おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2010年08月

西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編 [単行本] 2009

図書館本

いけちゃんとぼく、の西原さんである。
現在TV放映中の崖っぷちのエリーの主人公である。

FXなんていう人間が作り出したバクチで儲からないということを
声高々?に描いている。
でも、西原さんは漫画で儲けるのである。
結局損はしないである。

バクチという装置は胴元が基本的には儲かる仕組みが出来上がっている。
公営ギャンブルを見れば良く分かる。

遊べる金がある人だけが本来は遊びとしてやる分野である。

パチンコにしてもFXにしても既に娯楽という部分は殆ど無いのである。
まあ、FXなんて完全な銭にためのバクチで楽しむという文脈も文法も
ないとは思うけど。

良い子(良い大人)の皆さんは、漫画としてだけ読まれるのが良いのでしょう。

西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編
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大学同窓会at 有楽町

8月27日(金)
昭和53年入学の同級生のうち関東周辺にいる連中が集まった。
島根からも、夏休み利用で一人来てくれた。全部で6名
20数年ぶりの顔もあった。

会の前に新橋の鳥取アンテナショップでアゴ竹輪や豆腐竹輪を買って
ママに出してもらった。

さらに、岩ガキ、白いか、干カレイと続いた。

1学年が38人という小さなクラス。

ちなみにおいらは最下位入学出来た4人の内の一人である(笑)
(定員35人で最下位同点が4人)

行方不明(消息がつかめていない)が2名ほどいるが、逝った奴はいないとのことである。

まあみんな元気に生きている。DSC00086ginzaginza2

机上の空論 林野庁廃止

林野庁「緑のオーナー」昨年度対象の8割売れず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
四手井綱英先生や他の専門家がすでに昔から指摘していた事である。

このシステムを作った責任者や行政が責任を取るべきである。
民間であれば、個人と会社が当然その責任を取るであろう。
行政だからと、「この結果を想定出来なかった」で逃げるのが許される訳がない。

そして、未だに林野庁や地方行政から天下って甘い汁を吸っている連中がいるのである。

そして、また無駄な税金を(役人の懐に入る)森につぎこもうとしているのである。
直接林家や森林組合に導入すれば良いのである。

時には昔の話を(映画ver.)加藤登紀子/宮崎駿「紅の豚」水彩画集

録画しておいた「紅の豚」を見ました。
最後のクレジットロールっていうんですか。
この歌でした。
一人で見ていて良かったです。

お盆のおさかな

山梨の某渓流
生きていてくれてありがとう。
この子だけに遊んでもらって、直ぐに退渓

さて、岐阜と北海道、天気が良ければ良いのですが。。。DSC00084

愛をよむひと  DVD 2008

まったく予備知識なく見た映画。

前半部分は官能的な描写、後半分は戦争犯罪という流れで進む。
青春という時期、あまりにも純粋で直線的な行動が一生を左右する事があるのだろう。
生きる事の中で、あまりにも大きな部分を占めてしまった年上の女性の存在。
そしてさらに大きな事実。
なぜ、彼女は真実を述べないのか、なぜ、彼は口を閉ざしたのか。
二人を責める事など出来ないであろう。
そこに人が人を殺すという戦争という行動があったのだから。
二人だけの心の中に青春や思い出は刻まれて過去となって行く。
名作だと思いました。凄く哀しく胸に痛みを覚えるような。

ケイト・ウィンスレットはタイタニックの女優さんでしたね。
目が語りかける力が凄いですね。

愛を読むひと (完全無修正版) 〔初回限定:美麗スリーブケース付〕 [DVD]
愛を読むひと (完全無修正版) 〔初回限定:美麗スリーブケース付〕 [DVD]
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地元学からの出発 結城登美雄 農文協 2009

地元学からの出発 結城登美雄 農文協 2009

シリーズ地域の再生1

まったく無知な私は結城氏(1945-)を存じあげていなかった。本書を読む前に眺めた著者略歴で民俗研究家とあったので、古い民俗学的な道具等の収集解析なんかをされているのかなと思い読み始めた書である。
いたずらに格差を嘆き、都市とくらべて「ないものねだり」の愚痴をこぼすより、この土地を楽しく生きるための「あるもの探し」。それを結城氏はひさかに「地元学」と呼んでいると書く。

そして読んでいて、深く感動し、氏の活動の奥行きの広さを認識した。歩く巨人、宮本常一の志を受け継いでいる。そう、それは単なる民俗学的な研究分析ではなく、現場の可能性を信じ、利他的に行動する姿である。それが地元学であり地元力なのだろう。
本書では、疲弊した農村(疲弊の理由を氏は辛辣に机上労働の行政だと指摘する)のまさに持続可能な(これまで持続してきたのは農業や林業だけなのだから)形としての未来を描きだしている。特に「鳴子の米プロジェクト」は興味深い。また沖縄の「共同点」や各地の地産地消的な試み、若手の農業参入など、これでもかというくらい頑張る人の姿がある。
 何も無い村ではなく、大量には無い村なのだという指摘はまさに的を得ているし、実は多くの村は貨幣交換を伴わないで食生活が可能な事を聞き取り調査やアンケートで明らかにしてしまう。多くの場合、村や町の人々がそれに気が付いていないのだと。

新潟県山北町に関する文章の最後に氏は書く。
厳しい風土に生きる人びとの暮らしを愛してやまなかった宮本常一。その人に、そっと伝えてみたい。あなたが大切だと説いてまわった村の暮らしの基本は、この山北町のあちこちに、静かに、そして力強く生き続け、若者たちに受け継がれようとしていますよ、と。

このシリーズの第2巻は内山節さんである。


地元学からの出発―この土地を生きた人びとの声に耳を傾ける (シリーズ地域の再生)
地元学からの出発―この土地を生きた人びとの声に耳を傾ける (シリーズ地域の再生)
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倉本聰 帰国

TBS「歸國」
録画しておいたテレビドラマを見た。
発展とは何か、進歩とはなにか、そして幸せとは何か。
戦後65年、忘れ去られる戦争。
未だに戦争の評価が定まらないようにも思う。

何かを捨てないと、何かが得られないのだろうか。

もし、そうだとするならば、長渕剛が言ったように

「便利」と「発展」どちらかを捨てるべきなんだろうな。

便利という文法を変更して、考える事なんだろうな。

宮本常一も同じ事を日本中を歩いて感じたんだと思う。

信州上田の無言館もドラマの中で重要な位置を占めていましたね。

ゆれる DVD 2006

予備知識ゼロで視聴。

山梨が舞台でしたね。
都会と町(田舎)、しがらみと孤独、生きていくために生活する。
死という普遍を避けて通れない事を知っていながら。

すべてがゆれる、ゆらされているのかもしれない。

遠い昔の無声8mm記録のシーン。
画像はゆれる、心もゆれる、

でも、実際に体験し感じた、その時という事実はゆれない。

そして、何もなかったかのように時間は過ぎて行く。

出来ることなら循環する時間であって欲しいと僕は思った。

ゆれる [DVD]
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日本の森林 孤独死

855b21cc.jpg現在、唯一定期購読の雑誌 WEDGE
その9月号の特集記事です。
良く纏まっていると思います(単なる素人の私ですが)。
蔵冶さんや速水さんの名前も見えます。

こんな記事もありました。
なんでも大規模にすれば良いという発想がそもそも狂っていると思うけどね。林野庁と地方の関係行政を一度ガラガラポンした方が良いかと思う。

以下記事
林野庁、大規模森林整備に補助 来年度予算530億要求へ

 林野庁は24日、間伐事業や林道整備を補助する「森林管理・環境保全直接支払制度」(仮称)の創設を決めた。民間会社や自治体など複数の所有者が数百ヘクタール規模の整備を一体的に行う場合を主な補助対象と想定。2011年度予算の概算要求に関連費用として約530億円を盛り込む。

 10年後の木材自給率を50%以上にする政府目標に向けた施策の柱。森林整備を効率的に行うことで国産材のコストダウンを図り、国際競争力の向上を目指す。

 直接支払制度では、間伐や林道整備など事業の種類ごとに標準的な単価を設定して補助額を算出。実際の整備で事業主がコスト削減を図り、費用が標準額を下回った場合でも、補助の全額が受け取れ、事業主が効率的な経営を進めるほど有利になる仕組み。

 現行の間伐などに対する補助制度は、離れた場所にある民有林の間伐も対象としているため、作業の効率性の低さや高コストにつながると指摘されている。
2010/08/24 21:02 【共同通信】

感染列島 DVD 2009

なんかホットゾーンのカバーの様な作品でしょうか。
昨年の新型インフルエンザのパンデミックにちょうど時期が重なり
製作者側をしては良かったのかもしれませんが。

かなり話の流れに無理があり、出血熱を思わせる症状がありながら
その病原体同定まで長時間を要する。さらには飛沫感染する出血熱の
ようだ。
さらには廃墟と化す都会の中で病院周辺だけは機能している。

アカデミックも行政はもっと声を大きくして現実の情報を透明化して
風評被害が起こらないようにすべきなんでしょうね。
メディという装置は常に面白おかしく記事を書きがちです。

血清療法が効果を示し(女医さんは亡くなりますが)、6ヶ月後には
ワクチンが出来た(これ治療ワクチンなんですかね?予防ワクチン
なんですかね)事でパンデミックは収まった。
まあ、かなり無理やりな展開ですね。

いずれにしても、あまり出来の良くない作り話というところでしょうか。

要するに感染者との接触を断つ、これが最も効果的な対処法ですよね。
すでに鈴木 牧之の「秋山紀行」の中の天然痘を村に入れない智恵として当たり前の事なんですけど。

評価すべき点としは、利他的に働く医療関係者の姿だろうか。
他者のために働く医師、看護師、医療従事者の姿はある意味間違いないだろう。

感染列島 スタンダード・エディション [DVD]
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それでも、日本人は『戦争』を選んだ

小林秀雄賞:加藤陽子さん、新潮ドキュメント賞に熊谷さん - 毎日jp(毎日新聞)

図書館で大分前から予約してるんですが、凄い予約数で、いまだ借りる事が出来てません。
おいらより1歳若いんですね(笑)
早く読みたいね。
買うのにはちと高い。

電子レンジご飯などなど

最近昼飯はこんなのとヨーグルトが多い
電池レンジ飯が200円位、ヨーグルトは150円位。
どうも職場の近くのマルエツは高いので、結局大船のセイユーで購入して
リュックサックで運んでいる(笑)

S&B
http://bit.ly/adJKyy
カゴメ
http://bit.ly/15CMu

個人的にはカゴメの方が旨い

ニッシンにもある、パスタ
http://bit.ly/dgyqdv

釣りキチ三平 DVD 2009


子供の頃、よくこの漫画読んでました。
そして成人してから、原作者矢口さんのエッセイを何冊が読んで
三平の原風景が分かった記憶があります。
この実写版の映画でも、矢口さんの哲学があるように思います。

川は誰のものか
夢を持つ事
幸せって何か
生きる事

そして釣りとは何か。

都会と山村
両方があって良いのでしょう。
しかし、自然なくして郷土はないのは確かですね。



釣りキチ三平[DVD]
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ボクの先生は山と川 (講談社文庫)
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ボクの学校は山と川 (講談社文庫)
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持続可能な発展?

最近の特にはやりのキーワードは
サステナビリティーだろうか。

とりあえず、援助だの開発学だの、さらには自然科学系の文脈にも盛んに使われてますよね。(もし昔からあったら、おいらがバカなだけですが)

よくよく考えると、現状の暮らしを向上させながら、現状の自然環境を維持しようという様な取り組みなのでしょうかね。

そして、そのためにはテクノロジーという科学的根拠に基づく行動が必要なんでしょう。
しかし、はたしてそのテクノロジーだけで持続可能な社会が構築されるのかな?
現在の環境はすでに閾値に限りなく近づいているとジェフリーサックス教授(MDGsの人です)は指摘してますよね。

温室効果ガスがCO2であろうがなかろうが、人間による負荷が自然に対して異常に大きい事は誰しもが認めるところでしょう(認めて無い人もいるようですが)。

経済発展というお題目のためのテクノロジーが果たして、100年後の地球を持続可能な発展という枠組みで括りとれるのか、おいらにはさっぱりわかりません。

だって、これまでの歴史で持続可能であったのは、農業、林業、漁業等の自然の恵みによる産業だけじぇないかな。

そして、安い石油という戦略物資に基づくテクノロジーが、なんとか、最近まで発展というテクストを引きづり続けてきたわけですよね。
果たして原子力(将来的な廃棄物処理等のコストを考えるとどうなんだろう?)が夢のエネルギーとしてサステナブルなんでしょうかね?

結局は人間の欲望にすべてが収束するのだろうと思う、今日この頃。

結城登美雄さんの本を読んで、そんな事を思ったのである。

大臣 増補版 菅直人 岩波新書 2009

大臣 増補版 菅直人 岩波新書 2009
図書館本

1998年に菅さんが書かれた「大臣」を前半に、そして鳩山政権誕生後の事を後半に置いている。
まったくのノンポリの自分としては、いかに法律と言うものが官僚側に有利に働くかが理解できた。もちろん、優秀な官僚のおかげで現在の日本が築かれた事は承知しているが。

自民党政権下では衆議院当選6回で自動的に大臣になれるというシステムが存在し(ハマコーさんは残念ながら大臣になってはいない)、官僚との阿吽の呼吸で政策や予算が組まれていた。
菅さんが指摘するように、それはまさに官僚内閣制度であろう。政治家にとってみれば利益者代表としての顔が立つし、官僚としては、着実に出世の道や自民党関連の企業との関係が構築できるのであろう。だから首相がコロコロ代わったり、大臣が不祥事で直ぐに退任しても昨日と変わる事無く行政は動いていくのだろう。

さて、前半では菅さんが厚生大臣(橋本内閣)の時の薬害エイズ問題での官僚との対峙の話は面白いが、あえて深部には迫っていないような気もします。医系官僚の事は書かれていますが、薬系官僚に関しては触れられていません。
後半部分では孤立する大臣サイドを補佐する形のスタッフの枠組み構築の話やイギリス型の内閣確立への取り組みを紹介している。そして国会内閣制への大改革として突き進むと。
これを書いている2010年8月現在、鳩山さんの退陣後、菅さんは総理として夏の参議院選挙で破れ、9月の民主党党首選を控えている。「大臣」から「総理」への話は次回の作品になるのであろう。是非ともパワーポリティクスの内情を庶民にも見せていただきたい。
ある意味、菅さんが初めての庶民出身の日本を思う利他的な総理大臣だと信じてみたいので。


大臣 増補版 (岩波新書)
大臣 増補版 (岩波新書)
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番と衆 福田アジオ 吉川弘文館 1997

番と衆 福田アジオ 吉川弘文館 1997
図書館本

初めて福田氏(1941−)の書を読んでみた。
民俗学の専門家との事。
本書は東日本と西日本の違いを考察している。筆者も書かれているように、既に東と西の差異については柳田國男、宮本常一、網野善彦らが多くの事象を報告している。
自分自身はまったくの専門外であるが、日本という国の成り立ちや枠組みという文脈から非常に興味深い観察が記されている。
東の番に対して西の衆、集落の色や形の違い等々。
屋敷林に囲まれ家が見えにくい東、道路から家全体が見える西。
日本という国が多様で多元であることを理解すれば、簡単に「日本人は」という意味づけは出来ないのである。
長い歴史と文化の中で育まれてきた独自の民俗が、間違いなく思想や感情にも影響するだろう。同じ日本人という、あるいは人類という同一種を考える時、相手という他者を理解することを実は民俗学が教えてくれるのかもしらない。


番と衆―日本社会の東と西 (歴史文化ライブラリー)
番と衆―日本社会の東と西 (歴史文化ライブラリー)
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霞が関の利他的な人々

暗転 公務員制度改革 ついに出た! 霞が関"生首切り"第1号はなぜか改革派の旗頭だった - 雑誌記事:@niftyニュース


以下記事引用

霞が関の真ん中に立つ経産省本館の12階には、幹部たちの個室が整然と並ぶ。その一角の名札のない部屋に古賀氏はいた。渡された名刺の肩書も「官房付」とあるだけ。現在担当している仕事について聞くと、

「いや、まあ、いろいろ」

 と苦笑交じりに言を濁した。では、公務員改革の現状についてはどうか。

「僕は霞が関を壊したいのではなく、むしろ再生したいんです。今の流れは、高齢化した公務員の既得権を擁護するため、新たな高給ポストをつくったり、就職先の確保に力を注いだりしています。これでは本当に国民のために働きたいと思っている優秀な若手が育ちません」
引用ここまで

ノブレスオブリージュなのである。

パチンコ「30兆円の闇」 溝口敦 小学館 2005

パチンコ「30兆円の闇」 溝口敦 小学館 2005
図書館本

読んだのは4刷
パチンコをやっていたのは主に大学時代。そう、30年ほど前になるだろうか。パチンコ店の開店から閉店までいたことも多々あった。当時は7が三つ並ぶと大量に玉が出るフィーバー台が導入された時期だと思う。
本書で書かれている種々なROMなどと言う装置もきっと非常にシンプルだったのであろう、なぜなら7、7と並び、次の数字が何であれ、機械によって7,7が何回続いた後にはかならず777になるというお約束が機会毎にあったのだ。だから自分の台と両隣とかの台を観察していれば、いつ頃にその台が777になるのか分かったものだ。それでもトータルするとマイナスな儲けであることは言うまでもない(笑)そしてパチンコをやめて早いもので20年位経つだろうか。

本書を読めば、果てしなく一般のパチンコ愛好家は儲からなくて、儲かるのはパチンコメーカーや一部のパチンコ店(実は多くのパチンコ店は経済的には厳しいらしい)、そして警察を退職した天下り、そして違法なROMを作る人や、ゴト師と呼ばれる人々だろう。
本書にはパチンコだけでなくパチスロに関しても詳細に書かれている。
おそらくパチンコという業態で最も大きな問題は、景品交換というグレーゾーンであろう。
筆者はこの業界の健全化にはある種の公営ギャンブル化が必要だと指摘している。
30兆円という金が動く業界、多くのグレーゾーンがある事がわかったし、決して一般客は儲からない(楽しく遊べるレジャーという文脈を超えている)ということは確かなようだ。


パチンコ「30兆円の闇」―もうこれで騙されない
パチンコ「30兆円の闇」―もうこれで騙されない
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映画三昧

土日でDVDを5枚見ました。
庭掃除もしました。
本の整理も少しだけしました。

そんな極楽な週末でございました。

就職難

菅総理は新卒者の就職支援のために予算措置を講ずるとの事である。

どうして、ワークシェアリングをしないのか?
やはり労働組合を気にしているのだろうか。

年長者の給与を下げて、その分を新卒者や若手の給与に回す。
相互扶助ってそういうことじゃねえのかな?

もし国という枠組みを維持したいのであれば、共同体ベースの相互扶助をするのがもっとも普遍的だと思うのだが。おいらがバカなのかな。

若者が希望を持てない国に将来は絶対ないと思うよ。

JALの高額年金受給者やアメリカのGM退職者の様になっていくんだろうな。きっと。
自分達の事しか考えないと、結局、社会そのものが崩れていくのでしょう。

今読んでいる本がそんな未来を暗示してました。

オランダはゲイに優しく、ベルギーは犬に優しい

御世話になっているブログ 

ポートフォリオ・ベルギーニュース

オランダとベルギーいいですよね。
ベルギーに2年間いたり、オランダに近いアントワープに職場があったりしたのでなおさらですが、ガツガツしてないんだな。
人生を人生として人生している感じ。

この記事のなかの
ニューズウィークの記事The World's Best Countries
はグラフが良く出来ていて面白いです。
日本もそんなに悪くないですね。

貧困の終焉 ジェフリー・サックス 早川書房 2006

貧困の終焉 ジェフリー・サックス 早川書房 2006
図書館本
原題:The end of poverty, How we can make it happen in our lifetime.2005

国連ミレニアムプログラムの責任者でもあるサックス教授(1954- )のベストセラー。500ページを越える書。序文をボノ(U2)が記している。読者の私は経済にはまったく疎いので十分に咀嚼出来ていないと思います。
29歳にしてハーバードの終身教授のポストを得たというサックス教授が、貧困の罠から途上国を救うためには何をすべきかをご自身の途上国での経済政策顧問等の仕事を通じ国連でもミレニアムデベロッピングゴール(MDGs)を策定して世界から貧困をなくすという。
病気の撲滅、科学の有効利用、教育の徹底、基本的インフラの構築、極度の貧困者の救済がこれからの繁栄に必須だと書く。おそらくそのゴールに不平を述べるものは少ないだろう。サックスさんは先進国のGDPの0.7%を使えば極度の貧困は2025年までに解消できるという姿勢なのだ。
備忘録的にメモしておきたい。
近代経済成長とともに生じた現象のなかでも、もっとも目につくのは都市化である。
IMFの禁欲主義的施策が途上国の混乱を招いた事が多々あったp128
開発経済学の新しい手法として臨床経済学という取り組みが必要p129
グローバルファンドの設立(エイズ、結核、マラリア)p301
被援助国の自助努力も必要(当たり前ですが、なぜ出来ないのかの考察がないですね)p379
援助の一本化が望ましい、それには国連システムの活用がよい。p399
IMFと世銀はまったく協調していない。p401
私たちの目標は極度の貧困をなくすことであり、すべての貧困をなくすことではないp404
ボツワナ、ナイジェリア、セネガル、ウガンダの4国の2000年のGDP合計は570億ドル(人口は1億6千万)、その年のアメリカ高額所得者上位400人の所得は690億ドル p423
マーシャルプランでは(1948-52)アメリカは平均してGNPの1%を超える援助をした。p467
アメリカは、大国幻想と単独行動の癖を捨て、多国間協議に参加すること重要。ネオコン(新保守主義)のいうアメリカ帝国など幻想にすぎないが、きわめて危険な幻想p488
奴隷制廃止、植民地の解体、人種差別反対運動には共通した特徴がある。スタートした時には無謀な試みと言われた。p495
運動を成功させる9つの段階
貧困をなくすことを約束する
実行計画をもつ
貧しい人びとの声を届かせる
世界のリーダーとしてのアメリカの役割を回復する
IMFと世界銀行を救う
国連を強化する
科学をグローバルに活用する
持続可能な開発を促進する
一人一人が熱意をもってとりくむ

p45のHIVに関する部分は意味不明である(おそらく訳者のミスだろう)
また同時に傲慢な援助 ウイリアム・イースタリー 東洋経済新聞社 2009 を読まれると興味深いと思います。サックス教授はプランナーであり、成功しないと指摘しています。


貧困の終焉―2025年までに世界を変える
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メディアって沢山必要なのかな?

ある事象に対して多元で多様な評価や解釈があった方が良いのは
当然だと思う。
だけどである。

民主党の代表選挙に小沢さんが出ようが出まいが、そんなのは選挙のふたを開ければ分かる事である。なんで大勢の記者と言われる人々が右往左往しているのだろうか不思議でならない。
なんか世論誘導をしているように思えてしかたないけど。
憶測や伝聞でなく、本人に喋らせるのが一番じゃね?

池袋でサル捕獲、なんであんなに報道関係者が集まるんだ?
暇なんだろうな。

そして本来漏れるはずのない検察情報なんかが、堂々とテレビや新聞に書かれたりする。

メディアリテラシーだとかコンプライアンスだとか横文字を並べるのも結構だが、質実剛健的なニュースなり新聞はあり得ないのだろうかね。

NHKすら、公正中立だと言いながら、変な報道が多いと思うよ最近。そうそう、NHKでシカが増えたひとつの原因にオオカミが天敵として居なくなったと言っていましたが、????
オオカミが絶滅してどんだけ経っているのか知っているのかな?

少なくとも一つの理由は林野行政の失敗でしょう。拡大造林、その後の無間伐での放置。国も地方も林家を騙して誰も責任を取りませんよね。

ちゃんと物事の本質や根本を考えて記事を書けるメディアってすでにないのかな?
スポンサーの方ばかり向いていてね。

逆に地方ローカル新聞なんかは、行政批判より行政べったり記事が多くね?取材記者が限られているから、記者クラブ以上に閉鎖的な提灯記事に
なるんじゃないの。


NHKの方の自殺も機密費がらみなんですかね。やっぱり。
権力と権威(仮にメディアが権威だとして)が混合すれば
また、あの戦争と同じじゃないのかな?

まあ、そんな報道を真に受けないで、斜め読みしている方が実は
世の中が良く見えるように思う今日このごろです。
だって、特に生活に直接影響する記事ってあります?

円高で海外でお買いものが少し安く出来ましたというコメントを
取りに空港に取材にいくバカ記者もいますね。
その背後には結局、輸出依存の日本経済のデメリットがあり、最終的にはそのツケが国民に戻るんですけど。

愛の流刑地 DVD


いきなり絡みですか(笑)
寺島しのぶさんの演技というか、眼の力が凄いと思います。
言葉でなくて、眼が語っているんですよね。

原作は読んでいませんが、絡みのシーンがこれほど多く無くても
渡辺淳一さんの表現したい事は伝わるように思えるのですが。
もしかして原作も絡みだらけなのでしょうかね。

男と女、そこに二人が存在してしまったという事実があり、
そこに愛情が生まれたという事実もある。

法廷で裁くのは罪であり、愛情の結果ではない。
そんなメッセージでしょう。

ラストシーンが良いですね。これは映像ならではかもしれません。

選ばれた殺人者。
少なくとも当事者同士は間違いなく幸福なのであります。


愛の流刑地 [DVD]
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おやじの節約術?

貧乏育ち(かと言って飢えてはいなかった)だから
金には執着がある方だろう。
小学生の頃からバイトをしていたし、大学の頃は一時的ではあるが
新卒社会人の給与を越える月収をバイトで得ていた。
基本的には欲しいものは自分の力で得る(投資とかじゃないよ)。
物欲はある方だと思うけど、最近その欲も減退気味である(笑)

新車とかは興味が無いし、これまで4輪はすべて中古車(現在の車は
16万円だったかな、未だに良く走る)である。
2輪は一度だけローンで650ccの新車を買った事があるけど。

趣味であるキャンプや釣りも多くのお道具は中古である。
読書はまずは図書館で借りるし、欲しい本はヤフオクとかネット古本屋さんを使う。よほどの事がないかりぎ新版は買わない。
最近、雑誌もほとんど買わないし。

さすがに家電等は新品を購入するが、別に型落ちでも問題ない。

最近というかかなり昔から感じているのは、自販機の無駄。
よほどの事がない限り自販機で飲料を買いません、最近はサーモスの
魔法瓶にウーロン茶や麦茶を入れてます。
日本以上に自販機が存在する国はないので?
電気を24時間使い、モノを冷やしたり温めたりしてますよね。
その電気は化石燃料と原子力が今やメインでしょう。

現在の暑さも、家屋のエアコンや自動車のエアコンからの発熱の影響が
どれほどあるかなぜ発表しないのでしょうか?(家電メーカーや自動車業界からの広告料を気にするメディアという見方は間違っているかな?)

1年中過不足なく商品が陳列されるスーパーマーケットを見ていると
なんか非常に異和感を感じるんですよね。
野菜の価格が急騰中だとか言ってますが、別に高けりゃ我慢して食べなきゃいいじゃん、と思ってしまいます。
自販機にしても野菜にしても、我慢するっていう精神性が段々と薄れているんでしょうか。
消費は美徳じゃないし、飽食は決して健康を作り出さないし(ヤバイ、おいらのデブは飽食のせいですね、酒も絡むけど)。

結局景気回復って言うけど、貧乏人の財布からさらに欲望という罠をしかけて金を消費させようとしている様に見えてしょうがありません。
投資とか消費とかを勧める連中が結局儲かるだけなんじゃね?

でもケチはいけません。
教育や後輩のためには節約しておいた貨幣を使いましょう。

脳化した都市から早いところ抜け出さないと自分の体も脳化しそうな
今日この頃なので思うところを書き留めた。

茂木健もおかしくね?

茂木健一郎 クオリア日記: いわゆる研究費「流用」の報道について

メディアを責めるより、まずは、不正を働く研究者を糾弾してからであろう。記事を読めば、この教授の人道に反するのがわかる。子弟関係で
命令に従わざるを得ないものの給与を流用しているわけだ。
自分の給与や印税をプールしているなら兎も角も。

記事が消えると想像するので、全文下記に残しておこう。

いわゆる研究費「流用」の報道について

今朝の朝日新聞に、阪大の研究室が550万円の研究費を「流用」したという記事が出ている。

まるで「風物詩」のように、時々このような記事が出る。その度に、私は二つのことを考える。日本の「官」 の杓子定規の駄目さ加減と、日本の新聞の浅薄さである。特に後者はジャーナリズムの名に値しない。

中には、真に悪質なケースもあるかもしれない。しかし、大抵の場合、研究費の「流用」として報じられるのは、日本の文部科学省、JSTなどの研究費が余りにも使い勝手が悪いことの副産物に過ぎない。

たとえば、秋葉原に行って、実験に必要な器具を臨機応変に現金で購入するということができない。「費目」というのが決められていて、異なる費目に使えない。研究というものは、流動的なもので、当初のもくろみとは異なることにお金を使う必要があることもある。むしろ、そのような研究の方が、ドラマティックな進展が見られることが多い。しかし、予算申請時に決めた通りに使えという。研究は生きものであり、結果の決まったできそこないのアルゴリズムではない。

意味のない書類、書類の山。「見積もり書、納品書、請求書、各二部ずつ。日付なし。」暗記できるくらいだよ。役所の人たちは、研究者に、このような雑務を押しつけることの愚をわかっているのだろうか?

貴重な公金を、有益に使うべきだという趣旨はわかる。しかし、その方法が間違っている。霞ヶ関の人たちは、真に効率的な研究費の使い方は何かを真剣に考えて、即実行してほしい。意味のない書類はできるだけ減らすべきだし、使途も大幅に自由にすべきである。なにしろ、科学技術は日本にとって将来を築く礎。この国難ともいうべき状況において、意味のないペーパーワークに研究者たちの労力を費やさせる愚を悟ってほしい。

さらに罪が重いのはこのような記事を書いてそのままの記者である。大学の担当記者ならば、このような研究費の「流用」がどのような背景から起こるのか、当然知っているだろう。知らなければ勉強不足だし、知ってて書かないのであれば、そもそもそんなものは記事の名に値しない。

「研究室のメンバーが働いたことにして、そのお金を、研究室に還流させる」
「業者に仮発注して、その分の代金をプールしておく」

このような「不正」と呼ばれる行為が、どのような背景から生まれているのか、そこまで調べて書いて、始めて社会の木鐸としての使命を果たしたと言える。
ジャーナリストを志して新聞に入ったんだったら、そこまで調べて書いて下さいと切にお願いする。表面的になぞるだけの、小学校の学級委員みたいな記事を書いているから、人心は日本の新聞を離れつつある。オモシロイことに、記事の本気度というのは読者にちゃんと伝わるんだよね。

日本の新聞社のどこでもいいから、研究費の「流用」と呼ばれる事象がどのような背景から生まれるのか、きちんと調べて書いて下さったらと思う。諸外国の例と比較しても良い。科学研究という、文明の帰趨を決する分野について、皆で一生懸命環境整備をせずして国の未来はあろうか。

最後に、日本の研究者は、我慢しすぎだと思う。科研費などがいかに使い勝手が悪いか、理を尽くして声を上げるべきではないか。既存のルールに、盲従している時代ではない。プリンシプルに照らして現行のルールに問題があれば、それを修正すれば良い。そうでなければ、本当に国が沈む。


http://bit.ly/ciE6rd 
朝日新聞記事

ガーナを担う素晴らしい人材

パトリック・アウアー: リーダーの教育 | Video on TED.com
ウイリアム・イースタリーの「傲慢なる援助」の中に紹介されていました。
そして素晴らしいスピーチを見つけました。

日本もこんなリーダーシップを求めているのでしょう。

キャンプ道具購入

7b35b5ca.jpg以前から欲しかった一品

松ぼっくりや、木っ端でお湯を沸かせるケリーケトル
ヤフオクで新品が割安で出ていたので購入

現在ではそれほど実用的ではありませんが(笑)

生きる尊厳と寿命

asahi.com(朝日新聞社):医療費、過去最高の35兆円に 70歳以上で4割占める - 社会
いわゆるスパゲッティ症候群と言われるような、管だらけに繋がれた病院での生活は絶対拒否したいし、胃瘻による強制的な栄養補給も拒否したい。病院としては大切なお客様のご老人でしょうが、やはりなんらかの制限は必要かと思うのは老人虐待なのかな?
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