おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2014年01月

備忘録 山梨県 リニア環境評価関連

山梨県/中央新幹線(東京都・名古屋市間)の環境影響評価手続



今月26日に公聴会が山梨で予定されております。
上記リンクは山梨県の環境影響手続きの関するページです。
下の方に最近の山梨県環境影響評価等技術審議会の議事録等が置かれています。
お時間ある方は是非とも眺めてみてください。
あまりに杜撰な環境影響評価であり、JR東海の対応が不誠実かつごまかしかが
分かります。
(議事録ですらそうですから傍聴された報道関係者は本来調査報道記事としてメ
ディアに流すべきだと
思いますが、どこにも発表されていないと思います)
いつも会議の後2ヶ月近くたって発表される議事録ですら、このような状態です。
これから知事意見書が出されると思いますが、もしリニア工事を容認するようで
あれば、山梨県は笑いものです。
知事意見書にも対応していないと事務局の発言が議事録に載る始末。

静岡県では大井川水系での水枯れが想定されており、関係市町村や知事が危惧す
る会見を行っています。

また希少動物として野鳥のミゾゴイが他県の評価書では取り上げられています
が、山梨では指定されていなかったりします。(議事録参照ください)
これは野鳥の会の会長がリニアファンクラブであることも関係するのでしょう
か?(笑)
http://www.pref.yamanashi.jp/linear-kt/linear-fc/koramu-yagyuu.html

山梨県出身者としてはなはだ恥ずかしいリニア問題です。

リニアに関してはこちらのリンクが良くまとまっていると思います。
http://ictkofu.xii.jp/linearExp/


福島原発事故 県民健康管理調査の闇 日野行介 岩波新書 2013年9月

図書館本 やっと予約が回ってきました。

2012年10月3日 毎日新聞一面 秘密会の存在を報道
日野さん(1975-)の調査報道により明らかになった行政とアカデミズムにより作られた住民の健康無視な枠組み。
山下福島医大副学長と福島県庁の行って来た行為は果たして県民に受け入れられたのか?

議事録の改ざん
会議進行シナリオの作成
乳歯保存の呼びかけに反対するような呼びかけ
開示されない検査結果
検査しないことが「不安の解消」につながるという論理
丁寧に見ると凄く時間がかかる(甲状腺検診)から、スクリーニングは簡潔に。
福島県庁記者クラブと他のメディアへの対応の違い(会見場の知らせをしない)

エピローグより
いつか問われるとき
誤解を恐れず言えば、広島・長崎の原爆、世界各国の核実験、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故などにおける、放射線被曝(特に内部被曝)と健康被害の歴史は、国と一部の「専門家」による隠蔽と情報操作の繰り返しだった。常に「科学」の名を語り、「権威」を身にまとって、「因果関係はない」「これは精神的なものだ」と言い張り、病に苦しむ一人ひとりの姿は無視する人々がいた。
ここまで。

本書と同様な科学者の社会的責任を追及した本をメモしておきたい。
つくられた放射線「安全」論 ---科学が道を踏みはずすとき 島薗進 河出書房
原発災害とアカデミズム: 福島大・東大からの問いかけと行動  合同出版
原発事故と科学的方法 (岩波科学ライブラリー) 牧野淳一郎 
信頼の条件――原発事故をめぐることば (岩波科学ライブラリー) 影浦峡


静岡県知事会見 リニア

大井川水系の水量減少 2t/秒 (分でも時間でもないですよ)

川勝知事記者会見_2014年1月14日
リニアについて
15:15〜
48:14〜

森の詩人: 日本のソロー・野澤一の詩と人生 坂脇秀治 彩流社 2014

森は人を呼ぶ。
森に魅せられてしまった人は世界中に居る。
ソローも野澤も、そして多くの森を源流とする文学作品の数々。

野澤一(1904-1945)の唯一の詩集「木葉童子詩経」を読み解く。

そして坂脇氏がその甲府郊外の四尾連湖畔に独居した野澤の生涯を辿る。
決して共同体から疎外された人ではなく地域との交流、詩作、家族、戦争。
宮沢賢治を敬愛し、高村光太郎への傾倒。

一人の詩人を通して、自然とは何か、生きること、時間とは何かなど考える一冊です。

戦争が無ければ野澤はもう少し生きられたのかもしれません(結核にて逝去)。







リニア、エコパーク、世界遺産、でもやっぱり道路

「南ア周遊道整備を」 地元期成同盟会、県に要望 - 山梨日日新聞 みるじゃん


いい加減、頭を使ったら?
結局道路ですか。。。。
早川町の優先順位ってこれですか?

情けない。。。。

記事が何を言っているのかすら理解出来まい。

以下記事


2014年01月15日(水)


「南ア周遊道整備を」 地元期成同盟会、県に要望

 「南アルプス周遊自動車道整備促進期成同盟会」(会長・辻一幸早川町長)は14日、南アルプス市芦安芦倉と早川町奈良田を結ぶ周遊道の整備を求める要望書を横内正明知事に提出した。横内知事は整備の必要性を認めながら、「早い時期に方向性を出す」と述べた。

 現在、両地区は広河原を経由する南アルプス林道と県道南アルプス公園線で結ばれている。しかし、総延長は約50キロに上り、林道は冬季閉鎖するため、1年通して普通車が乗り入れることはできない。

 要望書では、中部横断自動車道六郷−富沢間が2017年度に開通予定であることに触れ、「中部横断道を軸とした道路ネットワークの構築が、広域の地域振興で非常に重要」と説明。トンネルなどを建設し、両地区を結ぶよう求めている。

 この日は辻会長をはじめ、同盟会副会長の中込博文南アルプス市長らが県庁を訪れた。横内知事は「必要(な道路)とは思うが、財源の手当てができるかどうかが一番の課題」とした上で、早期に方向性を示すことを約束した。

 県は概算の総事業費を70億〜80億円程度とみている。計画中のほかの道路との優先順位なども見ながら建設可能かどうか判断する。〈堀田博之〉

リニア 良い事ありますよ。ゼネコンさん大儲け。

中日新聞:リニア建設 静岡市長「メリットない」:静岡(CHUNICHI Web)


ゼネコン、土建屋さん、政治家? JR東海が広告主のマスメディア。
それはそれは儲かるようです。

JR東海は採算ベースなんか気にしていません、結局国費投入、地方自治体公務員もJR東海の社員と化して用地買収。


以下記事
専門家も環境変化懸念


 リニア中央新幹線の環境影響評価で、静岡市の田辺信宏市長は十四日、南アルプスへの影響を話し合った専門家会議から答申を受けた。工事が生態系や景観に与える影響を見据え、市長は「建設による市への直接的なメリットは何もない」と指摘。大井川流域の九市町から寄せられた環境変化を懸念する意見を踏まえ、二十二日までに県に出す意見書に厳しい評価を盛り込むことも予想される。

 「南アルプスをどうしてもエコパークにしたい。リニア工事でだめになってはいけない」。田辺市長に答申書を手渡した専門家会議の会長、岩堀恵祐宮城大教授(環境工学)は自然環境の保全を強く求めた。六月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の会議で決まるエコパーク登録は、市が目指す南アの世界自然遺産登録への重要な第一歩となる。

 JR東海は、トンネルの残土置き場などがエコパーク候補地の中でも開発が認められる地域にあり、登録に影響はないと主張している。一方、各専門家は残土置き場が地滑りを起こす危険性や作業員宿舎からの生活排水などへの懸念を表明。答申書では、JRが関係機関との協議や情報開示を進め、エコパーク登録を後押しするよう要求し、七カ所の残土置き場候補地のうち最北端の一カ所の使用を避けることも求めた。

 JR東海が環境影響評価準備書で、大井川上流の流量が何の対策もしないと「毎秒二トン減る」と予測したことに対しては、生活用水や農工業用水に利用する九市町の首長が、流量の維持を求めて静岡市と県に要望書を提出している。

 昨夏の渇水期には、毎秒四十二トンの利水権を持つ各自治体が20〜10%の自主節水を実施し、農作業などに影響した。染谷絹代島田市長は「市民生活に重要な水源で、水位が下がるリスクは大きい」と強調。松井三郎掛川市長は「新東名のトンネル工事でも一部の地下水が枯れた。予測以上の影響があるに違いない」と不安を募らせる。田辺市長は各市町長に「工事の影響を受ける自治体を代表し、伝えるべきことを伝える」と約束している。答申書を受け取り、報道陣の質問に「エコパーク登録への強い危機意識を盛り込みたい。JR東海と意識を共有し誠意ある対応を求めたい」と述べた。

(石原猛、今井智文)

風のガーデン 倉本聰  2009

レンタル

倉本聰脚本『北の国から』『優しい時間』に続く、富良野三部作の集大成とのこと

生きるとは、死ぬとは。
生かされている自分をいつ感じるのか。
森があり、川があり、海がある。

沢山の倉本哲学が込められているのだろう。

映し込まれている森、草花、清流、里と都会、涙、笑顔。
時間、労働、貨幣 そんな本質的な視点をゆっくり動くカメラワークが捉えているようにも思えた。

自然の中で素直になれる人間でありたいと思った素晴らしい作品でした。




風のガーデン DVD-BOX
中井貴一
ポニーキャニオン
2009-04-15

倉本聰 生命の木 [DVD]

レンタル

森と人、里と人
倉本さんの森、自然、そこに生きる人びとに対する愛情が感じられる。
そして自然から与えられた利子を使い込み、元本まで使い切ろうとしている人間の未来を暗示しているのだろう。

倉本さんの北海道の生き様から生まれた作品と舞台「ニングル」を中心に映し出される自然。

東大演習林のどろ亀先生(故高橋 延清さん)とも交友があったと他著に書かれていますが、倉本さんの素晴らしい人脈で育まれた富良野塾、富良野自然塾。

森を利用させていただくという気持ちを忘れ、管理征服出来ると信じる人間はやがて自然に征服されることを身をもって経験するのであろう。


amazonより
内容紹介
「自然との共生」をテーマに倉本聰が富良野で語る。

・舞台『ニングル』の初映像化!
・「自然との共生」をテーマに倉本氏のインタビューを収録!
・自力で住居や稽古場等を建て、共同生活をしながら学ぶ、
富良野塾の塾生たちの映像と、
富良野グループの俳優のナレーション・ナビゲート による貴重な番組

[内容解説]
伝説の舞台『ニングル』のメッセージとは?
2008年6月、5度目の公演となった「富良野GROUPロングラン公演『ニングル』」は洞爺湖サミットで
日本中が環境問題に目を向ける中での公演となり、世代を超えた人々に支持を受け40日間にわたる公
演も大成功のうちに幕を閉じた。
この番組では、その伝説の舞台『ニングル』の模様を中心に、そのテーマである「自然との共生」に
ついて倉本氏のインタビューを交えながらお送りする。
【豊かさ何なンじゃ?】
経済的にリッチであることと幸せであることは同じなのか?
家の中に家電製品の「量」が増えても幸せの「量」は増えるのだろうか?
「車」と「足」はどちらが大事か?
「石油」と「水」はどちらが大事か?
人間は「文明」に麻痺していないだろうか?
【木はなんのために生えているのか?】
実を落とし、種をまき次の子孫を残す(全ての生き物と同じ)
昔は子供が生まれると、その子の「木」を植えた。
「葉」は酸素をつくり、水を地面にじわじわ吸収させる。

倉本聰 生命の木 [DVD]
倉本聰
ポニーキャニオン
2009-03-18




山梨県 無利子で鉄道総研に貸付 2009年 

(cache) リニア中央新幹線:駅を我が町に 山梨の4地域が綱引き - 毎日jp(毎日新聞)


こんな県で、すいません。
さらに南アルプスに長大トンネル。
自然より銭。

記事より

県は鉄道総研に技術開発費134億円を無利子で貸し付け、実験線工事のための残土捨て場まで用意した。総額200億円もの県税を投じており、見返りとして駅の設置は当然というわけだ。

記事転載

東京−名古屋をわずか40分で結ぶ予定のリニア中央新幹線。その途中駅の設置をめぐって今、山梨県が熱い。「各県1駅」が有力視されるなか、今年に入って4地域の綱引きが急加速。「支線を」との声まで出ている。予定ルート上にある他県(神奈川、長野、岐阜)にはまだ、そこまでの盛り上がりはない。なぜ、山梨だけ?【沢田勇】

 その理由は山梨リニア実験線にある。財団法人「鉄道総合技術研究所」とJR東海が運営し、97年に大月市−都留市(18.4キロ)で走行実験を始めた。元自民党副総裁の故金丸信氏が誘致したと言われている。県リニア交通課は「素通りさせるために実験線を誘致したのではない」と断言する。「リニア交通課」なる部署があるのも、全国で山梨県だけだ。

 県は鉄道総研に技術開発費134億円を無利子で貸し付け、実験線工事のための残土捨て場まで用意した。総額200億円もの県税を投じており、見返りとして駅の設置は当然というわけだ。


 JR東海はリニア中央新幹線の2025年開業を目指す。3ルートが想定されるが、山梨を通ることは確実だ。昨年12月、国土交通省がJR東海に対し、整備計画策定に必要な最後の調査を指示したことで、駅誘致の動きが急に熱を帯びた。

 富士山周辺の12市町村からなる「リニア中央新幹線富士北麓(ほくろく)・東部建設促進協議会」(図(1))は「世界遺産登録を目指す富士山と首都・中京圏を結ぶ架け橋に」(会長=小林義光都留市長)と、県東部への駅設置と富士山周辺までの支線の新設を要求。実験線をまっすぐ西へ延伸した付近の6町も「リニア中央新幹線建設・新山梨駅誘致促進峡南地域協議会」(図(4))を結成。JR身延線との接続を求める。

 甲府盆地東部の3市(図(2))、そして「本命」とささやかれる県都・甲府市を中心とした4市町(図(3))も誘致団体を組織して活動している。

 4地域は山や川など主に地形的な要因で隔てられ、歴史的に地域内の結び付きが強い。現在も広域行政事務組合などで結束が維持されているため、それぞれが別個に駅誘致に取り組んでいるようだ。

 JR東海の葛西敬之会長は昨年12月26日、日本記者クラブでの講演で、中間駅は各県に1駅ずつが「常識的な話だと思う」と語っている。ノンストップと各駅停車の「2系統を考えることも可能」とも述べた。

 山梨県民でもある鉄道アナリストの川島令三(りょうぞう)さん(58)によると、時速500キロで走るリニアを駅に停車させると所要時間が5分増える。仮に4県に1駅ずつ設置すれば、東京−名古屋の所要時間はノンストップの1.5倍の1時間かかる計算だ。現在、最速の「のぞみ」は同区間を1時間半余りで走っており、東海道新幹線とさほど違わなくなってくる。

 川島さんは「第2東海道新幹線と位置づけるなら、ノンストップが理想。地域活性化の点では各県1駅もいいが、ダイヤ編成が混乱するかもしれない」と話す。仮に中間駅の場所が決まったとしても、JR東海は建設費用の全額地元負担を求めており、全額JR負担を求める県との隔たりは大きい。



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倉本聰 「學」 [DVD]

レンタル

北海道、カナダ、東京
自然と脳化した都会。
身体性と自然

倉本さんのメッセージが込められているのだろう。

生きること
それは小さな十字架を立て続ける行為なのだろう。

荒野へ ジョン・クラカワー (映画はinto the wild)を想い出した。

ほんの一瞬、フライフィッシングのシーンが出てくる。

他者との関係性の中でのみ存在を確認できる人間の姿がそこにある。

こちらに当時の記事

ドラマWスペシャル 倉本聰 「學」 [DVD]
仲代達矢
ポニーキャニオン
2012-05-02



荒野へ
ジョン・クラカワー
集英社
1997-04-28



イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
エミール・ハーシュ
Happinet(SB)(D)
2009-02-27

神話の果てに 作られた安全神話(詐欺)の歴史 

河北新報 コルネット 特集/神話の果てに−東北から問う原子力

マスメディアとして責任を取ろうとしているのかもしれない。
安全神話や原発広告を無責任、無関心で流してきた歴史を。

権威と権力そして金という欲望が結託した時に何が起こるのか。
このリンクに置かれている記事が静かに教えてくれると思います。

発表報道だけのメディアを捨てて、調査報道がしっかりされているメディアを選ぶ事ですね。

日本原子力学会誌 2013.12 

日本原子力学会誌 2013.12 
巻頭言は日本強靭化のせんせ。
その後、泉田知事

pdfです
こんな記事。

静岡市 リニア 

リニア事業の影響危惧 静岡市専門家会議が答申案 | 静岡新聞


ちなみに山梨県は推進派多数の専門家会議様ですね。
さらに、議事録の公開遅いし、公聴会(1月26日)ギリギリに発表という福島の秘密会の様な感じ?


この同じ会議の内容を3Kさんが書くとこうなる(笑) 皆さん比べてみてください。
以下記事


リニア事業の影響危惧 静岡市専門家会議が答申案
(2014/1/10 07:38)

 JR東海のリニア中央新幹線環境影響評価準備書について審議する静岡市の専門家会議は9日、田辺信宏市長への答申案をまとめた。南アルプスでのトンネル掘削や発生土(残土)処理が「周辺の生態系に与える影響は大きい」とし、必要に応じ保全措置や残土置き場の選定などを見直すべきとした。
 リニア建設事業がユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に及ぼす影響について「全体の機能喪失につながり、目的の達成を妨げることになる」と明記。関係機関との協議など登録実現に向けた支援を求めた。
 発生土置き場の候補地とされた7カ所のうち、伝付峠周辺の扇沢は山体崩壊の危険性があるため避けるべき、とした。燕沢も土石流が発生した場合の下流への影響が大きく、調査や環境保全措置実施が必要と指摘した。
 予測される大井川上流部での毎秒2トンの水量減量は「大きな変動値であり、自然環境をはじめ、影響が懸念される」とした。
 このほか、水環境や動植物など、ほぼ全ての項目で詳細な調査データの不足を指摘し、ヤマトイワナやチョウ類のオオイチモンジなど、文献で確認されている希少種の情報把握に努めるよう求めた。
 専門家の意見は14日に田辺市長に答申する。市長は答申を踏まえ、22日に知事に意見を提出する方針。

<静岡市専門家会議答申案のポイント>
 ▽リニア建設事業が生態系に与える影響は大きい
 ▽関係自治体や専門家との意見交換に努め、計画見直しも視野に入れるべき
 ▽伝付峠周辺は山体崩壊の危険性があり、発生土処理を回避することが望ましい
 ▽河川上流部での毎秒2トン程度の水量減少は大きな変動値
 ▽工事は多様な生態系を損ない、登録を目指すユネスコエコパーク全体の機能喪失につながる

ドラマ人生 聞き書き 倉本聡 北海道新聞社 2013

図書館本

本書の一番素晴らしいのは倉本さんに吐露させた北海道新聞の記者だと思う。
上村英生さんと尾張めぐみさん。
お二人の熱い想いが倉本さんに通じて本書が出来たのだろう。

倉本さん(1935-)の華麗なる人脈がなぜ出来たのか?もちろんある意味倉本さんは学歴エリートでもある(麻布ー東大)が、それだけで倉本さんの周りに多くの人が集まる訳がない。本書ではその辺の背景が非常に良く分かる。
そして北海道が倉本さんの人生を作り、それに応えて倉本さんは北海道に大きな貢献をした。(凄い経済効果だろうと思う)
もちろん、多くの素晴らしい作品を作り、人々を楽しませ、考えさせた。

北の国からの裏話、秘話、苦労話などファンの方にはたまらないだろう。
多くの手がけられた作品の説明や経緯、役者さんの事、地域の事。

富良野塾、富良野自然塾と人づくり街づくりにも大きな足跡を残した。
そして経済優先、科学技術万能論や環境を重視しない世の中の動きに対して常に警告を発して来た。


僕はこの本を読むまで知らなかったのだが、子供心に大きな感動を持ったテレビドラマ「君は海を見たか」は倉本さんの作品だったんですね。またデビュー前の松山千春の事など。

最後の方には富良野の人達の声も綴られている。そしてどんな街作りが可能なのかと。

補助金やインフラ整備でない、まさに人と人との関係性の中での共同体の在り方までも倉本さんは昔から考えていたのである。

僕は、七輪でみんなをハッピーにしたい 黒岩揺光 U-CAN 2013

1981年生まれの筆者の生き様をブログの書き込みからまとめたノンフィクションという括りだろうか。
ブログはこちらの様です。http://adventurebyyoko.blog3.fc2.com/

現在は難民キャンプでの仕事を終えて主夫とある。
育ちはそれなりに裕福であり留学で語学を取得したのであろうが、職歴などを拝見すると非常に
アクティブであり将来の活躍が楽しみです。

筆者は七輪を難民らと作って配るNGOに所属しているのだが、目的は効率的の調理であり、燃料となる
薪消費の減量である。そして最終的には木材資源の枯渇を防ぎ、自然環境保護に繋がるというものである。

そこまで読んで思ったのは同じくケニアで改良カマドやワラジの普及活動をしていた故岸田袈裟さんである。
彼女はスワヒリ語をネイティブの様に話し、燃料効率の良いカマド作りを住民に教えるとともに感染症対策にも
大きな足跡を残した。
そのほんの一部は下記の著作の中に描かれている。
ケニアに愛をこめて―日本人(キシダ)ママ大奮戦 (国際協力選書)
梅原 愛雄 (著)

本書筆者の情熱がこれからもアフリカに向けられる事を強く願ってやまない。


自然を守りながらどのように適正に活用? リニア 

南アルプス国立公園50年 - NHK山梨県のニュース


環境省と言う、適正に活用というのは、銭儲けのためなら自然が破壊され、生物多様性が壊れてもリニアのトンネルを通し、残土を谷やら国立公園内に放置しても良いと言うことなのだろう。


リンクが切れるので引用

山梨や静岡、長野の各県にわたり、3000メートル級の山が連なる「南アルプス」が国立公園に指定されてからことし6月1日で50年を迎えます。
環境省などは東京や3つの県で記念のイベントを行い、自然保護の取り組みなどをPRすることにしています。
「南アルプス国立公園」は山梨と静岡、長野の各県にわたる3万5000ヘクタールあまりに及び、国内で2番目に高い北岳などがそびえ、登山者を中心に年間およそ60万人が訪れます。
昭和39年6月1日に国立公園に指定されてから、ことしで50年になるのにあわせ、環境省や、地元の3つの県と10の市町村は年間を通してイベントを開いていくことになりました。
具体的には、▼4月29日に東京で開かれる「みどりフェスタ」で写真などを用いて貴重な植物など魅力や自然保護の取り組みを紹介するほか、▼5月24日には長野県伊那市で記念式典、▼10月4日と5日には山梨県南アルプス市で記念登山や自然観察会などが行われる予定です。
環境省は「国立公園の取り組みを知ってもらい、南アルプスの自然を守りながらどのように適正に活用していくか考える機会にしてほしい」と話しています。

01月09日 10時20分

インフラ、補助金 人の金  リニア

リニア駅周辺 28ヘクタール整備案 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


ちなみに、ここで登場する花岡氏 南アルプスエコパーク、自然遺産構想にも関わっています。
山梨県ってそんなに人材ないのでしょうか?ちなみに土木ムラですが。
そして下記の著作も。福島原発震災で皆さん良く分かったんじゃないですか?いかに専門家が利権や権力と仲良しか。

以下記事
甲府市大津町周辺に建設されるリニア中央新幹線・中間駅の周辺整備について話し合う県の検討委員会(委員長=花岡利幸・山梨大名誉教授)が8日、同市内で開かれた。県側は駅周辺の計28ヘクタールにわたり、1630台の無料駐車場や展望施設などを整備する案を示した。整備の規模が明らかになるのは初めて。

 県リニア推進課によると、整備範囲は、中央道と新山梨環状道路の間が中心。昨年9〜10月に県民などを対象に行った中間駅周辺に求める役割を尋ねたアンケート調査などに基づき、導入する機能ごとに必要な施設や広さを算出したという。

 「交通結節機能」では、〈1〉甲府市中心市街地と中間駅の間に専用道路を設け、バスを走らせる「バス高速輸送システム」(BRT)のバスなど、13台が一度に発着できるバスターミナルや、短時間止めることができる駐車場などが設置される駅前広場〈2〉自家用車からリニアや高速バスに乗り換える際に無料で利用できるパークアンドライド用の駐車場(1630台)――を整備する。

 「観光機能等」では、〈1〉現在各地にある「道の駅」などを参考に観光情報を発信したり物産を展示・販売したりする施設、甲府盆地や富士山が眺望できる施設などの観光機能〈2〉調整池を生かした親水空間、各種のイベントが開催できる公園などの憩い・交流機能〈3〉先端産業の研究施設などの誘致を目指す産業振興機能――の整備を目指すとしている。

 この日の検討委では、委員から「税金で全て作るのは厳しい。受益者負担の範囲があってもいい」「公園の下に駐車場を設けるなど、空間や機能を重ね合わせ、本当にこの広さが必要か精査すべき」などの意見が出ていた。次回の検討委は3月に開催予定で、県側は委員の意見を参考にしながら、今回の整備案についての具体的な配置を示したいとしている。
(2014年1月9日 読売新聞)



リニア中央新幹線で日本は変わる
中央新幹線沿線学者会議
PHPエディターズグループ
2001-08

つくられた放射線「安全」論 島薗進 河出書房新社 2013


図書館本 
2013年に読んだ本で最も影響を受けた本 科学者あるいは専門家と言われる人々の在るべき姿を島薗先生の態度に見た思いがします。

ざっくり書けば、いかに原発(放射線)神話は作られたのか?それは科学者が社会的責任を果たす代わりに一部の科学者・専門家達が権威の名において利権(権力)に跪いた結果であったことが白日に晒されたのだ。

研究の作業仮説が最初から放射線の安全性、原発の安全性の証明のために作られていた。
そして安全論、楽観論が「不安解消」という形で国民にメディア等を通じて洗脳されてきた歴史でもある。

備忘録メモ
子どものリスク、がん以外の健康影響:国会事故調報告書
山下俊一:放射能の影響は、実はニコニコ笑っている人には来ません等々の発言
低線量被ばく安全論を説いた科学者・専門家群の存在 子供20mSv/年
電力中央研究所(電中研)、放射線医学研究所(放医研)、長崎大学医学部、笹川チェルノブイリ医療協力
原発推進のために放射線リスクを少なく見積もる、「不安をおこさないようにする(不安解消)」活動
楽観的な予想の叙述「科学アカデミーへの現状報告」において
日本学術会議会長の談話の不適切性(金澤一郎、談話の二日後に定年)6月17日、楽観論者による会長談話の利用
東京大学環境放射線情報を問う東大教員有志 柏キャンパス高線量問題
批判的思考力を養う教育と大学の役割:偏重した教育や広報により国民の公正な判断力を低下させる「減思力」を防ぐ
日本原子力文化振興財団の報告書、「減思力」を養う(洗脳する)
放射線影響研究所(放影研)理事長 重松逸造の評価への疑問:サンプル数わずか1356人(チェルノブイリ、その内半数はコントロール群なので僅か700人弱のサンプル)
ABCC(後の放影研)が設計した広島長崎原爆被害調査の問題点
放射線の安全性を証明しようとする科学(危険性の立場を取らない仮説)
1980年代後半から日本の放射線影響学や保健物理の専門家が、低線量被ばくによる健康影響を小さく、かえって健康に良い影響があるという方向での研究に力を入れてきた。
原発推進と低線量被ばく安全論の一体性 1990年代末から 電中研中心
原子力技術研究所低線量放射線研究センター 酒井一夫氏 健康プラス論 ICRP基準緩和を主目的 その他 佐渡敏彦、菅原、田ノ岡、渡邉、島田氏等々
放医研と原子力安全委員会が描く原発推進科学の構図
放射線ホルミンス研究という科学潮流
倫理自立性を欠いた専門領域が日本の、また世界の科学の中に存在するという認識をもつことーーこれは福島原発災害が教えたきわめて重要な教訓の一つ。
東大医学部 中川恵一氏の極端な楽観論 「ゼロリスク」幻想?
放射線防護のための「ばかげた高額な非倫理的出費」近藤宗平氏
安全安心アカデミー 心理誘導によるリスクコミュニケーション
専門家、科学者のリスク評価、認識の錯誤 県民健康調査目的等も
高木仁三郎氏の指摘 もんじゅ事故以降の「安心」多用
安全安心論は日本だけ
長期にわたりチェルノブイリ被災支援をした菅谷昭医師(現松本市長)の様な人が今回の福島支援に必要
福島の放射線対策 長瀧重信氏と山下俊一氏の師弟関係(長崎大学)この二人の信念は「不安をなくすことこそ被爆地の医学者の任務」
不安こそ問題という確信に医学的根拠があるのか?
不安解消のために「調べない」「知らせない」
加害者の立場にたつ医学者たち 重松、長瀧  事実を知らせないことで不安解消?
医療倫理にはずれた狭い科学者共同体 長崎大医学部 原発安全論の立場が多い
終章 科学者が原発推進路線に組み込まれていく歴史
福島県民健康管理調査の失態 秘密会の存在 いのちの見守り?
秘密会 春日文子学術会議副会長もメンバーであったが奇異に感じなかった。
重松氏と公害問題との関わり 水俣病、イタイイタイ病、薬害スモン すべて国、企業側についていた

あとがき
父親が広島で被爆調査としての脳の標本作製に携わる(おそらく入市被ばく)、祖父の田宮猛雄は伝研(現、東大医科研)所長、東大医学部部長、水俣病研究懇談会に日本医学会会長として委員長を務めた(田宮委員会)。有機水銀説の確定を遅らせ、結果的に新潟の第二水俣病を含め、被害を拡大させる結果を導いたとされる。放医研の所長人事にも深く関与。





つくられた放射線「安全」論 目次 島薗進 河出書房新社 2013

目次だけ 画像が詳細
123456

ざっくり目次は
はじめに

序章 不信を招いたのは科学者・専門家
1.事故後早期の放射線健康影響情報
2.放射線健康影響情報の混乱──『国会事故調報告書』はどう捉えているか?
3.放射線健康影響をめぐる科学者・専門家の責任

第一章 放射線健康影響をめぐる科学者の信頼喪失
1.放射線の健康影響の専門家は信頼できるか?
2.日本学術会議の対応
3.会長談話「放射線防護の対策を正しく理解するために」
4.大学の内から
5.放射線の健康への影響の不明確さ
6.異論を排除する姿勢

第二章 放射線の安全性を証明しようとする科学
1.二〇mSv基準をめぐる混乱と楽観論の専門家
2.原発推進と低線量被ばく安全論の一体性
3.電力中央研究所の低線量影響研究
4.放医研周辺の放射線発がん機構研究
5.強化される原発推進体制の中で
6.放射線ホルミシス研究という科学潮流
7.保健物理(放射線影響学・防護学)の学界動向
8.医学者たちの反応

第三章 「不安をなくす」ことこそ専門家の使命か?
1.リスク・コミュニケーションという論題
2.「リスク認識が劣った日本人」という言説
3.放射線健康影響専門家の「安全・安心」という言説
4.「安全・安心」をめぐる混迷
5.「安心」こそ課題という立場が排除するもの
6.「不安をなくす」ことこそ被爆地の医学者の任務という信念
7.「不安をなくす」ために調べない知らせないという「医療倫理」?
8.リスク管理の専門家はリスコミをどう理解してきたのか?

終章 科学者が原発推進路線に組み込まれていく歴史
1.被災住民の思いから遠い科学者たち
2.放射線健康影響の専門家を取り巻く環境の推移
3.被災住民側ではなく政府側に立つ科学者

おわりに

関係する動画 島薗先生

倉本聡さんの生き様

良い本に出会った。読書メモは後日。
聞き書きなのだが、その記事を作った人の熱き思いが伝わる本。
こういう本が好き!

そんな訳でまだ見ていない倉本作品をレンタル。
次回のレンタル予定は,優しい時間、拝啓、父上様 かな。


・風のガーデン 1
・風のガーデン 2
・風のガーデン 3
・風のガーデン 4
・風のガーデン 5
・風のガーデン 6
・倉本聰 生命の木
・WOWOW開局20周年記念番組 ドラマWスペシャル 倉本聰「學」
・フジテレビ開局50周年記念DVD ライスカレー 1
・フジテレビ開局50周年記念DVD ライスカレー 2
・フジテレビ開局50周年記念DVD ライスカレー 3
・フジテレビ開局50周年記念DVD ライスカレー 4
・フジテレビ開局50周年記念DVD ライスカレー 5
・フジテレビ開局50周年記念DVD ライスカレー 6


朔風社 釣り関連

本を整理しないとと思いつつ。
書庫の整理なんです。
でもついついパラパラとめくってしまう。

恐ろしく懐かしいお名前や鬼籍に入られた方のお名前も。
山本素石の追悼が5巻。

しばし昔の源流に夢想釣行。
朔風社の本

そうそう、朔風社の銃刀法のリンクが面白い。釣り人必読(笑)

56朔風社

追加 元旦新聞 リニア

これ忘れてました毎日
品が無いですね。

P1071329P1071330

リニアと大前研一さん

わたしがリニア新幹線を支持する理由 / SAFETY JAPAN [大前 研一氏] / 日経BP社


この上のリンクは2008年

そして 昨年は
ニア中央新幹線はゼロベースで見直すべき2013年12月11日 
nikkei BPnet
基本的には賛同しますけど、、、、


確か大前さんは佐高さんの原発文化人で斬られていましたね。



原発文化人50人斬り
佐高 信
毎日新聞社
2011-06-18

リニア国費投入論者 寺島実郎氏 リニア

リニア新幹線、開業前倒しが必要 寺島実郎氏が主張 - 47NEWS(よんななニュース)

寺島氏の世界情勢分析はなるほどと思わせるが、リニアに関してはまったくおかしい。
まさに経済だけど考えている。北海道育ちのはずなんだが、逆にそんな自然嫌いなのか。

ちょっと古い記事であるが。下記に引用しておく。
また、デフレの正体の藻谷浩介氏もここでは懐疑的に思われる発言に思えるが
山梨の講演会ではリニア万歳的な講演をしている(結局講演料を貰えればそれでよいのだろうか?)

JR東海が進めるリニア中央新幹線(東京―大阪)の整備計画を審議する国土交通省の交通政策審議会の小委員会は30日、日本総合研究所の寺島実郎理事長らから意見を聞いた。寺島氏はJRが目指す2045年の全線開業の前倒しが必要として、ルートも工期も最短にすべきだと主張した。

 理由として寺島氏は海外との競争には、効率的な輸送体系づくりが必要と指摘。(1)羽田や関西などの空港との連携が必要(2)リニアの海外輸出や資金確保のため「支援コンソーシアム」のような戦略的な官民連携が重要―などとした。

 日本政策投資銀行の藻谷浩介地域振興グループ参事役は、人口減少が続く中で、JR東海の需要予測が甘いとして、需要が想定を下回った場合のリスク配分など対処シナリオが重要とした。

 小委員会は沿線自治体のヒアリング結果やリニア計画について30日から8月28日まで意見を公募した後、論点整理などを経て年内にもルートの方向性などの中間取りまとめをする。

東海道新幹線 須田寛 大正出版 1989

しょうがなく古本購入 署名入り(笑) リニアの記載があるので、、、

執筆当時須田氏(1931-)はJR東海社長(昭和62年(1987)より)
東海道新幹線の銀婚式だと。

新幹線部分は省く

括弧内は私が記載

リニアエクスプレスが開通した場合、東海道新幹線の約5割のお客様が、リニアに移行するものとみられる。すなわち、リニアの開通で東海道新幹線の経営収支が悪化し、赤字に転落することを意味している。p244
中略 リニアと東海道新幹線は、一体として同一経営主体によって運営することが、ぜひとも必要と考えられる。p244
(バブル時代の将来設計でも、新幹線の赤字を想定していたのである)

時間短縮による便益。三菱総合研究所の試算によれば、年間延べ7100万時間、金額に換算すると年間2100億円。その内8割は沿線各府県に及ぶが、残り二割は沿線以外の府県に及ぶ。p266 (現在も三菱関連のコンサルが経済効果見積もりを行っているが、果たして評価に値するのだろうか?)

超電導磁石についても、現在は液体ヘリウムによってマイナス269度で超電導状態を得ているが、近い将来、マイナス数十度ないしそれ以上の高温、あるいは常温に近い状態で、強力な超電導現象が得られ、車体の浮上走行も可能になる物質の開発も可能と言われており 中略 冷却に要するコストが軽減され、運行コストもが激減する可能性もあるとされる。p269 (残念ながら20年以上経た2014年現在まったく予測は実現していません)

リニアとペースメーカー p278
宮崎実験線 一部の形式の腕時計が客室で止まった。ペースメーカー装着者のJR東海会長・三宅重光が乗車「私は無事生還した」(宮崎実験線の距離 7km その後車両火災事故)



昔の提灯本と同じ内容だね。(2014年1月1日 読売新聞) リニア

<1>最速505キロ広がる未来 東京までわずか25分 : 発進 リニア社会 : 企画・連載 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

広告主の意向ですか?
1980年代、90年代のリニア本の内容をそのまま貼りつけですかね。
通勤リニア?
リニアタウンはゴーストタウンと予測しておきます。

以下記事
<1>最速505キロ広がる未来 東京までわずか25分


中間駅近く 分譲も好調/203X年 とある一家の生活は…

 「今から13年後、どんな街になっているんだろうね」

 県内のリニア中間駅(甲府市大津町付近)の建設予定地から車で5分ほどの甲府市上今井町。東京ドームより一回り広い約5万2000平方メートルの分譲地「あさひリニアタウン」で2013年12月、甲府市の会社員植杉学さん(34)、真理さん(37)夫妻は、完成した新居と、建築が進む周囲を見渡しながら語り合った。

 分譲地は、壁紙工場の跡地。県内の不動産会社でつくる県不動産業協同組合が12年、県内の住宅メーカーなど20社余りに声を掛け、共同分譲に乗り出した。街の名前は、リニア時代の幕開けを願って付けられた。171区画は13年7月から売り出され、現在、更地で分譲できるのは残り25区間(13年12月19日現在)で、順調に売れているという。

 学さんは東京出身で、2年ほど前に転職で山梨へ。結婚を機に新居を探していた。「将来、1時間かからず東京と行き来できる点が魅力。友達も呼びやすくなる」とリニアに期待を寄せる。自然が近くにある山梨で子育てしながら、気軽に東京にも出掛けられる。子どもには音楽ライブなど都会の文化にも触れさせたいと思っている。真理さんも将来の夢に胸を膨らませる。

 「全国各地や海外にも行きやすい。家族で旅行するのが楽しみ」


BRTを生かした荒川セントラルパーク構想のイメージ図=2040プロジェクト実行委員会提供

 リニア中間駅と甲府市中心街の間に一般道とは分離した専用道路を設け、バスを走らせる「バス高速輸送システム」(BRT)を新しい甲府の都市軸に――。

 こんな構想を提言しているのは、県内の建築設計4団体の有志「2040プロジェクト実行委員会」だ。

 同会は13年4月、甲府市でシンポジウムを開き、BRTのルート周辺に公園などを整備する「荒川セントラルパーク構想」を発表。市内を流れる荒川の緑化を進め、カフェやイベントスペースを用意し、にぎわいの創出を図るとしている。

 リーダーの進藤哲雄さん(65)らは同年11月、スペイン・マドリードを視察し、先月、北杜市で成果を報告した。マドリードでは3年前、河川沿いの約10キロにわたり遊歩道などを整備する再開発事業が完了し、市民の憩いの場としてにぎわっていたという。進藤さんは「甲府でもやる価値はある。中心街と中間駅の交流を促し、街を活性化させたい」と話す。


あさひリニアタウンに新居が完成した植杉さん夫妻。「リニアが開通したら、東京から友達を呼んだり、子どもと都心にでかけたりしたい」(2013年12月21日、甲府市で)

 「東京と25分で結ばれる山梨に21世紀の田園都市を作りたい」。笛吹市のソフトウエア会社社長、広瀬光男さん(61)は13年10月、リニア中間駅南側の曽根丘陵に東京からオフィスや通勤者を集めた新たな街を作ろうと、「百年まちづくりの会」を設立した。

 広瀬さんは元県職員。バブル期に現在の甲斐市に情報通信系専門学校を開設し、その周辺に関連企業を誘致した実績がある。「当時は、コンピューター社会の到来を全面に打ち出した。今、誇るべきはスローライフと自然の豊かさだ」と広瀬さん。まず水資源と景観を守る里山作りのため、14年の春から地元の有志とモミジの植林に乗り出す。

 県内人口は2040年までに20万人減ると見込まれており、リニアを使って県外から20万人呼び込むことが目標だ。「過密な東京と田園の山梨がリニアで結ばれることで、両者にとってウインウインの関係を作り出したい」

◇   ◆   ◇   ◆   ◇   

 203X年、私、甲斐直行(55)を乗せたリニア中央新幹線は東京に向け、山梨を出発した。滑らかに加速し、3分ほどで車内モニターの表示は時速505キロに。毎日乗っていても、このスムーズな加速には感心する。1列4席のシートに座ってうとうとしていると、数年前の妻怜子(54)の言葉を思い出した。

 お義母さんが倒れた――。当時は東京で会社勤め。妻から、山梨で一人暮らしをしていた母が病院に搬送されたとの一報が入った。幸い大事に至らなかったが、会社を辞めて故郷に帰るしかないか……。そんな私に妻が「一緒に山梨に住んで、リニアで通ったら」。そうか、その手があったか!
イラスト 望月まろん

 リニア開業後、「山梨都民」が増えたと聞いていた。一緒に山梨に来てくれた妻と娘の梨奈(21)に感謝しながら、きょうも都内までの110キロを往復する。



 「今日はどの国の人に出会えるかしら」。私、怜子は新生活が一段落すると、得意の語学を生かした外国人観光客のボランティアガイドを始めた。

 羽田空港から甲府まで、リニアを使って品川経由で1時間。だから甲府が富士山の玄関口になりつつあるの。リニアに乗るために来る外国人も珍しくないわ。

 この前は義母が東京で精密検査を受けるため、初めてリニアを利用した。東京が本当に近くなったと感じるし、色々な使い方ができるなって思う。



 「梨奈は東京と山梨のどっちで就職するの」。私、梨奈は一緒に“リニツー”(リニア通学)している親友にこう聞かれた。山梨出身の彼女は地元で就職したいみたい。
イラスト 望月まろん

 引っ越してきた時は東京に帰りたいと思っていたんだ。だから「東京のいい大学に入ってやる」と思って猛勉強。本当は下宿に憧れてたけど、お父さんもリニツーしてるしなあ。

 山梨って、都心まで1時間ぐらいだから、今では横浜や埼玉と、あんまり変わらないよね。よく友達と県内でキャンプや登山してるから、今では結構、山梨のこと好きかも。

 だから親友には、こう答えたの。「山梨と東京の両方で就活できてラッキーだよね。都会も田舎も両方、楽しむじゃんね」



 県が2013年3月に策定した「リニア活用基本構想」などを基に、リニア開業後のある家族の生活をシミュレーションした。

◇   ◆   ◇   ◆   ◇

 東京と名古屋を40分で結ぶリニア中央新幹線。仕組みや課題などをQ・A方式で説明する。

 Qリニアとは。

 A電車でいう車輪とレールではなく、車両は磁力で浮上、推進する。世界初の超電導磁気浮上方式を採用することで時速505キロの高速走行が可能になった。東京・名古屋間は2027年、名古屋―大阪間は45年に開業予定。

 Q山梨県のルートや料金は。

 A現在、走行試験が行われている山梨リニア実験線(上野原市―笛吹市)がそのまま本線となり、実験線以西は甲府盆地を通り、早川町からトンネルで南アルプスを貫通する。県内の中間駅は1か所で、甲府市大津町付近に建設予定。

 県は、東京・品川〜甲府は25分で結ばれ、料金は4500円程度と想定。中間駅は35年時点で1日1万2300人が利用、開業に伴い1万4600人が移住すると予測している。

 Q懸念材料は。

 A騒音や磁界について、住民から不安の声が上がっている。騒音は現行の新幹線と同じ騒音基準が適用され、住宅地などでは70デシベル以下となるよう、ルートにはコンクリート製の防音フードなどが設置される。ただし、景観を阻害するほか、外から走行シーンを、中からは車窓を見ることは難しくなると不満の声もある。

 磁界は世界保健機関の見解が適用され、JR東海は問題はないとする。測定結果は公表されているが、沿線住民の間には長期的な健康への影響を心配する声が根強い。また、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の「エコパーク」(生物圏保存地域)の登録を目指す南アルプスでは、貴重な自然との両立や、トンネル掘削で出る大量の残土の処理が課題となっている。
(2014年1月1日 読売新聞)


1月5日 読売新聞リニア

<2>駅周辺開発 官民でズレ : 発進 リニア社会 : 企画・連載 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


備忘録
一時間に1本停車するかしないか分からないリニア
後になって騙された!なんて言わないですよね?


<2>駅周辺開発 官民でズレ


 「駅ができた、というだけでは地域は発展しない」

 リニア中央新幹線の中間駅建設が予定されている、甲府市大津町の住民でつくる「開発対策協議会」の志村宙二会長(74)は昨年11月、駅周辺開発の先行事例として現地を視察し、街づくりの難しさを痛感した。
駅前に格安駐車場が目立つ岐阜羽島駅(岐阜県羽島市で)

 岐阜羽島駅は1964年、新幹線開業に合わせ、農地だった場所に建設された。当時、羽島市の人口は現在より2万人少ない5万人弱。市は長期的な街づくりの計画を持たずに周辺開発を始め、財政的余裕もないまま断続的に進めた区画整理は、開業から半世紀たつ2014年度、ようやく完了する見込みだ。地権者が多いため細切れの土地が多く、商業施設進出も進まない。

 その結果、マイカーや高速バスで駅に来る利用者が大半だ。市の担当者は「飲食店も少なく、ただ乗り換えるだけの場所になってしまった」と頭を抱える。



 対照的に大型商業施設の進出が進んだのが、長野新幹線・佐久平駅(長野県佐久市)だ。同駅周辺も1997年の開業前は農地だったが、現在はスーパーや家電量販店などの大型店が進出し、マンション建設も進んだ。駅のある市町村合併前の旧佐久市の区域の人口は、開業から16年で約5000人増えて約7万人になった。東京に新幹線通勤している住民もいる。駅近くでは「長野県内では最後になるかも」(市担当者)という小学校の新設工事も進んでいる。
大型店が立ち並ぶ佐久平駅周辺(長野県佐久市で)

 市は当初、自然環境を生かした戸建て中心の住宅地を目指していた。しかし、地元の農協が大型商業施設の進出で賃料を得ようと、地権者を束ねて広い土地を確保したという。市の担当者は「駅周辺で国道のバイパスなどの整備を進めたことも、進出を後押しした。人が集まる街になった」と胸を張る。



 「リニア中間駅に人を集め、地域に活気を生み出したい。そのためには、大型商業施設といった人が集う場が必要だ」

 開発対策協議会の志村会長は岐阜羽島駅の視察を終え、改めて甲府市にリニア中間駅周辺の商業開発を要望していく必要性を強く思うようになったという。

 しかし、山梨県は昨年3月に策定した「リニア活用基本構想」で、「既存の都市機能に影響を与える」として、中間駅付近での大型商業施設の立地を抑制する方針を明記。代わりに研究所などを誘致するとしており、有識者らを交えた駅周辺整備検討委員会で議論が進む。

 計画的な街づくりの必要性では一致する行政と地元住民。だが、具体的な街づくりの方向性は現在のところ、食い違っている。
(2014年1月5日 読売新聞)

ドイツのリニア挫折の歴史 トランスビット リニア

(リニア インパクト)コスト膨張、独の挫折:朝日新聞デジタル


実は賢明な決断なんです。

以下記事

(リニア インパクト)コスト膨張、独の挫折

2014年1月6日11時34分

 リニアを走らせ、挫折した国がある。

特集:リニア中央新幹線

 ドイツ北西部ラーテン村。さびた金属とコンクリートの長大な構造物のそばに、十字架がひっそりと立っていた。

 全長32キロ。独が官民で開発を進めたリニア「トランスラピッド」の実験線だ。2006年、観光客らが乗ったリニアが時速約200キロで軌道上の作業車と激突。23人が亡くなった。

 「リニアはドイツ人の誇りだった。未来の技術がここにあった」。カールハインツ・ウェーバー村長(62)は当時を振り返る。世界から観光客や科学者、政治家が訪れ、人口6千人の村に年15万人が試乗に訪れ、地元経済を潤した。

 だが、開発は11年に終わり、実験線は今年から取り壊される。ラーテンは今、自然エネルギーを観光の目玉に別の未来を描く。廃虚となった実験線の近くには、高さ数十メートルの風力発電機が勢いよく回っていた。

   □    □   

 磁力で浮く高速リニアの開発は、日独の一騎打ちだった。独政府は「技術大国の精神を世界に示す」と、1960年代から開発に着手。84年から実験線で走行を始めた。日本の研究者やJR東海の首脳も続々と視察に訪れた。2002年には第3の都市ミュンヘンで営業線計画が決まった。

 03年、独は成果を出す。中国に技術を輸出。上海・浦東国際空港から市内を結ぶ約30キロで、最高時速430キロのリニアを実用化した。次なる目標は、独国内に営業線をつくりあげ、米国やカタールなどへ輸出することだった。

 ミュンヘンの営業線は、ミュンヘン空港と中央駅の37キロを結ぶ計画。鉄道だと約50分かかり、「欧州で最も不便」と評判が悪かった。リニアなら10分。費用は独政府が半分、残りを州政府や開発に参加するシーメンスなどの企業が出すはずだった。

 だが、計画は暗転する。

 「建設費がとんでもなく高くなった」。ミュンヘン市都市開発計画局のステファン・ライスシュミット局長(61)は言う。独政府は当初、約2600億円と見積もったが、実際に建設会社が調べると、倍近い4800億円にはね上がった。

 市街地を通るため、地下に深さ約30メートルのトンネルを掘ったり、火災などの非常時に地上に出る避難施設をつくったりする必要がある。その費用が高騰分の半分を占めた。騒音が大きく、防音設備も高くついた。

 「詳しい需要予測をすると、乗客が年800万人以下と分かった。市内の路面電車より少ない」と、ライスシュミット氏。市は計画に反対の立場を鮮明にする。建設費や需要の情報を公開すると、すでに充実している鉄道網を活用し、高速化すべきだとの声が高まった。

 そこに、ラーテンで実験線の事故が起きた。作業車が軌道上にあるのに、指令所が発車させた「人為ミス」で技術の欠陥ではなかったが、世論は悪化した。ミュンヘンでは住民投票で賛否を問うことになった。

 反対の動きが盛り上がりをみせた08年、独政府は計画中止を発表。独政府は今回、朝日新聞の取材に「技術そのものに問題はなかった」と答えた。

 ミュンヘン市はいま、高速鉄道で空港と中央駅を24分で結ぶ計画を進める。ライスシュミット氏は言い切る。「独鉄道のICEは時速300キロ以上に高速化し、リニアに優位性はなくなった。相互乗り入れもできないリニアは、欧州では終わった技術だ」

   □    □   

 JR東海首脳は「東京や名古屋のような大都市が欧州にはない。そもそも需要がなかった」とみる。日本のリニアは心配がないと強調する。だが、全長の86%にあたる246キロのトンネルには、地盤が弱い南アルプスも含まれる。建設費を予定の5兆4千億円に収めるには、計画通り工事を進めることが前提となる。

 リニアは技術開発に500億円超の国費が投入されるなど、公共性が高い事業だ。情報を公開し、議論を重ねた独の姿は、教訓となりうる。

 〈常伝導と超伝導〉 独のリニアが採用した常伝導は、普通の電磁石で車両を浮かせる。コストは安いが磁力が弱く、浮く高さは1センチ。路面との隙間が狭く、高速走行で車両を安定させる高い精度が求められる。磁力を高めるには電磁石が大量に必要で、車体が重くなる。

 超伝導は、強力な磁力を発生させる。JR東海のリニアは車両を10センチ浮かせ、地震で揺れても車両が路面に接触しにくいとしている。常伝導の磁石より速度が出るのも利点。ただ、手に入りにくい液体ヘリウムで零下269度に保つ必要があり、コストがかかる。

=おわり(この連載は、岡戸佑樹、宋光祐、立松大和、中野龍三、奈良部健、寺西哲生が担当しました)

元旦新聞 甲斐の国 ミニコミ誌 リニア O・SHI・TA・TE・KE・N その他

備忘録

たった100人のアンケートの恣意的解析(笑)お粗末過ぎ。

1menshashuositatekenjrecopark

2014元旦新聞より リニア 右傾化 左傾化 ナショナリズム

毎年元旦は他紙を買うようにしている(購読は東京新聞)。
その社の思想が良く分かるので。

残念ながら、赤旗と聖教新聞はコンビニで売っていない(涙) 元旦だけでも売ればよいのにね(笑)

さて、そんな中

原発広告同じくリニア提灯記事。 もちろん、自動車会社の全面広告などなど新聞社の稼ぎ時ですよね。

リニアの記事は拡大するとテキスト拾えるはずですので、ご興味ある方はどうぞ。

原発震災以降、多くの日本人がメディアコントロール(マスコミ利用の洗脳戦略)の存在に気がついたと思います。
新聞やテレビで流れている情報が必ずしも正しく無い、あるいはあえて理解を変更させる様な報道がされていることを。

どこの国が好きだとか嫌いだとか言っていることでガス抜きをしているのは実は日本なのかもしれませんね。

日本の新聞を心底信じるのであれば、世界の新聞やメディアが日本をどう見ているか俯瞰的、鳥瞰的に捕らえることも必要だよね。

そんな事を感じた2014年元旦でありました。
元旦2元旦13Kkana1kana2kana3
Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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