまう。そこにはやはり舩木さんのようなエネルギッシュな方がいらっしゃらないのかもしれません。
 そう考えると、今おっしゃっておられた、このエネルギーをさらに継続していくための大切な要素というのは何でしょうか。
○舩木上次君 これは私は、必然だと思いますよ。取ってつけたようなものはだめなんですね。偶然もだめです。それが一番マッチしている、それしかないということだと思うんですね。
 例えば、長野県の小布施というところがございますね。あそこのところは、市村さんを初めとしてまちづくりをやっておりました。だけれども、そこに新しい良識が入りました。それはセーラというお嬢様ですね。そして、そのセーラというお嬢様がやっていることを、木下豊という、文屋という情報を発信する人がいます。
 基本的に、まちづくりというのは、一人のばかと、あるいは一人の若者と、そして、今までの価値観から新しい価値観が創造されるわけですから、それを守る人と、そしてそれを発信していく人が必要なんですね。そういうチームができたところだけ、例えば九州の湯布院なんかも同じだと思います、そういうふうなものが生まれてくるんじゃないかと。
 多くのコンサルタントというのは、日本じゅうを研究してきて、その事例を持ってまいります。しかし、持ってきても、コンサルというのは、銭が去ると書いてコンサルでございます。
 私に言わせると、そこの土地にいる人材が自立しない限り、まちづくりはできません。まちづくりというのは本来は、十人が十人集まってもまちづくりはできないんですね。そこにいる人材が、十人の中で誰が一番感性が豊かで創造性が高くて、そして、将来を見ているかというのを見つけることなんですよ。そして、その人に託すということができるかできないかです。
 山梨県の場合には、若干、出るくいをみんなが打ちますから、なかなか山梨県の中では芽が吹くということは少ないのではないかというふうに思います。

その6
○舩木上次君 ポール・ラッシュという人は、能力差を比較した人でございます。能力差は、できる、できない。人間は生まれてきたときからもう能力の差がございます。その能力差は比較するんですけれども、ポール・ラッシュは能力差で人を差別しなかった人です。そして、全ての人が自分のポジションがある、自分のそのポジションで力を発揮しろと。
 彼は、当時、全国中学野球、今の高校野球です、あれを戦後復活させました。それから、アメリカンフットボールを日本へ紹介しました。そして、アメリカンフットボールとかあるいは野球とかというのは、それぞれ、ピッチャーの役割あるいはキャッチャーの役割、ファーストの役割。ですから、組織の長をやる知事の場合には、どう適材適所に配置するかということが、僕はトップの仕事だと思います。方向を示すことがトップの仕事だと思います。
 そういう意味では、ポール・ラッシュというのは、能力がないというふうには言わなかったんですね。能力がないのではなくて、ある物差しではかると能力がないだけであって、ほかに役割がある。
 私は、たまたま、山梨県の知的発達障害のスペシャルオリンピックスというところの会長をやっております。皆さんにもぜひお願いしたいんですけれども、パラリンピックとオリンピックは東京で決まりましたけれども、スペシャルオリンピックスの二〇一九年の夏の世界大会がどこで行われるか、まだ決まっておりません。我々は、スペシャルオリンピックス日本という、そこで、二〇一九年の世界大会を東京に持ってきたいというふうに思っております。
 知的発達障害の子供たちも、実は、知的発達障害という、頭の偏差値の部分で低いだけで、それ以外は、色とか音とか、そういうものに対する突出した能力を持っているんですよ。そういう能力をそれぞれ生かすような地域づくりが求められているというふうに思っています。
 私は、それぞれ、あて職、自分の一番合っているポジションの生き方をしている人間が人生の勝利者だというふうに思っております。ポール・ラッシュはそういうことをみんなに教えようとした人だと思っています。

その7
○舩木上次君 少なくともフランスなんかの場合には、もう十歳過ぎたころから醸造家の娘でも息子でもワインを飲んでいますよね、そして親しんでいますよね。
 ですから、例えば、本当に山梨県をワインで特区にして、そしてワインで売り出そうとしたならば、世界と同じようなレベルにしなければ、日本の常識では、今のルールではそういう人たちを育てることは難しいですよね。二十過ぎなければ酒を飲んじゃいけないわけですから。向こうはもう十年も前に飲み始めている人間がやるわけですから。
 ですから、常識なんというのは場所によって極端に変わるわけですから、我々も、日本の常識が、それがいいのか悪いのかは別ですよ、もしそういうふうな方策を、方針をとらなければ、ワインはフランスに負ける、勝てない、最初からそう思わなきゃいけないし、勝とうと思うならば制度を変えなければならない部分が、極端に言えばあるんじゃないのかというふうに私は思うんです。

その8
○舩木上次君 私も六十年間こんな大雪を経験したことがないから、実は、あの大雪の日、自分のホテルへ行って仲間と話をしていました。降り出して、そして一時ごろになってみんなと別れて帰ったんですけれども、たかが五十メートルぐらいのところを三十分かかって歩きました。やはり信じられなかったですね。信じられない。ただ、信じられないというのと同時に、ここ二、三年、夏に大雨が降ったり、今までと全く違う現象が起きているというのは感じております。
 それから、皆さんみたいに東京にいる方は自然の変化というのは余り感じないと思いますけれども、田舎にいますと、生態系が全く変わってしまいました。山野草なんか全く別のものになってしまいました。我々が子供のころあったものは、もうほとんどありません。
 そういう意味では、四十五億年の地球の生きてきた中で、ここ数十年、極端に変化が始まっているんじゃないか。結局、それは、中国を初めとして世界が開発して、異常気象が起きてきて、これが慢性化するのではないか。やはり、これが百年に一度の大雪だというふうに思ったら大きな間違いで、来年からまたこういうふうなことが起きる可能性があるんじゃないか。
 ですから、考え方を、根本的からみんな考えてほしいと思っているんですよ。時々時々、各論として何かが起きるとその対策という目先のことばかり考えるけれども、そうじゃなくて、大きなところで変わり始めてきているというふうなことを予測しなければいけない時代に入ってきているのではないかというふうに、自然の中で住んでいるとそう思います。
 八ケ岳には、仙人小屋という、山から食材をとってレストランをやっている人がいるんですけれども、その人の話を聞けば、もう本当に環境が変わっているそうです。その人からちょっと下の私ですら、そう感じます。でも、だんだん都会に行くに従って、その感じ方は弱くなっているのではないかと思います。相当地球はというか、人間にとって地球は住みにくくなってきているのではないかと思います。


その9
○舩木上次君 私は、経済対策という必要悪という無駄遣いはないというふうに思っています。無駄遣いは基本的に無駄遣いです。それを経済対策だという理由をつけること自体、ナンセンスだと思います。それは、予算があり余るほどあるならともかく、半分しか税収がないのにこれだけ使い切って、そんなことは誰だってわかっていることだろう、将来にツケを残すことなんかわかっているのに、それをやり続けるというのは無責任過ぎると思います。
 私は、最近思うんです。日本のリーダーの人たちは、日本と海外に軸足があるんじゃないかというふうに思うんです。
 皆さんの御子息も、大学を海外に行かせたり、あるいは子供が海外で生活していたり、将来の仕事は海外でという人がいるんじゃないでしょうか。本当に日本が大変だと思っているのは、地方の人間と弱者ですよ。そして、日本のリーダー層の人たちは、軸足が日本と海外にあって、日本がだめになっても海外で生きていくからいいやみたいな価値観がないのかと。
 昔の田中先生とか金丸先生とかというのは、少なくとも海外には軸足がなかったですよ。田舎と、自分のふるさとと国に軸足があったかもしれません。そして、自分のところに利権も持ってきたかもしれません。
 しかし、今の日本のリーダーの人たちは、日本の地方がだめになっても構わない、自分たちは海外との軸足で、世界人として生きていけるみたいな考え方はないでしょうかというふうに最近思うんです。やはり私は、私たちは、地元と日本と、そして最後に世界の中の日本人であるという軸足を持たなければいけないのに、どうも上のリーダー層の人たちは地方を捨てているような気がします。
 それから、もう一つお願いがあるんですけれども、こういうことは考えられないでしょうか。日本が少子化になっても、東京あるいは大都会は当分大丈夫じゃないでしょうか。
 それは、地方で生まれた人たちが、親がさんざん苦労して育てて、優秀なやつは東京の大学へ行って、でき上がったら東京で、みんなそこで吸収してしまって、そして、そこで利用して、利用できなくなったらまた田舎に戻している。ですから、地方出身の人が都会に行くときには、その都会で、地方にかかった、その人がかかった養育費なり教育費なりを地方に戻すようなことをしていただけないものか。おいしいところだけを東京に持っていかれる、あるいは都会に持っていかれるのは、田舎にいては甚だ不満でございます。
 そして、東京に優秀な人材を持っていかれるんです。田舎にはちょっと劣る人間が残るんです。それで村づくりをやれといったって、なかなかできません。優秀な人材をこっちへ戻してもらいたいと私は思います。

その10
○舩木上次君 例えば、山梨県の、私の町の北杜には、白州というサントリーの蒸留所がございます。
 サントリーというところは、白州という酒、ウイスキーを七百ミリリットルで八種類つくっています。三千円ぐらいから、一番高いのは十万五千円でございます。白州の十万五千円というのは、二十五年物でございます。十八年が二万円ぐらいです。その下が一万八千円ぐらい、八千円、六千円、三千円ぐらいです。
 白州の二十五年というウイスキーは、白州で二十五年寝かせたたる、二十五年以上昔のたるがブレンドされたものです。それでつくった白州の二十五年物のウイスキーが山梨県で売られていないんです。これはブランドにはなりません。私は、地元でつくった最高のものを地元が一番先に売る、ここで売る、そしてここに買いに来させるということが大事なんですね。それをするためには、そこでつくられたものを使いこなす民度が必要なんです。
 例えば、ジュエリーでも同じなんです。山梨県でジュエリーをつくっているけれども、山梨県の高額なジュエリーを買う人が伊勢丹に行って、高島屋に行って、和光で買っていたのでは、意味がないんです。山梨県に買いに来て、ここで買うことに価値があることをしなければだめなんですよ。
 例えば、ルイ・ヴィトンのバッグをフランスのパリで買うのと東京で買うのでは、ヴィトンの利益がどのくらい違うかわかりますか。ルイ・ヴィトンは、フランスから出るときには三〇%です。そして、中間業者がまた三割取ります。日本で一〇になります。ヴィトンは、日本に売った場合、元が三〇か四〇ですから、二〇%しかもうからないんです。でも、ルイ・ヴィトンに日本の女性が買いに行きますと、定価で売れますから、八〇%もうかるんです。同じものを売って、四倍キャッシュフローが残るんですよ。
 地産地消とかというのは、自分のところにキャッシュフローが幾ら残るかです。そして、キャッシュフローを幾ら残させるかというのが、それがそこの土地の文化度なんですね。そういう戦略をつくらない限り勝てないと僕は思っています。

その11
○舩木上次君 僕は、世界のリゾートを見て、便利になってリゾートが発展したというのを聞いたことがないし、見たこともございません。スイスへ行ったって山岳鉄道があるし、そこに高速道路を走らせようとか高速電車を走らせようという話を聞いたことがございません。フランスとイギリスがコンコルドを走らせていましたけれども、あの速い、マッハ二の旅客機を走らせていましたけれども、あれもやめました。
 旅行は、時間を消費することでございます。より時間をかけて、その時間の中に充実した内容があるかどうかです。
 例えば、今回、九州の「ななつ星」、あれにしても同じことが言えます。もし山梨県で今「ななつ星」を走らせたとして、それだけの価値をつけられる宿なり飲食店があるかというと、残念ながらございません。「ななつ星」の場合には、天空の森という、一泊三十万以上する宿、四組しか泊まれません、そこにあの電車は着けます。由布院に着けます。
 ブランドというのは、必ず、物と、その後ろに人がいます。山梨県の場合に、ブランドはあります、ブランドというか、物はあります。しかし、その後ろの人がブランド力にまだなっていないんです、残念ながら。
 それをつくって、そして、だから、例えば、平松知事が二階堂を売り出しました。あのときに、大分には百を超える焼酎屋がございます、その中で売り出したのは二階堂だけです。それを大分の象徴にしたわけです。そして、二階堂のおやじさんを表にどんどん出したんです。
 私は、山梨県でもブランドをつくるというならば、宝飾にしてもワインにしても、必ずその後ろに山梨県のスターをつくるべきだと思います。山梨県のデザイナーではこの人が一番と。もちろん、差はほとんどない状態です。だけれども、売っていくためにはスターが必要なんです。そういうことをしていく必要が僕はある。
 ただ、山梨県の場合には、何だ、俺のところだってもっといいのをつくっているとか、俺のところにはもういいデザイナーがいるとか、そういう話になって組織をつくれないところに山梨県がブランド力が弱くなる原因があると思います。
 ワインは長野県に負けました。小布施ワインが一遍に有名になりました。長野の田中知事がみのもんたの番組へ持っていきました、ワインを。小布施のワインを持っていきました。これが日本で一番うまいとテレビでやりました。長野にはほかにもワインをつくっているところがございます。だけれども、知事が一つの商品を持って、これが一番だと言ったんです。
 私は、横内知事にお願いしたいんです。山梨県で知事が一番おいしいと思うワインを、これが山梨県の代表的なワインだと売ってもらいたいんです。

その12
○舩木上次君 お百姓の仲間はたくさん持っているんですけれども、北海道から九州で、僕の仲間で百姓をやっている人間で、TPPに反対している人間は誰もいません。反対しているのは農協だけです。農協と八〇%の小規模農家です。よくわからない。
 だけれども、よく考えてみろと。TPPに関して農業ほど有利な日本はないというふうに、僕も、それから仲間も思っております。
 ほとんどの今の日本の農業は、S、L、Mで分けられます。内容は関係ないですね。市場に行って、S、L、Mだけです。でも、今分けなければならないのは中身の品質です。品質で分けなきゃなりません。
 日本の野菜にしても、山梨県がつくる果実にしても、特に山梨県の果実については、質のレベルでは世界一でございます。なぜこの世界一のレベルのものが価格競争に巻き込まれるんですか。土俵が違うはずですよ。今まで、向こうのチェリーを解禁して、サクランボ農家が潰れると言った。山形の寒河江にしたって、山梨県の南アルプスにしたって、サクランボ農家が潰れましたか。オレンジが解禁すれば、愛媛のミカンが潰れると言った。潰れたことはございませんね。
 私は、今から、中国やインドやこれから経済力を持つところ、日本は大量生産するところではございません、アメリカのように量をつくるところはともかく、日本のような小規模農業で少量生産で高品質のものを、高所得がある近隣の国があるわけですから、そこに質の戦略を打っていけば、幾らでも活路はあると僕は思います。
 そして、僕の仲間でTPPに反対している人間に会ったことがございません。だけれども、その人たちは、ほとんど農協とはかかわっておりません。勝手に騒いでいればいいよ、俺たちは俺たちの道で行くというふうに言われているんじゃないでしょうか。ある意味で、農業改革は農協改革ではないかというふうに思っています。


八ヶ岳デイズ Vol.6 芸文社 2014

楽しみにしている雑誌

豊富な画像とテキストが良いです。

内容的には衣食住の内で食と住が多い。

今後は「衣」の部分が増えると良いかとも思う。

自然農(栽培)、種々な住居紹介、景観、生き様。

多くの八ヶ岳ファンには満足な一冊だろうな。

バブルリゾートでかなり俗化した八ヶ岳山麓ですが、真面目に御商売して生活している
人達が新たな八ヶ岳という価値を高めているのが頼もしい。


ゼロ 堀江貴文  ダイヤモンド社 2013

図書館本

ホリエモン自叙伝

全てに賛同するわけではないけど、堀江さんの様な生き方は好きである。
国策捜査というシステムにより一時的に抹殺されたと言う意味では、佐藤優さんと同様であるけど
日本が生き残れるかどうかという視点で見ていけば、今までの常識(既得権益)でよいはずがない。

時間、労働、貨幣の考え方は人それぞれでしょうが、堀江さん自身の生き様に多くの若者、もちろん中年以降のオジサン、オバサンも共感する部分があるのではないかな。

佐藤優さんの事件の時もそうでしたが、マスメディアのネガティブ報道に騙されず、自分自身が一次情報(ある意味、読書等)をいかに読み込み、自分の頭で考えるかが最も重要なことでしょう。

いずれにしても努力(堀江さん自身は努力という感覚はなかったようですが)して働くことしか道は現れないのでしょう。それは学問でも、ビジネスでも、そして技能でも。


better than nothing  そんな大切な森にリニアで穴

ヤマトイワナ保全へ説明会 - NHK山梨県のニュース


記事
ヤマトイワナ保全へ説明会


南アルプス市の早川の源流域に生息するヤマトイワナを保全しようと、地元の漁業協同組合が改正した渓流釣りなどの規則について、南アルプス市で説明会が開かれました。
説明会は、6月の渓流釣りのシーズンを前に、早川漁業協同組合と南アルプス市などが開き、山小屋の関係者などおよそ60人が参加しました。
南アルプス市を流れる早川の源流域に生息するヤマトイワナは、山梨県のレッドデータブックで「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されています。
説明会では、水産総合研究センターの坪井潤一研究員がヤマトイワナの現状について、「源流域10キロの区間におよそ4000匹が生息していると推定されるが、楽観できる状態ではない」と述べました。
そのうえで、漁協が保全のために、ことし1月に改正した渓流釣りなどの規則が説明されました。
規則では、▽前白根沢を新たに禁漁区間にしたほか、▽擬似餌を使い、釣ったあとは川に放す区間も設け、この区間では9月16日からを禁漁期間とし、これまでより2週間ほど早めました。
早川漁業協同組合の望月久弘組合長は「新たな規則で貴重なヤマトイワナを守っていきたい」と話しています。

04月24日 18時28分

ヒトに問う 倉本總 双葉社 2013

図書館本

日本の近代化(消費優先社会)に警鐘を鳴らしたのが「北の国から」だと僕は思っている。

3.11原発震災が倉本さんに突き付けたモノ、それ自体を日本人全員がそして世界の全ての人が
自分自身に問わなければいけないと思う。

多くの方がこの会話覚えているのではないでしょうか?
純「電気がない!?電気がなかったら暮らせませんよ!」
五郎「そんなことないですよ」
純「夜になったらどうするの?!」
五郎「夜になったら、眠るんです」 

備忘録メモ
文明社会は進歩を求める。求めるというよりそれを追求する。追求しまくる。しかし自然には進歩というものがない。自然の営みに右肩上がりはない。そこにあるものは「循環」のみである。ではその両者間に矛盾は出ないのか。
経済、科学、便利、豊かさ、そこから倖せを生むという不思議な方程式が編み出された。
今の文明というものは、当たり前に逆らい、それを敵にし征服しようという敵意に充ちた挑戦ではなかったか。
原子力発電=核発電 核兵器
日本政府が、汚染水の問題、核のゴミの問題を何一つ解決できないままに、原発再稼働を推進し、あろうことか原発を輸出すらしようとしている。これはもしかしたら第二次大戦の戦争犯罪を超える巨大な犯罪と云えるのではないか。富国強兵を唱えるあまりに日本を滅亡へとかり立てたかっての日本政府。それが今、富国贅沢と旗印を変えて、今度はひとり日本ばかりでなく世界を滅亡へと駆り立てている。しかもこれだけ原因がはっきりしているのに、国民も司法もその犯人を逮捕することもなく放置している。そして犯罪者はぬけぬけと生き残り、ばかりか過去に学ぶこともなく、傲然と更なる犯意を見せている。こんなことが許されていいのだろうか。

ヒトに問う
倉本 聰
双葉社
2013-11-06

議員、企業が負担しろ。税金使うな。 ペイしないリニア

リニア、一気に東京―大阪開業案 自民「国が融資を」:朝日新聞デジタル


経済性、環境保全性、安全性、どれも満たさないリニア。

自分の金じゃないから、言いたい放題。

そんなにリニア欲しけりゃ、ご自身の財布から出せばよい。
銀行だって、融資しないでしょ? ペイしないのだから

以下記事

JR東海が2027年の東京―名古屋間開業をめざすリニア中央新幹線について、自民党は24日、名古屋―大阪間の工事費全額を国が無利子で貸し付け、東京―大阪間の全線を同時開業させる案をまとめた。貸し付けのための特別措置法の制定を政府に提案し、財務、国土交通の両省と本格的な協議に入る方針だ。

 自民党の「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」で決議された。名古屋―大阪間の建設費は3兆6千億円とされ、45年開業予定だった。自民案では国の負担で工事を進め、完成した線路や駅をJR東海に譲渡する。同社は利子の負担なしで、工事費を分割返済する。東京―名古屋間は従来通り自己負担で建設する。

 JR東海はこれまで「過大な有利子負債は旧国鉄破綻(はたん)の一因。同じ失敗は繰り返さない」(幹部)として、東京―名古屋間を先行開業する姿勢を打ち出していた。自民案が実現すれば、全線の同時開業の可能性が高まりそうだ。(山下龍一)


大槌町 湧水復興まちづくりシンポ 6月14日

岩手県大槌町で、開催する湧水復興まちづくりに関連するシンポジウム

機関誌「淡水魚」電子化に関してご賛同いただいている森誠一先生からのご案内がありました。
私自身も大槌町にはボランティア繋がりで伺いましたので復興のお手伝いが出来ればと考えております。

大槌町にはイトヨというトゲウオ科の淡水魚が生息していることで知られています。

淡水魚、コモンズ、大槌学といった文脈でのお話が伺えるものと思います。

4大槌湧水チラシ4大槌湧水チラシ



JR東海 中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書(平成26年4月)

中央新幹線|JR東海


県別
さらに細かく文章を分割。なぜですかね?


ざっくり眺めましたが、各県の審議会の意見は全く無視って感じですね。
影響は少ない、事後調査と対応。

世界の笑いモノとしての環境影響評価であることは間違いないようです。


進化と遺伝子 ニジマス

ニジマスの全ゲノム解読‐進化の速度解析:科学ニュースの森


進化の戦略は生存戦略に繋がるはずだから、ニジマスやブラックバスの様に容易に定着出来るという機能は実は生物の多様性から見ると非常にある意味多様化を損ねる(均質化する)恐れがあるわけだね。

もちろん、科学は万能ではないから遺伝子解析からだけの評価は危険ではありますが。

2014年4月20日、リニア市民ネット東京主催の「リニアから山河を守るために」

上の動画は日本自然保護協会チャンネルより
2014年4月20日、リニア市民ネット東京主催の「リニアから山河を守るために」と-いうシンポジウムで、講演をした際の記録です。
アセスの問題点、活断層の問題点、南アルプスの自然のもつ個性などについてお話をさせ-て頂きました。

下の動画は大竹まことさんのラジオ番組より。

備忘録 リニア JR東海環境評価書

JR東海、リニア新幹線の環境評価書を23日提出  :日本経済新聞


おそらく、事後調査という裏ワザ(詐欺)で押し通すということなのでしょう。


JR東海、リニア新幹線の環境評価書を23日提出



 東海旅客鉄道(JR東海)は23日、2027年に品川―名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線の環境影響評価書を国土交通相に提出する。沿線自治体などからの意見を踏まえたもので、14年度中の着工に向け大きな節目となる。評価書に対する国交相や環境相からの意見を反映した最終版をとりまとめたうえで、早期の工事実施計画の認可申請を目指す。

ポールラッシュ先生と白洲次郎 

先週末は清里にいてポールラッシュさんの記念館にも伺った。


学芸員さんのお話では白洲とのやり取りの手紙は残っていなとの事でしたが
同行していたTさんは、まだ整理されていない書類等が沢山あると言っていました。
日本の近代史の貴重な資料なのかなと。

白洲の長女の桂子のこんな記載が本の中にあったのを想い出しました。
父は亡くなる数年前、大きな古い鞄を持ち出して大好きな焼却炉の前に陣取り、鞄から次々に書類のような紙を取り出し燃やし始めました。何を燃やしているのか尋ねると、「こういうものは、墓場に持っていくもんなのさ」と言い、煙突から立ち上る煙をじっと見上げて何かを想っているようでした。

ボール先生と白洲。
興味深いです。

昔読んだ時のメモ



人間に追いやられる弱者的動植物

東京新聞:ニジマス、キウイは侵略的? 「外来種リスト」候補に:暮らし(TOKYO Web)


言葉の響きとか意味合いの議論も重要なのかもしれませんが、本質的な議論が行われないといけないと思う。

100年前から居るだろうとか、国策としてやっただろう、とか、そんな議論で前に進もうとするのかな?
失敗を失敗と認識して未来を創るのが脳化してない人間の役割だと思うけどね。

釣り人のエゴはまったくエコ(生態系の多様性)じゃないと指摘される所以です。
どうしてもニジマス釣りたければ、自分で管理する釣り場を作ればよいんじゃないですかね。
勝手に釣りだけのために放流しているのはブラックバスの時の問題と一緒。

開高健は最後の釣行に確か海外に行って(カナダ?)ブラックバスを釣ったよね。
NZがイギリス人が移植したブラウントラウトやニジマスに置き換わってしまったことは、人間の間違いとしてイギリスの釣り人は思っているだろう。

ちなみにもっとも地球で有害なのは「人間」だという認識があると良いけどね。

よく動物園で鏡が置いてあって、地球上でも最もどうもうな動物は何?っていう表示がその鏡の横にありますよね?そして鏡に写るものがその正解。


以下記事



 生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるとして国が策定を進めている「侵略的外来種リスト(仮称)」の候補にニジマスやキウイフルーツ、養蜂の蜜源のニセアカシアなど身近な動植物が含まれ、業界団体や産地が神経をとがらせている。外来生物法の特定外来生物を除き養殖や栽培を法的に規制するものではないが、イメージ悪化や利用者離れを懸念。「侵略的」という名称の変更や、リストからの除外を国に求める動きもある。 (山本真嗣)

 「まるで有害生物」。ニジマスなどを養殖する愛知県淡水養殖漁業協同組合(同県設楽町)常務理事で全国養鱒(ようそん)振興協会(同)会長の小堀彰彦さん(58)は三月に環境省が明らかにした約四百種のリスト案に危機感をあらわにした。

 リストは対策や管理が必要な外来種を国がまとめるもので、策定方針が決まった二〇一二年度当初の名前は「外来種ブラックリスト」。だが「悪者との印象を与えかねない」(同省)として、学術用語の「侵略的外来種」に変えた。

 ニジマスは一八七七(明治十)年に食用で米国から輸入され、養殖が盛んに。全国の河川で漁協が釣り用に放流している。ただ「イワナなど在来のサケ科の魚と餌やすみかをめぐって競合し、駆逐する恐れがある」(同)として候補になった。

 同協会によると、国内のニジマスの生産量は年間約六千トンで、三十年前の30%ほど。近年は小中学校を回って給食や教材用に無償提供したり、PR曲を作ったり。小堀さんは「『ブラック』も『侵略』も悪印象は同じ。百三十年間利用してきて『侵略者』扱いはひどい」と嘆く。「北海道以外でニジマスが自然繁殖している例はほとんどない」として除外を要望している。

 キウイ生産日本一の愛媛県も「イメージダウンの懸念はある」(農産園芸課)。

 のり面緑化に使われる資材の植物も候補となった。のり面緑化の業者らでつくるNPO法人「日本緑化工協会」(東京都葛飾区)常務理事の中野裕司さん(62)も「リストに掲載されれば、『問題のある植物』として公共事業で使われず、事実上の規制になる」とする。

 環境省が昨年十月、関係する約十の業界団体から意見を聞いた際にも名称変更やリストからの除外を求める声が相次いだ。このため、案の中に「適切な管理が必要な産業上重要な外来種」という別枠を設け、法規制の対象外であることを明示。全体の名称の見直しも検討しており、次回の会議で示される予定だ。

 同省は「注意喚起を図るリストの趣旨が伝わり、生物自体が悪いという誤解を受けない名前にしたい」と頭を悩ませている。

 名称変更は、リスト作成会議の検討委員の中でも意見が分かれている。

 各自「個人的見解」と断った上で、滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹専門学芸員は「『侵略』は人間社会を連想させ、業者の反応も分かる」と理解を示しながらも「産業利用を理由にリストから外したり、危険性の意味合いが弱まったりする名称ではいけない」とくぎを刺す。奈良大の岩崎敬二教授(動物生態学)は「『要警戒外来種』ではどうか」と提案。近畿大の細谷和海教授(魚類学)は「『侵略的外来種』は世界的な基準の用語。変えるべきではない」と話す。

<侵略的外来種リスト(仮称)> 2010年に名古屋市で開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択された「愛知目標」を達成するための国家戦略の一つ。外来生物法で原則、輸入や飼育、放流が禁じられているブラックバスやカミツキガメなどの特定外来生物に加え、法的規制の対象外だが、注意が必要な外来種を選定し、生息状況や生態系への影響、被害対策などを盛り込み、国民や自治体の注意喚起を促す。14年中の作成を目指している。



GM作物と週刊誌

週刊文春さん 一杯食わされましたね〜「遺伝子組換えに発がん性」説を読み解くリンク集 | FOOCOM.NET


個人的にはGM作物は嫌いですが、科学的、論理的に批判しないといけないと思っているのです。

文春が残念なのは結構ですが、この文春の記事を信じ混んでしまう人が悲劇であります。
ニセ科学が蔓延る土台はいかにヒトを信じ込ませる(洗脳)するかなので、時に一般市民の方は権威(大学だとか教授だとかの肩書に)に騙されてしまうのでしょう。

今日の標語 「権威と権力は疑ってかかれ」




清里から鎌倉に鹿が逃亡?

清里の萌木の村から鎌倉に遊びに来た鹿(笑)

左:清里のシカ達
右:車に乗って鎌倉に向かうシカ

鹿清里鹿鎌倉

習近平と中国の終焉 富阪聰 角川新書2013

図書館本

タイトルにある終焉は直ぐには来ないでしょう(その様な記述は本書の中にもありません)

中国の政治に関しては全くの素人ですので、ただただ、なるほどね〜という感じで読んでみました。
もちろん他著も読んで比べてみないといけないですね。
しかし説得力がある著作だと思いました。

備忘録メモ
民主化を一番求めているのは共産党
権力闘争を大子堂や出自だけで語るのは間違い
自由競争が生み出した格差
江沢民=反日、習近平=江沢民派=反日という単純な構造ではない

習近平と中国の終焉 角川SSC新書
富坂 聰
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
2012-12-21

鉄道地図 残念な歴史 所澤秀樹 ちくま文庫 2012

図書館本

2002年鉄道地図の謎を改題、一部加筆とのこと。

鉄道史が知りたくてざっくり眺めてみました。
権力と政治そして欲望が渦巻く交通機関なんでしょう。
一度軌道が完成すれば船や飛行機と違い簡単に路線の変更できませんから。

できれば 
古厩 忠夫 裏日本―近代日本を問いなおす (岩波新書 1997)に示されている太平洋側鉄道と日本海側鉄道の時系列変化なんかも鉄道史の中で解析してもらいたいと思いました。
(もしかしたら読み落としているのかもしれませんが)


目次はこんな感じ
第1章 「鉄道地図」の拡張と衰退(寂しくなった鉄道地図
ローカル線退治の首謀者、「国鉄再建法」
長大なローカル新線を生んだ、改正「鉄道敷設法」の功罪 ほか)

第2章 官と民と「鉄道地図」(勢力をのばす明治時代の私鉄
官設か私設かで揺れる明治政府の葛藤
明治後期に起こった鉄道地図大統合の変 ほか)

第3章 信条なき「鉄道地図」の行方(私鉄の解体と日本国有鉄道の誕生
北陸鉄道の戦後史にみる時代の趨勢
ついにやってきた「国鉄改革法」と鉄道地図大解体のとき ほか)




東海道新幹線II改訂新版 須田寛 JTBパブリッシング 2010

図書館本

本書執筆当時JR東海相談役(昭和62年ー社長、会長)
リニアは単独ではペイできないと1989年「東海道新幹線―その足どりとリニアへの展望」で述べていましたが、どうなったか興味があり読んでみた。

山梨実験線 3000億 JR東海 2000億出捐、国:鉄道総研に約400億円の補助金、山梨県の協力(鉄道総研への無利子貸付?)

経済性:在来鉄道に比し超電導磁石の冷却や高速のためのエネルギー消費等、コスト増の要素もあるが、高速のための車両数の節減ができ軽量で勾配に強いため構造物が建設費が安い等の効果もあり、全体としてみた場合経済効果は高い。将来常温で超電導現象の得られる物質が開発された場合、コスト激減の可能性もある。

1989年の本に懲りてしまったのでしょうね。本当の事を書き過ぎて。そして将来予測が明らかに間違っていたことを。新幹線という全く違う(技術開発の成功と失敗で開発された)安全技術神話に基づいたリニアに対してJR東海の株主さんたちは本当に大丈夫なのだろうか。コンコルドや東電の失敗を知らないのだろうか。
そしてさらには南アルプスをはじめてとする日本の素晴らしい自然を大破壊して作られることを。




山と渓に遊んで 高桑信一 みすず書房 2013

図書館本 買わねばなるまいか。

月刊「みすず」に掲載されたものに加筆とある(生家方面からのクレームもあったとか(笑)

高桑さん(1949-)の自叙伝と断言しても問題ないであろう。
そして地域研究は民俗学的考察になる。

山に生まれ、山に育ち、山で遊び、沢で遊び、山に生きる。
山は高桑さんの先生であり、友人あり、そして恋人でもあるのだろう。

著作等で断片的に知っていた高桑さんの生き様が清々しい。
もちろん、絶望、葛藤、喜怒哀楽がテキストには現れない伏流としてあることはうかがえる。
遠山品右衛門、阿部武、宮本常一、瀬畑雄三、その他著名なかたが沢山登場します。

備忘録メモ
登山道を切り拓いた者たちへの、畏怖と敬意を越えなければ、山は真の姿を露わにはしない。道なき山へのいざないを記しながら、私は己の無力を知っている。けれどそこには、安易な登山道に導かれた者たちが見失った自然のあるべき姿がある。それを、登山の原点と呼んでみたいのである。p160
山には山の時間が流れている。中略 みずからの身体と精神を侵していく文明への忌避であり、抵抗だと思っている。
食べる分しか釣らない(かっては2号とおしで釣れる魚だけ)、今は水面釣りを捨てて、テンカラ釣り一辺倒である。
吉川栄一氏との出会い、その後
情熱大陸に出た高桑さん(知らなかった、、、)
熊に喰われたり狼が民家に押し入って子どもを奪って食べた「季刊 東北学 大10号」
熊との遭遇(格闘)、雪渓の踏みぬき、滑落
岩井又沢での若手の溺死、その後の対応、その49日のKと妻の谷底への車転落死。(別のグループの話)

この国の美しい山河だけは守ってほしい。国の向かう方向を選択するのは、若い人たちであるべきだ。災厄の象徴のような原発のことだ。歳を経たものの知恵は得難いが、いつも正しいとは限らない。国が滅んでも、山河さえ残れば、人は立ち直れる。
山と渓に遊んで
高桑 信一
みすず書房
2013-10-11

ニッポンの山里 池内紀 山と渓谷社 2013

図書館本

初めて読む作家さん
初出は白山書房の「山の本」等 書き下ろしは徳島の祖谷

何カ所かの山里はリニア新幹線構想で自然破壊が想定されている地域でもある。

池内氏(1940−、ドイツ文学者)が訪問した山里。
個人的には若干?上から目線の観察の様に思えた。
上流が存在するから中流、下流へと続く流域が存在する。
下流域の繁栄は上流域の存在無しには語りえないはずであると思うからだ。
また訪れた地域もいわゆる関東圏および近郊が多い。

徳島の祖谷
「民俗資料館で見たビデオだが、アメリカ生まれの人で東祖谷が気に入り、古民家を買って住みついた東洋文化研究者がいる。きちんとした日本語で村の歴史と暮らしを称え、おしまいに冗談めかして述べていた。」

どうして、アレックス・カーと書かないのだろう?
美しき日本の残像や犬と鬼を読まれていないのだろうか?


出版社からの目次

信仰集落のかたち 
青森県・西目屋/岩手県・岳/山形県・瀧山/山形県・ 本道寺/山梨県・ 赤沢/広島県・八幡町
 
移住者たち 
埼玉県・風影/埼玉県・栃本/東京都・恩方/山梨県・天目/山梨県・小黒坂大黒坂/群馬県・内山/鳥取県・坂井原

水の使い方 
栃木県・那須野が原/群馬県・赤城山麓/新潟県・清水/愛媛県・千町

特産のはじまり 
宮城県・脇谷/群馬県・立処/静岡県・安倍川上流/静岡県・大井川上流/長野県・開田/岐阜県・古屋/京都府・黒谷/奈良県・谷瀬

「秘境」の現在 
山梨県・奈良田/長野県・下栗/長野県・大鹿/奈良県・伯母谷/徳島県 祖谷

ニッポンの山里
池内 紀
山と渓谷社
2012-12-14

黒部の太陽 ノーカット版  リニア

2014年3月8日、BS日テレにてテレビで初めて「ノーカット完全版」が放送されたのを録画で見た。

映画は大ヒットした様ですね。1968年

ただ、映画の中での死者は数人?

トンネル工事や付随工事で多くの犠牲者が出ていますよね。

実際は黒四ダムで200人弱の死者じゃなかったでしたっけ?

同じ黒部の仙人谷ダムでは300人。

南アルプスの長大トンネル計画という自然破壊を行うリニア構想で
自然を管理征服出来るという技術神話が通用するという土木ムラの人々。

常に犠牲になるのは社会弱者と自然なのである。

黒部の太陽 [通常版] [DVD]
三船敏郎
ポニーキャニオン
2013-03-20



高熱隧道 (新潮文庫)
吉村 昭
新潮社
1975-07-29



JR東海のあまりに杜撰過ぎる環境影響評価を指摘

リニア(中央)新幹線準備書に対する沿線24自治体首長意見概要!(東京・神奈川連絡会) -      「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

いつも的確な指摘なブログです。

ブログより
以上は、リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会が収集・整理したものですが、各自治体首長の主要意見を抜粋したものであり、実際の意見数はこの何倍もの意見が出されています。共通しているのは、
。複凖豎い隆超影響調査がいかに不十分でずさんなものであり、予測・評価も著しく具体性を欠いていること、
⊇猗書の基になっている調査結果は地域の特性を無視し、地域の歴史や文化、人々の生活に配慮していないこと。
準備書の環境保全措置が一面的で、方法書段階での自治体首長意見に応えていないこと。
そ猗書は、公共的企業として、環境に配慮する社会的責任が感じられないこと。
イ曚箸鵑匹旅猝椶濃後調査やモニタリングをしないことは許されないこと、  などです。
知事はじめ自治体首長は、東京都を除く各県の期成同盟会の会長を務める立場上から、説明会や意見募集、そして公聴会での市民意見をすべて取り入れた内容とはとても言い難いのですが、それでもこぞってリニア新幹線計画の不備を指摘せざるを得なかったのは、やはり疑問や不安を訴える沿線住民の声に一定の配慮をせざるを得なかったものと考えます。もし、首長意見を取り入れた評価書でなければ、工事着工はムリと考えるのが筋です。
   私たちは、国交省に対し、大深度地下の使用や着工を認めないよう求めるとともに、環境省に対しても、環境悪化が懸念されるという沿線全体の首長意見に対し、きちんと応える姿勢をとるよう求めます。そして、JR東海に対しては、着工を急ぐのではなく、計画の再考・撤回を求めて行くことが課題です。自治体に対しては、首長としての意見に責任を持つこと、意見が取り入れない評価書は認めないことを求めます。


嫁いでいくヤマアジサイ

押し売り的(差し上げるわけですが)(笑)旅立っていきました。

その土地に馴染んで他の草木とも上手くやるんだよ。

そして、可憐な花を多くの人に見せてあげてください。咲くのは多分来年だけど。



45owase

アメリカでの環境影響評価は?

リニア技術導入 最終調整、米に無償提供 首相、首脳会談で表明へ (産経新聞) - Yahoo!ニュース


電磁波での健康被害
環境影響評価による自然破壊の調査
費用対効果解析による評価

どれをとってもアメリカでOKになるの??

コンコルドの失敗をまた繰り返すのでしょうね。
くれぐれも税金の投入などという愚かなことはしないですよね?




以下記事
産経新聞 4月13日(日)7時55分配信
リニア技術導入 最終調整、米に無償提供 首相、首脳会談で表明へ


 24日に予定される日米首脳会談において、日本の超電導リニア新幹線の米国への技術導入で合意することで、日米両政府が最終調整に入ったことが12日、分かった。対象となっている区間は、ワシントン−ボルティモア間(約66キロ)。政府関係者が明らかにした。

 首脳会談で安倍晋三首相は、リニア受注を実現するために、リニア技術は無償提供することを表明する。JR東海も政府と足並みをそろえている。

 技術提供の場合、「ライセンス料」を受け取るのが一般的だが、短期的な資金回収よりも、リニア新幹線を米に確実に売り込むことを優先する。無償提供であっても、車両や部品の量産効果に伴うコスト削減、世界的な知名度の高まりによる販路開拓で、十分に利益を得られると見込んでいる。

 首相は首脳会談で、ワシントン−ボルティモア間だけでなく、新たにワシントン−ニューヨーク間(約360キロ)にもリニア新幹線を採用するよう打診する。

 首相は「インフラ輸出」を、成長戦略の目玉に位置付けている。日本の独自技術によるリニア新幹線の米国への売り込みが成功すれば、米国や他の海外市場開拓への大きな弾みとなる。

 昨年2月の日米首脳会談で首相は、JR東海が独自開発したリニア新幹線に関し、「技術の米側への導入で、日米協力の象徴としたい」と伝えた。オバマ米大統領から明確な回答はなかったが、日米間で調整が進んできた。

 首相とケネディ駐日米大使は12日、山梨県都留市のJR東海の山梨リニア実験センターを視察し、試乗を行った。2人は42・8キロの実験線を最高時速約500キロで1往復半、試乗した。

 首相は試乗後、記者団に「ケネディ氏は『(リニアが)快適だったとオバマ大統領に伝える』と言っていた」ことを明らかにした。

 さらに「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。それを日本の成長につなげていきたい。特に同盟国の米国には活用してもらいたい」と語った。


Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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