おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2010年07月

道南 お食事へん

夜の函館、素敵です(笑) 何軒あるのかわかりません。
料金は良心的です。

さて、1日目の夜は「いか清」さんの予定でしたが満員でした(笑)
そんな訳で「いか太郎」とりあえずイカ刺しやウニであります。
その後、スナック?飲み放題、歌いたい放題、オネーサンとお話して。。。
ラーメンは元祖ひらき家(五稜郭近く)酔っぱらっていて画像ありません。
飲み屋のオネーサンがお客さんに聞いてくれました。

2日目、函館のMさんと釣りの後に蕎麦でございます。
その後七飯の温泉
夜はホテルで聞いたジンギスカン
もう満喫でした。

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ノブレスオブリージュな人 利他的であるということ

高瀬川のほとり: 増水
本当の官僚(元であるが)というのはこういう人なのだと思う。

以下ブログより
このところの雨で、鴨川が増水。川の中心部は流速が大きいことから、魚たちは岸辺に集まる。その魚たちを狙って、鳥たちが岸辺に整列。
 樽徳商店付近の鴨川は堤防がない。大洪水になって、溢れることがあっても、堤防が決壊してすごいエネルギーの濁流が押し寄せることはなく、安心。しかし、高い堤防で守られているところは、本当に怖い。できるだけ堤防が決壊しないようにすることが治水の最優先課題であるにもかかわらず、堤防強化を積極的に行おうとしない。その理由は、堤防強化をしても100%決壊しないとは保証できないからという。住民の命にかかわることなのに、100%確実でないからやらないとは、常識的には理解できない。死にそうな家族を前に、医者から「効果はあるが100%治る保証がないので治療しません」と言われて納得するだろうか?
 堤防強化をやりたがらない本当の理由は、堤防強化をして堤防が壊れにくなれば、ダム建設の説明が破たんするから。このことを一番知っているのは役人、知っているからこそかたくなに拒否する。
 一昨日、公表された「ダムにたよらない治水方策転換によるダムの見直し」、これで全国のダムに実施のお墨付きが与えられるでしょう。住民の命よりもダム建設を優先する力強い仕組みができたようである。

信じる者は救われる?盲信あるいは妄信

EM菌の効果についての情報
この前のEMに関する記事のコメント欄が良い例です。
おいらは科学者のはしくれのつもりですが、科学絶対主義者でもないですが、ここまで科学的根拠が少なくて市民運動的活動になっているのも少なくないですね。
コンポストや浄化槽レベルの話と河川浄化の話を一緒にはできんだろうよ。

ニセ科学を信じる人って、本当は人が良くて、すぐに信じてしまうんでしょうね。おいらみたくへそ曲がりは、まず疑ってかかるからね。

ニセ科学の本を一度読まれる事をお勧めしたいですね。


水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書)
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科学と神秘のあいだ(双書Zero)
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おかしな科学―みんながはまる、いい話コワい話
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3尺物語

二日目および三日目に遊んでくれたお友達です。とりあえず。

ちなみに管理釣り場じゃないよ(笑)

下手なおいらとも遊んでくれる良い子達でした。

キャスティングとか、フライとか関係ないし。

ちなみにフライはすべてハックル無しのエルクヘアー(おいらはこれしか作れないので)8番と10番でございました。

また行くど〜〜〜。尺1尺2尺3

「流域」という当たり前の思想

asahi.com(朝日新聞社):ダム頼みの治水見直し、流域で対策を 有識者会議が提言 - 社会
やっとまともな議論が出来る素地ができたのでしょうかね。
「流域」という当たり前の思想が自然という環境から作り出されていて、ヒトはそれを利用させてもらっているという覚悟が必要なんでしょう。

以下記事の一部
ダムに頼ってきた治水のあり方の見直しを検討してきた国土交通省の有識者会議(座長=中川博次京大名誉教授)は13日、提言をまとめた。ダムありきではなく、それ以外の治水対策の組み合わせと、ダムを建設する場合とで安全性やコストを必ず比較。関係住民の意見も聴いて判断する。水没する上流の山村だけに犠牲を強いるのではなく、下流域の都市住民も含めた流域全体で治水対策を分担する手法で、従来の考え方を抜本的に見直す。

 前原誠司国交相は本体工事着工前の全国84カ所のダムに、この手法を当てはめる考え。31のダム事業を抱える国と水資源機構、53の補助ダム事業を抱える30道府県は、どちらがコストや環境への負荷を抑えられるか比較し、ダム中止か継続かを決める。

 これまでの治水の考えでは、洪水時の下流域での被害を防ぐため、上流にダムを建設してきた。有識者会議は、水没する犠牲への合意を得るため事業の長期化と建設費の増大を招いたと指摘。人口減少や厳しい財政状況をふまえた新たな治水理念として「流域全体での分担」を挙げた。

 ダム以外の治水対策として有識者会議は25の具体例を提示した。下流域の住宅地の道路を堤防並みにかさ上げする「二線堤(にせんてい)」▽集落を堤で輪のように取り囲む「輪中堤(わじゅうてい)」▽完成したダムのかさ上げ――など。25の手法の効果には差があり、川沿いの土地の利用規制など住民の反発を招きそうな対策もある。

 国と道府県はまず、これらを組み合わせた「ダムによらない治水対策」を9月から立案する。作業は必ず公開され、流域住民や学者、市町村長らの意見を聴く。その上でコストや安全度、環境や地域社会への影響など八つの評価軸をもとに分析。ダム継続か中止かの方針を決める。

函館 生ラムジンギスカン 万代や

万代や まんだいや - 深堀町/ジンギスカン [食べログ]
なぜか食べたくなる生ラムジンギスカン ビジネスホテルのオネーサンに聞いたら絶対お勧め(後で聞いたら彼女自身もファンでした(笑))とのことでした。
タクシーで行ったら、いきなり予約が入っていて断られました。
そんな事にめげるおいらではありません。
待つから入れてくれと。

20分ほど待って入店。
若い店主ともう一人の方で切り盛りしているような小さなお店ですが、旨いです。やっぱりビールとジンギスカンでしょう。北海道は。
二人で5人前頼んでビール飲んで(3杯は確実に飲んだと思う)一人3500円位でした。
肉の柔らかさとタレの旨さで大満足でございました。

民主主義がアフリカ経済を殺す ポール・コリアー 日経BP社 2010 最底辺の10億人の国で起きている真実

民主主義がアフリカ経済を殺す ポール・コリアー 日経BP社 2010
最底辺の10億人の国で起きている真実
(図書館本)

原題:Wars, Guns, and Votes Democracy in Dangerous Places

まず、邦訳タイトルは釣りですね。まあ商売と前著が売れたようですので、その流れでしょうか。
内容的には読み応えのある書であり、アフリカやいわゆる発展途上国とかかわりのある方は読まれることを勧めたい。そして単なる文献的解析評価でなく、現地での調査を重視してディスカッションしている姿勢は素晴らしい。ただ、最底辺の10億人が住む国をリストアップしてあるが、それはあくまで経済という文脈だけからの評価であり、たとえば小生が長いこと係わりをもったガーナもリストされているが、本書の内容とはかなりと言うか、ほとんど当てはまらない。であるからステレオタイプ的な理解は危険であり、また経済という指標で仮に日本の優位性を説くならば、それは世界有数な経済大国であろうが、果たして幸福度なる指標で計測したどうなるのだろうか?
備忘録的にメモしておきたい。
民主主義と政治的暴力の相関関係は、学術領域で既に決着がついている問題だと思うかもしれないが、ほとんど手がついていない。P27
これらの結果から私は、民主主義が最底辺国の社会を救うという「アカウンタビリティーと正統性理論」には、何かがかけているに違いないという重要な推測を得た。P28
「民主主義は最底辺の10億人の国では、暴力の危険性を高める」という観察結果 p30
政治的な共同体である「国家」(ステート)の建設を可能にするためには、その前にアイデンティティーの共有に基づく「民族国家」(ネーション)を建設しなければならない。P71
高い民族的多様性と政治的抑圧の組み合わせだ。このふたつが合わさって、アフリカの社会的選択に機能不全をもたらしていた。P89
現在の国境線を引き直すのではなく、現在の地図上からだんだん国境線を消去していくモデル。P259
目次
序章 最底辺の国々の恐るべき逆説

第一部 現実の否定としてのデモクレイジー
第一章 選挙と暴力
第二章 民族間の権力闘争
第三章 煮えたぎる釜のなかでーー紛争後調停

第ニ部 現前する暴力と対峙せよ
第四章 銃―火に油を注ぐ武装
第五章 戦争―破壊の政治経済学
第六章 クーデター―誘導装置のないミサイル
第七章 破綻国家コートジボワール
第八章 国づくりの過程と条件
第九章 餌をもらうくらいなら死ぬほうがましか?
第十章 現実の変革のさなかで



民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実
民主主義がアフリカ経済を殺す 最底辺の10億人の国で起きている真実
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ふ〜、疲れたけど気持ちいい〜

土曜日の朝から函館に出かけておりました。
月曜日は休みにして、3日間釣り、釣り、そして釣り、飲んで、飲んで、温泉だったわけです。

こんな正しいオヤジの生活をしていると、現実逃避になるのですよ。

詳細はまた後日。

大きな、雨鱒さん、レインボーさん、ブラウンさんが遊んでくれました。
どうもありがとう。外来種さんもいますが、議論はまた。

ブナ原生林 白神逍遥 根深誠 立風書房 1993

ブナ原生林 白神逍遥 根深誠 立風書房 1993
久々に読み返してみた

白神山地は1993年に世界遺産に登録されているが、それまでの歴史は林道敷設や森林開発という人間の欲望の姿が垣間見られる。
本書は、人と自然とが共生共死する森、いや、人間が生かされていた森という自然を根深の写真と文章で後世に残すものであろう。
森は単なる略奪の場所ではなく、人間と動物、人間と自然、そして自然と動物との関係性の中にある居場所なのだ。もちろん、人間は動物なのであるが、進歩あるいは発展というモノを得てしまった。
自然の中で発展とか進歩をどのように考えるのか、人間は自然から収奪だけしている時代は確実に終わったのだと思うし、自然をモノを得る対象とすることよりも、精神あるいは心といった立ち位置から受け入れる時代なのでは思う。
ただ、マタギや森をこれまで利用してきた人々の行動を制限するような人間側の規制も、人間の欲望の別の側面であることが本書から読み取れる。
白神山地をめぐる多くの問題は根深の他の多くの書籍に詳しい。


ブナ原生林 白神逍遥
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からだにおいしい魚の便利帳 藤原昌高 高橋書店 2010

これかなり凄いです。献本だから言うわけではないですけど。
値段が1400円ですが、情報量は半端じゃないです。

ちなみにタイトルの魚だけではありません、貝や海草もあります。
サバキ方、保存方法、調理法、テキストだけではなくカラー写真が沢山です。
辞典的使い方も出来るし、パラパラとページをめくる楽しさもあります。
紙ベースの書籍の凄さを感じてください。電子書籍も良いでしょうが
おやじは、こんな本を手元に置いておいて、パラパラめくる快さを
一人楽しむことをお薦めしたい。



からだにおいしい魚の便利帳
  • 藤原昌高(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑主宰)
  • 高橋書店
  • 1470円
Amazonで購入
書評
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やっぱり地方公務員だは

とあるコンサルタント会社の代表と飲んだ。
首都圏で一番たちの悪い公務員という話になりました。
仮にY県としておきましょう。
常に上から目線なのであるそうだ。それも出来が悪いのに。
予算を持っているからだろう。ただ、他の県の職員の中には本当に
県のための事を考えて、割り勘で飯を食いながら議論する職員もいるとのこと。ちなみにY県は皆無だとか。

さらにである、その会社ではその県の退職者を雇用している。それも会社に来なくてよいのだそうだ。年収750万。
そして、実はその4-5倍の発注がくるのだそうだ。
もう一人は350万だそうである。

結局税金はこんな風に使われて、工事費に上乗せさせられているのである。
作らなくてもよい堰堤や用水路が出来てくるのだよ。自分たちで考えるのじゃなくてコンサルタントに案件を作らせるのである。

天下りより程度が悪い人たちがいる事がわかったが、その就職斡旋をしている人は犯罪じゃねえの?

ちゃんと地方公務員法改革を訴える県もあるようですがね。
地方分権の進展に対応し、地方公共団体が住民に対し質の高い行政サービスを効率的・安定的に提供していくためには、地方公務員が能力を最大限に発揮し、地域の諸課題に取り組んでいくことが必要である。
 このため、地方公務員制度においても、地方自治の本旨に基づき、地方公共団体の実情を十分勘案しながら改革を進める必要がある。
 しかしながら、能力本位の新たな人事評価制度の構築、退職管理の適正確保、不正な再就職あっせんに対する罰則の整備などを盛り込んだ地方公務員法改正案は、平成19年の通常国会に提出され、継続審査となっていたが、衆議院の解散に伴い廃案となった。現状、国家公務員制度改革の法案は成立しているが、地方公務員制度の改革法案は未成立の状態である。
 政府は公務員制度改革を政治主導で取り組む姿勢を明確にしているが、政治・行政の信頼回復のためには、地方公務員についても国家公務員と同様に改革を進めなければならない。また、ヤミ専従や不法な政治活動に取り組む地方公務員に対しても毅然たる態度で臨むことが必要である。
よって、国においては、能力本位で適材適所の任用や、能力・職責・業績が適切に反映される給与処遇を実現し、真の地方分権に対応した質の高い政策形成能力を有する人材育成に取り組むためにも、地方公務員法の改正に取り組むことを強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成22年 3月19日       徳島県議会議長  藤田 豊

多読術 松岡正剛 ちくまプリマー新書 2009

千夜千冊で有名な松岡さんの読書術というか、読書家としての生きてきた歩き方かな。多読のための方法論ではないのです。

人それぞれの読書の方法があって良いという非常にありふれているのだが、やはり読んできた本の数も質も違う訳で、なるほどと思わせる箇所が多数である。本書は質問者に対して答えるという形で編集されているので、松岡さん自身の筆に依らない、なのである意味養老さんの「バカの壁」的な読みやすさもあるのだろう。
ちなみに本書の中で養老さんの読書術として2Bの鉛筆でマーキングする事が書かれている。(おいらの様に図書館で借りる事が多い人間には出来ないんだけれども)

読書は毒にも薬にもなる、そして毒にも薬にもならないこともある。
まったくもって御意である。

僕も今度から目次をしっかり読んでから読書に取りかかろうと思う。

多読術 (ちくまプリマー新書)
多読術 (ちくまプリマー新書)
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知らなかった。アウトドアショップat Ginza

モザイク銀座阪急[ショップ案内]
結構良く行く有楽町駅の近く。何気に眺めたら、好日山荘の名前が。これまで全く気がつきませんでした。さらにその店舗内にスノーピークもあるじゃないですか。

おいらには買うことの出来ない高い商品がづらり。

おいらも持ってますよ、中古のギガパワーランタンとかはね(笑)いくつかね。。。(以後自粛)

それにしても10%オフでは買えません。

最近のはやりなのか、山登り関連のウエアーやギア―が沢山ありました。
マネキンがすべて同じに見えてしょうがありません。
ゴアのカラフルなウエアにスティックっていうんですか、それにおしゃれなザック。

渓流コジキ的なおいらには光輝いてみえましたですね。

環境を知るとはどういうことか 養老孟司 岸由二 PHPサイエンスワールド新書 2009

環境を知るとはどういうことか 養老孟司 岸由二 PHPサイエンスワールド新書 2009

養老さん岸さんの対談を収録している。岸さんという先生が環境保全に対する多大な実践的貢献をされたことを無知な私は知らなかった事をまずは恥でおかねばならない。
岸さんの様な方がいて行政も動かざるを得なくなるのも納得できる。
また本書で述べられる流域思考も理解は出来るし、多くの方が知るべき常識だと思う。ただ、流域志向とか流域学などということは本来は当たり前の事であり、里に住む人々にとっては至極当然であり、何も今さらということでもあろう。森、里、川、海という一つの文化圏、それを違う区分けにしたのはまさに近代国家であったのではと、逆に突っ込みたくなります。岸さんは、その点をうまく突き「環境は権力者しか守れない」という考えのもとに縦割りの官僚制を旨く利用操作して活動を成功に導いたと話されている。

養老さんが速水林業の話を出して、規模が大きいから堅実な林業ができているという風に書かれていますが、ちょっと認識が低いと思います。

鼎談に元国交省河川局長の竹村さんという方が出てきて、日本の山地を中国企業が買い上げて山中の木をすべて切ってしまい、中国にどんどん輸入しています。そして地下水を狙っていると話しています。しかし速水さんがとあるシンポジウム(2010年6月)でその様な事実はまったく聞いていないと話しておりました。

エピローグは養老さんと川との係わりです。鎌倉市内を流れる滑川(なめりがわ)での水源地探しや魚とりの話である。そこに昆虫マニアの養老さんを育てた自然資本がしっかりあったのである。その後昭和40年代に鎌倉の川は死ぬのである。化学製品としての洗剤等のために。そしていつものように書かれている。いまのグローバリズムという世界は、安い石油に依存していて、一人当たり日本の4倍のエネルギー消費をするアメリカが、その安い価格で固定されている石油に依存している事を。そしてそろそろ1本の流域でなく複数の流域という思考が必要なのではと指摘する。


環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書)
環境を知るとはどういうことか (PHPサイエンス・ワールド新書)
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森ガキが育ちますように

はやかわ日記 ? 森の探検隊サマーキャンプ2010、参加者募集中!
アメリカにはサマーキャンプが良くあるそうだ。おいらはアメリカというものがどこにあるかも良く知らないし、一度も行った事がない(笑)
ただ、ヨーロッパにもアフリカにもサマーキャンプはあって、親元を離れて集団生活をするのである。

脳化した都会暮らしの中で自然である子供が本来の野生の自然を取り戻すのは良いことだ。
カヌーイストの野田さんらが展開している川ガキ養成講座みたいのも楽しそうだ。

ここ、早川であれば、川ガキも山ガキも一度に養成できそうである。

今からは自然資本者が絶対に生き残っていくとおいらは信じているのである。

頑張れ森ガキ!

森の力 矢部三雄 講談社α新書 2002

森の力 矢部三雄 講談社α新書 2002

人は自分や組織に都合が悪い事は書かないものである。
その事が良く分かる書である。
参考文献を沢山挙げているのは良いが、本当に読み込まれているのかという疑問がおこる。四手井綱英先生や内山節さんの森関連の書籍をあげているのだけれど、そこから導き出されている内容と異なっていると感じるのは私だけだろうか。もちろんニコルさんや根深誠さんの本は登場しません。富山和子さん「日本の米」は出てきますが、「水と緑と土―伝統を捨てた社会の行方」は出てきません。
知床の原生林伐採の話もありません。他の営林署の不祥事も出てきませんね。
白神の青秋林道の建設中止の話は出できますが、ひとごとの様に書かれています。林道を作ろうとしたのは誰だったのでしょうか?
拡大造林の話もありません。
森が荒れたのはやっぱり外材が安くなっただけが理由のようです。
治山のために土砂が海に到達しないで、海岸侵食がおこったり、海産物の収穫が少なくなった事は、治山ダム賛歌だけのようです。
洞爺丸台風での大雪山山系の被害は植林しないでそのままにしておいた方が良い森だという評価もあるにもかかわらず植林した方が良いとの記述です。
破綻している緑のオーナー制度も出てきません。
無知ですが、屋敷林があると結核が増えたそうです。データがあったら是非ともみてみたいです。


森の力 (講談社プラスアルファ新書)
森の力 (講談社プラスアルファ新書)
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木村英造さんの執念

asahi.com(朝日新聞社):天然記念物イタセンパラ、淀川で5年ぶり稚魚確認 大阪 - 社会
メダカ一匹作りだせない人間が自然を管理支配しようとした結末は弱いものの絶滅や壊滅的な種の貧弱化だろう。

渓流魚も釣りの対象でなければ、知らないうちに絶滅する現実。

記事には木村さんの名前は出てこないが、人生を淡水魚に掛けた男がいる事は、おいらのブログの最初の記事で分かっていただければ幸いである。

リンクが切れるかしれないので記事を引用しておく。
国の天然記念物の淡水魚「イタセンパラ」の稚魚が大阪府内の淀川で5年ぶりに確認された。国土交通省と府が6日発表した。昨秋に成魚500匹を放流したところ、自然に繁殖したという。

 コイの仲間で成魚の全長は約10センチ。国内3カ所の生息地のうち、淀川では2006年から目撃情報がなかった。放流で500匹程度の稚魚が生まれると想定したが、実際に見つかったのは133匹。再生に取り組んできた淀川イタセンパラ検討会の小川力也座長(48)は「自然は甘くない。来年はもっと増やさないと」と意気込んでいる。

かけがえのないもの 養老孟司 新潮文庫 2009

白日社の同名書籍の文庫化。白日社本は以前読んだのであとがきと解説を読む。

あとがきで、養老先生はご自身が同じ事を言っていると書く。、それは「ぶれない」普遍性を自他共に認めている事実であろう。
ただ、最近の養老先生の本に登場する元国交省河川局長の方が、じつはこのあとがきで初めて?登場した事をしった。
後藤新平による水道の塩素化による寿命向上を統計的に示したそうだ。まあ、別の養老本(2009年)には根拠のない事を
鼎談で話されていたりするけれど。(本書には関係ないのですが)

さて解説である。玄侑宗久氏が「自然を「手入れ」する」というタイトルで書かれている。
「かけがえのない」と「掛け替え自由」という話から始まり、儒学、禅、子供と自然、ゴキブリの話と進んでいく。
そして日本人の手入れの思想に行きつくのである。
まさに脳化の反対、身体性なのである。

かけがえのないもの
かけがえのないもの
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かけがえのないもの (新潮文庫)
かけがえのないもの (新潮文庫)
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つぐない DVD 2007

一人で見はじめたら、長女が参入(笑)

良い映画でした。

嘘が導く他者の人生の結末。

戦争という社会、不条理な社会、償える事と償えない事が共存する
社会。

愛という人間の営みの中で常に悲しみが存在するという事実を
映像の川の流れの中で時に逆らい、時に従順に流されていく中で
深く知る事になる。

タイプの音、写真と手紙の束、海辺の二人

哀しい。

つぐない 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]
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紫陽花の挿し木

おやじの庭紫陽花寺計画
土日はほとんどこの作業と庭掃除、家の掃除(ガス台交換やら)

寺じゃねえだろっていう突っ込みが聞こえそうなので

おやじの庭紫陽花じゅうたん計画とでもしておくか(笑)

現在まだ西洋紫陽花は満開で、山紫陽花も咲いているものがあります。

来年はなんとか3倍増位にしたいものです。DSC00656DSC00659

ボロを着た王子様 村崎太郎 ポプラ社 2009

太郎次郎のコンビ猿回し芸人で一世を風靡した村崎氏のまさに自伝。
そして自身の出自をカミングアウトして、差別問題を提起している。
多くの被差別部落の方が口をつぐみ、肩身の狭い思いをしている現状。
逆差別だという法律も存在はした。しかしながら、多くの書籍がすでに
記述してきたように、まったく根拠のない身分差別が日本という国家に
存在した(している)事実は否定しようがない。

猿回しという芸能に関して宮本常一(民俗学者)と村崎修二(太郎の伯父さんにあたる)の係わりを記しておきたい。(別の書籍より)
村崎修二が宮本を訪ねて話を聞いた。
「部落史と芸能史と女性史は、日本民族学であえて目をつぶって避けた三大テーマじゃ。これはそれをやってこなかったわし自身の自戒をこめていうんやが、この三つをやらなければ日本民族学は学問として本当は完成しない。部落問題でも離島問題でも一番大切なことは、地域に人間をつくることじゃ。君がそれほどやる気なら、実際に猿回しの芸を復活してみたらどうじゃ。いますぐ評価されなくてもいいではないか。五十年、百年たってのち世の人々が、あの人がやってくれたおかげで、ということがあってもよいではないか。わしもできるかぎり協力する」
その後、宮本は村崎をモンキーセンター(犬山市)に紹介しサルを譲ってもらい、今西錦司等のサル学者も紹介していった。また宮本との交友もあった司馬遼太郎とも知り合う。
司馬を訪ねた村崎に、司馬は「今西さんと宮本さんか、キミもすごい人に見込まれたもんやな、日本の本当の学問はそのお二人の間にしかあらへんのやで」といったあと「宮本さんほど恐ろしい人をワシは知らん」と言い、その後、宮本の凄さを例をあげ話したという。

ボロを着た王子様
ボロを着た王子様
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桃屋のラー油

やたらと人気で未だにヤフオクでは定価以上で取引されているようです。
たまたまスーパーで残っていた1個を家人が購入してまいりました(一人一個限定だそうです)。

400円弱のようです。

確かにご飯にかけて食べると美味しいですね。
でも、そんなに馬鹿売れするのはなぜ?
一時のトウガラシブームと同じでしょうか。

餃子のタレに使っても良いんでしょうね。桃屋

ガーナ残念

本当に残念
アフリカ大陸の期待だったからね。
お疲れ様

森と芸術 食と美

木村 崇人<地球と遊ぶプロジェクト>個展詳細情報

このイベントはすでに終了しています。
またやっていただけないかと期待しているところです。

森と都市、おいらには芸術を語るほどの資質はありませんが、森って美しくそして時に怖い。

木村さんとは一度だけお話をさせていただいた。内山節さんと大西暢夫さんの会を早川町で開催した時。
どうしたら木村さんの大学に受かりますかね〜?と能天気な質問をしたように記憶している。
木村さんは、「最近は現役も取りますから大丈夫ですよ」と言ってくれた。(おいらは娘に何も教えたり助言したりしていない。当然出来もしないわけだが。しいて言えば、生活の場を提供しているだけだな。長男次男も同じだけど)

そんなおまじないが効いたのか、娘は木村さんの後輩になる事が出来た。
ただ残念なことに、娘はあまり自然に興味がない。

ガキの頃、よくキャンプや釣りに連れていったのにな〜(笑)
その内、都会より里山や奥山が好きになる事を祈っている。
そして木村さんの様な活動をしてくれないかな〜と妄想(夢想)している。

シャガール展が本日から始まる。

血のダイヤモンド

シエラレオネ特別法廷:ナオミ・キャンベルさん証人尋問へ - 毎日jp(毎日新聞)
おいらがシエラレオネを訪れたのは内戦前の1988年。
リベリアのJOCV(青年海外協力隊)の寮に居候させてもらいながら、チンパンジーの施設で採血してリンパ球分離なんかをしていた時だ。その時2泊だけシエラに行った。飛行機は確か11時間遅れでモンロビアを離陸して飛行時間は確か1時間位だったが、着いたのは夜中で。白タクを捕まえて安い宿を探して行った。

まあ、そんな話はどうでもよい。
ブラッドダイヤモンドである。

シエラは麻生太郎さんも、仕事でいた事がある(もちろん内戦前)そうです。
まあ、そんな話もどうでもよいね(笑)

もしダイヤモンドが無ければ、内戦は起きなかった訳である。

今、日本にいる多くのチンパンジーもシエラで捕まえられたチンパンジーであるらしい。

おいらのシエラでも目的はチンパンジーからの採血であったが、そのミッションは旨くいかなかったのである。
逆に農業大臣を紹介するから、チンパンジーを買ってくれとの事だった。(笑)(正規の輸出許可証が出たんでしょうね、きっと)

岩ガキを食す会

鳥取の岩ガキは入荷するとの情報をキャッチ
知人らに声をかけて有楽町へ。4人で食いまくりでございました。

白いか
アゴ(トビウオ)の仔の煮つけ
岩ガキ

岩ガキの大きさを百円玉と比べていただきたい(笑)
岩ガキは30年ぶり位で食べました。もう当たらない(爆)

ちなみに、白いかとアゴの仔の旨さを知っている東京の人は少ないであろう。

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海外ワイン

ガーナにいた時、色んなワインがスーパーで売られていた。
10年前家族で住んで居た時にも、南アのワインやヨーロッパのワインは
普通に売っていた。
去年のガーナでは日本のワインは無かったが、南米のワインも安くスーパーで売っていた。
経済活動と言うものが人間の欲望でドライブされる限り、安くて良い商品が常民に受けいれられるのは常識であろう。

ベルギーに住んで居た時は、さらに安くて旨いワインがいくらで飲めた。
そして、もちろんレストランに行けば、料理に合うワインを推薦してくれるが、普通に飲むぶんには2千円もしなかった。行った事はないがミシュランの星付きの店などでは、それなりに高いワインがあるのではとは思うよ。

ふるさと山梨では、地産地消すら出来ないのに、高額なワインを海外に売り出そうとしているらしい。もちろん民間の経営戦略でするならばそれは良いのである。
ところが税金という補助金でそれを行うことが正しいのか?
いい加減に市場経済を受け入れて考えた方がよいと思う。

こんな記事を見ると考えさせられる。
ちなみに、県の補助など受けずに、良いワインを造り続けているワイナリーもあるそうだが。

以下記事

夏のヌーボーはいかが イオンがチリ産ワイン発売
2010.6.30 22:03

 夏のヌーボーはいかが−。イオンは南米チリ産の新酒ワイン「ヴューマネント チリヌーボー」を全国のイオン直営店と、友好関係にある酒類専門店チェーンのやまやのグループ店舗合わせて約630店舗で7月19日から発売すると発表した。

 ワインの「ヌーボー」はフランスのボージョレー産が有名だが、四季が反対の南半球のチリは今が新酒ワインの出荷時期を迎えていることに着目。南半球の“サマーヌーボー” を販売することにした。

 赤、白を用意し、価格は750ミリリットル入りでどちらも780円。イオンとやまやは1本売れるごとに20円を、チリ地震復興支援に向け、被災地に寄付するという。

シンポジウム“生物多様性と森づくり”

内山さんが代表理事をされているNPOの会に参加してきた(非会員として)。

会場はほぼ満員、おそらく200名程度はいただろうか。主催者は企業の方も半数近くいるとの話をされていた。これは速水さんの話に出てくるフォレストックに興味があるのであろうと思われる。

藤森さんの話は一般的技術論と生物の多様性に関するものであったが、残念ながらまとまりがなく、また多様性の数理的説明を他の研究者のスライドを使っていたためか、ご自身も良くご理解してないのではとの印象をもった。

さて、速水さんのフォレストックの話である。
ご自身が代表を務める速水林業の森の説明(速水勉氏の著作の様に明るい森、美しい森が実は天然林より生物多様性が高い事がある)をされ、ヒトの手の入った(手入れ、管理)人工林の管理次第で経営としてなりたつとの視点を示された。
また藤森氏も指摘したように、倒木や枯木を計画的に残す事の重要性(生物多様性につながる)も話された。
フォレストックに関しては、速水さんの思想哲学というか、最終兵器なのかもしれない。
国(林野庁、環境庁)が経済観念に乏しいと指摘して、民間が自ら何らかの体系を作り出し、多面的機能の林業経営への内部経済化の仕組みを作り出したいとの事。これまであるCO2オフセットのみの森の環境ではないのだと。フォレストック協会http://www.forestock.or.jp/を創り、民間が経済活動として森のCO2吸収量に応じて売買をする。また認定基準を作成し一定基準を超えるものだけを対象とする。
速水さんがその後の鼎談でボソッと漏らしたのが本音であろう。「僕はお金にはあまり興味がないんですよ、でも儲からないと林家が動かないんです」(この様な趣意の話をされた)
僕自身はあまりバーチャルな金の動きには危惧する訳ですが、量販店等で高校生なんかがフォレストック関連商品を購入する事により環境や自然というかけがいのないものに興味を持ちだす事は非常に意義あることだと思う。
速水さんは森の機能は林業だけではない事を一番よく知っている林家の一人でしょう。そしてその機能により国民が裨益している事をもっと一般に知ってもらう事が実は森林環境保護に繋がり林業という産業(成り立つかどうかは別にして)の未来を作るのでしょう。


質問票に書いたおいらの問いに対する速水さんの回答。
森林環境税:止めたほうが良い。
植えない森:50年100年のスパンで考えるなら良いのでは。
森のCO2収支:プラスマイナスゼロでよいのでは。 (京都議定書の森林吸収分3.8%は根拠がない)

歯に衣着せぬ、そしてご自身の経験に基づく発言は聞いていて気持ちよいです。
そして、やっぱり利他的という言葉が最も似合う日本人の一人ですね。



■市民のための総合森林学講座
 「シンポジウム“生物多様性と森づくり”」
http://plaza.geic.or.jp/event/event_syo.php3?serial=21467


 本年10月に開催されるCOP10に向けて、”生物多様性”の必要性が強く叫ばれる中、人為的な関わりの深い”森づくり”はどう関わっていけば良いの か、疑問や不安に感じる方も多いことと思います。

 そこで、市民のための総合森林学講座として、“生物多様性と森づくり”をテーマとしたシンポジウムを開催することとなりました。

 多くの皆さんの参加をお待ちしておりますので、ぜひご予定の程よろしくお願いいたします。


【日時】 2010年6月27日(日) 13時30分〜17時00分 (受付:13時00分より)

【会場】 大学生協会館 B1F 「会議室」
(東京都杉並区和田3-30-22/東京メトロ・丸ノ内線「東高円寺」駅より徒歩10分)
http://www.univcoop.or.jp/about/map.html

【参加費】 1,000円
(ただし、森づくりフォーラム並びにJUON(樹恩)NETWORK会員は無料)
※参加費は当日受付時に徴収します。
  終了後、希望者による懇親会も予定しています。(3,000円程度)

【対象】 関心のある方ならどなたでも

【定員】 150名(事前申込みによる先着順)
※定員に達した後に申込みいただいた方には、その旨ご連絡いたします。
  申込み後に連絡がない場合は、定員内とご理解ください。

【プログラム(予定)】
13:00〜13:30
 受 付

13:30〜13:40
 開会挨拶:
  内山 節 氏
 (哲学者/NPO法人森づくりフォーラム 代表理事)

13:40〜14:30
 基調講演:
 「(仮題)生物多様性と森づくり」
  藤森 隆郎 氏
 ((社)日本森林技術協会 技術指導役/元・森林総合研究所 森林環境部長)

14:30〜15:00
 事例紹介:
 「(仮題)森林のCO2認定・生物多様性認定証(フォレストック認定制度)」
  速水  亨 氏
 (速水林業 代表/(社)日本林業経営者協会 会長)

15:00〜15:15
 休憩

15:15〜16:45
 鼎談(ていだん):
 「市民と生物多様性と森づくり」
  内山  節 氏、藤森 隆郎 氏、速水  亨氏

16:45〜17:00
 閉会挨拶:
  鹿住 貴之 氏(NPO法人JUON(樹恩)NETWORK 事務局長)

18:00〜20:00頃
 懇親会(希望者のみ)


美しい森をつくる-速水林業の技術・経営・思想-
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