おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2012年02月

「年金は国営ネズミ講か? 社会保障のタブーを破る」

河野太郎さんはブログで鈴木教授のデータを使用して社会保障問題を言及しています。

残念ながら見ることができませんが。。。

ニコ生アゴラ「年金は国営ネズミ講か? 社会保障のタブーを破る」 - 学習院大学教授・鈴木亘のブログ(社会保障改革の経済学) - Yahoo!ブログ

●日本の社会保障なんざ、若者にツケを回す「公営ネズミ講」だっ!
「老人独裁国家、日本」の真実を暴く。そうです。


脱原発社会を創る30人の提言 コモンズ 2011年7月

図書館本

メディアに露出度が高いかた、有機農業をされている方など、それぞれの脱原発に対する思い。

小出さん、後藤さん、飯田さん等は長期にわたり原発の危険性を指摘し、さらには日本人の生活様式の変更を伴なう生き方にも論が及びます。

原子力ムラ(マフィア)というマチに対抗する文脈は決して原子力だけでなく、日本の歴史の中で育まれてきた悪しき文化であり、ダムや高速道路、そして公共事業という名で行われる既得権益確保の流れの同じ源流なのでしょう。

原子力発電がなくても電力は足りるし、決してCO2排出が少ないわけでないこと、原子力発電のコスト計算の恣意的操作、既成メディアを利用した世論誘導(週間プレイボーイ副編集長が接待に誘われる話は面白い)などの話が書かれています。

また城南信用金庫の脱原発宣言なども筋が通っていて良いです。

既成メディア(新聞、テレビ等)が広告主に無意識に配慮して広告主企業等に不利な情報を流さない事が良く分かる一冊でもありました。

目次
メルトダウン後の世界を結い直す――まえがきに代えて
  大江正章

◆提言01 昔、原発というものがあった 
池澤夏樹(作家・詩人) 
◆提言02 7世代後のことまで考えて決めよう
坂本龍一(音楽家) 
◆提言03 脱原発にはリアリティがある
池上彰(ジャーナリスト)
◆提言04 千年先に伝えなくては
日比野克彦(アーティスト)  
◆提言05 少欲知足のすすめ
小出裕章(京都大学原子炉実験所)  
◆提言06 シビアアクシデントは不可避である
後藤政志(元原子炉格納容器設計者)  
◆提言07 問われる放射線専門家の社会的責任
崎山比早子(高木学校)  
◆提言08 地域分散型の自然エネルギー革命
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長) 
◆提言09 電力需要は大幅に減らせる 
田中優(環境活動家・未来バンク事業組合理事長) 
◆提言10 脱原発の経済学
大島堅一(立命館大学教授)  
◆提言11 政治は脱原発を実現できるか
篠原孝(農林水産副大臣)  
◆提言12 脱原発はもはや政治的テーマではない
  保坂展人(世田谷区区長) 
◆提言13 原発に頼らない安心できる社会をつくろう
吉原毅(城南信用金庫理事長)  
◆提言14 3・11と8・15――民主主義と自治への道
上野千鶴子(社会学者・元東京大学教授) 
◆提言15 被災者の救済と脱原発の確実な推進を
宇都宮健児(日本弁護士連合会会長)  
◆提言16 原発と有機農業は共存できない
星寛治(有機農業者・詩人)  
◆提言17 次代のために里山の再生を
菅野正寿(有機農業者・福島県有機農業ネットワーク代表)
◆提言18 天国はいらない、故郷を与えよ
明峯哲夫(農業生物学研究室)  
◆提言19 真の豊かさに気づくことから脱原発は始まる
秋山豊寛(ジャーナリスト・宇宙飛行士)  
◆提言20 引き裂かれた関係の修復――原発を止めるためのムラとマチの連携を
高橋巌(日本大学准教授) 
◆提言21 誰かのせいにせずに――排除の論理から共生へ
渥美京子(ルポライター) 
◆提言22 効率優先社会からの決別 
藤田和芳(大地を守る会代表) 
◆提言23 抑圧的「空気」からの脱却 
上田紀行(文化人類学者) 
◆提言24 いのちのつながりに連なる 
纐纈あや(映画監督) 
◆提言25 自然への畏れ――「東電フクシマ」からの脱却へ
大石芳野(写真家)
◆提言26 脱原発は人生の軸を変えるチャンス
仙川環(作家)  
◆提言27 私が雨を嫌いになったわけ
鈴木耕(編集者・ライター)  
◆提言28 脱原発と監視社会
斎藤貴男(フリージャーナリスト)  
◆提言29 原子力とマスメディア 
瀬川至朗(元毎日新聞論説委員) 
◆提言30 原子力の軍事利用も平和利用も民衆の生活を破壊する 
中村尚司(JIPPO専務理事)

想像力の翼を手に入れよう--あとがきに代えて 
瀧井宏臣

脱原発社会を創る30人の提言
脱原発社会を創る30人の提言
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生きるチカラ 植島啓司 集英社新書 2010

図書館本

誰かが書評を書いていたので読んでみました。初めて読む方。
植島さん(1947-)は宗教人類学者だそうです。そして多くの国々を調査で訪れている。

読み出して自己啓発本?と一瞬思って、読むのを止めようかと思ったのですが、読み出したらご自信の経験に基づく深い哲学的な考察があり面白かったです。
新書で、かつ、筆者が主張したいところは太字で分かりやすいし。

時間であったり労働であったり、貨幣であったり、生きるうえで直面せざるを得ない環境を多様な眺め方、考え方を採用することで本質や普遍という概念に近づくのだろうと感じた一冊。

選択して、躓くところから人生は始まる。

そんな言葉に重みがある。

生きるチカラ (集英社新書)
生きるチカラ (集英社新書)
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新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか 上杉隆 PHP新書 2012

新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか 上杉隆 PHP新書 2012

これまでも上杉さんは記者クラブの問題点を指摘してきた、また自由報道協会としても、畠山さんらと日本の既成ジャーナリズムの問題を明らかにしてきた。
今回はその最後通牒にもあたるのであろうか、「官報複合体」(政府と既成報道組織)を事例をもとに綴っている。

多くの方が3.11以降の政府発表と既成メディアから発表される情報の信憑性を疑い、また多くのウソ(時間の経過に伴いウソがばれる)を実感したことだろう。

「官報複合体」の癒着の現実を記者クラブという既得権益から考えれば非常に容易に理解できる。新聞社間(記者間)での取材メモの共有。そのメモを使って記事を作るのは別人であること。官と報道での知らせる権利と知らさない権利ともいうべき癒着構造。

また震災後の報道でも分かるように、既成メディアは政府、東電発表を鵜呑みにして真実を報道しなかった(アメリカ原子力委員会の議事録からも明らか)。

メディア報道被害者の例、小沢一郎(もっとも早くから会見の自由化を主張)、鉢呂元大臣(作られたオフレコ放射能つけちゃうぞ事件)、鈴木宗男事件。
記者クラブと政治家、官僚の癒着は1980年代からと書かれているが、その点はおそらく上杉さんも当然ご存知だと思うが、読売新聞の渡辺氏が大野伴睦の回想録の一部を請け負った事の以前からあったのだろう(さらに、山崎豊子の運命の人でも同じ構造)。

新聞は正しいから○新聞の○○記者は正しいという時代にならないといけない。
選民思想と愚民思想の上に成り立っているのが既成メディアなのかもしれないと思った。

いずれにしても記者クラブを道連れに地獄に落ちる用意があるという上杉さんの今後の活躍を願うばかりである。



新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)
新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)
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東大原子力ムラを東大内部から批判する 島薗進さんのブログ

島薗進・宗教学とその周辺


東大話法、東大文学(霞が関文学に対抗して)でない学者さんです。

日本学術会議のメンバーでありますが、学術会議の原発震災以後の対応にも批評を行っています。

科学者の社会的責任を深く考察しています。




官僚の責任 古賀茂明 PHP新書 2011年7月

官僚の責任 古賀茂明 PHP新書 2011年7月


図書館本 やっと予約が回ってきました。

あとがきで古賀さんが書かれているように、本書は退職直前に書き終えています。
そんな訳で、前著に比して、また新書であることからか、吹っ切れて想いをそのままテキストに落とし込んでいるように思いました。

本書の要旨は極めて単純明快です。
公務員は誰のために働くか?です。
本書では霞が関の官僚を取り上げますが、基本的には地方公務員を含むすべての公務員への問いかけでしょう。
安倍政権時代から関与した公務員改革、そして3.11以降に表面化した省益と企業益のための公務員の行動規範の低さをご自身の経産省(通産省)キャリア経験から率直に書かれているように感じます。いわゆる脱藩官僚として現在は大阪市の特別顧問としてその才能を発揮していることからも古賀さんの心意気が感じられます。

さて備忘録的メモ

優秀であるはずの官僚がなぜ堕落していくのか
何が彼らを省益に走らせるのか
郵政省と通産省がドブに捨てた2700億円(NTT売却益をベンチャー支援、10億円戻っただけ)
自分達で自分を査定するシステム人事院(弱い立場の公務員?スト権、協約締結権がないから?)
人事院には直接の所轄業界がないが、幹部の天下り先はある(谷総裁の会議ボイコットの裏にある事実、査定権限を内閣人事局に移そうとした折)
官僚がある程度権限を持てるようになるまで(課長補佐)20年近くかかる、その為、人のためになる仕事から出世するための仕事に変貌。国民を見ずに、上司ばかり見て仕事。
民間に対しては若いうちから威張っていても、上役にはからきし弱い。
天下りポストを作る(予算を取り民間に配る)のが業績(民間の営業成績)
国民の生活より公務員の生活重視(数万人の公務員が不要、さらに無駄な事業の廃止)
公務員改革制度は省益公務員から国民公務員へのシステム変更
公務員の身分保障の廃止と実力主義の採用(民間で当たり前) 2009年から能力、実績評価がやっと始まった。
潜在能力の高い若手に仕事の醍醐味を。
イカ型システム;大臣、副大臣、政務官の小ピラミッドの下に次官を頂点とする大ピラミッド
省に所属の公務員(採用時から一生殆どが同じ省に所属)から本来の国家公務員へ
ちょっと可哀そうな人は救わない、守られすぎの人を守らない(公務員そのもの、農業、代々医者の開業医、働ける高齢者)
本当に守られるべき人のためのシステムへ。
ハローワークも民間対応の方が効率的
超過年金給付者は相続財から返済
中小企業の頑張りを阻害するような良いものを安くの思想(某自動車企業の横暴)
人口減少時代で国内需要も減少、今ある金融資産を海外展開する日本企業の株式に変えるのも意味ある
海外企業、観光旅行者の積極的呼び込み(法人税免除等)
英語の出来ない日本人英語教師はクビに
国家の意志としてエネルギー政策、再生可能エネルギーへの転換も一気に進む
原発の可否を国民投票で



官僚の責任 (PHP新書)
官僚の責任 (PHP新書)
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林業復興の為に火災実験 3億円

「木造校舎の火災実験、林業復興目指す」 News i - TBSの動画ニュースサイト


林野庁廃止を訴える平野虎丸さんのブログで知りました。

3億円で新築した木造校舎をマスコミを呼んで、火災実験をした、というものです。

早く林野庁は潰して、民営化した方が良いと思います。

亡くなった四手井綱英先生もご自身が所属していたことのある林野庁に対して批判しておりましたね。




爪で拾って箕でこぼす  リニア

合理化という罠 - 日々是好日日記 - Yahoo!ブログ


伊藤先生のブログより。まったく同感であります。

ローカル線は無視して、御先真っ暗な闇の中へ突き進むリニア新幹線構想。
誰のための計画なのか?



読み終えたけど、読書メモを書く気力を無くす、リニア本。
JR東海のおひざ元、中日新聞の記者さんならでは?スポンサー様のためなら。。。。
科学技術万能、原発再稼働、日本は凄い、中国蔑視、参考文献で橋山先生の本(必要かリニア新幹線)や鉄道の未来学、を出していながら、本当に読んだ?という感じです。

新幹線とリニア 半世紀の挑戦 世界に冠たる「安全神話」はどう構築されたか
新幹線とリニア 半世紀の挑戦 世界に冠たる「安全神話」はどう構築されたか
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日本も隠さないで出しましょうよ 議事録

NHK NEWS WEB 議事録が語る原発事故の10日間


アメリカには議事録があるんです(笑)
あたりまえですが。


都合が悪いと、ないことにしてしまう日本と言う国、水に流すのは些細な喧嘩で、放射能を水に流すの東電、政府、御用学者の皆様。




途中まで読んだ本
なかなか興味深い。

脱原発社会を創る30人の提言
脱原発社会を創る30人の提言
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山梨中銀 最新ニュース 中部横断自動車道とリニア

山梨中央銀行−ニュース&トピックス−

1月23日リリース
――――――――――――――――――――――――――
山梨中銀 最新ニュース (メイルマガジンより)
――――――
○「リニア中央新幹線・中部横断自動車道活用推進プロジェクトチーム」を発足
しました!


金の為ならなんでもするって感じでしょうか。

原発でも東電に融資している銀行から預金を付け替えたり、脱原発を宣言した城南信用金庫に口座を作る方が増えていると聞きます。

僕の場合、山梨中銀に口座はありますが、ほとんど貯金はないのと、公共料金の引き落としに使っている程度ですが、どうしようかな。解約しようかな。



中央銀行 リニア

日本版スローシティ 久繁哲之介 学陽書房 2008

図書館本

久繁哲之介さんが新聞にリニア新幹線開設における経済効果が地方都市では逆に空洞化による衰退がありうると指摘していた。僕もまったく同様に考えていたし、中間駅など出来ても1時間に1本しか止まらないというリニアがまったく不可解だった。

そんな訳で、本書を読んでみたわけである。
250ページに及ぶ資料集と言っても良いかもしれない、そして久繁さんの地方都市への熱い思い入れを感じる。

まちづくり理論集、まちづくり資料集という構成

幾つか気がついた点をメモ

自治体の30%が市民のライフスタイルを知ろうともしない(アンケートはするが、職員が歩きもしないところも多い)

5つの社会変化; 車社会、インターネット社会、グローバル社会、格差社会、カップル現象社会

スローシティ5つの要件;ヒューマニズム、スローフード、関与(文化、参加)、交流、持続性

巣鴨の例が面白い
市民の参加は必須(行政主導でない)
公共空間を市民ライフスタイル発現の場に
自主、自立、自考の精神




目次
まえがき ―まちづくりの考案者は、専門家から地域市民へ

序 章 まちづくりは地域市民のライフスタイルを尊重し実現する手段
 1 欧米と日本のライフスタイルの違い
 2 なぜライフスタイルの違いを認知できないか
   
第1章 西欧に根づく「スローシティの精神」
 1 スローフードの精神
 2 サードプレイス
 3 パッセジャータ
 4 公共空間を市民ライフスタイル実現の場と位置づける
 
第2章 市民ライフスタイルを知らない日本のまちづくり
 1 ライフスタイル店舗にはスローシティの精神がある
 2 ケーススタディ:2つのコンパクトシティ
 3 「消費の場」分析:街中vs郊外、大都市、在宅
 4 アンケート調査で市民ライフスタイルはわかるのか
  
第3章 スローシティの取組みが必要な理由
   ―ライフスタイルを変える5つの社会変化への対応
 1 「消費の場」分析
 2 車社会:消費の郊外化
 3 インターネット社会:消費の在宅化
 4 格差社会
 5 グローバル社会
 6 カップル減少社会
  
第4章 地域固有の文化・風土を活かしたスローシティ事例
 1 再開発高層ビルはスローシティとは対極のファストシティ
 2 スローシティは大都市でも可能「原宿と巣鴨」
 3 スローシティの精神が根づくまち「巣鴨」
 4 供給者と消費者を繋ぐ交流空間「高知市の街路市」
 5 若者も都市に関与できる「福岡市の裏通り」
 6 裏通りも楽しい「小布施」
 7 感交地「美山」
 8 スローシティとファストシティの「不動産価値の高め方」比較

第5章 スローシティを実践する「コミュニティ」事例
 1 まちの活性化にコミュニティは欠かせない
 2 大資本店舗も「まちのガイドライン」を守る風格漂うまち
   ―旧居留地連絡協議会(神戸市)
 3 駅前と繁華街の狭間で衰退したまちがサードプレイスに再生
   ―名古屋織物共同組合、長者町まちづくりカンパニー(名古屋市)
 4 若者を集め、まちの新しい文化を創出 
   ―柏駅周辺イメージアップ推進協議会、ストリート・ブレイカーズ(柏市)
 5 元祖「昭和レトロ文化」の創造から活用までを学ぶ   
   ―門司港レトロ倶楽部(北九州市)
 6 阿波踊りは年1度、川を通年型観光資源として創造 
   ―新町川を守る会(徳島市)
 7 大型温泉地との差別化で人気のスローな温泉地 
   ―明日の由布院を考える会(旧湯布院町)
 8 浅草おかみさんは「地方アンテナショップ」生みの親 
   ―浅草おかみさん会(東京)
    
第6章 スローシティ実現に向けて
 1 まちづくりの主役は市民、開放型コミュニティを創ろう
 2 コミュニティが運営する西欧型地域スポーツクラブを創ろう
 3 地域固有の文化・物語を発掘・創出しよう
 4 公共空間を市民ライフスタイル実現の場にしよう
 5 ブライアントパークに感じるスローシティ精神

索引
あとがき

日本版スローシティ―地域固有の文化・風土を活かすまちづくり
日本版スローシティ―地域固有の文化・風土を活かすまちづくり
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富士五湖の検査はもうしないのですか?

山梨県/県産農産物の放射性物質検査実施計画(第20期)について(追加)



1.検査対象
●淡水魚を追加して実施します
No./分類/品目/産地/検査日
1./肉・乳類/牛肉/南アルプス市/平成24年2月22日
2./その他/ニジマス/桂川/平成24年2月23日(追加)
3./その他/イワナ/小菅川/平成24年2月23日(追加)
4./その他/アマゴ/須玉川/平成24年2月23日(追加)

釣りの解禁前に行うの良いでしょう。

では、すでに放射能汚染が確認されているワカサギ等はもう検査しないんでしょうか?
それも解禁後の検査でした。

多くの人が釣って食べてますよね。(富士五湖すべてで検査したわけでない)

富士吉田のキノコからは1kgあたり454ベクレルという値が出ています。

クニマス研究は結構ですが、科学者の社会的責任という言葉をご存じでしょうか?

それとも富士山の世界遺産登録のために隠蔽するのでしょうか?


愉しい非電化 藤村靖之 洋泉社MOOK 2004

図書館本

生活様式の変更が大震災の後に多くの人の認識になったように思う。
これまでお金さえ払えば電気は使いたい放題だと自分自身も心のどこかに、そんな思いがあった。

電気がなくても何とかなるんじゃないの?そんな当たり前の疑問を著者の藤村さんは
昔からお持ちだったのだろう。
そして、私自身も子供の頃に停電はあったし、昼間のテレビが放映されない時間があった事を覚えている。

新しい豊かさ、電気がなくても快適、便利がコンセプトのこの本である。
いろんな電化製品の無駄の例
効率が悪い電気掃除機
待機電力
光より熱になる室内照明
洗剤を落とすために回る電気洗濯機
進化するほどに使われなくなったミシン

非電化製品の数々
非電化冷蔵庫、除湿機、冷暖房、そしてもちろん薪ストーブ等々

身の回りの無駄に消費していた電力を考えてみたくなった一冊である。

エコライフ&スローライフを実現する愉しい非電化 (洋泉社MOOK―シリーズStartLine)
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愉しい非電化―エコライフ&スローライフのための
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ひとのあかし 若松丈太郎、アーサー・ビナード、斎藤さだむ 清流出版 2012年

知人から良いと紹介された本。購入いたしました。正解です。


若松丈太郎 詩
アーサー・ビナード 英訳
齋藤さだむ 写真

What Makes Us

鳥肌が立ちます。
文字が心を強振動させます、写真が網膜から脳に突き抜けます。

原発の危険性を知っていた多くの方がいました。

ある人は科学的な事実から指摘してきました、またある人は歴史的事実から指摘してきました。

しかし、その真摯な声は市場経済という欲望の中に消え去ってしまったのでしょう。

原発を推進した人達、そこから生まれる電力というエネルギーを疑う事なく使っていた自分。

もう、二度と同じ悲劇と絶望を日本に、そして世界で起こさないと、一人から始めないといけないと思いました。

ひとのあかし
ひとのあかし
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検証 原発労働 日本弁護士連合会編 岩波ブックレット 2012年1月 

図書館本

2011年3月の原発震災、そこで働いてきた人々、そしてこれから何十年と働かなければいけない労働者がいる。

安全神話の崩壊の中で英雄視された現場作業員が実は非人間的な労働を生み出していること、下請け、孫請け、ひ孫請けとつづく中間搾取の構造、さらには使い捨てされる労働者。
社会保険もなく、健康被害には泣き寝入り、圧倒的支配力(権力)を有する電力会社

何人かの方の聞き取りをもとに、原発労働者の構造的問題を指摘している。

佐野眞一氏は炭鉱労働などではその過酷な労働でありながら、そこからは唄が生まれたと書いていた、そして原発からは何も生まれないと。

都会を成立させるために、そして経済だけを成立させるために電力は必要なのか?
見えない臭わない、そして人間の力で制御出来ない魔物の奴隷となって働く人達がいることを知らなければいけない。

目次
人間の復興を目指して 宇都宮健児(日弁連会長)
作業員たちが語る原発労働の実態 日弁連貧困問題対策本部
原発における被曝労働と間接雇用の「活用」
 ――それでも原発を続けるのか 萬井隆令(龍谷大学名誉教授)
現場からの報告 渡辺博之(いわき市議会議員)

検証 原発労働 (岩波ブックレット)
検証 原発労働 (岩波ブックレット)
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反戦

原発への非服従 鶴見俊輔、澤地久枝、奥平康宏、大江健三郎 岩波ブックレット 2011年11月

図書館本


9条の会の講演会2011年6月の内容
鶴見さんは小田実さんのべ平連の話を
澤地さんはJOC事故で亡くなった方の話を、松下竜一氏の話を、
大江さんは1954年のビキニ事件での死の灰はサンゴの破片であったのだと書いています。

私たちはしっかり歴史から学ばねばいけないと思いました。

一人一人が真剣に考え、小田実の「一人でもやる、一人でもやめる」という態度で原子力発電に向き合わなければいけないのだと思うのである。


受身の力 鶴見俊輔
ひとりから始める 澤地久枝
日本の憲法文化において闘う 奥平康弘
平和をつくりだす決意 大江健三郎

九条の会
2004年6月発足.日本国憲法9条「改正」の動きに警鐘を鳴らし,「改憲」のくわだてを阻むための一人ひとりの努力を呼びかける.このアピールに呼応して結成された各地の九条の会は,2010年時点で7500を超える.
呼びかけ人は,井上ひさし(劇作家),梅原猛(哲学者),大江健三郎(作家),奥平康弘(憲法研究者),小田実(作家),加藤周一(評論家),澤地久枝(作家),鶴見俊輔(哲学者),三木睦子(三木武夫記念館館長)の9人.

原発への非服従――私たちが決意したこと (岩波ブックレット)
原発への非服従――私たちが決意したこと (岩波ブックレット)
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原発事故調査委員会

東京プレスクラブ: 国会(立法府)の原発事故調査委員会が動きはじめています。


黒川清先生が委員長です。

なぜかメディアが報道をあまりしません。

東京プレスクラブ

東京プレスクラブ


こちらでも紹介されていますが、かなり良いです。


特に黒川先生の声明などをしっかり捉えて、国会軽視の政府を指摘しています。


今度は是非ともリニアやダム、高速道路等にも攻め込んで欲しいと思います。

かいじゅうたちのいるところ [DVD]

レンタル

僕は精神年齢が低いので、こういう作品大好きです。
子供の頃、夢か現実か分からない状況を設定する自由ってのが大好きなんです。

現実逃避のつもりが、実は現実を投影しているリアルそのものだったり、そこから、さらに夢の中に逃げ込んだり夢想、妄想する楽しさ。

一人遊びも好きだし、皆で遊ぶのも好きだし、結局遊んでばかりの子供の頃の記憶が今の自分を創っているのは間違いありません。

この映画を見ていて、子供の頃に戻ったような錯覚に陥りました。

海という未知の世界、森という神が住む世界、そして人間が操れる火、それぞれ違った動物たちが世の中の多様性の普遍を表わしているのでしょうか。

母親という安全基地があり、そこから小さな冒険に何度も出かけて行って、やがて子供は青春を迎えるのでしょう。

かいじゅうたちのいるところ [DVD]
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リニア中央新幹線建設計画は凍結し国民的な議論をふまえて再検討を - 日本共産党相模原市議団

リニア中央新幹線建設計画は凍結し国民的な議論をふまえて再検討を - 日本共産党相模原市議団


無党派のおいらです、相模原の共産党市議団の見解(pdf)が公開されています。

非常に分かりやすく、また問題点を指摘しています。

東海道新幹線のバイパス機能と言いながら、各駅停車は一時間に1本。
将来の乗客輸送見積もりの破綻。
景色なんか見えない車両、それに殆ど地下を走ります。
自然破壊、景観破壊

誰が得するんでしょうか?

JR東海の株式はこれからどんどん落ちるのでしょうか。
だって、利子負担だけが完成まで(仮に完成するとして)重くJR東海にのしかかります。

まさか、国に泣きつきませんよね?

人口激減社会で、インフラ建設は意味がなく、さらには、これまで作ってしまった施設の維持管理費負担も若い人達が負担しなければいけないんですよ。



無花果の森 小池真理子 日本経済新聞社 2011

図書館本 やっと予約が回ってきました。

読み出して、あれ? 小池真理子?という感じでした。そしてその理由は読み終わった時にわかりました。
それは、この小説が日経の夕刊連載だったからだろうと。

日経の読者の多くは男性でしょう。そしてサラリーパーソン。
あえて小池さんが男性向けに書いた小説なのかもしれませんね。

でも、やはり小池さんの言葉遣いは上手だと思います。
そして男に対する厳しい目と優しい目がある。

2009年の「ふたりの季節」の様な自叙伝的ラブストーリーも良いし、本作品のような対照的な二人の男を登場させて物語が進む日陰的な作品も良いです。

小池さんの観察眼というのか、社会を見る目が凄くリアルです。
おそらく世の中には沢山いるのであろう最低な男、ただし社会的には認知され評価されていたりする男。
主人公の女性(泉)が言葉の暴力と身体的暴力にさいなまれれた時の描写。

「あなたは一種の人格破綻者であり、妻に向かってサディスティックな振る舞いをしなければ、生きていけないほどの幼稚な人なのだ」

「妻を完全に支配しなければ気がすまないのは、自分に自身がないからなのだ」

「あなたは確かに天才と呼ばれている(映画監督として)かもしれないけど、裏の実態はこれなのであり、このことを知るのは私しかいない、私はいつでも、あなたから受けた謂われない暴力を世間に公表できる」ということも半ば身を震わせ、絶叫するようにして言った。

嗚咽し、あやまる必要もないのにあやまり続け、部屋の片隅でまるくなりながら嵐が過ぎ去るのをまっているだけだったのが、、、

世の男性は多かれ少なかれ、身につまされるのであろう。

無花果の森
無花果の森
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富士山の環境や景観の保護だけではなく、南アルプスもね。 リニア

asahi.com:県環境科学研究所長 荒牧重雄さん-マイタウン山梨


先ほどのブログで地震の事を書かれた先生の研究所長さんだそうです。

富士山の景観や環境保護だけでなく、どうぞ南アルプスに穴をあけて残土処分地も確保出来ない計画があるこを是非とも知っていただければと存じます。

まさか、リニア新幹線賛成なんていいませんよね?


こんな所にリニアを通す?

asahi.com:元々地震の多発地帯-マイタウン山梨




引用しておきます。
先月よく揺れた県東部・富士五湖

 県東部・富士五湖を震源とする比較的大きな地震が先月下旬、相次いだ。東日本大震災の4日後には富士山直下が震源の大地震も起きており、一時は富士山噴火の関連を疑う空気も流れた。だが気象庁などは全面否定。この地域が震源の地震は過去10年で53回あり、多発地域として広く知られているためだ。

 甲府地方気象台によると大震災以降、県内で震度1以上の揺れを感じる有感地震は減少傾向だったが、今年1月に23回、2月は12日までに5回を数えた。

 震度3以上の地震は1月だけで6回。うち5回は28、29日に集中した県東部・富士五湖を震源とする地震で、本震とみられる28日午前7時43分、富士河口湖町と忍野村で震度5弱を観測。震源の深さは約18キロ、地震規模を示すマグニチュードは5・4だった。

 一連の地震で地元の観光業界は「風評被害」を受けた。気象庁は東海地震や富士山の火山活動との関連性を否定したが、関係者によると一部で団体旅行客のキャンセルが相次ぎ、「行き先を栃木・日光に変えたという話も聞いた」という。

 実は県東部・富士五湖を震源とする地震は多い。気象台によると2002〜11年に年に3回(02、07、10年)から最多で8回(05、11年)。今年は2月までにすでに21回を観測したが、地震がない年はない。「地震が多い地帯」が定説だ。

 地質学が専門の輿水達司(さと・し)県環境科学研究所特別研究員によると、フィリピン海プレートの東側に4千〜5千メートル級の火山列島があり、他のプレートにもぐり込みにくい。その反動で地震が起きる構造だという。

 プレートの火山は約500万年前に日本列島に直角に衝突し始め、長い年月をかけて、ほぼ直線的だった地層が大きく折れ曲がったという。南アルプスの山体が1年に4ミリ隆起しているのはその表れた。

 輿水さんは「いつ起きてもおかしくないところで地震が起きたというだけのこと。震度5弱の地震の震源は浅く、富士山からも遠く離れている。低周波地震や傾斜計に異状もみられない。富士山の噴火に関連づけることは論外だ」と指摘。「500万年前から地震が起きていた可能性もある。日本列島の成り立ちを正確に知ることが大切」と話す。(床並浩一)

お粗末なキャリアー官僚 リニア

奈良県総務部長:フェイスブックで「産経不買」呼びかけ - 毎日jp(毎日新聞)



リニアが奈良に来たって何も良い事がないのね。
奈良も京都も歴史に観光客の皆さんが興味を持つんでしょう。

だから京都の景観の悪さに外国人の皆さんが驚くんですよ。


以下記事

奈良県総務部長:フェイスブックで「産経不買」呼びかけ

2012年2月14日 23時7分 更新:2月15日 0時12分

 奈良県の総務部長(42)が、インターネットの交流サイト「フェイスブック(FB)」で、今月1日付の産経新聞夕刊の記事を巡り、同紙の不買運動を呼びかけていたことが分かった。総務部長はその後、FBで「産経新聞の方に不愉快な思いをさせていたとしたならば遺憾」と謝罪し、当該部分の一般公開をやめた。

 同紙は「明日の京都の高速鉄道検討委員会」が、リニア中央新幹線の中間駅を奈良市付近ではなく、JR京都駅への誘致に乗り出したと報じた。

 総務部長は1日、FBで氏名や身分を公開し、誰でも見られる状態で「キター、奈良県民の皆さん、気合い入れましょう!! この対等の書(き)ぶり、産経新聞に抗議しましょう。(略)少なくとも、『奈良に京都が宣戦布告』くらいするように、電話しましょう(略)。不買運動でもしてやらないと分からないだろう」と書き込んでいた。

 総務部長は毎日新聞の取材に「(書き込みは)喫茶店で友人と話しているのと同じだ」と話していたが、後日、一般公開をやめた。総務部長は総務省キャリアで07年から県に出向中。県人事課は「地方公務員法の信用失墜行為には当たらないが、適切さを欠いた行為」とし、副知事が総務部長を注意した。【阿部亮介】

静岡で「原発」県民投票・直接請求始動!

静岡で「原発」県民投票・直接請求始動! | みんなで決めよう「原発」国民投票


大阪、東京とも法定署名数を超えました。

浜岡原発を抱える静岡県、近隣の県、市町村も人ごとではありませんよね。

リニアの電力も浜岡からなんていうトンデモない話がありますが、まったく無意味です。


ドキュメント東京電力 田原総一郎 文春文庫 1980 2011復刻版 加筆

ドキュメント東京電力 田原総一郎 文春文庫 1980 2011復刻版 加筆
図書館本

文庫が出た1986年の解説は佐高信さんだとある。
佐高さんは「電力と国家 集英社新書 2011」を書いていて、戦前の日発の解体により電力を9分割案で民営しようとする松永、GHQは民営と発送電分離、国(与野党とも)は電力事業の国営化を官僚を巻き込んで画策したようだ。
しかし、松永、木川田のコンビはGHQも巻き込み、発送電一括での民営化を実現する。昭和26年5月電力の国家管理は終止符を打ち、民営化となるわけである。
そして、原子力発電の主導権争いが再度起こる(東電に1955年原子力発電課新設)
この日本における原子力発電をめぐる政官民の遺恨を背負った流れが今日の許認可組織が馴れ合いという体制を作ってしまったのだろう。
木川田自信も原発を「悪魔のような代物」と言っていたという。だから自分の故郷に原発を持ってこようとしたのではと佐高は書く。そしていい加減な官に任さず、民の責任で管理しようと。
そして佐高はさらに書く、東電の変質は平岩外四から始まったと。平岩は官と戦った創業者の精神を受け継ぐことが出来なかったと。民間が主導する電力で日本を豊かにするのだという気概、そして企業の社会的責任への自覚がなかったのだと。

さて、本書であるが、松永よりは木川田以降に注目している。備忘録メモ
登場人物も河野一郎(河野太郎の爺ちゃん、河野洋平の父)、正力松太郎などの原子力利権。木川田の電力に対する民間企業としての自負。アメリカの技術に対する過信。
田中角栄のエネルギー戦略(ウランアメリカ依存の脱却、中東原油確保、核燃料サイクル、電源3法)
国、電力会社による紙爆弾、電波爆弾(年間60億円)による石油の枯渇、原発安全神話の形成
石炭火力による放射能問題は、石炭が危険だという事実に困る連中がいる。
通産省の大体エネルギー公団案(経団連土光会長、財界の反対)、平岩社長が調停案として「機構」案を。
1970年代 分散立地での小型原子炉の建設計画案

さて、現在の福島原発事故後の東電国営化案などを見るにつけ、民間企業努力での電力事業と国が管理する電力事業という利権争い、あるいは国家のエネルギー政策としての国益と経済といったユーザー(国民)の視点なき争いが相変わらず繰り広げられているように思えてならないのである。
最近、佐高氏は田原氏を原発A級戦犯(原発文化人)として電力会社の公演等を高額な謝礼で引き受けていたと指摘しているようである。

ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)
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推進ジャーの皆様  リニア

以前に紹介したかもしれないけど。

リニア新幹線にも、ダムにも高速道路にもいるんですよね、スイシンジャー






イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

レンタル

実話も基にした物語。

人は何を求めて生きるのか?

幸福とは何か?

規範とかモラルとは何のためにあるのか?

生を屠って互いが生きる自然。

森を求めて生きる。

ソローや多くの人々が森に惹きつけられる。

原作を読みたくなった良い映画でした。

そして、サハラに賭けた青春―上温湯隆の手記を思い出したのである。
個人的にかなり惹かれる生き方なのである。


イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
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サハラに賭けた青春―上温湯隆の手記 (1975年)
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震災と鉄道 原武史 朝日新書 2011年10月

震災と鉄道 原武史 朝日新書 2011年10月
図書館本

公共交通網としての鉄道。
東日本大震災で未曾有の被害が鉄道を含む交通網に及んだ。
原氏(1962--)は鉄道をこよなく愛する日本政治思想史を専門とする大学教授で、これまでの多くの鉄道に関する著作があるようだ。
私は今回初めて原氏の本を読ませていただいた。
簡単に要約すれば、3.11当日のJRの対応とその後の復旧に対する問題点の指摘と多くの第三セクターとしての鉄道の頑張りを評価している。そしてローカル線の重要性を強く指摘する。またリニア新幹線建設に大きな疑問を投げかけている。

備忘録的メモ
JR東日本の震災対応の悪さ(当日、首都圏の運行をいち早く停止、回復も遅い)、三陸鉄道の企業努力への評価
JR東日本は東京電力の企業体質に似ている(独占企業としての地域独占、エキナカ等の本業以外の事業拡大)
JR東日本は本当に被災路線を復旧させたいのか疑問(新幹線だけは早く復旧)
観光で東北に行くことだけでも復興のお手伝いになる。
JR貨物は大きく迂回してでも東北に荷物を配送
新幹線重視で在来線がおざなり、あるいは廃止
リニアより弾丸列車(対馬海峡の下にトンネル)
北海道 この30年で1500kmを超える路線が廃止
リニア 難工事、自然破壊、地震地帯のトンネル、電磁波問題、恩恵は東京と名古屋だけ、災害対策にリニアはならない リニアに賛成するのはリスクを厳密に評価してからでも遅くない(特に通過する地域、山梨、長野)
中国の鉄道事故から中国蔑視するのは間違い。(事故報道の過熱)急激な技術進歩、進化を正面から捉えるべき
リニアは原発に似ている。バイパス機能や時間短縮をうたいながら実は中国に対抗して鉄道大国の地位を揺ぎ無いものとしたい欲求(ナショナリズム)ではないのか。
「つなげよう、日本」をスローガンに挙げているJR東日本は被災したローカル線をまずは繋げるのが先決

柳田國男、山本義隆、夏目漱石、宮本常一、丸山眞男、佐野眞一、橋山禮次郎、その他多くの方の著作を引用して鉄道を熱く語っています。

次回は是非 古厩忠夫さんの「裏日本」も引用されて、日本における鉄道網開発の歴史まで踏み込んでいただけたらなと思うのです。

震災と鉄道 (朝日新書)
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