2010年03月
おそらく体感温度的には日差しが掛る所は40度を超えているかも。
道路ではオーバーヒートした車がいたるところにボンネットを開けて
立ち往生である。
エアコンを完備した高級車でも同様である。
おいらが普段乗るトロトロ(乗合バス)やタクシーにはほぼ100%エアコン
などないので、渋滞になると素晴らしいサウナに変身する。
今日はスーツケースを職場に運んだのだが、しっかり、渋滞に捕まり
一汗かいてきた。
どうも今日の渋滞はガーナ大学の卒業式のため、家族親族がキャンパスに
集中したためのようだ。キャンパス内はいたるところで家族で椅子を並べて
歓談する姿が見られた。
あすのガーナを担う若者たちの顔はキラキラ光っていた。
道路ではオーバーヒートした車がいたるところにボンネットを開けて
立ち往生である。
エアコンを完備した高級車でも同様である。
おいらが普段乗るトロトロ(乗合バス)やタクシーにはほぼ100%エアコン
などないので、渋滞になると素晴らしいサウナに変身する。
今日はスーツケースを職場に運んだのだが、しっかり、渋滞に捕まり
一汗かいてきた。
どうも今日の渋滞はガーナ大学の卒業式のため、家族親族がキャンパスに
集中したためのようだ。キャンパス内はいたるところで家族で椅子を並べて
歓談する姿が見られた。
あすのガーナを担う若者たちの顔はキラキラ光っていた。
前原国交相:スカイマークの操縦室撮影「言語道断」 - 毎日jp(毎日新聞)
詳細も航空法も知らないけどね。
以前、子供たちがKLMの操縦席を見せてもらったり、写真を撮らせてもらった事がある。たしかに10年程前だけど。
水平飛行になれば、自動操縦じゃないの?
一瞬写真撮る位の事もだめなのかね。。。
せちがらいよのなかになりつつありますね。
2001年宇宙の旅 DVD 1968年
なんと42年前の作品なんですね。
子供に聞いたら、これはアートだと言っておりました。
確かに有名なBGMと映像の凄さは感じます。
残念ながら2001年も2010年の今も当時の夢としての宇宙旅行は映画の様には進展していません。それが良いのか悪いのかは別にして。
ただ、なるほどと思ったのは、コンピューターの人工知能がヒトを支配する事への恐怖です。医者がヒトを見ることなくデータのみを見て診断し処置していく様な感じでしょうか。養老孟司さんが良く言う脳化社会の行きつく所は実はこんな人間の知識や身体性を超えた機械支配の枠組みかもしれませんね。チャップリンのモダンタイムスでも同じでしょう。
2001年宇宙の旅 [DVD]
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なんと42年前の作品なんですね。
子供に聞いたら、これはアートだと言っておりました。
確かに有名なBGMと映像の凄さは感じます。
残念ながら2001年も2010年の今も当時の夢としての宇宙旅行は映画の様には進展していません。それが良いのか悪いのかは別にして。
ただ、なるほどと思ったのは、コンピューターの人工知能がヒトを支配する事への恐怖です。医者がヒトを見ることなくデータのみを見て診断し処置していく様な感じでしょうか。養老孟司さんが良く言う脳化社会の行きつく所は実はこんな人間の知識や身体性を超えた機械支配の枠組みかもしれませんね。チャップリンのモダンタイムスでも同じでしょう。
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ゲド戦記 DVD 2006
子供達から本作品の評判の悪さを聞いていたのだが。。。
そんなに酷評されるほどでもないと思うのだが、どうなんでしょう?
確かに、いきなり民の事を第一義に考える賢者としての王を刺してしまう息子が主人公ではありますが。
基本に、「存在すること」と「死ぬこと」という普遍的な命題が置かれていて、不老不死などあり得ないことや、ヒトがヒトを差別・区別することの不条理を描いていると思うですが。
アニメの質が悪いのかな。その辺はおいらに分からない。
ゲド戦記 [DVD]
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子供達から本作品の評判の悪さを聞いていたのだが。。。
そんなに酷評されるほどでもないと思うのだが、どうなんでしょう?
確かに、いきなり民の事を第一義に考える賢者としての王を刺してしまう息子が主人公ではありますが。
基本に、「存在すること」と「死ぬこと」という普遍的な命題が置かれていて、不老不死などあり得ないことや、ヒトがヒトを差別・区別することの不条理を描いていると思うですが。
アニメの質が悪いのかな。その辺はおいらに分からない。
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CNN.co.jp:小さな紙片で血液検査 米化学者が途上国向けに開発
理論は既にある技術でしょう。でも同時に何種類かの感染症や生化学検査が出来る可能性を示唆していますよね。
現在DBS(ドライブロッドスポット)による抗体検査や遺伝子診断の導入が急務ですが、このようなイミュノクロマト(多分同等の技術)で多種の診断が出来るようになれば、リソースが限られている国々では非常に有効であるし。特にコストや検査のための病院へのアクセスという問題も減じることができますね。
まさに科学と技術のなせる技。
カワムツの朝、テナガエビの夜 野田知佑 小学館 2003
ずっと読まないで我慢していた1冊。読むと日本に戻りたくなるからね(笑)
BE−PAL01年―03年に連載された「のんびり行こうぜ」を編集とある。
ダムを拒否した木頭村の話し、川ガキ養成講座の話し、川漁師の話し、雑魚取りの話し、カヌーでの川下りなどなど。椎名誠、辰野勇(モンベル社長)、リンさん、藤門弘さん、シェルパ斎藤さんなど野田さんの友人も登場する。
野田さんの住む四国に行ってみたいと思った。
備忘録
ぼくがいうきれいな川とは、そこに体をつけたり、顔を洗ったりしたくなる川。子供を放り込んでも心配しなくていい川。あまり人のいない川。漁業組合がデカイ面をして威張ってない川。テントを張っても気持ちよく過ごせる川原をもつ川のことである。p165
そして緑内障で片目の視力を失った事も書かれている。
カワムツの朝、テナガエビの夜―こぎおろしエッセイ (BE‐PAL BOOKS)
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ずっと読まないで我慢していた1冊。読むと日本に戻りたくなるからね(笑)
BE−PAL01年―03年に連載された「のんびり行こうぜ」を編集とある。
ダムを拒否した木頭村の話し、川ガキ養成講座の話し、川漁師の話し、雑魚取りの話し、カヌーでの川下りなどなど。椎名誠、辰野勇(モンベル社長)、リンさん、藤門弘さん、シェルパ斎藤さんなど野田さんの友人も登場する。
野田さんの住む四国に行ってみたいと思った。
備忘録
ぼくがいうきれいな川とは、そこに体をつけたり、顔を洗ったりしたくなる川。子供を放り込んでも心配しなくていい川。あまり人のいない川。漁業組合がデカイ面をして威張ってない川。テントを張っても気持ちよく過ごせる川原をもつ川のことである。p165
そして緑内障で片目の視力を失った事も書かれている。
カワムツの朝、テナガエビの夜―こぎおろしエッセイ (BE‐PAL BOOKS)
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ザ・コーヴ受賞に地元困惑「漁の伝統無視」 : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
文化や伝統に対する価値観が違って当然なのですが、なぜ日本国民に見せないようにしたいのかが理解できません。
見たり、読んだりしなければ、ただの情報でしかなく、自ら考える事を放棄するのと同じでしょう。
多元で多様であるという人間社会を広く受け入れ、不満や意義があればそれを議論していかねばならないのではと思います。
大地町と言えばニコルさんがクジラ漁の事を非常に好意的にそして、文化としてその事実を発信したのではなかったでしたっけ?
食文化としてあるいは漁業文化として、後ろめたい事がないのであれば毅然とした態度で上映の後に反論すれば良いのではと思うのです。
中国のアフリカ進出が悪でで欧米のアフリカ進出が善であるのか?
確かに現場でも中国進出を目のあたりにはしているが、そのおかげで雇用にありつけるヒトもいるし
貨幣を得るものもいる。
市場経済という文脈だけで考えるのならば、アフリカもその市場であり、平等に世界に開けているのだ。
この市場経済主義が果たして、新たな経済格差や社会不安を導きださないようにするには
どうしたらよいのか?
中国が貨幣や資源だけを標的にしていないことを積極的に示すことで、これまでの欧米型援助の
枠組みを変える事が出来るかもしれないと思うのは、甘い幻想だろうか?
確かに現場でも中国進出を目のあたりにはしているが、そのおかげで雇用にありつけるヒトもいるし
貨幣を得るものもいる。
市場経済という文脈だけで考えるのならば、アフリカもその市場であり、平等に世界に開けているのだ。
この市場経済主義が果たして、新たな経済格差や社会不安を導きださないようにするには
どうしたらよいのか?
中国が貨幣や資源だけを標的にしていないことを積極的に示すことで、これまでの欧米型援助の
枠組みを変える事が出来るかもしれないと思うのは、甘い幻想だろうか?
アゴラ : なぜ薬剤師でなければ医薬品を取り扱ってはいけないのか 井上晃宏(医師、薬剤師)
大学は出たけれど [VHS]
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小津安二郎 DVD-BOX 第四集
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学歴から資格へのシフトが進んでいる。
大学でたって、使えないんじゃしょうがない。
小津安二郎監督の作品にも確か、そんな作品があったように記憶している。
資格があっても、本当にその資格が生かされているかどうかは、また別の問題でもある。
女性医師が結婚や子育てにより離職するケースが多いと聞く。医師本人は仕事をなんとか続けたいにも係わらずだ。
いつも思う事であるが、資格というのは一生モノではなくて、適宜更新出来るシステムを作り、出来の悪い方は去っていただくか、次回の更新まで勉強してもらうしかない。
政治家の選挙などはその点、クリアーだよな。まあ金で票を買う輩も未だにいるようですが。
少なくとも国家資格というものは、更新する枠組みがあった方がよいね。
教員、医師、その他もろもろ。
運転免許も、ご老人には申し訳ないけど、逆走したりするような例があるわけだから、適正検査で免許返還を早めにしてもらいたいものである。
物損で済めば良いが、人身事故などになる可能性も高いしね(経験談)。
そうそう、博士号ってのも更新制度にした方が良いかもね。
なんだかな〜な博士様が如何に多いことか。
そういう俺は獣医師免許は更新できないだろうと思う。(笑)
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地域研究〈Vol.9 No.1〉総特集 アフリカ―“希望の大陸”のゆくえ 京都大学地域研究統合情報センター 2009
個人的には、日本で働くアフリカ人に興味があり、さらに、彼らが母国に戻ってどのように生きているのか。
ナイジェリア、カメルーン、ガーナ等および日本国内での地道な聞き取り調査により明らかになる真実。母国で成功するもの、日本での滞在期間が長くなり母国に戻りたい人々もいる。日本人妻の間に生まれた子供達の教育に対する不安等。
国境だとか肌の色だとか、あるいは国家であるとか、さらには経済格差だとか、人々は区別をしたいものなのであろう。
しかし、21世紀、アフリカの時代とも言われる。アフリカという言葉で多くの国をひと括りにしがちである。
それぞれの国をしっかり理解して、文化、歴史、価値観の違いを超えて共に理解しあえる関係を構築するために、地道な調査や研究が必要なのである。
本書ではさらに政治経済等の話題も記載されている。
地域研究〈Vol.9 No.1〉総特集 アフリカ―“希望の大陸”のゆくえ
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個人的には、日本で働くアフリカ人に興味があり、さらに、彼らが母国に戻ってどのように生きているのか。
ナイジェリア、カメルーン、ガーナ等および日本国内での地道な聞き取り調査により明らかになる真実。母国で成功するもの、日本での滞在期間が長くなり母国に戻りたい人々もいる。日本人妻の間に生まれた子供達の教育に対する不安等。
国境だとか肌の色だとか、あるいは国家であるとか、さらには経済格差だとか、人々は区別をしたいものなのであろう。
しかし、21世紀、アフリカの時代とも言われる。アフリカという言葉で多くの国をひと括りにしがちである。
それぞれの国をしっかり理解して、文化、歴史、価値観の違いを超えて共に理解しあえる関係を構築するために、地道な調査や研究が必要なのである。
本書ではさらに政治経済等の話題も記載されている。
地域研究〈Vol.9 No.1〉総特集 アフリカ―“希望の大陸”のゆくえ
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バカなおとなにならない脳 養老孟司 理論社 2005
養老さんが子供や少年少女からの質問に答えるという形での文章。
子供版バカの壁にも思えないではないか、基本は養老さんの本質的な思想を若干噛み砕いているにすぎない。脳科学の間違いや都市伝説的思い違い、元をただせば大人が物事を良く考えてないという結論に至るのだろう。そう、脳化社会。
子供たちが都市化している現状を、いつもの参勤交代論で、子供も田舎で生活して自然の中で育つことを求めている。
バカな大人にならない事が日本を救う事になるのであろう。逆にいえば、バカな大人ばかりの現状が非常に大きな問題なのである。
バカなおとなにならない脳 (よりみちパン!セ)
著者:養老 孟司
販売元:理論社
発売日:2005-04
おすすめ度:
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養老さんが子供や少年少女からの質問に答えるという形での文章。
子供版バカの壁にも思えないではないか、基本は養老さんの本質的な思想を若干噛み砕いているにすぎない。脳科学の間違いや都市伝説的思い違い、元をただせば大人が物事を良く考えてないという結論に至るのだろう。そう、脳化社会。
子供たちが都市化している現状を、いつもの参勤交代論で、子供も田舎で生活して自然の中で育つことを求めている。
バカな大人にならない事が日本を救う事になるのであろう。逆にいえば、バカな大人ばかりの現状が非常に大きな問題なのである。
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著者:養老 孟司
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発信箱:「・」をめぐる問題=元村有希子(科学環境部) - 毎日jp(毎日新聞)
この議論の前に、文系・理系という枠組みを壊す議論しないかな。
基本的には文系社会が日本を滅ぼすと思っておりますですよ。
でもね、それは文学や社会学は不要と言うことではないんです。
文化が分かる科学者、科学が分かる文化人が必要なんです。
要するに知的レベルの高い研究者と知的レベルの高い事務方との協同作業。
そんでもって両者が利他的であること。
出来の悪い事務職員の話は、また後日。
出来の悪い研究者の話は、これを書いている本人のブログが最適。
asahi.com(朝日新聞社):南方熊楠賞に山折哲雄さん - 文化
ブッダは、なぜ子を捨てたか (集英社新書)
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死に方上手―いのちの対話 (岩波ブックレット)
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山折哲雄セレクション 「生きる作法」 1 無常の風に吹かれて
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数冊しか読んでなのですが、まだまだ読みたい作品が多い方です。調べると凄い数の著作があるのに驚きます。
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皇太子さま:アフリカ2カ国訪問を前に会見 - 毎日jp(毎日新聞)
外交の方法にはいろいろとある。
民間外交
科学外交
その他
そして皇室外交という文脈
貧しいだとか、野生動物だとか、そんなステレオタイプな情報に流されている人々が少しでも殿下の訪問を通じて本当のありのままの姿を知るチャンスである。
殿下はおそらくイギリス留学時代が一番楽しかったのだろう。
ファーストネームで呼び合ってテニスをしていたと、知人から聞いた事がある。
ちなみに、おいらも50歳(笑)
AKWABA Ghana
落語の極 平成名人10人衆 三遊亭圓歌 [DVD] 2009
2006年収録
坊主の遊び
中沢家の人々
圓歌さん(1929−)の自信に満ちた話し。本当に凄い。引き込まれていきます。
吉原の作法から常識。涙を誘います。
ご自身の家庭の事を題材にした中沢家の人々。6人の親を面倒する話。その家は旧有島武郎宅だという。
落語の奥行きの深さと広さを感じると共に人間が作り出す言葉の藝術を体感できる。
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岸田袈裟さん死去 「少年ケニヤの友」副理事長 - 47NEWS(よんななニュース)
俺なんかが語るより、もっと適切な方が居ると思うのだが、記憶をとどめたい。
どれだけ多くのケニアの人々がそして多くのケニアでお世話になった日本人が感謝しているだろうか。
1984年初めての海外旅行(渡航が適切かな)がアフリカ4カ国アジア2カ国という学術調査であった。もう何回も書いているが、最年少参加者の大学院生で、はやく言えば鞄持ちである。アフリカはケニア、ガボン、カメルーン、ガーナであった。1カ月程度で全6カ国を訪問するという非常にタイトな計画、さらには格安チケットである。
旅の詳細は省き、ケニアに関してだけ。
ナイロビに到着後、学術振興会のナイロビオフィースに挨拶に行ったよういに記憶している、そこにはシニア駐在員とジュニア駐在員がいて、アフリカに研究にくる人々のお世話をしてくれるのである。
学術調査のアフリカ担当であった山極さん(当時京大助手、現教授)も以前はここでジュニア駐在員をされていてスワヒリ語はベラベラ。
そこで岸田ご夫妻にお会いしたように記憶している。
その後何回もナイロビを訪れる事になるのだが、毎回、岸田さんのお宅に呼んでいただいたり、飲み過ぎで泊めていただいた事もある。
生意気な俺の話を聞きながら笑顔でいつも対応してくれた。
その後、何度かケニア行きを予定した事がある。
96−98年ベルギーに居る時も、家族で仕事に絡めて訪問しようと思ったが大統領選挙で政情不安で諦めた。
また99−01のガーナに滞在中は、袈裟さんをアドバイザーとして、ガーナのエイズ対策にも係わっていただこうとやりくりしたのだが某援助団体からは拒否された。
その後、やはりケニアでお世話になり、またガーナでもお世話になった八木先生(ケニアICIPE,JICA専門家等)の主催する多摩アフリカセンターの会で袈裟さんと久々にお会いできる事になったのが、結局最後の
ご挨拶となってしまった。
うまくまとまらないのだが、岸田袈裟という人は利他的という言葉が本当によく似合う人だろう。
スワヒリ語をケニア人以上上手に使い、本当に現場の人の幸せを考えて行動されていたと思う。そして多くのアフリカで研究をされた人々のためにご主人と一緒に私財を提供していた。
しのぶ会が予定されているという。
是非、心よりありがとうと言わせていただきたいと思う。
俺の尊敬している数少ない人々の一人がまた逝ってしまった。
以下ニュースより
岸田袈裟さん死去 「少年ケニヤの友」副理事長
岸田 袈裟さん(きしだ・けさ=NPO法人「少年ケニヤの友」副理事長)2月23日午後8時31分、転移性がんのため盛岡市の病院で死去、66歳。岩手県出身。自宅は東京都日野市日野3020の2。葬儀・告別式は近親者らで済ませた。
ケニアに30年以上住んで栄養学の調査研究やボランティア活動に取り組んだ。岩手県遠野市に伝わる技術を生かしたかまどで衛生的な水を確保、乳幼児死亡率の低下に貢献した。94年から03年まで国際協力機構(JICA)専門家。07年に遠野市民栄誉賞受賞。
宮本常一、アフリカとアジアを歩く 宮本常一 岩波現代文庫 2001
宮本さん(1907―1981)が日本以外で歩いた東アフリカ(ケニア、タンザニア 昭和50年、44日間)、済州島(昭和52年 8日間)、台湾(昭和54年 11日間)そして中国(昭和55年 11日間)の記録および同僚の文章からなる。
歩く巨人と言われた宮本さんの観察眼の凄さ、写真として残された多くの記録。
日本と世界の共通点を海外でもしっかり見出している。比較して優劣をつけるのではなく、その土地に根差した文化、伝統を咀嚼して昇華しているようである。
晩年近くの旅である。歩く巨人、宮本常一さんのの「忘れられた日本人」は実は忘れられた地球人でもあるのかもしらない。
宮本常一、アフリカとアジアを歩く (岩波現代文庫―社会)
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宮本さん(1907―1981)が日本以外で歩いた東アフリカ(ケニア、タンザニア 昭和50年、44日間)、済州島(昭和52年 8日間)、台湾(昭和54年 11日間)そして中国(昭和55年 11日間)の記録および同僚の文章からなる。
歩く巨人と言われた宮本さんの観察眼の凄さ、写真として残された多くの記録。
日本と世界の共通点を海外でもしっかり見出している。比較して優劣をつけるのではなく、その土地に根差した文化、伝統を咀嚼して昇華しているようである。
晩年近くの旅である。歩く巨人、宮本常一さんのの「忘れられた日本人」は実は忘れられた地球人でもあるのかもしらない。
宮本常一、アフリカとアジアを歩く (岩波現代文庫―社会)
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ウイルス・ハンター エド・レジス 渡辺政隆訳 早川書房 1997
原題:VIRUS GROUND ZERO 1996
1995年ザイール共和国 キクウィト市でのエボラウイルスによる出血熱アウトブレイクの記録、さらにCDCP(アメリカ アトランタにあるCenter for Disease Control and Prevention)の歴史やアメリカの感染症対策に関しても触れている。
1976年のブタ型インフルエンザによる新兵の死亡に端を発するインフルエンザワクチンによる副作用問題(58人死亡、副作用賠償金等に9300万ドル以上と書かれている)等も記載されている。
今現在もエボラウイルやマールブルグウイルスが何処から来たのかは分かっていない。ただ間違いないことは人類に対する脅威には成り得ない事だ。
医学だけでなくあらゆる学問との共同作業により感染症の原因が突き止められ、あるものはワクチンが利用可能になった。これまでに撲滅された感染症は天然痘だけである。撲滅させることが良いのか、ウイルスや細菌と共存しながら感染しないような対策を講じるのか良いのか、あらゆる角度から検討せねばならないのだろう。
そのためには、地道な調査研究が必須であることが本書からも滲み出ている。
ウイルス・ハンター―CDCの疫学者たちと謎の伝染病を追う
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原題:VIRUS GROUND ZERO 1996
1995年ザイール共和国 キクウィト市でのエボラウイルスによる出血熱アウトブレイクの記録、さらにCDCP(アメリカ アトランタにあるCenter for Disease Control and Prevention)の歴史やアメリカの感染症対策に関しても触れている。
1976年のブタ型インフルエンザによる新兵の死亡に端を発するインフルエンザワクチンによる副作用問題(58人死亡、副作用賠償金等に9300万ドル以上と書かれている)等も記載されている。
今現在もエボラウイルやマールブルグウイルスが何処から来たのかは分かっていない。ただ間違いないことは人類に対する脅威には成り得ない事だ。
医学だけでなくあらゆる学問との共同作業により感染症の原因が突き止められ、あるものはワクチンが利用可能になった。これまでに撲滅された感染症は天然痘だけである。撲滅させることが良いのか、ウイルスや細菌と共存しながら感染しないような対策を講じるのか良いのか、あらゆる角度から検討せねばならないのだろう。
そのためには、地道な調査研究が必須であることが本書からも滲み出ている。
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