おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2009年10月

文壇アイドル論 斎藤美奈子 岩波書店 2002

文壇アイドル論 斎藤美奈子 岩波書店 2002

初出は1996−2001 文學界、短歌と日本人、世界の各誌

1.文学バブルの風景 村上春樹、俵万智、吉本ばなな
2.オンナの時代の選択 林真理子、上野千鶴子
3.知と教養のコンビニ化 立花隆、村上龍、田中康夫

さすがに全ての方が今もご活躍である。読んだ事の無い作家(今ではその枠を超えている方が3のカテゴリー)でも、その存在は知っているといく方が世の中には多いだろう。
斎藤さんの文芸評論はどの評論家も同じだとは思うが、好き嫌いがあるだろう。自分にとっては非常に分かりやすい説明をしてくれているように思うし、もちろん、それは違うんじゃないの?と思う箇所もあるけれど、総体として同意する。
こんな林真理子評はどうだ、「直木賞の選考委員にも就任し、私生活では一女の母にもなった林真理子は、いまや押しも押されぬ大文化人です。若い女の行儀の悪さを叱り、豊かな私生活を誇示し、皇室への親近感を示す。階層移動の成功者が保守反動化するのは自然の流れというべきでしょう。お城の女主人になってしまたシンデレラにとって、なにより大切なのは城を守ることであり、なにより警戒すべきは第二、第三のシンデレラの出現することです。」


文壇アイドル論
文壇アイドル論
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あほらし屋の鐘が鳴る 斎藤美奈子 文春文庫 2006

あほらし屋の鐘が鳴る 斎藤美奈子 文春文庫 2006

1999年単行本 文庫で加筆
初出は96−98年雑誌PINK「おとなのやり方」、雑誌UNO「女性誌探検隊」、朝日新聞夕刊「ウオッチ文芸」を単行本に収め、「ウオッチ文芸」は文庫からはずされているとの事。

お気楽に楽しく読める一冊であり、斎藤さんの世相を切るって感じで面白い。前半部分は世のオヤジをおちょくりながら切り刻むのだが、これが何処となく優しさを含んでいると書くとマゾだと言われてしまいそうでもある。ただ、彼女の指摘の多くは同意してしまうし、なるほどねと納得してします。逆に言うと斎藤さんはオヤジキラーなのかもしれない。
後半部分は女性誌探検隊として、女性週刊誌や月刊誌の批評というか突っ込みである。
ちなみに斎藤さんの「男性誌探訪」朝日新聞社 2003と併せて読むとさらに面白いと思われます。さらに20世紀末の日本のトレンドというか世の中の雰囲気が伝わってきます。


あほらし屋の鐘が鳴る (文春文庫)
あほらし屋の鐘が鳴る (文春文庫)
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無理やり作ってこの体たらく

二風谷ダム:土砂で4割埋まる 北海道開発局調べ - 毎日jp(毎日新聞)

人間の予測なんていうものは、この程度でしょう。
無理やり作り、無理やり都合のよい理屈を作り出す。
日本中のダムや砂防ダムだの堰堤だの、机上の空論が多いのでしょう。
人目に付くところはこの様にメディアにでるけど、釣り人や一部の人しか
入らないような森の中の堰堤なんて悲惨ですから。
まさに行政と民間がつるんで銭という欲望のために作った構造物だらけです。
恥ずかしくないんですかね?
公務員さんも、工事する人も。


イージーライダー DVD 1969年公開

イージーライダー DVD 1969年公開
長男ライブラリー

ピーターフォンダ(1940−)は元気だろうか?アメリカにとっての自由とは何か、40年前の作品が60年代アメリカであるならば、21世紀のアメリカは進歩しているのだろうか。物質的以外な面で。銃、ドラッグ、差別、全てを抱え込んだまま大国は進んでいく。
ただ単に思ったのは、広大な大地の国、そこを自由にカスタムバイクで走る自由の中にも実は限りない不自由があったのだと。
ネイティブアメリカン、州を越えて旅したことの無い人々、ヒッピーと呼ばれる若者、敬虔なカトリック教徒そして超保守的な愛国者達。


イージー★ライダー [DVD]
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男性誌探訪 斎藤美奈子 朝日新聞社 2003

男性誌探訪 斎藤美奈子 朝日新聞社 2003

雑誌AERA 2000−2002に掲載の文章に加筆、再構成との事。
300ページを超える大作?当時の(今も出版されているものもあるけど)男性を対象とした雑誌31誌の書評。編集後記に示された斎藤の本音が面白い。この書の前に女性誌を対象にした「あほらし屋の鐘がなる」(99年単行本 06年文庫 加筆)があり、それとペアで読むとさらに面白い。
斎藤さんの読書量っていったいどんだけ?って感じがするわけです。古典から週刊誌まで。そして一体どうやって読後の整理をするのだろうか。ちまちまと付箋紙を貼っている自分とは違うんだろうな、などと考えながら楽しく読んだ。
一番笑ったのが「日経おとなOFF」2009年10月現在まだ発行してました(笑)
まったく見たことも読んだ事もないのですが、斎藤さんの評価が本当に面白い。失楽園カップル二名様ご案内、で始まるんです。そう、この雑誌の内容が妻や家族を対象にしない事を簡単に見抜いています。そして最大の欠点は買っても置いておく場所に困るだろうと指摘する。でも未だに出版していると言うことは読者も多いのだろうね。
ちなみに2009年11月号の目次は
東京で見つけた幻の味
郷土鍋の絶品
極上の蕎麦は信州にあり
発掘!おひとり様歓迎の新・名店
女子をエスコートして間違いない酒亭
1万円目安の極上鮨
京都の知られざる名店
3000円贅沢を極める!銀座のランチ
男もイケル本格派
野菜がおいしいレストラン
ミシュランシェフが「最後の晩餐」にしたい店



実録 男性誌探訪
実録 男性誌探訪
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脱ダムへ

ダムの哲学を変えるのでなく公共事業の在り方自体を変えるんですね。
頑張れ大臣。田中元長野県知事なんかも一緒にやればよいですね。




頑張れ市長

選挙:鎌倉市長選 初当選の松尾氏「身を切り、率先して」 /神奈川(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

当選した翌日から3時間駅に立つ。いいですね。若いというのは。公用車廃止結構結構。自分の退職金廃止、良い良い。ついでに働かない爺さん達を辞めさせて若い職員に思う存分働いてもらってください。

以下記事
任期満了に伴う鎌倉市長選で、大差で初当選を果たした松尾崇氏(36)は、投開票から一夜明けた26日午前、市役所で記者会見した。選挙戦でかすれた声で、「改めて市長が1人しかいないことの重みを感じた。昨夜はやりたいことが頭の中を駆けめぐり、高揚感でわくわくした」と喜びを語った。
 午前6時から約3時間、大船駅前で当選のあいさつに立った。「おめでとう。頑張れ」などと声をかけられたといい、直後の会見はペットボトルの水を手に臨んだ=写真。
 8月の衆院選で大勝した民主が推薦する渡辺光子氏(59)=ネット鎌倉推薦、社民支持=との戦いだったが、逆風は感じなかったという。松尾氏は「まず市役所改革から始める。公用車を廃止し、市長の退職金をやめるなど、自分の身を切り率先してやっていく。職員とランチミーティングなどで意思疎通を図りたい」と述べた。
 今後はできる限り自転車で通勤し、ホームページや朝の駅立ちは続ける方針。

森林と市民を結ぶ全国の集い2009 in Tokyo

内山さんの話が聞きたいです。その前の週だったら居るのに。。。

おやおや、何処かでお会いした町長さんの名前が見えますね。(笑)
親爺さん、森林組合の若い衆に発表の場をどうですか?

+++++++++++++++++++++++++

(転送歓迎)とのことなので mixiから入手情報です

■森林と市民を結ぶ全国の集い2009 in Tokyo
 〜今、あらためて問う“森林”の価値〜
http://14tsudoi.blog99.fc2.com/

 この20年あまりの間に、森林を守る担い手
として「市民」が登場し、急速に拡がってきまし
た。

 しかしながら、森林をめぐる問題は更に深刻
さを増しており、市民参加の森林づくりもステップ
アップが求められています。

 そこで、原点に立ち戻り、森林ボランティア
活動の今後の方向について探り、次のステージ
に向け、是非とも一緒に考えましょう。


【詳細及び最新情報】
 「森林と市民を結ぶ全国の集い」 公式ブログ
 http://14tsudoi.blog99.fc2.com/
 ※ぜひ定期的にアクセスしてください。

【会場】
 立教大学 池袋キャンパス
 東京・池袋駅西口より徒歩7分 下記アクセス参照
 http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html
 ※お申込みいただいた方には、後日詳細をお送りします。

【日程】
 2009年12月5日(土)〜12月6日(日)

【費用】
 一日目(12/5) 参 加 費:1,000円
 一日目(12/5)交流会費:3,000円
 二日目(12/6) 参 加 費:1,000円
 ※昼食や宿泊の費用・手配は各自でお願いします。

【プログラム】
●シンポジウム
○問題提起
 「あらためて森林の価値を問う」
 内山  節〔哲学者〕
○パネルディスカッション
 「あらためて森林の価値を考える
 〜わたしたちは何を目指すのか〜」
 コーディネーター:
  山本 信次〔岩手大学准教授〕
 パネリスト:
  澁澤 寿一〔(特)樹木・環境ネットワーク協会〕
  辻   一幸〔山梨県早川町長〕
  寺川 裕子〔(特)里山倶楽部〕
○参加者持ち込み企画
 ・皆さんの様々な企画をご発表ください。

●交流会
 ・全国の仲間達と交流ができますのでぜひご参加ください。

●分科会・全体会
○第1分科会「森林とともに暮らす魅力」
○第2分科会「生物多様性を育む森林づくり」
○第3分科会「どう広げる?森林づくり」
○第4分科会「山の暮らしから森林を考える」
○第5分科会「伝統的な木の文化を伝えていく森林」
○第6分科会「組織は人を育てていますか? 〜人づくりについて考える〜」
※分科会の内容等は変更する場合があります。予めご了承ください。

【申込み方法】
 以下の参加申込みフォームよりお願いします。
 http://form1.fc2.com/form/?id=476418

【お問い合わせ】
 (特)森づくりフォーラム内
 森林と市民を結ぶ全国の集い実行委員会 事務局
 〒113-0033 東京都文京区本郷3-2-3 斎藤ビル3階
 TEL: 03-3868-9535 FAX: 03-3868-9536
 全国の集い専用メール tsudoi@moridukuri.jp
 ※@を半角にしてご利用ください。

【主催】
 森林と市民を結ぶ全国の集い実行委員会
 (社)国土緑化推進機構

++++++++++++++++++++++++++

市民公開シンポジウム 「国内外来魚問題の現状と課題」 要旨

先日海洋大学であったシンポジウムの要旨がpdfで読めます。
ご興味ある方はどうぞ。

http://www.fish-isj.jp/event/sympo.html

こういう地道な研究や活動に国家予算というものは使われるべきですね。

リベリオン(反逆者) DVD 2002年公開

リベリオン(反逆者) DVD 2002年公開
長男ライブラリー

原題:Equilibriumの方が内容には合っているように思う、均衡とか平準でよいのかな。
第3次世界大戦を教訓に人々から感情を無くし、平和を構築しようとする武装社会。それに反抗し「自由」を求める人々。音楽や書籍、絵画そしてペット等の感情を揺らすモノを排除する社会を近未来的に描いている。
争い無き平和の構築に武力と暴力が正当化される社会、まさにアメリカ的イデオロギーを感じる。人間の潜在的本能としての暴力を肯定しているのだろうか。
感情を抑えるために定期的な注射が個人に課せられる、そこには教育でない、科学技術万能な世界が見えてくる。人が人を支配するという歴史が終わらない事を暗示しているように思えてならない映画である。
個人的には殺し合い映像は決してエンターテイメントではないと思っている。


リベリオン -反逆者- [DVD]
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36歳が未来を作る

選挙:鎌倉市長選 松尾氏が圧勝 民主推薦、渡辺氏破り 初の30代市長 /神奈川(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
多くの市民が民主推薦でない松尾氏を選んだ。
市議時代も県議時代も駅に立ち、わら半紙の様なハンドアウトを配っていた。
記事にもあるが、若さとクリーンな印象が鎌倉市民に受け入れられたのだろう。
議会や市役所の長老たちがどの様に対応するのか。
市民は期待するだけでなく、自らが参加せねばいけないと思う。
もう寄りかかり民主主義は終わりにせねば。
自分たちで出来る事は自分達でやるという当たり前の事が
仕事と稼ぎ(内山哲学)なのであるから。

と、とりあえず異国の地から応援するのである。
長男もこれからが特に大変である、今でも残業100時間を超えて
サービス残業だそうだが。
仕事しないジジイ達は無視して、若い連中が自由にすればよいのである。

ブレードランナー DVD 1982年公開

ブレードランナー DVD 1982年公開
長男コレクション (俺より映画選択が凄い)

公開後27年経って見た。特に古さを感じない。科学技術と将来を暗示する。
2019年を描いているという、あと10年である。舞台となる未来都市?の過疎に輝く日本製品の宣伝ネオンは何を意味するのだろうか。クローン技術、万能細胞技術、再生医療、移植医療等々が欲望のおもむくままに発達という文脈の中で進んでいく。
科学技術信仰が導く未来を人間はどのように立ち向かうのか。過去の映画が予測していたと言われないような未来が来ることを期待して。
以下ウィキペディアより引用
『ブレードランナー』 (Blade Runner) は、1982年公開のアメリカ映画。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか? Blade Do androids dream of electric sheeps?Runner』(浅倉久志訳、ハヤカワ文庫)を原作とし、その卓越した近未来描写から多くのファンをもつ。単なるSFではなくフィルム・ノワールの要素も持つ。1993年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。全米週末興行収入成績初登場第2位(1982年6月25日-27日付)。


ブレードランナー 最終版 [DVD]
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図表やアンケートのトリック

日本図表審査機構 [JGRO]
よくメディアで何気に見せられる図表やアンケート結果。かなり恣意的(まったくの恣意的か?)あるいは作成者が馬鹿か、どちらかと思うのですが、このブログの指摘は正しいです。

寄らば大樹の陰、長いモノには巻かれろ的な人は確実に騙されて思惑通りに図表作者に誘導されていきますね、きっと。

統計学以前の問題なんですけど。
って統計学が出来るわけではないですよ(笑)習った事はあるけど。

「東京裁判」を読む 半藤一利、保坂正康、井上亮 日本経済新聞出版社 2009年8月

「東京裁判」を読む 半藤一利、保坂正康、井上亮 日本経済新聞出版社 2009年8月

半藤氏(1930− 作家)、保坂氏(1939− ノンフィクション作家)、井上氏(1961− 日経編集委員)による国立公文書館で公開された東京裁判資料に関する分析と鼎談、400ページを超える。帯に感情論も政治的解釈も超えて、史実で史観のゆがみを正す時、とあるのだが、井上氏以外のお二人は感情をかなり出しての鼎談となっている。
莫大の量の裁判資料を読み解く訳だが、この感想を書いている自分は1959年生まれであり井上氏の立ち位置に近い、すなわち全く戦争を現実としては見ていない世代であり、教科書の中でも東京裁判の記載がどの程度あったのか定かでないのである。そして次第に身の回りから戦争を知っている人が居なくなっている。本書でも指摘しているが、東京裁判での罪のカテゴリーのA級、B級、C級という分け方を多くの人が未だに罪の重さの順列だと理解している(そういう自分もそれに近い)。A級(平和に対する罪)、B級(通例の戦争犯罪)、C級(人道に対する罪)なのである。だからA種とかA類とかいう翻訳の方が良かったんですね。
多くの裁判運営上の問題が指摘されるが、勝った側が主導する裁判であるからそれもしょうがないように見える、逆に万が一日本が勝った場合にここまで裁判の形に出来たかと思ってしまう。
天皇が東京裁判で戦争責任を問われなかった事に関しては触れられていない、国体護持という日本側の主張をマッカーサーが受け入れた様には読み取れるが、資料には出てきていない。
また東京裁判は真珠湾の奇襲(騙し討ちではないそうだ)から始まるのでなく、1928年の張作霖の殺害から始まる事を知る。そして東京裁判は第2次、第3次と行うことも想定されていたが、あまりの長期化等で戦勝国側が諦めたようである。
インド人判事パールの被告全員は無罪という発言は有名だが、裁判官11人のうち7人の多数派により判決は起草された。
ヒトラーの「わが闘争」の原文には、日本人は劣等民族だが、我々の手足としては使えるという表現があるそうだ。
いずれにしても国際法で認められている戦争という行為が招く悲劇、本来であれば軍隊と軍隊との戦いであろう、そこに戦争当事国の市民までが血を流す(戦時に市民の兵も関係ないという考えもあるが)現実は果たして人間の本能のなせる技なのかと考えさせられる。外交という手段は果たしてどの程度抑止力を戦争に対してもちえるのだろうか。

序 章 歴史の書庫としての東京裁判
 鼎談 国立公文書を読む前に
第1章 基本文書を読む
 特別宣言
 裁判所条例
 起訴状
 鼎談 基本文書を読み終えて
第2章 検察側立証を読む
 冒頭陳述
 日本の戦争準備
 中国大陸での謀略
 南京虐殺事件の証言
 三国同盟と対ソ戦準備
 日米開戦への道
 裁かれた「真珠湾」
 捕虜・市民の虐待
 鼎談 検察側立証を読み終えて
第3章 弁護側立証を読む
 冒頭陳述
 侵略の定義とは
 満州での謀略否定
 虐殺事件で反論
 「ソ連こそ侵略国」
 追い込まれた日本
 「真珠湾はだまし討ちではない」
 「捕虜虐待は偶発」
 鼎談 弁護側立証を読み終えて
第4章 個人弁護と最終論告・弁論を読む
 広田弘毅の和平追求と無策
 木戸幸一の軍批判
 「平和主義者」という弁護
 嶋田と東郷の対立
 東條英機の弁明
 検察側反証
 白鳥敏夫の憲法論
 最終論告・弁論
 鼎談 個人弁護と最終論告・弁論を読み終えて
第5章 判決を読む
 侵略の謀議認定
 デス・バイ・ハンギング
 割れた判事団
 鼎談 判決を読み終えて
第6章 裁判文書余録
 東條終戦手記
 嶋田繁太郎巣鴨日記
 鼎談 新発見の文書を読み終えて
あとがき
参考文献

「東京裁判」を読む
Amazonで購入
書評/歴史・記録(NF)

痛くないがメインでなく、効果が違うのであるよ

asahi.com(朝日新聞社):鼻から吸って、肌にはって…痛くないワクチン開発進む - サイエンス
粘膜免疫という分野があるのですが、鼻から免疫すると、鼻粘膜、気道、腸管等の粘膜に病原体をやっつける(中和する)抗体を誘導出来るんです。ところが注射だと血液中にその抗体は誘導出来るけど粘膜には誘導出来ない。これは多くの実験で証明されている。使うのはもちろん同じワクチン原液で良いのです。さらにアジュバントと呼ばれる免疫増強剤(これが製薬会社等で競争)があれば注射の量の数分の一の量に減量して使えるんです。

未確定情報ですが、季節性インフルワクチンも鼻からすると新型インフルに効くのではとのこと。粘膜免疫は交差反応があることは前から知られているんですよ。

ちなみに、残念ながらワクチンも万能ではありません、かならず副作用が出る方は居ます。これは薬と同じです。
如何に副作用を少なくするかも重要な研究課題であります

変わらないこと

養老先生の「真っ赤なウソ」の中に

ジャーナリズムの報道はすべてのニュースを起こったことの連続として書いたり報道したりという癖がありますから、それにだまされるんです。私は、歴史というのは起こらなかったことの連続として、書かれるべきだと思っています。

変わらない事の重要性ですよね。
日本の田舎?で良くかわされていた挨拶
「お変わりないですか?」確か内山節さんも何か書いていたと思うけど。

そんな事を考えていたら。
東京裁判でなぜ天皇が戦争責任を問われない様に、国体の維持を日米で合意したのかが少しわかったように気がした。

そう
変わらないものの象徴

それが天皇制ではないかと。

今頃、おまえ分かったのかと言われそうですが(笑)

少しは読書の効用が出てきたかた自画自賛の頭の丈夫でないオヤジでした。

同じ月を見ている DVD 2005公開

同じ月を見ている DVD 2005公開
長男ライブラリー

原作のコミックは読んでいない。
市川拓司さんの「その時は彼によろしく」、に似ているのかな。子供の頃の秘密基地、男の子2人と女の子の物語。そして絵を描く少年。子供の頃の夢、裏切り、大人になってからの現実、恋愛。心の純粋さがこの世の中で一番美しいのだろう。そんなメルヘンが今の世の中には見えてこない。自然の中で遊ぶ子供達、大人になって都会という社会に入っていく、でもそこには同じ月が見えている。そして死は人の単なる消滅ではなく蓄積される時間、あるいは循環される時間の中で確実に誰かに受け継がれていくというストーリーになっている。
長野だろうか?素晴らしい自然が包み込んでいる、そして最後は大海原に新月が浮かぶ。
ウィキペディアより
『同じ月を見ている』(おなじつきをみている)は、「週刊ヤングサンデー」(小学館)に連載されていた土田世紀による日本の漫画作品。単行本は全7巻。平成11年(1999年)度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2005年には窪塚洋介主演で映画化された。
あらすじ;幼なじみのエミの心臓病を治したい一心で、医者の道を歩む鉄矢。恋人同士の二人のもとに、ある知らせが届く。もう一人の幼なじみのドンが、刑務所を脱走し たというのだ。人の心を絵に描き出し、その人を癒してしまう不思議な力を持つドン。誰よりも純粋な心を持つドンに、大切なエミを取られてしまうのではない か・・・。そんな不安と暗い思い出を抱える鉄矢、そして二人の間で心が揺らぐエミの前に、ドンが7年ぶりに現れる。



同じ月を見ている [DVD]
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空気を読むな、本を読め

404 Blog Not Found:#空気本_ - 小飼弾が選ぶ最強の100冊+1

最近は書評家の小飼さんでありますが。確かに本を読むことは大切だと思います。
おいらだったら、空気読む前に本を読め、とか、空気読むなら本を読め、かな。(笑)

最近はIT業界の「知の巨人」と言われる弾さんですが、お勧めの100冊を佐高信さん、斎藤美奈子さん、元祖知の巨人と言われる立花隆さんはどう書評するのかな。

何冊かはおいらも読んだ本がリストされてますね。
生物と無生物のあいだ
疑似科学入門
銃・病原菌・鉄(途中挫折)
唯脳論

生物と無生物のあいだ、これは評価が分かれる作品ですね。

生物多様性維持の難しさ

ブルーギル、陛下に贈られた15匹の子孫証明(読売新聞) - goo ニュース

陛下が過去に言及されたことも書かれているが、よかれと想いしたことが残念な結果を招く。
ブラックバスも同じ様な経緯だが、大きく異なるのは、釣り業界や一部の釣り人が欲望だけのためにブラックバスをばら撒いたことだろう。
「欲望」と環境の関係は油と水なのかもしれない。
河口湖などは地元の欲望の好き放題にされてしまった良い例だろう。世界遺産にも反対するのもあたりまえなのである。

以下記事
国内で繁殖している外来魚「ブルーギル」は、天皇陛下が皇太子時代の1960年に、米シカゴ市長から贈られた15匹の子孫であることが、三重大学生物資源学部の河村功一准教授(水圏資源生物学)らによるミトコンドリアDNAの分析で判明した。

 2年前、大津市の琵琶湖畔で開かれた「第27回全国豊かな海づくり大会」で、陛下ご自身が米国から持ち帰ったことに言及され話題になったが、科学的にもその事実が裏付けられた。

 ブルーギルは体長10〜20センチの北米原産の淡水魚。主に肉食で、繁殖力が強い。河村准教授らは、生態系を脅かすブルーギル駆除のため、遺伝子の特徴を調べるよう水産庁から依頼を受け、全都道府県の56地点で計1398匹、原産地・米国の13地点で計319匹を採取し、ミトコンドリアDNAの塩基配列を解析した。

 その結果、国内で採取したすべてのブルーギルの塩基配列が、1960年に陛下に贈られたブルーギルの捕獲地・アイオワ州グッテンベルグの1地点で採取したものと、完全に一致した。

 ブルーギルは陛下の帰国と同便で持ち帰られ、食料増産を図る目的で、水産庁淡水区水産研究所が繁殖を試みた。その後、滋賀県と大阪府の試験場に数千匹が分け与えられたほか、本州や四国、九州の湖に放流されたが、食用としては定着せず、繁殖しながら分布域を広げていった。河村准教授によると、現在、全国での生息数は数億匹に上るとみられる。

 大繁殖の結果、琵琶湖ではニゴロブナなどの漁獲量が激減したという。

 陛下は2007年11月の「海づくり大会」式典で、ブルーギルの繁殖が問題となっていることに触れ、「心を痛めています」と述べられた。

 同年12月の記者会見では、釣った魚を放す「キャッチ・アンド・リリース」で繁殖したとの認識を示すとともに、「食材として利用することにより繁殖を抑え、日本で生活してきた魚が安全に育つ環境が整えられるように」との願いを語られた。

 河村准教授は「当時は、食料難を解決するため、国の政策として養殖を目指した経緯があり、繁殖はやむを得ない面がある。15匹から大繁殖した教訓を生かし、生態系を脅かす外来種が入らないよう徹底しなければならない」と話している。

Brave Heart DVD 1995年公開

Brave Heart DVD 1995年公開
長男コレクションより

13世紀後半のスコットランド独立を描いている。実在の人物、ウイリアムヲレンスを主役にして「自由」のために戦う農民らと、スコットランドの貴族との関係も描写している。ただ史実には基づかないところも多いようだ。勇敢なる魂とでもタイトルは訳すのだろうか。
ウィキペディアより
13世紀末のスコットランド、残虐で冷酷なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を殺害されるも難を逃れたウィリアム・ウォレス。成人して彼は故郷に戻り、そこで幼なじみのミューロンと恋に落ち、結婚する。しかし彼女はイングランド兵の手によって殺害され、ついに彼は復讐を決意、圧政に苦しむスコットランドの民衆の支持もあり、彼の抵抗運動は熱を帯びていくのだが…。


ブレイブハート [DVD]
ブレイブハート [DVD]
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ただ、君を愛してる DVD 原作 市川拓司 「恋愛寫眞 もうひとつの物語」

ただ、君を愛してる DVD 原作 市川拓司 「恋愛寫眞 もうひとつの物語」

原作は読んでいないのかもしれない。ストーリはアマゾン等の説明に譲るとして、市川ワールドが上手に描かれている。大学生から社会人へと変化していく人生の中での恋愛、友情そして夢。
キラキラと光り輝く道が目の前に広がる事が想定されている若者達、ただ、そこには必ず存在する不条理とも言える悲しい現実。それは事故であったり病気であったり。
青春という文脈の中には、想い出して赤面するような事もあれば、生涯忘れ得ない想い出として刷り込まれ、涙や笑いに変換されていく。
あの日、あの場所、あの瞬間を映像や画像に収めておきたかったと思う人も多いのではないか。そう、誰もが所有しているであろう天国の森が。


ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]
ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]
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象の背中 DVD 秋元康原作

象の背中 DVD 秋元康原作

原作は少し生臭かった。男の我儘を正当化するような感じもあった。もちろんそこに男の弱さと狡さがあるだが。
働き盛りで死を宣告された人間の生き様を秋元さんの感性で描いた作品である。
夫婦とは、家庭とは、会社とは、そして親族、友人、愛人。
非常に現在を意識した「死」であり生老病死の過程の一部を写している。
積極的治療を拒みペインコントロールだけでホスピスで家族とともに死を迎える。これも確かに「死」の瞬間であろう。原作が発表された頃、プロサーファーの池澤さんがご自身のガン死への道程を綴られた著作を発表された(その後映画化もされたはず)。僕にはその本が非常に印象に残った。
この映画も生に対する死を考えるには一助かもしれない。
原作を読んだ時の感想
2007年05月22日22:17
象の背中  秋元康 産経新聞社 2006
余命6ヶ月を宣告された48歳の男の物語。
男の狡さ、甘え、優しさ、優柔不断、責任感、弱さ、ありとあらゆる心の中の情動を言葉と言う記号で読者の心に送り込んでくる。
初めて読む方に先入観念を与えてしまうので、あえて、表現を書き留めないが(自分では付箋を何箇所か貼ってしまった)おそらくは誰もが何処かの場面を自分の経験として同調してしまうのではないだろうか。
延命措置も入院もしないと決めた主人公。家族、親族、そして不倫相手、初恋の人、高校時代に喧嘩別れしたままの友人、会社の同僚などが織り成すドラマは出 来すぎだと言われればそれまでかもしれない。有名レストラン、銘菓、高級旅館やホテルが散りばめられている。しかし、男は着実に死に向かっている。都会と 言う、死を極力隠そうとする世界の中で確実に死に行く人たちがいる。その人は街の中を歩いているだろうが、僕らは死を街中で見ることは殆どない。誰もが必 ず死ぬ、それも一人だけで。見取られようが見取られなかろうが一人なのである。死ぬために生まれてきたとも言われる我々が死に対してどう向き合うのか?  ひばりさんのために作った「川の流れのように」、秋元さんはそう言っているように思う。
あえて、批判的なことを書くとすれば、都会の死を詳細に書いている小説である。まさにそれは養老孟司さん的に言えば「脳化」した社会の中の死を一部分だけ 自然と言う文脈の中で「死」を描き出しているのではないだろうか。もちろん秋元さんはそれを承知で筆を進めているのであるが。死という出来事は実は「生」 と言う一瞬の出来事を輝かすための教科書である事を教えさせてくれる本であると思う。
通勤電車の中では読まない方がベターです。特に最後の方は。。。
そう言う私もさすがに、最後は家で一人で読みました。主人公と同じ歳ですから。





象の背中 スタンダード・エディション [DVD]
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相対的貧困率ね〜

国民の7人に1人が貧困状態 厚労省、初の発表 - MSN産経ニュース
一日1ドル以下で生活している人々が沢山いる。1ドルの価値は各国で違うのであろう。されど、飢えて、予防可能な病気でバタバタと人が死んでいる国々もある。
日本人は何処までの幸福を求めるのだろうか。

消費という欲望だけに動かされている社会に未来は無い様に思うのはおいらの様な馬鹿だけなのだろうか。

真っ赤なウソ 養老孟司 大正大学出版会 2004

真っ赤なウソ 養老孟司 大正大学出版会 2004

2004年2月の大正大学浜松町サテライト教室で行われた養老さんの連続セミナーを編集したもの。一部Q&Aが入っている。
基本的にはいつもの養老さんの思想であるが、特に宗教に関しての言質が多く、キリスト教と仏教に関する考察が面白いし、また死の問題に於ける医療と宗教の関係もなるほどと思わせる。
1章 私と宗教の関係
2章 科学の結論がお経だった
3章 「全知全能」と「やぶの中」
4章 マスメディアが言葉を軽くした
5章 真っ赤なウソ
6章 死ぬことと、本気で生きること
7章 人間の欲望には限りがない
備忘録 
西洋科学は、キリスト教社会という、ある意味の原理主義という毒に対する解毒剤だ。社会全体として見れば、西洋の自然科学と技術はキリスト教に対する解毒剤で、両方は対になっているというふうに考えられます。
「霊魂の不滅」か「諸行無常」か、どちらの前提を採るかによって、やることが違ってきてしまいます。中略 いつの間にか日本も、言ってみれば一神教型に変わってきています。和魂洋才と言い続けてきたのに、いつも間にか一神教化している。つまりキリスト教化しているんです。しかもやっている本人が気が付いていないで、何でこんなになったんだって、ぶつぶつ文句を言ってるわけです。
ジャーナリズムの報道はすべてのニュースを起こったことの連続として書いたり報道したりという癖がありますから、それにだまされるんです。私は、歴史というのは起こらなかったことの連続として、書かれるべきだと思っています。
民主主義の怖さというのは実はそこにあるんです。今の日本の人に聞いたら、自分は権力者だとは夢にも思っていない、という人がほとんど全員でしょう。実は、今の世界で一番怖いのは庶民なんです。
人間が一番嫌いなのは、自分が「当たり前だ」と思っていることを「それはいけないことだ」と言われることです。そういう風に思いこんでいる人に、「それは違いますよ」と言わなければいけないのが本来の宗教の役目です。


真っ赤なウソ
真っ赤なウソ
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下筌ダム闘争映像

平野虎丸さんのブログから知りました。
当時のニュース動画です。

誰のためのダムなのか。

大島渚さんが撮影した映画に関しては、以前mixiで得た情報をペーストしておきます。
はじめまして。
河川再生の一手段のダムの撤去を勉強しておりますものです。
水利権更新プロセスや、河川再生の現場の声を拾いたくて登録しておりました、日本の川づくり向上委員会のコミュより来ました。

焚き火おやじ様が、自己紹介の欄に大島渚さん監督のノンフィクション劇場
番組「反骨の砦」の情報をとの事でした。
私も「砦に拠る」を読んでからぜひ映像でも
みたいなと思っていましたので、先日調べたところ、
茨城県の龍ヶ崎市立中央図書館にて
当時、作成した番組プロデューサーであった牛山純一さんの遺言による
作品寄贈ライブラリの中にあり、貸し出しは不可ですが図書館にて
閲覧可能との事です。

すでにご存知かも知れないとは思いましたが・・・せっかっく調べた情報ですのでシェアしたいと思い、いきなりとなりましたがメッセージにて
ご連絡させていただきました。

映像をDVDやVHSにてお持ちである方の情報でしたら、
郵送含めコピーなども可能なのですが・・・遠いですね。
作成年と、当時のノンフィクション劇場の打ち切り経緯を耳にしているだけに閲覧可能である場所があるということだけでも大きな喜びでした。

取り急ぎ図書館のHPアドレスを送ります。
http://tosyo.city.ryugasaki.ibaraki.jp/annani.htm
蔵書検索でも確認できました。
http://tosyo.city.ryugasaki.ibaraki.jp/iliswing/we/opac/itiranview.jsp?num=0&sysno=128224&sryskb=3&all_kensu=1&filename=115836&now_page=0&max_kensu=10&index=0

氷結の森 熊谷達也 集英社 2007

氷結の森 熊谷達也 集英社 2007

熊谷氏(1958− )の作品はだいぶ読んだ。邂逅の森が良かったからだ。多くの作品に動物や自然と生きる人々が登場する。しかし、その後、ちょっと期待外れの作品が続いたこともあって彼の作品から遠ざかっていた。そして久々に買い置いてあったこの熊谷作品を読んでみた。
今回の作品は日本を離れシベリア、サハリン、ソ連が舞台となる。どこか黒沢明監督のデルスウザーラを想い出させる様な漁師が登場したりする。おそらく参考文献として挙げられている多くの書を読み込んで書かれたからだろう。
フィクションでありながらリアリティーを持って読み進んでしまう。
1人の男、それを取り巻く人々、そこには他者との関係性無しには生きられない人間のサガが見える。


氷結の森
氷結の森
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アーバン・アウトドア・ライフ 芦沢一洋 講談社現代新書 1984

アーバン・アウトドア・ライフ 芦沢一洋 講談社現代新書 1984

芦澤一洋(1938−1996)さんの都会でのアウトドアの楽しみを紹介している。アウトドアーブームの火付け役の1人でもあろう芦澤さんの生き方がキラキラと輝いている。
芦澤さんの主張は、都会でも自然を見つけて楽しむことだろう。そして自然と共生スタイルが80年代には必要だとすでに指摘している。
僕達は原っぱを失ったことにより、自分と同じ時間に生きる、小さな生きものたちについて、何もしらないまま暮らすことになる。やがて季節の移ろいにも無関心になり、生と死について無感動になる。P40
早稲田の美術史の主任教授で釣り好きな坂崎坦先生の逝去の際の袱紗「一竿無心」。芦澤さんは「水魚相愛」と並べてこの言葉を書くことがあったそうだ。
芦澤さんの一冊の本はソロー「ウォールデンー森の生活」(もし漂流した島から戻れないとしたらだそうだ)、読書ほど素敵な野外活動はないという(芝生の上の図書館)
最後に芦澤さんが言う「僕は自然が好き、田舎が好き、だから都会に住む。都会に住んでいたるところの自然を見に、理想郷を求めに出かけていきたいと願っている」と。
そして芦澤さんの原体験である山梨県鰍沢町で刷り込まれた多くの自然が、芦澤さんの血となり肉になっていることがこの本に書かれているのである。
長生きして欲しかった1人の文学者であり、ナチュラリストであり、フライフィッシャーである。


アーバン・アウトドア・ライフ (講談社現代新書 (736))
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渓流讃歌  湯川豊 他 地球丸 2009

渓流讃歌  湯川豊 他 地球丸 2009
副題:フライロッドを持って旅に出たくなる14の物語

14人のフライフィッシャーによるエッセイ集。1938年生まれの湯川氏から1960年生まれの樋口明雄氏、1961年生まれの須山氏と比較的中年以降の方が執筆者である。
それ故か落ち着いた文章が綴られているようにも思える。雑誌フライロッダーに掲載されたモノがメインに収められている。個人的には佐藤盛史氏の「風狂」が良かった。つり人として釣りを取り巻く不安材料を利他的に行動することが、これからの自分の人生だと吐露している。
芦澤一洋氏が存命なら何を書かれるのかと夢想してみた本書でもある。


渓流讃歌―フライロッドを持って旅に出たくなる14の物語 (FlyRodders選書)
渓流讃歌―フライロッドを持って旅に出たくなる14の物語 (FlyRodders選書)
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民意の誘導、責任の所在

「森林環境税」賛成が86% - 山梨日日新聞 みるじゃん

上手に洗脳するもんだ。
なんで森が荒廃したのか?木材価格が下がったからしょうがない?
行政の無策と無能力を棚に上げて庶民から税金として金を集める。
5億位の金は無用な公務員を辞めさせればすぐに出来るのにね。
民主党の皆さんももう少し勉強した方が良いな。
水害が起こるのは、無策に針葉樹を植えたり、挿し木植林が原因な事は
四手井先生のこれまでの研究で明らかでしょう。そして山梨の水害の多くは製糸業における無計画な森林伐採であることは博物館の展示からも明白じゃね?
新しい税金を導入する前に、正しい情報と無駄な支出を削るべきなのである。

下記記事引用
森林保全の財源として県が導入を検討している「森林環境税」(仮称)について、県民の86%が導入に賛成していることが15日、県の調査で分かった。森林保全の重要性が高まる一方、一般家庭の負担増を伴うことなどから、「使途や金額によっては賛成」との「条件付き」が目立った。県などは「森林機能の大切さが県民に認識されている」ととらえ、新税導入の議論に反映させる考えだ。
 調査結果は同日、甲府市内で開いた「環境と森づくりを考える税制懇話会」で、県が示した。県森林環境総務課によると、調査は無作為に選んだ20歳以上の県民2千人を対象に実施し、回答率は53・4%(1067人)だった。
 森林環境税の導入に対する賛否は、「賛成」が176人(16・5%)、「使い道や金額によっては賛成」が741人(69・4%)で、合わせて9割弱が前向きな考えを示した。「反対」は129人(12・1%)だった。
 複数回答で聞いた求める税の使途は「荒廃した森林や里山を整備する」の68・1%が最多で、次いで「森林整備の担い手育成」61・1%。
 「反対」と答えた人の理由は「景気が悪く、新たな負担を求める時期ではない」が24人(18・6%)で最多だった。
 新税として協力できる費用負担額については、500円が41・2%、千円が26・9%だった。負担額500円は既に導入している他県でも30県中20県が設定している。
 同懇話会座長の日高昭夫山梨学院大大学院教授は、調査結果について「森林が荒廃することで、洪水を引き起こすことや二酸化炭素(CO2)の吸収が進まないなど、生活に悪影響が出ることを県民が理解していることの表れ」と分析。結果を同懇話会が県に提出する報告書などに反映させる見通し。
 一方、懇話会では、新税で想定される荒廃森林の再生事業に、年間最大で約5億円が必要との試算も示された。

橋下知事 正しい

橋下知事、政府概算要求を批判「赤字国債ダメ、国家公務員の給与カットを」  - MSN産経ニュース
公務員給与カットは当たり前だと思う。特に年長者の給与カットと退職金積立金等の削減が必要である。
若い連中と同じ仕事をしていて、その数倍以上の生涯賃金になることが国家の存続に繋がるとは到底思えない。
多くの若者が日本を捨てる事が目に見えている。
JAL再建の決め手も退職者の莫大な年金にあると聞く。

さらに誤解を恐れずに書くならば、無駄な延命治療による高額医療費を削減するべきだろう。少なくとも俺はスパゲッティ症候群(管だらけで生きながらえる処置)にはなりたくないし、無用に思える薬など飲みたくない。
生きる尊厳とは何か、日本人は戦後忘れてしまったのだろう。
養老先生が書くように、ある種日本人の魂が一神教化している過程なのかもしれないな。
Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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