おやじのぼやき

日々おやじが思う事。。。。。

2008年06月

アフリカ料理 神楽坂 トライブス

火曜日の夜 ガーナ絡みの人と宴会

なかなか落ち着いた雰囲気で良い


ガーナ産のクラブビールを飲み、適当に料理を頂いてワイワイと。

先日横浜であったアフリカンフェスタの折に偶然にガーナで一緒に働いた知人に会い、名刺交換などしておいた。

違う分野の方々が色々な角度からの視点で物事を観察しているという多様性と多元性の文脈が気持ちよい。

世界の車窓からの現地コーディネイトをされた方もいて興味深い話やら、怖い話やらが飛び混じった夜であった。

さらには隣の席に同郷の美人が居た事にさらに感激(笑)

それにしても神楽坂と言う街は粋である。

信号機の壊れた「格差社会」 佐高信、雨宮処凛 岩波ブックレット 2008・4

図書館本

読んでいて寒気がしてきます。
明らかに破滅に向かっているだろう日本の労働環境があります。
相対貧困率はアメリカ1位、日本がほぼ同率で2位。
経済格差が生む貧困、働きたくても働けなくするシステム。正規社員での名ばかり管理職、そして過労死を生む日本的労働環境。
派遣という名の奴隷労働的システムと自己責任という洗脳。
ワーキングプア、ネットカフェ難民などと言う言葉では言い表せないほどの悲惨な状況が確実に蔓延し社会に浸透している。
遊んで暮らしたいとは思っていない若者が仕事に就けない、そして経済の単なる交換可能は部品としてアルバイトや派遣社員となっている現状が、間違いなく貧困国家アメリカを目指した日本の真実の姿であろう。
そして、戦争という仕事を欲望する若者がアメリカで増えた様に、日本もその道をナショナリズムと言う言葉で片付けられていくのだろうか。




信号機の壊れた「格差社会」 (岩波ブックレット NO. 722)

小飼弾のアルファギークに逢ってきた 技術評論社 2008・5

図書館本

弾さんは1969年生まれ。なんと15歳で大検を取っている。
ライブドア問題の時には、かなりメディアに露出していてガンガンと発言していた事を記憶している。
プログラマと言う職種に関して自分は何も知らないいし、「コードを書く」って何?って人種なのだけれど、技術者としての彼の態度は全うだと感じた本である。
それは、技術者だから技術だけ先んじていれば良いと言う態度ではな無いところである。その辺の知的バックグラウンドは弾さん自身のブログの読書量と書評にも現れている。
本書は卓越したIT技術者(コード書きの人々で良いのかな)との対談をメインに構成されている。脚注も多いのだが、それでも、IT素人の自分には理解が出来ない部分が殆ど。
逆に「はてな」の近藤さん夫妻と小飼夫妻の対談なんかは「生き方」と言う文脈で非常に面白い。
次回は是非ともITが未来をどの様に作るのか、ITは地球を幸せに変えうるのか等を小飼哲学で論じて欲しい。

小飼弾のアルファギークに逢ってきた [WEB+DB PRESS plus] (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)

蝶の恋愛?

庭での光景

のどかで、ぼんやりと。

やっぱり動物行動学が好きだな。蝶

ジンライム うめ〜〜

大船商店街には安価で良いモノを売る店が多い。
ある意味、下町的情緒を残しているわけ。
さすがに鮮魚は高いので買えないのであるが、野菜、果物系は見栄えは悪いが品質は良い的な商品があるようである。

今日はメキシコ産(買った後で知ったのだが)のライムが1個100円で売っていたので思わず購入。

とうぜん、ジンライム用である。

昔、昔、確かナイロビである、フレッシュライムのジンライムが飲みたいと言いたいのだが、英語で何と言うのかわからない。

手でギュット絞るジェスチャーをしたろこと、「スクイズ」と言う言葉が返ってきた。それ以来、絶対忘れない英語になった。おそらく英語圏では子供でも知っている単語。
今は長崎にいる○ちゃんと一緒にケニアに行った時の記憶である。
記憶力最低のおいらでも覚えている懐かしい言葉である。

そんな、ライムを自らスクイズしてタンカレーのジンを久々に飲んだ。

旨い。
焚き火の後でもあるし。

100円プラスαの日曜日の宵である。

新江ノ島水族館

家から道が渋滞していなければ15分位だろうか。
週末なので40分程かかってしまった。
以前の水族館に娘を連れて行った後にリニューアルした。
ヤフオクで今月末までのチケットを半額以下で手に入れられたので、リニューアル後はじめての訪問。
大きな水槽での展示は圧巻である。旭山動物園の様でもあります。
もの凄い混雑(展示が見れない程ではない)なので、やはり平日にのんびり行きたいと思いました。
江ノ島の海岸は多くのサーファーが波待ちでした。
江ノ島江ノ島2江ノ島3

本は10冊同時に読め! 成毛眞 三笠書房 2008・2

図書館本

自分自身も複数冊同時読書はしているので、同意する部分が無いわけではありませんが。。。成毛さんは読書メモはとらないそうです。

若者向けの読書啓発本でしょうか?
対象が若者のせいか、かなり攻撃的である。ご自身か超読書家であると宣言し、35歳で日本マイクロソフトの社長になった事が誇らしげである。
こんな文章がある。
人間の品格や賢さに地位や年収は関係ないのだと、つくづく思う。話せばすぐにわかるが、人は中身までごまかせないのだ。どんなに偉い人でも、本を読まない人間を尊敬する必要はない。人によく似た生き物、サルに近いんじゃないかと思えばいいだろう。p57

使えば簡単になくなってしまうお金と違って、読書で得られる知識や教養や哲学は生きているかぎりなくなることはない。むしろ、使えば使うほど増えるのだ。お金に縛られ、追われる人生を送るのか、知識という一生モノの財産を使って、残高など気にしないでいられるほど稼げる人間になるのか。お金とは、使い方次第で生き金にも死に金にも変るのである。p67

「本は捨てない、借りない、貸さない」p164

どうしてもお金儲けのための読書だったように思ってしまう小市民である。そして読書人としての品を感じないのもまた小市民的感情なのであろう。食うために生きるのでなく「生きるために食う」的な哲学は感じないのである。

時としてサルの方が人間より賢い事も承知の事実である。

本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)

北方領土問題を解く

asahi.com:「アイヌの人々、先住民族との認識」官房長官、決議受け - 政治
実に当たり前だと思う決議でありますが、実は北方領土問題解決の鍵にもなるのでしょう。佐藤優さんの最近の著作では、この辺の事にも触れています。日ソ間の過去の条約を基に議論するより、ある意味「民族」と「国家」と言う文脈が非常に領土問題に重要なのでしょう。それをロシアは現在の国家の枠組みで痛いほど理解していると思うのです。
 宮本常一ですら、著作の中で北海道を訪れた時の文章に「土人」という言葉を使っていました。民族と民俗の問題は間違うと差別を生み出すのでしょう。アイヌの教えにあった様に記憶しています。
人間は自然からの利息(元は違う表現でしょうが)で生かされている、だから元本に手をつけてはいけない、子孫のためにも。

外来魚駆除釣り大会in淀川2008

d3d2747d.jpg外来魚駆除釣り大会in淀川20082008-05-11結果
木村英造さんが主催する淀川水系外来魚対策基金から今年も淀川での外来魚駆除に支援が行われた。自分もほんのわずかばかりであるが毎年応援させていただいている。本来であれば現場に参加すれば良いのだが、その交通費を考えれば、寄付をした方が有効なアプローチだと考えた。今年も沢山の外来魚が駆除出来たが、在来魚のイタセンパラは確認されていない。釣りの対象にならない川の生き物がどんどん絶滅していく現実をいつまで見続ければ良いのだろうか。
地道な活動が良い結果を生んでもらいたいと切に願う。
継続は力なり


画像は送られてきた報告書の表紙

リセット 垣谷美雨 双葉社 2008・2

図書館本

作者はおいらと同じ歳の1959年生まれ。
主人公の女子3人、知子、薫、晴美 彼女達も47歳。
日常の生活に不満を抱える元同級生、ひょうんな事から30年前の自分にタイムスリップ。そして47歳までの記憶を残しながら、高校生からまた人生をスタートして十数年。またタイムスリップのチャンスが来る。
そこで彼女達が選んだ選択は元の47歳へのリセット。
しかし、何かが違う、そして夢を描いて生きて行く。
人生の一回性の中で、誰もが若かりし頃にタイムトラベルしたいと思うだろう。そんな夢を心の中に描いていることが、実は穏やかな人生を過ごすための処方箋なのかもしれない。
中年以降の男性も読まれるとよろしいかと。
かなり的確で、ある種辛辣な男性観察による社会におけるダメオヤジがこれでもかと言うほど出てきます。(笑)
あなたは人生をある時期に戻ってやり直したいですか?
それともやり直したくはないですか?

リセット

言語道断 ついでに地方も調べてみてくださいよ

asahi.com:深夜タクシーから現金受け取った職員も 財務省383人 - 社会
霞ヶ関だけのはずがないと思いますが!
タクシー券、食料費当たり前の地方もありますから。
公務員の罷免権は国民にあるって習いましたよね中学で。
若手の公務員の皆さん、どんどん告発してください。
残業しないで残業代貰っている奴とか、出勤してないのに出勤した事になっている奴がいたりね。
若手の人は退職金も予定通り貰えないかもしれないし、年金なんて夢だと思いますよ。

グローバリゼーションのための空港?

「一番近い空港」 大きい経済効果 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この記事を読んでいて、山梨県民の方は頭を何回も縦に振るのだろうか?基地周辺住民の方の騒音問題を知っているのだろうか?
そしてもっとも気になるこの一文。
横内知事は昨年5月、「空港のない県がグローバリゼーションに対応するには、空へのアクセス改善が必要」として、防衛省に対し県単独で軍民共用化の促進を要望した。
マジでこんなこと考えているのだろうか?
アクセスの時間が1時間早くなると県民は幸せになれるのか?
経済という文脈しか見ていない社会になってしまったんですね。

どうして、空港の無い県というアプローチが出来ないのだろう。それが不思議である。
リニアも同じだね。東京ー名古屋を40分で結んで喜ぶのは誰なのかを考えてないんでしょうね。
寿命が延びたんだから、旅行もノンビリゆっくりすればよいのにね。
ますます嫌な社会になりそうな予感。ゆとりのない社会は崩壊しませんかね。

メタボ

水曜日は年に一度の半日ドックでした。
毎年受けているのですが、今年から腹回りをメジャーで測られました。
心電図担当の若いオネーサンが担当だったのですが
恥ずかしいやら申し訳ないやら(笑)
「貧困大国アメリカ」を読み始めたのですが、下流は太る的な状況が我が身にも。。。。
おいらの場合はおそらく発泡酒でしょうが。。。。

2日間の禁酒で検査したので、脂肪肝以外はクリアーしたいと思うのですが、どうなることやら。。。。

脳科学とクオリア そして心脳問題

月刊テーミスWEBサイト いまやオカルト研究者?!
脳科学者・茂木健一郎へ噴出した「批判」
江原啓之を持ち上げ恐山で口寄せして貰う売れっ子学者への疑問を投じたが
茂木さんの初期著作群には多くの得るところがあったのだが、最近の著作に関してはハテナマーク?が付いてしまう。マルチタレントをお持ちの事は理解出来るが、本が売れればそれで「よし」的な態度はいかがなものかと思う。
脳と言う混沌としたブラックボックスを全てのモノに絡み付かせる手法は極めて恣意的にも思えてならない。

しあわせはいつも 相田みつを 文化出版局 (1995/03)

一応このシリーズは全部持っているのですが本当に心が癒されます。
もちろん東京の相田みつを美術館には敵いませんが、美術館に行けなくても、相田さんの書をノンビリと自分のお気に入りの場所で眺める事が出来るのですから。
自分の心の天気によって、本棚からお気に入りの巻を引き出して広げてみる幸せ。
相田さんの詩と筆が勇気や希望を与えてくれます。そして疲れて居る時には心を存分に癒してくれます。
いつも読み終わったら(見終わったら)有難うとつぶやいてしまう本であります。

しあわせはいつも

途上国は江戸時代?

asahi.com:肥だめ絶賛、循環型社会ヒントは江戸時代 環境白書 - 社会
日本人は何様?と思ってしまいます。自らが出来ない循環型社会、持続発展と言うまやかしを経済大国と言うだけで途上国に押し付けるのだろうか。本質の一部として、養老さんが指摘している。原油の無秩序使用化が日本の社会秩序を持続維持しているだけだと。
まずは日本が自らの過去の美点を学び実践することだろう。

下記引用
「ただし、現代の日本でそのまま実践できる取り組みは少ない。環境省は「発展段階の違う途上国でも循環型社会をつくれるということをアピールしていきたい」とする。」

オンライン試写会 西の魔女が死んだ 

12000名が無料で見られるとの事です。
私?昨晩見ました。
http://streaming.yahoo.co.jp/lot/movie/nishimajo/lot.html

梨木ワールドを上手く映像にしていると思います。
生きる哲学は見事に表現されているように感じます。
ぜったい原作を読まれてからの方が良いかと。
特に小中高生くらいは見てみてはいかがでしょうか?

ツリガネニンジン、きゅうり草なんていう花を覚えてしまいました。

西の魔女が住む家においらは住みたいのである。
暖炉があったり、薪ストーブのオーブンがあったりする。
そしてテレビなんかはないのです。
バラの花の下にニンニクを植えるんですよ。虫がつかないようにね。

西の魔女が死んだ


原作を読んだ時の感想メモ

現在山梨県の清里で映画化のための撮影が行われているとの記事を見て読んでみた。
凄く身近な出来事(不登校、里山、老人、家族)なのだけれど、凄いです。
児童文学などという枠の作品ではないと思います。
池田晶子さんの「14歳からの哲学」が全部織り込まれているようです。それも非常に分かりやすく。そして心と身体性の問題である心脳問題までも。。
生きる事、死とは何か。
主人公の「まい」とイギリス人なのだが、より日本人らしいおばあちゃんとの心の交流と自然の中での生活を通して人間全てが良い魔女であるべきただと語りかけているのだと思う。

通勤電車の中では読まない事をお勧めする。

ウェブ時代 5つの定理  梅田望夫 文藝春秋 2008・3

図書館本

シリコンバレーで活躍する成功者あるいはIT長者の言葉を基に日本の若者に向けて?発信されたメッセージと解釈してよいかな。
梅田氏の何冊かの著作に触れて思うのは、彼の思考の深層には日本社会の閉塞したビジネス技法を打ち破りたいという考えがあるように思う。ある意味においてまったく同意するのだが、では果たしてシリコンバレー的な戦略が本当に世界を変えて、より多くの人々を幸福にするのか?と言う問いの答えにはなっていないと思う。
シリコンバレーと言うローカルの思想が果たしてグローバルに認知されるのか?どうしても二者択一的な単純な発想と思考による成功物語の羅列に終始しているように思ってします。
すなわち、失敗を恐れず好きな事を思う存分やる、ベンチャーキャピタルが投資する、そして一部の人は巨万の富を得て次は自らがベンチャーキャピタルとして投資する。
この背景にあるのは技術は必ず人々を幸せにするという思考なのだろう。
本書に表れる多くの方の言葉の中に残念ながら哲学は見えないのである。
ビルゲイツ(本書では登場しない?)が個人財産を感染症対策や教育問題につぎ込んでいる(投資ではない)、そんな生き方をシリコンバレー住民は身体性を持って行動されることを期待している。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!

山紫陽花

dd23f69b.JPG昨年ヤフオクで購入した山紫陽花を地面から鉢に移してみた。

剣の舞い、と言う種類だそうだ。

可憐である。

ニッポン・サバイバル 姜尚中 集英社新書 2007・2

図書館本

姜さんの本を始めてちゃんと読んだ。
かなり平易な文章ですらすら読めるように書かれていると思う。
お金、自由、仕事、友人関係、メディア、知性、反日、紛争、平和そして幸せをテーマにした10章からなる。
姜さんの生きて来た道を自ら辿りながら、今の日本人、いやヒトとして求められていることを冷静に考えるヒントを与えてくれている。
備忘録的メモ
筑紫哲也さんの本から I am a part of all that I have met. 「自分はこれまで出会ってきたもの全ての(一)部分」p68
なぜ勉強する動機がないのかといえば、結局、今の若い人たちは、身体的な記憶が乏しいからではないかと思います。中略 勉強するということは、考えることですから、非常に抽象的な作業です。ところが、この抽象性を伴う作業は、実はリアルな体験に裏付けらていないと、とてももろいものになってしまうのです。 p126


ニッポン・サバイバル―不確かな時代を生き抜く10のヒント (集英社新書 379B)

紫陽花の挿し木

94eb1c6c.JPGガキの頃、お袋が挿し木をしているのを見ていた記憶がある。

山紫陽花と紫陽花の枝を鹿沼土と挿し木用土に挿してみた。

寄り掛かり民主主義あるいは日本的社会主義

asahi.com:接骨院・整骨院、保険対象外も請求? ケガ数など不自然 - 社会
この件は勝谷さんが、「偽装国家II」の中で触れていたと思う。利権談合共産主義(勝谷さん造語)は着々と市民のレベルに浸透してきているのだろう。
きつい農漁村の作業で腰が曲がった爺婆のマッサージ代くらいは税金で良いのだ。都市部で年金が少ないだの医療制度が劣悪などとクレーマーと化している爺婆にはおいらは興味がないのである。

ICタグは動物のため?

強行遠足:生徒にICタグ 「過保護」指摘も 甲府一高 - 毎日jp(毎日新聞)
記者の感覚がよく理解出来ませんね。事故というある種避けられない事態を想定して学校と生徒そして保護者が納得しているのならば良いのです。曖昧な表現で「学校内部から」とか書く品位が理解出来ません。議論はオープンであるべきです。
ちなみに尾木直樹・法政大教授と言うのは実際に行事を見た事があるのでしょうか?OBかと思ったらまったく違う様ですね。また、同校関係者って誰?名乗ってみたらいかがでしょうか?
ICタグが一行事だけの安全対策だと考えるが、それが高校生の管理に繋がるという文脈がまったく理解出来ないのである。まあ、この学校関係者ってのがメディアに流したんだろうけど。
生徒がICタグに疑問を感じるならガンガンと教職員と討論すれば良いだけです。アホな職員は昔も居ましたが、今も当然いるのでしょう。
快晴の日曜日の朝から、つまらんニュースを見てしまったぜ。

インテリジェンス人間論 佐藤優 新潮社 2007 12月

図書館本

新潮45の連載を中心にまとめられた人物論、評伝。
鈴木宗男さんと小渕恵三さんに関しては書下ろしである。
イエスキリスト、ラスプーチン、プーチン、金日成、蓑田胸喜、歴代総理大臣など、佐藤さんの古典情報から現在の国際情勢の知の集積がこれでもかという位書き連ねられている。そして佐藤さんの日本のあり方に対する熱い思いが滲み出しているように思う。それは次の様な語らいからわかる。
国策捜査に巻き込まれた経験を通じ、私は、日本の危機は、きわめて深刻であることを認識した。この危機は、政治や経済の技法では解決できない。なぜこのような危機が生じたのかを、少なくとも1945年の敗戦まで遡行し、その原因を探求した上で、過去の日本と世界の思想の中から、日本の生き残りに必要な内容を抽出していきたいと考えている。おそらく、それが所与の条件と適正を考えた上で、私が日本国家のためにもっとも貢献することのできる道と考えているからだ。p29
死を内包する戦争を意識するところから思想は生まれるのだ。裏返して言うならば、戦争を意識しないような思想は、偽物とはいえないとしても「思想の抜け殻」にすぎないのだと私は考えている。敗戦から62年を経て平均的日本人にとって戦争という形態で迫ってくる死は遠くなってしまた。宗教戦争や民族対立で命を奪われたりするということも日本人の皮膚感覚で理解しづらい。日本人は死を意識することが不得意になってしまったのだ。死を意識しなくなるということは死の対概念である生を意識しないことでもある。この辺に日本の現代思想がヤワになってしまった根本原因があると私は思っている。p258

また、佐藤さんはドミトリー・メドヴェージェフは大統領にはならないだろうと予測したが(p110)、その予測に反してメドヴェージェフがプーチンの後を継いだ(傀儡でありそうだが)。やはりいくらロシア通であっても現地から離れてしまって皮膚感覚が弱まってしまったのだろうか、残念である。

インテリジェンス人間論
Profile
鎌倉おやじ
趣味:イワナに遊んでもらう、菜園、読書、焚き火、ランタン

愛読人:内山節、池田晶子、養老孟司、山本素石、高桑信一、相田みつを、宮本常一、網野善彦、野田知佑、南木佳士、川上健一 佐藤優 内田樹(順不同)

夢:晴釣雨読で自給自足、在来魚保護 (最近釣りにはそれほど熱中してません、年のせいでしょうか)
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