朝日新聞に松本 仁一さんが書いていた。
近年、かなりの中国人がアフリカ進出している。特に南アフリカは多いようで
英語を話さなくても中国政府がパスポートをどんどん出しているようだとの事。
これは、おそらく中国の今後の戦略上特に重要な動きではないかと思う。
アフリカを何カ国か訪問あるいあ滞在した事があるが、かならず中華レストランは
存在し中国人オーナーがローカルスタッフを使って商売している。そして現地に
溶け込み長期間にわたり家族で暮らしている。
今後中国でもエネルギーの枯渇が問題となり、アフリカはレアメタルを始めてとする
資源の宝庫である。中国はODAでアフリカ援助も行っており、官民そろってアフリカに進出している。アジアにおける華僑の経済的優位性が今後アフリカ各国にも
及ぶのも時間も問題かもしれない。
すでに、ガーナでは安い中国製品が溢れていて、欧米や日本の製品は太刀打ちできない感じである。
多くのアフリカの国々で日本はナンバーワンがナンバー2のドネーションカントリーである(ODAの額)。外務省や政府はこの額が外交の力と考えているようだが
実際そうであろうか?
自然災害で苦しむ山古志やパキスタンの地震でこれから冬を迎えようとしている
被災民への対応を見ていると、ガーナに無償援助で作られていくアスファルト道路は
いったい誰のお金で誰のタメのものなのか?
素晴らしいODAのお金の使い方を国民に問いかけるべきであると思う。