おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2013年01月

リニア新時代 白澤照雄 阿部和義 ビジネス社 1997(平成9)

 良く恥ずかしげもなくジャーナリストがこんな本書くな。すべては広告主様のため? 殆ど前著(1989)のコピペです。真剣に読むと笑いを超えて虚無感に襲われます。

皆こんな本に騙されて(洗脳されて)しまうのでしょうね。いかに予測がいい加減で恣意的に情報が操作されているか分かります。

リニア新時代 白澤照雄 阿部和義 ビジネス社 1997(平成9)

リニア中央新幹線 白澤昭雄(1932-) 教育社 1989 に最新情報を加えた改定版であり、朝日新聞の阿部氏(1942-)との共著(3章執筆、6章を共同)としたとまえがきで書かれています。読み比べると分かりますが、非常にJR東海贔屓で新しいデータは提示されず、人口動態や経済見通しに触れず、ジャーナリストが書いた文章としてはお粗末。
相変わらず経済効果10兆円(その後の解析はしていない?)


果たして1989年から約10年経ってリニアがどうなっているのでしょう、1997年時点では?

推薦の辞、これまた89年の本と同じく石原慎太郎氏 残念ながら2000年までにという目論見は叶いませんでした。推薦の辞では21世紀初頭までに必ず実現とあります。その部分以外は同じ文章です。(笑) 本当に石原氏が寄稿したのか??

内容も前著同様にJR東海や鉄道総研からの受け売りである。また内容のアップデートはそれほど無い。地下高騰は1989年のデータのままで97年現在には触れていない。

電磁波問題(200ガウス)はこの時点でも解決していない。宮崎実験線での担当者の話として。山梨実験線は1996-2011の実験期間だが、この時点で何ら結果は本書に出てこない。

1990年度の政府予算案総事業費3300億(JR東海負担役2000億、500億国庫補助、自治体、JR各社)

リニア保有機構(建設を第3セクターで行う場合)、リース料年間4170億や設備更新費をJR東海がすることになる。
JR3社の考え方相違、JR東日本(新実験線(山梨)は公費で、5000億かかる可能性)、JR西日本(必要性は認めるが余裕がない)ともの消極的
葛西常務(当時社長)の平成元年のリニア建設の目的が平成9年にどうなっているか触れず(新幹線の輸送量増加、新幹線設備の老化、性能の限界)
JTEC(日本輸送エンジニアリング)は三菱系の企業が多い(経済効果調査は三菱総研)
ゆとり社会(労働時間短縮)、リニア通勤、レジャーの多様化だそうです。2010年に東京にすむSEのA君(30歳)はリニアに乗って兵庫県の芦屋にクルージングに出かけるのだそうだ(リゾート法によりレジャー施設が多数出来るのだそうだ)
リニアの走る21世紀には、わが国古来の美徳である「子孫に美田を残さず」の風潮が復活するだろう。かなりの高齢者が資産を子供のためでなく、自分達の人生80年代に使うと予想される。のだそうだ。(そうなってます?2013年?)

前著で40歳の大学講師のAさん(山梨在住)は、本書では47歳でありリニア通勤で同じ生活をしております(笑) まったく同じ文章です。歳だけ違う。

HSSTの大船―ドリームランドも実現してませんし、西ドイツのトランスピッドも断念してしまいましたね。


第1章 “翔ぶ鉄道”リニアの実用化テスト
第2章 リニア新幹線構想の全体像
第3章 動き出した官民大型プロジェクト
第4章 リニアで機能分散は可能か
第5章 超電導革命を起こす「中央リニア」
第6章 ライフスタイルとリニア通勤
第7章 日本とドイツのリニア開発状況

リニア新時代―今世紀最後の大型プロジェクト・リニア構想


白澤2

降雪続く!

雪かきして汗。

リニア翔ぶ 日経産業新聞編 日本経済新聞社 1989

いかにリニア予測がデタラメなのかシリーズ

リニア翔ぶ 日経産業新聞編 日本経済新聞社 1989

88年6月に日経産業新聞に掲載を始めた記事に加筆したとある。そして、リニアに政治、経済、社会、技術の4つの側面からアプローチしたのは本書が最初だと自信をみせている。
また、運輸省、大蔵省、リニアで国土計画をもくろむ国土庁などの官界の主役から本音を聞いたと。永田町では金丸元副総理、三塚博、石原慎太郎らの政界実力者の動きを視野にいれつつJR各社の動向や自治体の誘致運動の実態を追ったとある。
他書と同様、多くのデータはJR総研、JR東海、三菱総研からの発表のものと思われます。

200x年 都内の一部上場企業の役員Aさんは 朝7時に甲府市内の自宅出て、歩いて5分で新甲府駅からリニアモーターカーに乗れば120k離れた都心まで20分 丸の内のオフィスで8時半に始まる役員会に十分間に合う。そんな物語が始まる。分譲価格6千万円台と格安だった自宅を購入し、24時間体制で運航されるリニア新幹線のおかげで、、、、

ストロー効果の影響は懸念(中央集中化がさらに進むと、国土庁)地方レベルの一極集中の加速
行政、文化機能は均一に機能分散との予測が多い。
経済効果は三菱総研の10兆円(これしかないようですね)山梨5400億、愛知2700億(ストロー効果)

技術論等は鉄道総研のモノを引用

JR各社の動き ばらばら 推進JR東海、慎重JR東日本 否定的?JR西日本
JR東海が新実験線を急ぐ理由は減価償却資産造りと指摘(実験線に1000億投じても、そのほとんどを自社の償却資産に出来れば、将来の株式上場に備えて内部留保でき、かえって安いものにつくとの計算)これで他社はJR東海非難開始
JR東日本副社長(国鉄運転族)「リニアは我々運転屋からみたら、まだ未完成のシロモノ」
JR東日本住田社長「(3兆円の建設費)そんな額でできるわけがない」

企業:三菱色の濃いJTEC、 リニア開発にかかわってきた重電3社(三菱電機、東芝、日立製作所)のうち、日立が抜けた会社(JR東日本首脳)

西ドイツのトランスピッド(伊藤忠が代理店契約)、石原慎太郎「あんなもの(TR)、日本では絶対やらせない」発言

行政関連
大蔵省 田谷主計官「現業部門はとても予算を削るわけにはいかない。リニアに振り向ける予算はない。無い袖は振れぬ」民営化へ移行したのだから「もう国に頼る時代ではない」

電磁波 リニア200ガウス、トランスピッド01.-1ガウス NMR-CT(病院の)は5ガウスガイドライン
電力 発車直後の電力の急増さえカバー出来れば、中部電力や東京電力が心配する“東海大停電”は回避出来ることになる。

全体のシステムとしては西ドイツに1日の長がある(正田英介東大教授)


目次
1. 時代はリニア
なぜ今リニアモーターカーなのか
一時間で結ばれる東と西
経済波及効果を予測する
リニアモーターカーの原理と構造
2.リニアを獲れ 
JR各社の動き
企業のうごめき
官庁の変身
政治家の動き
3.テクノフロンティア
ペースメーカーを守れ
超電導磁石への期待
残された問題点
日独リニア比較論争
HSSTの特徴
車輪式リニアのメリット
近距離型リニアの争点
リニアの未来
4.ルートを行く
甲府―東京
成田―東京、成田―大宮
札幌―千歳空港
宮崎―北九州
仙台―上野
岡山
都市交通の核として
5.欧米では今(西独
フランス
イギリス
カナダ
米国・ラスベガス
米国・フロリダ
ソ連

リニア翔ぶ

リニア中央新幹線 白澤昭雄 教育社 1989

いかにリニア予測がデタラメなのかシリーズ

リニア中央新幹線 白澤昭雄 教育社 1989

白澤氏(1935- 東京新聞、中日新聞)が50歳代で書かれたリニア本。まさにJR東海の言いなりかな。

推薦の辞 石原慎太郎 衆議院議員・元運輸大臣 1989年7月
 運輸大臣在任中、私が着目し、21世紀までのあと12年間に必ず実現しようとしている飛行機と同じ速度で走る、中略 ブルーカラー、ホワイトカラーの人生観が変わってくることで、日本人全体の意識の革命が行われるわけです。21世紀に向けてリニア大構想理解のために本書を推薦いたします。(昭和62年11月運輸相、63年12月佐藤信二運輸相)


多くの技術データは鉄道総研のコピペでしょう。また参考文献で、図説 リニア新幹線 藤澤研二 光文社 1989等も示されているので経済の部分も重複があるように思います。


立席なし、シートベルト着用で 14両編成 定員950名 一時間あたり片道1万人の輸送力

小型で効率のいい「高温超電導材料」の開発、商品化が必要。中央新幹線が開通するころには、液体窒素温度が196度で超電導磁石になる材料が開発されよう。(そうでした?)

平成四年に実験開始、2000年に開業を目指す。(だそうです)

磁気問題JR総研田中寿リニア開発本部副部長「宮崎の実験線車両は客室の下に超電導磁石があり、200ガウスの強い磁気が発生した。アナログタイプの腕時計が止まってしまう。心配されるのは心臓ペースメーカーを入れている乗客への影響だ。宮崎のテストでは磁気を遮断するのに、鉄板を敷く方法を考えたが、万全ではない」

フィーバーする地元山梨県
 リニア推進局を新設、50億円のリニア基金 地下上昇(市街化調整区域 1坪20万円から35万円、40万円に玉穂町の農地は1坪2-3万円が30-40万円に、河口湖でも地価上昇しリゾートマンションの建設ラッシュ)

在来型鉄道にくらべて電力消費量が多い。しかし新幹線の倍以上の高速性、大量同時輸送力という時間短縮、経済効果から考えると省エネ型の乗り物といえる。しかも、炭酸ガス、人工熱、騒音の少ないクリーンな輸送手段である。(ジャーナリストもこの程度です)

輸送手段の高速化や環境保全型の大量輸送機関の発達を促すべき。ハイテクジャンボ機、超音速機(SST)、運輸省が計画している時速100キロの超高速外航船(テクノスーパーライナー)である。(顛末はどうぞ調べてみてください、ちなみに東京―小笠原に就航予定だった船の名前は石原慎太郎夫人が命名されたとか)

東京始発駅は汐留が確定、
大深度地下鉄道に強い武蔵野台地

建設費(3兆円)に関して、東京大学の井口雅一教授「国民総生産が20兆円前後だった昭和35年ごろに、東海道新幹線の建設が始まった。3800億円で完成したが、これに比べ、中央リニアの建設費3兆円はGNPが10倍以上の今日、むしろ安いくらいだ」

平成元年3月 運輸省服部事務次官、山梨実験線建設財源2000億について「JR型リニアはJRグループ全体の技術という認識が必要だ。工事費も各社が相当程度負担し、残りを政府、自治体が負担するのが筋でないか」
JR東日本、西日本「新実験線は国のプロジェクトとして整備し、実用化テストするべきだ」
上山保彦住友生命社長「(10兆円の)当社資産の全部を投入したいほど魅力ある事業だ」
平成3年以降、株式(額面総額4000億)を上場するが私鉄株価の比較から約10兆円の売却益になるので、その一部を建設費に充てればよい。

三菱総合研究所、JR東海委託の調査結果の一部 東海道新幹線との併営の場合、1.1兆円の資金不足

運輸省は3兆円の建設費がJR,政府、自治体、民間の分担で調達出来れば、2000年開業は十分可能とみており、採算性でも高く評価している。石原氏が行動を起こしてからも、「そのうち、リニア熱も収まりますよ」と冷ややかだった運輸省は、いまや機構改革するほどのリニア推進派に変身した。

大蔵省 整備新幹線をめぐる主計官の「戦中・戦後3大バカ査定発言」(戦艦大和、伊勢湾防潮堤(伊勢湾開拓)、青函トンネル工事)
ちなみに「20世紀末の三大バカ事業」は本州四国連絡橋、東京湾アクアライン、関西国際空港 by太田誠一自民党行革推進本部長

JR3社対応
東日本「新実験線は政府資金で作れ。基礎技術にも問題あり」
東海「単独で20キロ程度の新実験線を作る」
西日本「その必要性は認めるが、余裕がない」

筆者(白澤):税金の一部を使って開発したものだから、国民全体のオリジナル技術でもある。こうした観点からも、リニアカー構想の情報は積極的に一般に公開し、特定業界や省庁に偏在させるべきではない。

JR東日本住田正二社長(元運輸事務次官)「リニアは21世紀の鉄道技術として有望だ。しかし、簡単に実用化できないだろう。2000年に開業する、との前提で行動を起こすと、世間をまどわすことになりかねない。いま必要なことは、新実験線の建設であり、それは着実なリニア技術の開発、実用化につながるからだ。建設費は5000億かかるとの見方もあるが、西ドイツが政府が全額負担して31キロの実験線を作っている。我が国でも公的負担で建設するのが筋道ではないか。(東海が単独経営を考えている構想にふれて)いま運営携帯をうんぬんすべきではない。火星の土地の分配論に等しい」

JR東日本の技術に対する危惧:超電導石の耐久性、列車がトンネル内を超高速ですれ違うときの風圧分散策、トンネル断面積の大きさなど。基礎技術の開発段階で多額の資金が必要。在来線の鉄道技術は116年かけて今日に至っているのだから、新技術のリニアカーは200%の完成度が要請される。
目の前に2兆円の資金があったら、東京圏の混雑緩和に投入する。

JR東海 リニア対策本部長 葛西敬之常務(現会長) 平成元年5月8日 中日新聞東京本社主催フォーラム リニア建設の理由 1.新幹線線の輸送量過去2年で20%増加。今後も増加、平均利用率85% 2.現在の新幹線は着工から25年経過、システムが旧式化、設備改良には列車の一部を止めて、工事が必要。どうしてもバイパスが必要。3.在来型新幹線の性能が限界。270km・hにあげ、超軽量車両を投入しても東京大阪は2時間半かかる。

経済効果 10.5兆円 三菱総研、JR東海、山梨県の共同
最大の経済波及効果は建設時の投資効果、その後の1乗数波及効果
建設後の国および地方の税収増加効果は約7400億円

第6章ライフスタイルとリニア通勤
 ゆとり社会が実現 (果たして新幹線が出来てサラリーマンにゆとり出来ました??)
 リニアでマリンスポーツ (若者の雇用さえないのに。。。)
 ゴールデンナインディーズとよばれる1990年代の国民経済の活況を経て、私たちの財布は相当ふくらんでいる。80年代末の段階で、すでに一人当たりGNPは3万ドルに達し、個人貯蓄は株を除いても550兆円にも達している。(そしてバブルは弾け、リーマンショックと続きます)
ニューシルバーとリニア、 65歳以上の高齢者人口の割合は86年の10.6%から2000年に16.3%、2020年には23.6%でほぼピークを打つ。(2010年に既に23%、そして恐ろしい事に2060年には39.9%なんですよ)
1600時間とリニア リニアが出来ると労働時間は減るそうです。(新幹線が出来て減りました?)
通勤リゾートタウン 山梨県民は10分の1の値段で1.6倍の住宅に住んでいるそうです(東京と比して) 大学講師Aさん(40歳)は八ヶ岳をはるかに望める秀麗な地に大規模造成されたニュータウンに住んでいる。3000万位で250平米の敷地を確保でき、ゆったりした書斎をつくれた。ここから、リニア駅まで新交通システムにのり、週の2回は大阪の大学、3回は東京の大学でそれぞれ教える生活だ。友人達は、彼を、リニア通勤リゾート族と呼んで羨ましがっている。そうだ (少子化、スーパーエリート講師で高額通勤費が出る大学なんでしょう)

第1章 甲府付近に営業用実験線
第2章 中央リニア構想の全体像
第3章 動きだす官民大型プロジェクト
第4章 リニアで機能分散は可能か
第5章 大革命を起こす「中央リニア」
第6章 ライフスタイルとリニア運動
第7章 日本と西独のリニア開発現況

リニア中央新幹線 (B6シリーズ)


リニア新幹線 白澤1989

森からの内部告発? FSC認証ってこの程度なんですね。

確か山梨県の県有林はFSC認証だと思ったのですが、、、

あえてリンクしません。すでにブログ主さんは転職されているようですが。

以下転載

富士山の山麓での作業の様子。素材生産のために木を伐る、すなわち伐った木を搬出して市場に出して、人々の暮らしに役立てる、そういう仕事を和歌山では主にやっていたのだけど、山梨に来てから久々だったので、ちょっと嬉しくて、書いてしまった記事。

殺生が嬉しいなんて業が深いと思わなくはないが、嬉しいというのは正直なところ。

しかし。実はこの作業は「素材生産」ではなかった。間伐材の搬出。間伐材でも素材(=原木)は素材だろ? と思われるかもしれないし、外形的には同じなんだけれど、違う。この違いは、樵/林業労務者のような主観的な違いとも違っていて、役所的な違いになる。

役所的な違いは、結果の違いとして現れる。「素材生産」ならば、

 ・原木を生産するために木を伐る ⇒ 伐った木は全て搬出

になるが、「間伐材搬出」だと

 ・もともと切り捨てる為に伐った木を搬出する ⇒ 伐った木は全て搬出しなくてよい

という「論理」になる。だから実際、かなり大量の木材を搬出せずに山へ放置してきた。

実は、『ただいま作業中』の記事を書いたとき、私は自分のやっている作業が「間伐」だとは知らなかった。素材生産だと思っていて、だから久々にそれがやれて嬉しくて、あんな記事を書いた。この作業が役所から受注した事業であることは知っていたし、役所から定められた数量を搬出しなければならないとも承知していた。だが、素材生産だと思っていたので、搬出する数量だけ伐ると思っていた。

ところが実際には、伐った木を全て搬出することはしなかった。定められた数量に達した時点で棄てた。その理屈が「間伐材搬出」だったのである。


この画像にある、伐り開けてしまった森の間隔。15mある。この写真を撮った場所は搬出したので木は残っていないけれど、別の場所では、この状態のまま放置した。これは役所的には「間伐」であっても、樵としてはみれば森林破壊以外のなにものでもない。いや、樵としてではなくても、一般的市民感覚からみても、そうだ。けれど、林業労務者という「立場」でいる限りはそれをしなくてはならないし、実際にそれを実行した――。

この山は、山梨の県有林。すなわち公共の財産。それを役所が主導で破壊している。本来、こういったことは何らかの形で告発すべきこと。だが、私にはそれができなかった。弱虫だったから。たまたま粟島へ行く縁に恵まれて、林業労務者としての「立場」から離れることができるので、こうして書くことができる。卑怯者である。

その自覚だけは持っていた。それが仕事として当たり前と考えている役所や私を雇用していた事業主には反撥を覚えた。覚えたが、反撥してどうなるものでもないということも理解していた。私にできるのは、縁を切ること。ただそれだけ。それが今回、果せることになった。別の縁に恵まれるという形で。その縁は、たまたま林業ではなかったという、ただそれだけのこと。

図説 リニア新幹線 藤澤研二 光文社 1989

さて、リニア本シリーズ開始 いかに経済予測や技術革新が簡単でないかをご紹介します。
特に経済予測のいい加減さ、環境を無視したJRや特定業界の受け売り本。
それも、しっかりした(潰れていたりしますが)シンクタンクや、新聞屋さんだったりしますから(笑)
極力テキストを変更していません、原文のママです。


図説 リニア新幹線 藤澤研二 光文社 1989

長銀経営研究所の主任研究員の藤澤氏(1954−)の明るい未来の夢の新幹線予測。
残念ながら長銀の経営は破綻、2000年には走っているはずのリニアは未だ実験線ですね。
長銀内にリニア・モーターカー研究会があったそうです。

いかにシンクタンク等の経済予測が当たらないかを検証してみたいと思います。
そして重要な事は、環境とか自然に関する考察は何もなく、ただただ経済重視という思想が良く分かります。

開業予測 199x年x月 営業開始

今後2-3年で実用化可能な段階に到達(1989年時点)
料金 東京―甲府間 20分 1万3千円 (現在あずさ回数券で2800円)
   短距離用(甲府等)6両編成定員400人 中長距離 14両編成定員950人
建設費 3兆円(現在9兆円?)個人金融資産1500兆 その使い道が無いから土地が高騰している

1990年代に、確実に“パラダイムシフト”の時代に突入(バブル崩壊でしたね)
昭和62年(1987)第4次全国総合計画(四全総)、多極分散型国土。(で?)

リニア新幹線ネットワーク構想、総延長4千キロ、総工事費25-30兆円 今後20年間の公共事業費・総額1千兆円のたった3%でしかない(なるほどね?)

国内航空路線はつぎつぎと消える。(LCCや高速バスを想定してません)

リニアトピア 東京から100-200キロの距離圏 人口規模百万人 東京との間はリニア直結、新都市周辺ではリゾート開発、ビジネスゾーン、政府機関等 これは従来のベットタウン型衛星都市ではない。(のだそうだ)

財源は国の予算を使わず、大企業、保険会社が海外に出している金を振り向けて建設すればよい。そうすれば金は生きる by金丸信 元副総理(中央リニアエクスプレス建設促進議員連盟会長、1988年12月12日 日経産業新聞)

日本輸送エンジニアリング(JETC)ゼネコン、銀行、商社、大手家電出資のリニア実現のための会社 根本竜太郎社長(元建設相、運輸相) 金丸さんが設立パーティであいさつ。
建設費等
 JR東海 東海道新幹線の寿命はあと10年 東京―大阪 13000円 黒字化可能(あれ、前書きでは東京―甲府1万3千円なんだけどな。。)
 乗客数(2000年) 10.3万人 新幹線からの転換8.7万人 航空機からの転換と新規で1.6万人 座席利用率を80%とすると1日136本の列車
 東京―大阪500kmx60億=3兆円
野村総研 用地費を除いて約2兆円 kmあたり30-40億

JR東海の単独経営なら30年間の利益は約4.4兆円 黒字経営 東海道新幹線の赤字を入れると赤字1.1兆円 運賃を航空並み(1.5万)とするか建設費の一部を公的資金

経済波及効果 6兆円 時間短縮効果 3.3兆円

その他のリニア構想
 東京―成田、核都市連絡環状リニア構想(東京、横浜、八王子、大宮、筑波、成田、千葉)国土庁主導
都営地下鉄12号線(リニアメトロ)
常磐リニア新幹線計画
札幌―新千歳空港リニア線

海外のリニア新幹線
ハワイ ホノルル
アメリカ本土 ラスベガスー同空港リニア線 日本製HSST
ロサンゼルスーラスベガス 1995年営業開始?
フロリダ半島リニア線
西ドイツ トランスピット ハンブルクーハノーバー、 デュセルドルフ線 (2008年導入断念)
イギリス バーミンガム空港線(低速リニア、640m 1984年開通)

図説 リニア新幹線―東京~大阪・1時間時代の人と街 (カッパ・ビジネス)


1989リニア藤澤

権威と権力 なだいなだ 岩波新書 1974 

読んだのは1995年36刷

読み継がれている理由が分かるような一冊です。
高校生との対話の中で権威とは、権力とは、そして自立的な人間とはを思考していきます。

ある東大教授が海外講演の時に日本の美点として権威と権力の分離を話されていました。
確かにその時はなるほどと思っていました。
しかし、3.11原発震災で分かったことは権威としてのアカデミズムが実は権力側に深く浸透していて
一つのムラを形成していたことでした。

備忘録メモ

権威も権力も、いうことをきき、きかせる原理に関係している。権威は、ぼくたちに自発的にいうことをきかせる。しかし権力は、無理にいうことをきかせる。そして今のぼくたちの社会は、少し、それがくずれかけているけど、この権力と権威が二重うすしの一つのイメージを作っていて、それがぼくたちに言うことをきかせ、まろまりを作らせている。
そして、昔はどうも権威だけでいうことをきく人が多かったらしい。権力は、人間を支配するのに不要だったようだ。だから、昔の交通の不便な、組織や機構のこまごまと作れない時代に、大帝国をまとめあげることもできたのだ。なにによってだね。宗教によってだよね。中略 だから権力者は、力でいうことをきかせようとする時も<誰々の名において>とか<何々の何おいて>という習慣がある。

権威には内部的不安が、権力には外側からの恐怖が対応する。

権威ある人間としてふるまおうとする人間は、権力的になる。

現実に触れずに権威によってものを判断しようとする時、妄想的になっていくことは確かだね。

多くの人は賞によってしか価値を判断できないのだ(ノーベル賞や芥川賞に触れて)

正当性を主張しあうということそのことが、彼らの中にある権威主義の存在のあかし(社会主義者の間での論争に関して)

防衛の意識によって、権力支配はいつも正当化される。

理想を実現すれば、人間は変わると思ったけれど、人間が変わらなければ、理想は実現しない。

以上

さて、僕は本書を読んで、再認識したのだが。ガキの頃から偉い人とか金持ちの人とかをまったく評価の対象としていなかったので、先生といわれる人や社長だの教授といわれる人たちに媚びることもヨイショすることもなかった。
たまたま仕事も上司が非常にまともな大人だったので常に言いたい事は言っていたように記憶している。まあそれは良い人生だったのだろう。しかし周りを眺めれば、論文だけ沢山あるからえばりくさっているアホ教授だの、パワハラ、セクハラ教授なんかもいたりするわけで、その部下や学生は災難である。

とかく地方にいると都会の大学の教授やら大会社の部長だの課長は素晴らしい人なんだろうと勘違いしがちである。養老先生が良く書くではないか、東大の先生は確かに頭が良いかもしれないが、果たしで頭の丈夫なのがどれほどいるかと。そしてその予想通り、原子力ムラの御用学者を多数輩出している東大であり、東大話法で種々な学会に君臨する多くの教授達の存在が。

注意した方が良いのは、肩書きから述べて名前を名乗る奴である。教授の何々ですとか、課長の何々ですとかね。(笑)

権威と権力――いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 C-36)
権威と権力――いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 C-36)

数字に踊らされリニア沿線 

かながわ沿線物語:移りゆく街 リニア 橋本駅 「躍る数字」の前に議論を /神奈川 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース


経済予測がいかにいい加減かは、後日1980年代のリニア書籍を紹介いたします。
はじめから作られた数字に踊って、実は嘘でしたというのが過去の歴史です。
リニア関連企業でありJR関連企業の三菱総研が経済予測して、その情報をメディアに流していた過去があります。


以下記事
◇住民ら情報開示求める

 駅利用者は年間で約1370万人、県内生産額は年約3200億円増え、観光客は年約115万人増加する−−。JR東海が計画するリニア中央新幹線の県内駅開業による経済波及効果について、県はこう試算した。大プロジェクトを前に夢を乗せた数字が躍る。
 リニアは14年後の27年に東京(品川)−名古屋間、45年に名古屋−大阪間の開業を予定している。最高時速は500キロ以上で、東京と大阪を約1時間で結ぶ。総事業費は約9兆円。
 東京−名古屋間のルートは神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県を経由し、各県に一つずつ駅が設置される。今秋にはJRが正式に駅の位置を決定し、14年度にも建設が始まる。
 神奈川県の経済効果試算は、県内駅に1時間あたり5本の停車を前提とした。しかし、09年にJRが国に提出した報告書では、上下それぞれ1時間あたり最大8本の列車運行を予定するものの、県内駅も含め各駅に停車するのは1本だけ。
 JRは開業時の経済情勢などで最終判断するとしているが、各駅停車は東京−大阪間が約40分余計にかかるという。地元がこれを上回る停車のメリットを提示できなければ、効果は絵に描いた餅となりかねない。
     ◇
 県内駅は地下に建設され、その有力候補地は相模原市緑区のJR・京王橋本駅周辺。具体的には、橋本駅の南西に隣接する県立相原高校が想定されている。
 「安全性や周辺環境に及ぼす悪影響の情報開示が不十分。原発建設と同じだ」
 橋本駅の周辺住民らでつくる「リニア新幹線を考える相模原連絡会」の事務局長、中野渡旬(なかのわたりじゅん)さん(64)は憤りを隠さない。騒音や振動、超電導磁石を利用することによる電磁波の影響、活断層を突っ切るトンネルの安全性……。明らかになっていない点は多い。
 中野渡さんは外資系の材料メーカーで開発を担当してきた。一昨年に退職後、地元に情報を出さないJRや行政の姿勢に疑問を感じ、建設影響の検証を求める市民グループの活動に加わった。仕事で定期的に訪れたドイツと比べ、日本では公共性の高い事業に検証の視点が欠けていると感じ、第三者によるチェック機関の必要性を訴えている。
     ◇
 相模原市は昨年2月、リニア県内駅設置に伴う基本計画の検討委員会を発足させた。県、都市計画の専門家、公募市民らとともに、来年度末までに結論をまとめる。

市はリニア開業やさがみ縦貫道開通を機に広域交流拠点としての発展をもくろむが、市提示の将来像に関し、委員から「データを踏まえた議論をすべきだ」と指摘があり、議論は半年以上にわたり中断している。
 JR東海は駅の建設費約2200億円を全額負担すると表明した。一方で、用地取得には触れていない。開業に伴う費用負担については、周辺開発を含めて今後、JRと県、相模原市の交渉が必要になる。
 これまで新幹線新駅や空港など交通拠点の新設は、費用対効果を踏まえると、当初の期待通りにいかなかったところも少なくない。なし崩しではなく、情報公開を徹底して議論を尽くした上での「鉄道を拠点とした街づくり」が、求められているだろう。【北川仁士】=このシリーズは終わります。次回、番外編として学識者インタビューを掲載します。
1月10日朝刊

NHKですらこのレベル?

NHK ためしてガッテン 血液量の変化: 日本図表審査機構 [JGRO]


一昨年の番組の様ですが、こんなグラフ作っているようでは駄目ですね。
NHKには理科系(文系と理系を分けた事がそもそも駄目だと指摘する専門家多数だけど)のスタッフ居ないのか?



平成24年版高齢社会白書   リニア

平成24年版高齢社会白書 全文(PDF形式) - 内閣府


2050年の予測に関する本が売れている。
人口、経済、温暖化影響等々。

世界で一番高齢化が激しい日本の動向を先進国のシンクタンクは日本に研究員を派遣して調査しているという。

本リンクの中で、下記のpdfだけでも見ていただければ分かると思う。
図が分かりやすい。
第1節 高齢化の状況
1 高齢化の現状と将来像(PDF形式:434KB)別ウインドウで開きます

生産年齢人口(世界的には15-64歳、日本的には18歳以上だろうか)の急激な減少を技術立国として効果・効率で高収益な商品が、あるいは技術を輸出出来るのだるか。もちろん、そう願ってはいるのだが。

この様な状況の中で、新規大型インフラ(高速道路、新幹線、リニア中央新幹線、ダム)、さらには過去のの都市計画に組み込まれている道路計画などが果たして未来の日本に役に立つのだろうか?

EUの経済危機を人ごとの様に見ているだけの人が多いと思う。
すでにfacebookには投稿したが、僕の知り合いのポルトガルの研究者からの新年のメイルである。
もちろん、彼は僕より優秀だし、ポルトガル語、英語は当然喋る事は出来る、おそらくフレンチも出来る。
多くのポルトガル人が多国語を喋る、だから一時的に国を離れても生活出来る状況にある。
果たして、日本は?

Dear X,



I have just realized that I sent you a Xmas message in Portuguese! I am sorry for that (I simply forgot that you cannot read Portuguese...). Sorry…

I hope everything is going well with you and your family. How is your investigation going on? In Portugal, things are not quite easy right now... We are just in the middle (?) of a serious financial crisis (as I believe you are well aware) and our perspectives for the future are somehow a little dim... Our wages have been cut down during the last 2-3 years and taxes, on the other hand, are rising, almost impossible to bear. Lots of people (especially the younger ones) are leaving the country for other European countries, Brazil, and Angola. It's a shame and we do not believe in the politicians anymore... And in Japan? How is the social climate these days?



Well, I hope the best for you in 2013. It would be very nice if we could meet again someday. Any plans to visit Europe again in a near future?



Best wishes,

Dr.Y



冬の秘密兵器?

決して室内で使ってはいけません。良い子の皆さんは!

キャンプガス用、カセットガス用、USプロパン用です。

え?詰め替え君、

当然でございます。冬はノーマルブタンではダメですから
イソブタンあるいはプロパンでないとね(笑)

ヒーター

週刊 東洋経済 2013年 1/5号

いわゆる2050年本が売れているようですね。
人口爆発的な地球において日本の老齢化世界一、少子化社会で
経済はどうなるのか、社会福祉はどうなるのか。

そして中国を越える人口が想定されるインド、さらにはアフリカ大陸。
目先だけ小手先の対策での日本強靭化などと言っていると間違いなく
世界の中で衰退するのでしょうね。
東洋経済はいつもビジュアルで見やすいです。

2050年本としては、2050年の世界、英「エコノミスト」誌は予測する。
科学者が書いた、2050年の世界地図―迫りくるニュー・ノースの時代、などが面白いです。
日本だけを見ていては間違いなく沈没するように思えます。
経済成長無き豊かさをどの様に構築するのか、若者たちの未来を大人は邪魔してはいけないですよね。

週刊 東洋経済 2013年 1/5号 [雑誌]
週刊 東洋経済 2013年 1/5号 [雑誌]

2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する
2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する
2050年の世界地図―迫りくるニュー・ノースの時代
2050年の世界地図―迫りくるニュー・ノースの時代

激突 朝まで生対談 田原総一郎x佐高信 毎日新聞社 2012

図書館本

いや〜面白い。
田原さんと佐高さんは昔は一緒に仕事するくらい仲が良かったんですよ。
それが、佐高さんの田原批判が始まって(石原評価が甘くなってから)、疎遠?になったように見えておりました。
しかし本書はお二人の魂の在り処は同じ所にあるということの様です。
そして佐高さんは常に権力に対して監視批判する立場、田原さんは「面白い」と思う政治家や企業家に
どんどん話を聞いて柔軟に対応する立場というところでしょうか。そして田原さんはあるときまで権力を
過大評価していて、監視したり批判していれば政治は良い方向に向かうと思っていたと。
しかし、それは間違っていたと。だから対案を示すようになったそうだ。佐高さんはメディアはビジョンとか対案は必要ないという立場かな。

田原さんの逮捕歴、不倫事件(日テレアナウンサーだった、佐高さんが編集長だった雑誌の原稿代が不倫の家賃に(笑))、原子力戦争を書いて退職したこと、絶対に偉くならないと自分で決めていたこと。など非常に興味深い生き様です。

備忘録的メモ

東電にスポンサーを降りてもらって放送した原発に関する朝生。
田原さんは、海部俊樹、宮沢喜一、橋下龍太郎を失脚させたとの事。(この辺佐高さんの突っ込みが不足?)
田原:ホリエモン、江副は冤罪
佐高:新聞やテレビが検察批判できない現状を憂うのは田原さんと共通
田原:橋下行革プランを壊した官僚、官僚に乗せられたマスコミ
田原:小泉・竹中改革、派遣労働者問題で一番悪いのは労働組合 竹中には木村(剛)が捕まった責任はある。
田原:亀井は人が良いから小泉の口車に乗った。小泉「あなたが私と組んでくれたら、120%あなたの言うことを聞く。本当の総理はあなただ」と亀井を口説いた。
田原:郵政民営化を竹中は不要と言った。しかし小泉には言わなかった。
佐高:経済のことを語る時、経済のことだけ語ってもダメ。哲学。(武井正直の例を出し)
田原:安全神話なんか昔から無い、40年前の「原子力戦争」にも書いた。 野中が書いているが、自分の金を貰わなかったのは田原だけだと。
佐高:対立の構図を作って見せればよいという姿勢がよくない。田原:そんな単純な構図ばかりではない。
田原:最近の記者会見は相手を見ないでパソコンのキーパンチャー。喧嘩して書くという態度がない。
田原:鈴木宗男の逮捕はとても臭い。北方領土返還に絡んで(2島先行返還か4島一括返還か、アメリカの関与)
佐高:ファシズムは体制も反体制も飲み込む。田原:今の日本でファシズムに流されることはありえない。
佐高:イラク戦争に反対した加藤紘一、田原:僕も反対だった。加藤の失敗は小渕と喧嘩したこと(小渕の後は加藤が首相と小渕は考えていたらしい)
佐高:僕は非武装中立が理想。田原:僕は改憲なんて一言も言っていない。憲法9条があって、何も困ったこおとはない。
田原:この間の知事選では小池晃に入れた。佐高:私も小池
田原:左翼文化人では橋下に惨敗する。山口二郎を例にだして「じゃ、あんたならどうする?」と橋下に切り返されると何も言えなくなってしまう。気の弱い橋下が、今頑張って真っ直ぐに責めようとしている。橋下の気の弱さを知らない左翼やインテリが橋下をファシズムと本気で思っている。僕からすると、それがちゃんちゃらおかしい。
田原:MBSで田原の司会で橋下、平松の討論番組をしようとしたら、平松が直前にドタキャンした。
田原:インテリの人間は佐高さんも含めて、体制を批判していればいいとどこかで思っている。でも今はそれだけではダメ。 西部 邁は右翼の少数派、佐高信は左翼の少数派。
佐高:西部と気があうのは嫌いな人間が似ているから。
田原:佐高さんは正義や道徳にしか興味がない。僕の興味はもっと広い、そこが大きく違う。
佐高:私はいろいろな恩義があるから、田原さんを批判するんです。「腐敗は糾弾されなければならないけれど、腐敗する自由のない国はだめなんだ」ということを田原さんに教えられた。つまり、「何でもいえる自由」「ボロクソに言える自由」ということです。私の評論家かとしての立位置に関わる大事なことを教わった人だからこそ、田原さんの今現在の挙動に常に目を向けてしまう、ということはありますね。完





激突!朝まで生対談
激突!朝まで生対談


原子力戦争 (ちくま文庫)
原子力戦争 (ちくま文庫)
原子力戦争 Lost Love [DVD]
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検察の罠 森ゆうこ 日本文芸社 2012

図書館本

巷には沢山の小沢一郎さん関連の本が出ています。
外国からの視点のものもあります。
佐藤優さんは「国策捜査」という言葉をご自身の事件を通じて世に広めたと思います。
また官報複合体という言葉もあります。メディアと結託して情報操作して世論を誘導するのです。

個人的には小沢さんにも著者の森さんにも面識はありませんが、これまでの小沢さん関連の本
あるいは検察腐敗の本などをよむにつけ、どうしても小沢一郎氏を政治、ひいては国の方向性を
決める立場から追い落としたい人たちがいるであろうと思います。

果たしてどれだけの人が西松建設事件、陸山会事件を理解そして咀嚼しているのだろうかと
思わざるを得ません。
そしていかに新聞、テレビ等の既成メディアの報道を鵜呑みにしているかを。
検察審査会というブラックボックスの存在も。
昨今の検察不祥事(犯罪ですが)を見ていると、ノブレスオブリージュという言葉は日本の司法界には
存在しないのではないかと思わざるを得ませんね。

そうそう、孫崎さんの戦後史の正体、日米同盟の正体なんかを読まれると外交史から見る
潰される政治家の条件が分かりますよ。


第1章 狙われた小沢一郎と検察の謀略
第2章 検察の闇、検察審査会の謎
第3章 卑劣な検察の罠
第4章 検察・司法官僚との闘いの日々
第5章 対決──真犯人は誰か
特別対談 小沢一郎×森ゆうこ

検察の罠
検察の罠

原発と日本人 小出裕章 佐高信 角川oneテーマ21 2012

原発と日本人 小出裕章 佐高信 角川oneテーマ21 2012
騙されたと思って読んでみて、図書館にもあると思うよby おやじ

佐高さんの人を見る目は厳しい、そして好き嫌いがハッキリしていると思う。
松下竜一であったり田中正造、小倉寛太郎であったり、筋を通し続けた人間が好きなのだろう。
そして逆に経済至上主義的な政治家、学者、経済人が大嫌いなのだ。
本書は3.11以降にある意味、ひっぱりだこの小出先生と佐高さんの対談である。
高木仁三郎さん同様に原子力研究に身を投じた後、その危険性を認識し反原発にその生涯を貫いている。また松下竜一さんや田中正造研究者との交流もあったことをはじめて知った。
また佐高さんが伊丹万作の「戦争責任者の責任」を全文引用して騙される、騙された側の責任を小出さんと共に論じている。

備忘録的メモ
小出さんの講演会に落合恵子さんが紹介した詩
「売ったらあかん」   岡部伊都子
 
 友達を 売ったらあかん 
 子どもらを 売ったらあかん
 まごころを 売ったらあかん
 本心を 売ったらあかん
 情愛を 売ったらあかん
 信仰を 売ったらあかん
 教育を 売ったらあかん
 学問を 売ったらあかん
 秘密を 売ったらあかん
 こころざしを 売ったらあかん
 大自然を 売ったらあかん
 いのちを 売ったらあかん
 自分を 売ったらあかん
 自分を 売ったらあかん

原子力ムラの学者に関して 佐高:専門バカといわれる人は「専門もバカ」
小出:謝罪というのは責任をとることとセット。刑務所に行くべき。原子力ムラの人たちは、いわゆる「学者」 中略 上昇志向や権力意識が強く、名誉に執着し、お金を欲しがる、そういう典型的な人たち。中略 研究費用をどれだけ稼いだか、それが学問とどう関係するのか?そんな異常な世界。
日本原子力学界、電力会社の社長が会長になることがある。
責任主体を抹消する声明文 畑村洋太郎(政府事故調)個人責任を問わない、
水俣病研究の原田正純「自分が相手にしたのは一企業だけれど、小出さんが相手にしているのは国です」(原田さんは助教授で退職するが、教授は原田さんを教授に出来なかったのは自分の責任だと述べた、そこに国や種々の妨害があった)
佐高:公害というのは企業害であり国家犯罪というべき。足尾鉱毒事件では古川市兵衛の妻が被害者の実態を知って自殺
小出:原子炉実験所の高い煙突、煙は出ないで放射能を捨てる(住民を騙してつくった)
絶対原子力戦隊スイシンジャー 異形編 怪人小出男の裏話は面白い。多様性の必要性。
佐高:日本の運動家は、敵を知らなさ過ぎる、仲間内だけで寄生をあげてもいる。師匠久野収の教えは、まず敵の本を読め。
小出:松下幸之助は「原発だけには手をだすな」と言ったとか。佐高:私は聞いたことがない。
小出:中高が開成、一年違えば家来も同然の世界。大学4年以降一度も足を踏み入れなかった(水泳部OBとしてその校風に合わず)。原発震災後に地質部(ここにも所属)の同級生が開成でコンサートを企画して講演を同時に行うことになり、禁を破り、開成ホールで出演。その時校長「言っていることは、わかる」「開成を卒業した東大生は、いわゆる東大生じゃないような学生を育てようと思う。それならどうだ?」と言ったという。(さすが)
原発と日本人  自分を売らない思想 (角川oneテーマ21)
原発と日本人 自分を売らない思想 (角川oneテーマ21)

小倉、小出

祝島 原発音頭    リニアも同じか?

小出さん、佐高さんの対談本の中にも出てきます。

原発をリニアに変えると良いでしょう。


町長選挙で50万
旅行に誘って1万円
チラシを配って5千円
名前を貸すだけ1万円
印鑑集めりゃ金と酒
ちょいと顔だしゃ寿司弁当
金が欲しけりゃ中電さ
これじゃ働く者がばか
原発推進よよいのよい

放射線やら黒い霧
まみれた金をふところに
チケットもろうてはしご酒
飲む打つ買うで有頂天
バーやキャバレー温泉と
ゆるんだバンドも新品に
これぞこの世の極楽じゃ
女房子供もなんのその
原発さまさま よよいのよい

悪銭身につくわけがない
夜を日に次いで遊ぶうち
気付いた時はもうおそい
詐欺に横領 サラ金と
きのうの友も今日は敵
女房子供にゃ見捨てられ
親子の縁もたち切って
故郷をすてて雲がくれ
原発クワバラよよいのよい

お釈迦様さえ言い残す
金より命が大事だと
人間ほろびて町があり
魚が死んで海があり
それでも原発欲しいなら
東京 京都 大阪と
お偉いさんの住む町に
原発どんどん建てりゃよい
ここは孫子に残す町
原発いらない よよいのよい
反対反対 よよいのよい

温泉に行った気分だけ

小さいバスタブだから足を延ばして入浴できません。
温泉にも行けません。

そんな訳でアマゾンで大人買い(笑)

バブ以外は初めて買ったものばかり。

にごり湯と唐辛子に期待!

NY剤

日本人は何を考えてきたのか

これまでの放送 | 日本人は何を考えてきたのか

現在、Eテレで再放送もされています。
田中正造と南方熊楠の回は良かった(中沢新一は不要だったけど)。
谷中学から水俣学 ある意味、歴史から学んでいない日本人なんだけど、かならず未来を考えて
行動している日本人がいる。

だからこそ100年経ってもその思想哲学が消滅しないのでしょうね。

真の文明は

山を荒らさず

川を荒らさず

村を破らず

人を殺さざるべし

by田中正造

偽りの文明だから、

山を荒らし、川を荒らし、村を破り、人を殺すのです。それが原発震災だったのです。



ウチワウチワ2

3Kらしい嘘記事。 リニア

【目覚めよ 日本力】〈次世代技術〉超電導リニア、世界唯一の500キロ台鉄道が実現へ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
新年から3Kが飛ばしてますね。

記者が馬鹿なのか、広告主に従順なのか。

3Kの新年そうそうの嘘記事。総事業費は9兆300億円で、すべてJR東海が負担する。 もう少し勉強してから記事書きましょう。これまでどれだけ税金つぎ込んで、沿線行政がどれだけ無駄な税金をつぎ込んでいるのか。
リニアの技術開発は鉄道総研(税金)、沿線対策は地方負担。

原発と同じ国策で、石原慎太郎氏が運輸大臣の時にゴーサイン。

環境アセスメントすら済んでいないのを知っていて書いている確信犯?

ニセ医者と呼ばれて 

レンタル

沖縄の実話に基づくお話。
未だに戦争の負債の多くを日本は沖縄に課しているように思えてならない。
そして、米兵の事件が絶え間ない。
作品自体は素晴らしいと思いました。

そして個人的なこと。
主人公の医介輔(宮里善昌さん)はブーゲンビル島で一人部隊の中で衛生兵として生き残ったということだ。
その事実を見たときに、僕は大学院時代に調査で訪れたパプアニューギニアのラバウル、そしてブーゲンビル島の記憶が蘇った。

そして、なぜ僕が不戦、反戦を信条にするのかを再確認したのです。
20代、まだ頭が柔らかかった頃、至る所にある日本語で書かれた慰霊碑、そして花やお線香が絶えないその現場。慰霊団の方もいらっしゃった。そして兵器の残骸や防空壕跡(ラバウルのモノは噴火ですでに無いらしい)

どうして、日本からこんなに離れた所で戦争をしなければいけないのか?
多くの若い命が散っていった。
以前のブログでも書いておりました。



読売テレビ日本テレビ系ヒューマンドラマスペシャル ニセ医者と呼ばれて 沖縄・最後の医介輔 [DVD]
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ラバウルラバウル2ラバウル3

「次世代の崖」

吉田照美 ソコダイジナトコ

日本人以上に日本人なアーサーさんの一言。

財政の崖なんていっている亜米利加にも「次世代の崖」

そして世界一人口減少が進む日本こそ「次世代の崖」

そんな未来が確実なのに公共事業が日本を救うだとか、日本強靭化とか言っている。
安全神話も成長神話も存在しない日本なのに。

素晴らしいといわれる日本の技術は未来の日本を確実にするためにこそ使われるべきじゃ
ないですかね。

大型公共工事だの目的変更したダムだとか、自然破壊のリニアだとか、そんな為にお金を使って
いる場合じゃないと思うんですけど。

次世代の崖がBanzai Cliffに成らないためにも。

生老病死

喪中のため新年のご挨拶は欠礼させていただいておりますが、
信念は持ち続けます。

さて、久々に家族で(娘は卒業制作とか言って欠席笑)、山梨の家に1泊でした。
元旦は父親の墓に、2日は義母、義父の墓へ。

墓という文化にあまり興味は無いのですが(権力と被支配者の関係性を感じるので)、
生かされている自分を死を見つめることで考えるのは良いのかなと思っています。

子供達も家人も久々の山梨からの富士山と八ヶ岳等に感動しておりました(って住んでいたんですけど。笑)

nirasaki ohaka春日居

死とは何か さて死んだのは誰なのか
死とは何か さて死んだのは誰なのか
14歳からの哲学 考えるための教科書
14歳からの哲学 考えるための教科書

穏やかに、そして確実に2013

原子の火は消して
福島の不幸を繰り返さない
人が制御不能な枠組みは
人を不幸にし生物全体を不幸にします

今年も出来るだけ多くの本を読んで
頭の丈夫な人になる努力をしたいと思います

20130101

元日新聞


フーン!

日本の未来に、そして世界の未来に負の遺産は残さないために2013

子供達に負の遺産を残さないために何が出来るのが考えていきたいと思います。
そんな2013年にしたいと思います。


画像は2012年12月31日の焚き火の熾き火
原子の火より僕は焚き火、そして原始の火が好きです。

戦争という仕事を作り出したり、作為的に宗教や経済、イデオロギーを利用して争いを起こしたり
貨幣という欲望のために生きることを拒否したいと思います。

皆様に幸あれ。

おきび
Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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